11 薬用植物(林野産)
 
          薬用植物(林野産)           資料:森林家必携
                                       
アカザ  :茎・葉を煎じて虫歯・虫瘡に貼用します。
アキノキリンソウ:花・茎を利尿剤として煎服します。
アブラギク:花弁を清涼発汗水腫薬カミレルの代用とします。
アカネ  :根を利尿・強壮・下剤として煎服し,子実は婦人通経剤・発汗剤・吐血・
      衂血ハナヂなどに利用します。
アマドコロ:地下茎を強壮剤として内服し,乾燥粉末として腰脚の痛み・打傷に貼用し
      ます。
アリタソウ:茎・葉をルイレキ・瘡毒・中風剤,眼病・眼眩・頭痛に,穂を粉末として
      服用します。
イタドリ :根を利尿・通経・淋病薬として内服し,健胃・下毒・血道薬として煎服し
      ます。
イヌホオズキ:茎・葉の煎汁を疥癬カイセンに塗布し,また催眠・鎮痛・解熱・利尿・強壮
      剤として内服します。
イヌタデ :茎・葉をルイレキ・子宮病・清涼剤に用います。
ウツボグサ:全草を収斂剤として利用します。
ウマノアシガタ:生葉の苛烈刺激性汁を腫物吸い出しに貼ります。
オカトラノオ:花・葉の煎汁を切庇キズ膿創に応用します。
オケラ  :根を利尿・解熱・健胃剤として煎服し,また乾根を燻イブして蚊遣とします。
オトギリソウ:生茎・葉の揉汁は金瘡打傷の妙薬で,また疽カサ・筋・骨痛にも効があり,
      利尿剤として花穂を煎服します。
オトコヘシ:生葉を揉んで切疵に貼ると止血します。
オニユリ :鱗茎を強壮剤に用います。
オオバコ :茎・葉を健胃剤として煎服し,生葉汁は腫物を治す効があり,また喘息ゼン
      ソク用にします。
オマナグサ:茎・葉を通経に煎服し,根を接熱性下痢に用います。
オミナエシ:根を吐血・衂血ハナヂ・帯下に服用,膿を排し婦人産後の血運・腹痛に効が
      あるといわれています。
カタクリ :根より澱粉を取り粘漿とし,潅腸料・撒粉剤とします。
カノコソウ:根をヒステリー・神経痛,特に婦人鎮痙チンケイ薬とします。
カタバミソウ:生薬を揉んで悪瘡・疹癬等皮膚病に貼用,淋病に全草を煎服,痔・脱肛
      を煎汁で洗滌します。
カワラヨモギ:全草を黄疸に,また利尿・解熱・咳嗽ガイソウにも用います。
カワラケツメイ:全草を健胃・利尿剤に煎服,糖尿病にも用います。浜茶として市販さ
      れています。
カラスウリ:根を黄疸・通経・ルイレキ・喘息ゼンに煎服,果実は凍傷薬,根より澱粉を
      取り天瓜粉テンカフンとします。
カラスビシャク:地下茎を鎮吐剤,ツワリ止めとします。
カラマツソウ:全草を痢病薬,信州では「高遠タカトオ草」と唱え,下痢止妙薬として製造
      販売しています。
キキョウ :根を強壮・呼吸器解熱・鎮咳剤とします。
ギボウシ :根をもって癰腫ヨウシュを治すといわれています。
キンミズヒキ:茎・葉・根は収斂強壮剤とし,痢病に煎服すればゲンノショウコ以上の
      効があるといわれています。
ギシギシ :本根の汁液は疥癬カイセン・腫毒・田虫・胎毒に効があるといわれています。
      また煎汁は痔疾あるいは産後の便秘に用います。
クサノオウ:全草の黄色汁を田虫・腫物の貼用,茎・葉を酒精で処理しチンキ又はエキ
      スとして消化不良・胃癌に用います。
クラフ  :根は健胃剤,茎・葉は作物の駆虫剤とします。
カンゾウ :根・茎は緩和剤とします。
ゲンノショウコ:全草を痢病に煎服して特効,赤痢に内服注腸として用います。
コガネバナ:根は清涼解熱剤とします。
ササユリ :鱗茎は滋養強壮剤とします。
ジャノヒゲ:球根は強壮去痰剤とします。
シュンラン:根の粉末又は生根汁を皹胝クンチ(ヒビ・アカギレ)に塗布ます。
スイバ  :生茎葉を食べると胸ヤケを治す効があるといわれています。また解熱・下
      痢として用い,生葉汁を疥癬カイセンに外用します。生根汁は吐血・痔血・赤
      痢に効があるといわれています。
スミレ  :葉・根の汁を腫物に貼用,吸い出しの薬です。
ゼンマイ :茎・葉は強壮利尿剤とします。
センブリ :根は苦味健胃剤とします。
センニンソウ:生葉は発泡剤,葉を混製した霊草膏は膿水吸い出しに用います。
タンポポ :根は解熱・清涼・発汗・強壮健胃剤とします。
チドメグサ:生葉汁は止血剤とします。
チャンバギク:茎・葉の煎汁は駆虫剤・皮膚病に用います。
チョウセンアサガオ:乾葉を喘息症に喫わせます。即ち喘息煙草とします。
ツワブキ :生葉は腫物の吸い出し・解毒・止血・解熱剤とします。
ツリガネニンジン:根は肺熱・肺痿咳嗽・疝通・腫毒・婦人血の道薬とします。
テンナンショウ:根は去痰・発汗・健胃剤・防腐・防臭・消熱剤とします。
ドクダミ :葉は化膿剤・腫物吸い出し剤・下剤・駆虫剤とします。
ナギナタコウジュ:茎・葉は去痰・発汗・利尿剤,特に水腫・脚気に用います。
ナルコユリ:地下茎は強壮・緩和・滋養剤とし,病後衰弱の諸症に用います。
ノコギリソウ:全草を鎮痙・解熱剤として煎服します。
ノダケ(前胡):根は疥癬・諸傷・健胃・解熱に内服します。
ハギ   :葉・種子を諸中毒・婦人難産に煎服し,種子を胡枝子コシシ(ハギ)といい
      ます。
ハコベ  :茎・葉は下痢止・瘡毒・汗疣ユウに用います。ハコベ塩をつくり,歯磨を製
      します。
ハハコグサ:茎・葉を乾燥して去痰薬にします。
ヒメハッカ:全草を茶剤として胃痛・疝痛・下痢に服用し,薄荷油は製菓の調味に用い
      ます。
ヒメハギ :根は去痰・利尿・強壮剤とします。
ヒルガオ :全草を煎服します。花は利尿剤,茎・葉は筋骨を継ぎ金瘡(キリキズ)を
      癒合させる効があります。
フユアオイ:種子は霍乱カクラン・中暑・産婦催進剤にします。
フユノハナビラ:全草を粥につくり,腹痛時に用いて効があるといわれています。根は
      峻下剤に利用します。
マンジュシャゲ(石蒜):球根を吐剤に用います。根汁を糊に混ぜて虫害を防ぎます。
ミソハギ :花・茎を痢病に煎服し,水銀中毒・ルイレキなどにも効があるといわれて
      います。
ミシマサイコ:根を解熱・利尿剤として古来漢方医が賞用しています。
ヤマアザミ:葉を蔭干しにして吐血に煎服します。
ヤマゴボウ:根は各種水腫病に利尿剤として応用されます。
ヤマノイモ:地下茎を緩和滋養薬・健胃強壮剤とします。
ヨモギ  :生葉を通経収斂剤とし,また下痢・疝気に応用します。毒虫害・止血の目
      的に生葉を揉み塗布します。
リンドウ :根は苦味健胃剤,また消化不良・脚気・咽喉痛・小便過多に煎服します。
ワラビ  :根・茎・葉を煎服すると,利尿下熱の効があるといわれています。
ワレモコウ:根を止血収斂薬に併用します。
ヰノコズチ:根を収斂利尿剤とします。また関節の疼痛,溜飲などに配合されます。
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