52　身近な野菜果実の薬用効果
　
　　　　　　　　　　　　身近な野菜果実の薬用効果
　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　参考：廣川書店発行「薬用植物大事典」
　
アカザ（アカザ科）
　インド・中国原産　若葉は食用，葉は健胃・強壮剤・揉んで虫傷塗布
　
アケビ・ミツバアケビ（通草　アケビ科）
　果皮は食用，果肉は生食，乾燥蔓（木通ﾓｸﾂｳ）は利尿・鎮痛・通経
　
アズキ（小豆　マメ科）
　中国又は日本原産　種子は食用・利尿・緩下・脚気の浮腫
　
アブラナ・ナタネナ（アブラナ科）
　中国原産　葉・花茎は食用，種子（ﾅﾀﾈ油）は食用・燈用・機械油・軟膏製造原料・注
　射薬溶剤・石鹸原料・オリーブ油の代用
　
アロエ・キダチアロエ　（ユリ科）
　アフリカに分布　新鮮葉汁は胃腸病・便秘症に内用，火傷・創傷・すり傷に外用
　
アンズ（杏　バラ科）
　中国原産　果実は食用，種子（杏仁ｷｮｳﾆﾝ）は鎮咳薬（喘息･咳･呼吸困難･身体浮腫）
　
イチジク（無花果　クワ科）
　西部アジア原産　果実は食用，乾燥果実（無花果）は緩下剤，茎葉は痔疾塗布薬・疣
　ｲﾎﾞ取り・殺虫，茎葉煎汁は回虫駆除薬，乾燥葉は浴湯料（神経痛）
　
イチョウ（銀杏　イチョウ科）
　中国原産　種仁（銀杏ｷﾞﾝﾅﾝ・銀杏ｷﾞﾝｷｮｳ・白果ﾊｸｶ）は鎮咳・食用（種肉はアレルギ
　ー皮膚炎を起こす）
　
イネ（稲　イネ科）
　中国南部・インド・アフリカの原産と云われる　果実（果皮と胚を除いた部分＝白米
　）は食用・清酒原料，果皮と胚（米糠ｺﾒﾇｶ）は糠油
　
ウド（独活　ウコギ科）
　若茎は食用，乾燥根は解熱・強壮剤
　
ウメ（梅　バラ科）
　中国原産　果実は食用，燻製未熟果実（烏梅ｳﾊﾞｲ）は収斂性（解熱・鎮咳・去痰・鎮
　嘔・止瀉・駆虫薬），種子は杏仁(ｱﾝｽﾞ)と同じ
　
ウンシュウミカン（温州蜜柑　ミカン科）
　中国原産　果皮（陳皮ﾁﾝﾋﾟ）は芳香性健胃薬・止瀉薬・鎮咳・鎮嘔剤・シャックリ，
　果肉は食用
　
オオニンニク・ニンニク（大蒜　ユリ科）
　西部アジアらしい　陰乾鱗茎（大蒜ﾀﾞｲｻﾝ）は健胃・発汗・利尿・去痰・整腸・駆虫薬
　香辛料・伝染性胃腸炎・赤痢・チフス・動脈硬化症・高血圧症
　
カキ（柿　カキノキ科）
　中国原産　蔕ﾍﾀ（柿蔕ｼﾃｲ）はシャックリ止め・夜尿症，果実は食用，柿渋は凍傷塗布
　薬・渋紙用
　
カタクリ（ユリ科）
　地下茎は食用，地下茎（カタクリ澱粉の糊液）は緩和剤・下剤
　
カボチャ（南瓜　ウリ科）
　中米原産　果実は食用，種子（南瓜仁ﾅﾝｶﾞﾆﾝ）は食用・条虫駆除薬
　
カラシナ（アブラナ科）
　地中海沿岸原産と推定　葉茎は食用，種子（芥子ｶﾞｲｼ）は引赤薬・局所刺激薬・発泡
　薬・芥子泥（ﾘｭｳﾏﾁ･神経痛など局所疼痛用）・辛味料
　
キク（菊　キク科）
　中国原産　花は食用，乾燥頭状花（菊花・甘菊花）は菊茶・耳鳴り・瘡傷・腫痛
　
キクイモ（菊芋　キク科）
　北米原産　塊茎は食用（漬物）
　
キャベツ（アブラナ科）
　ヨーロッパ西南部の海岸　葉（キャベツ）は食用（必須アミノ酸ﾘｼﾞﾝを含む）
　
クサスギカズラ（アスパラガス　ユリ科）
　若茎は食用，貯蔵根（天門冬ﾃﾝﾓﾝﾄﾞｳ）は鎮咳・利尿・強壮薬
　
クリ（栗　ブナ科）
　乾燥葉（栗葉ﾘﾂﾖｳ）・樹皮は媒染剤，生葉煎汁は漆かぶれの洗浄薬，果実は食用
　
コショウ（胡椒　コショウ科）
　インド原産　果実（胡椒ｺｼｮｳ）は健胃・食欲亢進・料理用香辛料
　
コーヒーノキ（アカネ科）
　中部アフリカ原産　種子はコーヒー豆（カフェイン(強心･利尿･興奮剤)含有）
　
ゴボウ（牛蒡　キク科）
　果実（牛蒡子ｺﾞﾎﾞｳ）は利尿薬・化膿・虫毒･蛇毒の解毒，根は食用・利尿薬・発汗薬
　
ゴマ（胡麻　ゴマ科）
　インド・エジプト原産　種子は食用・食用油・強壮・粘滑・解毒
　
コムギ（小麦　イネ科）
　果実は食用
　
コンニャク（蒟蒻　サトイモ科）
　インドシナ原産　球茎（蒟蒻玉）は食用・糊料

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