26 蜻蛉一覧
 
               蜻蛉トンボ一覧
 
                      参考:世界文化社発行「生物大図鑑」
 
アオイトトンボ アオイトトンボ科
 体長40o,後翅長22o,♂は成熟すると金属緑色以外の部分が黒味を加え,白粉で覆
 われる,池沼,湿原など開けた止水に多い,連結して各種草本の組織中に産卵,成虫
 期は7〜10月,北海道〜九州に分布
アオサナエ サナエトンボ科
 体長55o,後翅長33o,地色は未熟なときは黄緑色で成熟すると鮮緑色,大きな川の
 中流域から下流域に発生,成虫期は4月下旬〜7月下旬,本州〜九州に分布する日本固
 有種
アオナガイトトンボ イトトンボ科
 体長38o,後翅長21o,細長のイトトンボで♂の地色は帯青色,緩流の水草に産卵,
 成虫期は5〜7月,与那国島田原川水源の清流のみ
アオハダトンボ カワトンボ科
 体長55o,後翅長37o,♂の体は金属緑色,翅は青緑色の反射が強く,前縁脈は金属
 緑色で縁紋を欠く,丘陵地や低山地の緩流に発生,成虫期は5月下旬〜7月上旬,本州
 〜九州に分布(西日本では局所的)
アオビタイトンボ トンボ科
 体長33o,後翅長27o,顔は黄白色で額は広く青藍色,翅胸シキョウ前面は光沢のある黒
 銅色で下方にハの字形の黄斑オウハンがある,平地の湿地や池沼などに発生するらしい,
 成虫期も不明,沖縄本島及び北大東島,南大東島に分布
アオモンイトトンボ イトトンボ科
 体長32o,後翅長18o,アジアイトトンボに似る,♂は第8腹節が青い,平地の池沼
 に発生,成虫期は4〜9月,本州(関東平野以西)の各地に分布
アオヤンマ ヤンマ科
 体長65〜70o,後翅長43〜48o,地色は鮮明な黄緑色乃至青緑色,ヨシの生えた池沼
 に発生,成虫期は5〜8月,北海道南部〜九州に分布
アカナガイトトンボ イトトンボ科
 体長44o,後翅長24o,細長の大型種で♂♀共に体の前半部は暗赤色,後半部は帯黒
 色で,肢アシが短い,緩流に発生,成虫期は3〜11月,沖縄本島,石垣島,西表島,与那
 国島に分布
アキアカネ トンボ科
 体長40o,後翅長30o,ナツアカネによく似る,下唇カシンの中片は黒色,胸側の第1黒
 条の先端は斜めに切断される,成熟すると♂♀共に赤化する,低地から山地の池沼に
 発生,成虫期は6月中旬〜12月上旬,北海道〜九州,対馬に分布
アジアアカトンボ
 西表島,与那国島で記録されている
アジアイトトンボ イトトンボ科
 体長29o,後翅長16o,♂の腹部背面第9節が青い,平地の止水に発生し,草原など
 にも飛来,成虫期は5〜10月,北海道南部〜南西諸島に分布
アマゴイルリトンボ モノサシトンボ科
 体長40o,後翅長24o,モノサシトンボに似る,♂の体色は藍色,頭部背面は広く黒
 色,翅胸シキョウの第2側縫線ソクホウセンに黒条がある,山地の池に発生,成虫期は7月下旬〜8
 月,山形・福島・新潟・長野県に見られる日本固有種
アマミサナエ サナエトンボ科
 体長58o,後翅長38o,ヤエヤマサナエに酷似,山間の清流の緩流に発生(稀),成
 虫期は5〜7月,奄美大島と沖縄本島の特産種(沖縄本島北部には亜種のオキナワサナ
 エが分布)
アメイロトンボ トンボ科
 体長45o,後翅長34o,地色は淡橙褐色で黒色の斑紋ハンモンを欠く,平地の挺水テイスイ植
 物の多い池沼に発生,成虫期は5〜10月で黄昏飛翔性が強い,南西諸島に分布(本州な
 どでも採集される)
イイジマルリボシヤンマ ヤンマ科
 体長65o,後翅長44o,ルリボシヤンマに酷似するが小型,♂は腹部第3〜7節背面の
 最後の紋が大きく半月状で尾部上付属器の末端は滑らかに終わる,湿原の池沼に発生,
 成虫期は7月中旬〜10月上旬,北海道東部に分布
イシガキヤンマ ヤンマ科
 体長70o,後翅長48〜53o,ミルンヤンマに酷似するが黒色味が強い,腹部第10節の
 背面は黒色で第1〜8節の後端に黄斑オウハンがある,森林に囲まれた山間の渓流に発生,
 成虫期は6〜10月で黄昏タソガレ飛翔する,石垣島,西表島の特産種
イリオモテミナミヤンマ オニヤンマ科
 体長80〜85o,後翅長55〜58o,ミナミヤンマ・オキナワミナミヤンマに似るが,翅
 胸前面のハの字形の黄色条は殆ど消失する,山間の渓流に発生するらしい,成虫期は6
 〜7月,西表島の特産種
ウスバキトンボ トンボ科
 体長45o,後翅長40o,体全体が淡褐色で小黒斑がある,水田やプールなどに発生,
 成虫期は南西諸島南部で3〜12月,関東平野で7〜10月,日本全土に現れる
ウチワヤンマ サナエトンボ科
 体長70o,後翅長45o,大型のサナエトンボ,♂♀とも腹部第8節に団扇状の突起を持
 ち,その基部に黄色紋がある,平地の池沼や湖に発生,成虫期は5〜9月で水面に突出
 した棒杭の先によく止まる,本州〜九州に分布
ウミアカトンボ トンボ科 体長42o,後翅長34o,平地の池に発生,成虫期は4〜11
 月,小笠原諸島,北大東島,南大東島,宮古島,池間島,石垣島に知られる
エゾアオイトトンボ アオイトトンボ科
 体長38o,後翅長23o,アオイトトンボに似る,縁紋の幅が広く,♂は成熟すると白
 粉に覆われる,湿原中の池沼や緩流に発生,成虫期は7〜8月,北海道北部・東部だけ
 に局所的に分布
エゾアカネ トンボ科
 体長30〜35o,後翅長25〜28o,胸の第1黒条は細くて途中で切れ,脛節ケイセツの外側に
 細い黄条がある,原野の湿地に発生,成虫期は7〜8月,北海道東部に分布
エゾイトトンボ イトトンボ科
 体長38o,後翅長23o,♂の眼後紋ガンコウモンは楕円形,腹部第2節の黒斑コクハンはスペー
 ド状,第3〜6節の基方に青色部を残す,湿原や池沼に発生,成虫期は5〜6月,北海道,
 本州北半部に分布
エゾカオジロトンボ トンボ科
 体長38〜44o,後翅長28〜32o,カオジロトンボに似るがやや大型で黄色紋は大きい,
 老熟しても赤化は著しくない,低地の池沼に発生,成虫期は5月下旬〜7月下旬,北海
 道釧路原野にのみ分布
エゾトンボ エゾトンボ科
 体長46〜50o,後翅長36〜44o,♂の尾部上付属器は側面から見ると一様に細く基部
 に短歯があり先端は強く上反する,湿原に発生,成虫期は6月中旬〜9月下旬,本州〜
 九州に分布する日本固有種(亜種オオエゾトンボもある)
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