1999年5月中旬の日記

少し精神的にフラフラ不安定だった10日間。でもだんだん調子を取り戻してきました。いい気候で、昼間のお外が気持ちよい日々でした。(1999年9月1日記)

5月11日(火) ジェットプールな一日。
[日記]渋谷サイクロンにジェットプール女装会館「エリザベス」のメイクアップ・スタッフのひとり茂木美和さんが相棒のエンジュさんと2人でやっているテクノポップ・ユニット)のライブを見に行くため、一緒に見に行く約束をした中澤清美ちゃん(清美ちゃんのホームページの日記にもこの日のことが書いてあります)と6時にパルコ前で待ち合わせ。少し早めに渋谷に出てパルコの地下の本屋でブラブラする。ここの本屋はサブカル系が充実していて、他の本屋ではお目にかかれない掘り出し物が見つかったりすることが多いのだ。インターネット関係のエッセイの類を立ち読みしているうちに、6時を過ぎてしまいあわてて正面入り口前で待っている清美ちゃんのところへ急ぐ。「たかみ」の週末スタッフの清美ちゃんはまだ大学生(偏差値高め)。なによりも(マジで)銀河の半分の年齢というのがすごいというかうらやましいというか。今日は大学の帰りでかっこいい今風のお兄ちゃん(銀河、クラクラする)。
で、6時半開演というのでサイクロンに行ってみると、今回は出演5バンド中5番目で、なんと出番は9時になると言う。ちょうど長*さん(銀河の彼氏)が『嵯峨野』(新宿西口の居酒屋)にいることがわかったので、茂木さんに挨拶してから、急遽、時間つぶしのため新宿に向かう。清美ちゃんは初体験の『嵯峨野』を気に入ってくれた様子だったが、空きっ腹にお酒を飲んだため少々気分が悪くなった模様。帰りのエレベーターで倒れてしまった時は本当にびっくりした。
風に当たりながら休み休み渋谷に戻ると、ちょうどひとつ前のバンドが始まるところ。エリザベス関係者軍団も来ていたので一応ご挨拶するが、なんだかなぁ。まぁ、いいけど。ジェットプールは相変わらず絶好調。打ち込みをバックに(平たく言えばカラオケなんだけど)イカした(いつの時代の言葉だ)オリジナル曲と、アドリブびしばしのしゃべくり。前回もそうだったけど、今回も堪能させてもらいました。ちなみに一応解説しておくと、テクノポップってのは、今はやりの(BPMの無茶高い)テクノとは違うのね。80年代にクラフトワーク(Kraftwerk)だのYMOだのを頂点としてプラスチックスとかハルメンズとかシネマだとかヤプーズ(戸川純)だとかいろいろあったあの流れのポップ音楽なの。ちょっとムーンライダーズも入ってるかも。なんて言っても、わかる人はほとんどいないだろう。とにかく、今時だれもやろうとしない時代遅れの音楽なのです。次回のライブは7月20日(祝日)のお昼に渋谷屋根裏で。損はしないから、ぜひ行ってみてね。
ライブがはねた後、清美ちゃんは(せっかく都心に出てきたのだからということで)「たかみ」へ。銀河は疲れたのでまっすぐ家路へ。清美ちゃんとのデート、楽しかったっす。
[回想記]ジェットプールのライブにはおもちゃ箱をひっくり返したような面白さがあります。もちろんアマチュアですからコンセプトに甘さがあることは否めませんが、多くのアマチュアバンドが陥りがちな自己満足を免れているのは、なによりもエンターテインメントとはどういうものかということをメンバーのおふたりがよくおわかりだからだと思います。ライブの予定はジェットプールのホームページをご参照ください。(1999年9月1日記)

5月12日(水) いろんなホームページのアイディアがあふれてる。
[日記]例によって水曜日は夜まで仕事。だから日記に書くようなネタは何もないんだけど......
ところでホームページを作る快感に目覚めた銀河は、このサイトのコンテンツも十分に出揃っていないというのに、別のホームページの作成にとりかかろうとしてます。はっきり言えば仕事関係なんだけど(予備校だとか受験勉強だとか英語学習法だとかをまとめたページ)。コンテンツに関しては約15年分の蓄積があるから、やり始めたらすぐにできちゃうと思うんだけどね。まあ、このページからリンクは張らないと思うけど。その他にも趣味のプロレスとかワールドミュージックだとかのページで面白いアイディアがたくさん思いついているんだけど、なかなか時間がとれなくてね。というわけで、トランスジェンダー(用語についてを参照)なことばかり考えていても疲れるので、将来独立したホームページにまとめることを前提に、いろんなことをこのホームページ上で書きためておこうと思ってます。
[回想記]この日記からもわかるように、1か月も経たないうちに、ジェンダーの話題を中心にホームページを運営していくことに疲れ始めています。仕事関係のホームページは実はまもなく立ち上がる予定です。(1999年9月1日記)

5月13日(木) メンタルクリニックに行って、その後香澄と密会。
[日記]仕事は午前中で終わり。速攻で都内に戻る。渋谷パルコの地下の本屋で宮台真司の本を買ってから、新宿で長*さんとお茶。その後T-ZONEで時間をつぶして、上野に向かう。
今日はメンタルクリニックの予約日。予約時間の5時少し前に到着。いつもは銀河が一方的に自分のことを語るというスタイルなのだが、今日はいきなり針間先生に質問をしてみた。前から気になっていたことで、「ホルモン投与が性自認に影響を与えることがあるのか」つまり「ホルモンの影響で自分は本当は女なんだという気分が強くなってるんじゃないか」という質問。ホルモンによる肉体の変化が精神に影響を与えるということはあるだろうが、ホルモン自体の薬理作用で精神的な影響が出るという話は聞いたことがない(ありうるかもしれないけど)という答えだった。その答え自体は予想していた通りだったんだけど、その質問をきっかけに今日は針間先生のお考えをたくさん聞けたのが収穫だった。4月以降インターネットであちこちのホームページを覗いてまわっているので、いろんなTV/TG/TS(用語についてを参照)の方々の自己認識を自分自身と比べることによって自分が見えてきた面もあるというような話をしたりしているうちに、銀河のURLをお教えする展開になった。針間先生も見に来てくださるということであれば滅多なことは書けないなあ(笑)。
診察終了後新宿に戻り、少し時間をつぶしてから7時半に香澄と会う。会社帰りの香澄はなんとスーツにネクタイ(まだこの姿は誰にも見せたことがないらしい)。スーツ姿の香澄ってね、ひとことで言うとね、う〜ん、どこから見ても高校生って感じ(爆笑)。で、お母さんは高校生の我が子を連れて京王プラザホテルの「樹林」(銀河愛用の場所のひとつ)でお食事。香澄が次号の『くいーん』のフォトコン(年に一回そういう企画があるの)に出す写真を吟味したりしながら過ごした。私の方が無理に誘ったのに、家でやんなくちゃならない仕事がたまってるせいで、あまり長くは一緒にいれなくて申し訳なかったんだけど、元気そうで安心した。今度は土曜日に会えるよね。帰りがけキスしたくなったけど、若い子をたぶらかしているおばさんみたいだったから我慢した。
[回想記]スーツ姿の香澄は高校生にも見えるけれども、FTM(用語についてを参照)にも見えますね。香澄が『くいーん』のフォトコンに出した写真は、読者投票で期待賞の2位に選ばれたそうです。投票してくださったみなさま、どうもありがとうございました。友人としてお礼を申し上げます。(1999年9月1日記)

5月14日(金)前半 ほんとうのりゆう。
[日記]ゆめをみた。あさ、めがさめて、ゆめのなかみをぎんみしながら、ほんとうのことにきづいた。たぶんそうだろうと、うすうすはわかっていた。きがついてみたら、なさけなくてかなしいきもちになっていた。もしもあなたがこのぺーじをみていたら、「ぼく」がなにのことをいっているのか、わかるはずだよね。きがつかないふりをしていたことにきがついたからには、しばらくはせいじょうなせいしんではいられない。べっどのなかで、ぼろぼろとなみだがとまらなかった。
[回想記]ノーコメント。(1999年9月1日記)

5月14日(金)後半 「たかみ」1周年記念、初日。
[日記]午前中で仕事が終わり、ホルモンを打ちに行ってから、新宿で長*さんと昼食。3時過ぎにいったん自宅に戻り、休養。
11時半に家を出る。今日と明日は「たかみ」の1周年記念(本当の記念日は5月12日)。まっすぐ「たかみ」へ向かい長*さんと合流。店は超混雑状態。久しぶりにNOVAさん(みどり子ちゃんのホームページの掲示板によく書き込みをされています)の顔を見ることができてうれしい。松田千絵ちゃん、桂木美穂ちゃんといったお友だちにも会える。ところが(ほんの少々鬱気味のせいか)お店に来ている女装のお客さんたち(その全員ではないけれど)を見ているうちに、激しい違和感に襲われる。ここも「エリザベス」と同じだ。ここは自分の居るべき場所ではない。なんだか泣き出しそうになった。つらいなあと思っていたら、都美也子ちゃんが登場。ほっと安心する。珍しく超ミニスカート(お尻が見えてるよ)。後で脱いだら、その下は競泳用の水着だった。美也子ちゃんがそばの席に座ってくれる。気を遣ってくれているのがよくわかる。ありがとう。おかげでずいぶん楽な気持ちになれた。で、安心していつも通り、長*さんとふたりでうつらうつら。目が覚めると、静江さんがいる。なんだかずいぶん長い間会ってなかったなあ。仲よくしてくれるお友だちがいてくれることで、かろうじて救われた気持ちになれる。ありがたいことだ。
閉店後、例によって長*さんとふたりで「シエン」へ。土曜日はスタートが早いので6時には帰宅する。
[回想記]銀河の心が狭いことは十分承知していますが、女装者と同じ場所で遊ぶのはもうムリだということがはっきりしてしまいました。いちばん好きだった村田高美さんのお店でそう感じてしまったことがショックでした。(1999年9月1日記)

5月15日(土) 『くいーん』ホルモン特集、再び。
[日記]長*さんが新たに取り組むマルチレベル・ネットワーク・ビジネス(レクソールっていうアメリカ最大手の製薬会社の栄養補給食品とスキンケア用品)に銀河も一枚噛むことになり、有楽町の東京国際フォーラムで開催されたレクソール・ショウケース・ジャパンのオープニング・セレモニーに参加。長*さんは午前9時スタートの第1部から出席していたが、銀河はさすがに朝はちょっとというわけで、午後1時スタートの第2部からの参加にさせてもらった。
セレモニーも終わり商品の発注も済ませ、6時過ぎには新宿に移動。例によって『嵯峨野』へ。香澄に電話すると、すでに新宿に着いてりの菜摘ちゃんと3人でいると言うので、『嵯峨野』に呼ぶ。というわけで総勢5人になる。『嵯峨野』のママ(銀河の職業を知っている)に、香澄たち3人は銀河の教え子ということに決めつけられてしまう。教え子ならしょうがないなぁということで、先生が支払いを持つ。7時半になり、いったん長*さんと別れ、4人で新宿1丁目の「CDサークルChange」(都美也子ちゃん主宰のクロスドレッシングルーム)へと向かう。
香澄、りの、菜摘ちゃんは「Change」で着替えてお化粧。その間、銀河は美也子ちゃんと例の『くいーん』のホルモン特集のことについて話をする。あの記事はあれでよいとする美也子ちゃんの考えは理解できるが、同意はできない。ただし、この件で美也子ちゃんと議論する気にはならない。議論すべき相手は他にいる(姿を現さないが)。
香澄、りの、菜摘ちゃんは、南麻衣子さんと待ち合わせて六本木のクラブで行われるイベントに参加するために、9時には出発。りのに再度誘われるが(事前のお誘いを断っていた)、女装遊びをしに行く気にはなれない。「女装で遊ぶんじゃなくって、ありのままの銀河さんがみんなと遊びに行くって考えれば」と言われる。りのの言うことは正しい。でもね、「女装している男性」なんていう扱いをわざわざされに行くのはイヤなんだ。今の銀河は心が狭いっていうのは自分でも十分にわかっている。とっている行動に矛盾も生じている。だけど、イヤなことはしない。
会員の桐島櫻ちゃんが現れる。コンタクトの調子が悪くて頭痛がするため鎮痛剤を飲み、そのせいで銀河はしばらく寝込んでしまう。長*さんの電話で目が覚めあわてて「ジュネ」に向かう。「ジュネ」に着いたのは12時半だった。あきひさん(「ジュネ」の従業員をなさっていて、『くいーん』や「エリザベス」での銀河の大先輩にあたる。ただし銀河よりお年は下)が銀河のホームページを見てくださったそうで、ここでも『くいーん』のホルモン特集の話題になる。「世の中の女性のTV/TG/TS(用語についてを参照)に対する理解なんてせいぜいあんなもの。そういうことを知っておくという点ではあの記事には意味がある。あの出席者たちはTV/TG/TSを一個の人間ではなくてお人形さんかなにかだと考えているに過ぎない。そんなお子様の意見には大人の対応をすべき」というのが、(銀河が誤解していないとすれば)あきひさんの意見。その意見はよく理解できる。だが、お子様の意見を笑って受け流すような心の広さは、残念ながら持ち合わせていない。おバカなお子様なら他人を侮辱してよいということにはならないし、理解ありげなふりをして、その実「女装をする人間」を見下して単に愛でるべきものとしか見ていないのは、何も理解していないのよりもよっぽどたちが悪い。『くいーん』や「エリザベス」の本質って、結局そういうことでしょ。気がついていながら目をつぶってあげていた今までの自分がバカだった。
その後長*さんともども眠り込み、ふと気づくと4時半。急いで1周年記念2日目の「たかみ」に向かう。美也子ちゃんと桐島櫻ちゃん、みっくんがまだ残っていた。しばらくして、麻衣子さん、香澄、りの、菜摘ちゃんが「梨沙」経由で到着。おいおい、もう閉店だよ。今日は香澄も結構楽しめたようで、安心する。そういえばお化粧してる香澄、ずいぶん久しぶりだ。閉店後、りのと菜摘ちゃんはまたまたレンタルルームへ。この前教えてあげたところが満室だったと言うので、急遽銀河が出動し、別の(ちょっと汚い)レンタルルームへ案内してあげる。長*さん、香澄、銀河は「シエン」でお茶。その後、高美さんと中澤清美ちゃん(「たかみ」週末スタッフ)も合流。家に帰ったのは8時過ぎだった。
家に帰ってみると、このホームページのHIT数が5000を越えていた。ページ開設からちょうど1ヶ月。こんなに多くの方々に来ていただけるとは思っていなかった。ずいぶん物議をかもす話題を提供したからなぁ。これからも思ったまんまを書いていきます。
[回想記]この日の日記に書いた、女装会館「エリザベス」とアマチュア女装交際誌『くいーん』に対する銀河の見解は、基本的には間違っていないと思っています。しかしながら怒りにまかせて書いてしまったため、発言が乱暴で少し言い過ぎだったと思います。申し訳ありませんでした。『くいーん』は別としても、少なくとも「エリザベス」に対してはなんの恨みもありません。楽しい思いをさせていただいたこと、本当に感謝しております。(1999年9月1日記)

5月16日(日) あなたへ。
[日記]こころがしんでいた。どうすればよいのか、わからない。
[回想記]ノーコメント。(1999年9月1日記)

5月17日(月) 不調。
[日記]仕事は順調だが、身体と精神の調子はあまりよくない。あまり人に会いたくないし、今日から当分夜遊びはやめる(「エリザベス」には行かなくなったけど新宿の女装スナックでは遊んでるって思われるのはイヤだしね)。というわけで仕事が終わって『嵯峨野』で長*さんと夕食をとったら、すぐに帰宅した。本を読んで少し仕事してCD聴いて早く寝よう。
[回想記]「エリザベス」には正直言って恩義を感じています(なんと言っても「入り口」でしたから)。ですから、「エリザベス」に行かなくなって新宿の女装スナックで遊んでいると思われるのが何よりもイヤでした。ということもあって、この時期以降、特段の事情がない限り、女装者が集まる遊び場には顔を出さなくなりました。(1999年9月1日)

5月18日(火) 長*さんと出会って1年が経った。
[日記]長*さんと初めて出会ったのが昨年の5月18日、月曜日の夜の「たかみ」だった。あれから1年。こんなに深いつき合いになるなんて夢にも思っていなかった。
というわけで1周年記念。朝7時過ぎに新宿へ向かい長*さんと合流。朝食をとりヴエローチェでお茶を飲み、その後しばらく長*さんの事務所でウダウダと過ごす。10時過ぎからお散歩へ。新宿西口からスタートして初台駅前にある東京オペラシティータワーまで、30分かけてゆっくりと歩く。東京オペラシティータワーっていうのは第2国立劇場を中心としたできたばかり(たぶん)の高層ビル。隣りにはロッテ本社ビルがある。なんと、51階には
アップル・ジャパンの本社も入っている。で、ここまで来たのは14階にレクソール・ショウケース・ジャパン(長*さんが新たに取り組むマルチレベル・ネットワーク・ビジネスの会社)の本社があるから。ショウルームを見学したりパンフレットを購入したりしながら、お昼頃までここで過ごす。2階に入っている紀伊国屋で本を何冊か買ってから、のんびり歩いて都庁へ。32階の食堂でお昼をいただく。またまたあちこちをフラフラしながら3時頃に長*さんの事務所に戻る。新宿西口って結構散歩向きですね。片付けなければならない仕事が残っているので、名残惜しいけど4時には帰宅の途につく。
夜のお店で2人でまったり過ごすのもいいけど、昼間一緒に散歩したりお買い物したりする方が、今の銀河にはフィットします。
[回想記]新宿西口はカップルでの散歩にはちょうどぴったりだと思います。新宿駅から少し離れると東京オリンピック以前を思わせる古い町並みがあったりして、風情があります。(1999年9月1日記)

5月19日(水) 仕事の空き時間の過ごし方。
[日記]水曜日は例によって夜まで仕事。銀河は予備校で英語を教えているんだけど(知ってるよね)、夜の現役高校生向けの授業がある日って、午前中に浪人生を相手に90分授業を2コマこなした後、なんと5時間(!)も空き時間があって、5時過ぎからまた90分仕事をする。で、この5時間の空き時間っていうのがなんともムダというか、かったるいというか、困ったもんなんだよね。月曜日のように都心の校舎に出講している日は、空き時間には一度自宅に戻って(銀河の家も都心にあるの)ゆっくり休むのが習慣になってるし、場合によっては買い物したりホルモン打ちに行ったり(笑)いろいろと用件を片付けることもできるんだけど、水曜日はね、自宅から1時間近くもかかる東京近郊(そもそも東京都じゃない!)の校舎だし、ちょっとダサめな町なので(一応まともなのは駅ビルだけ)、ヒマをもてあまして仕方がない。空き時間にノートパソコンで仕事をしてる同僚もいるんだけど、銀河は自宅以外では仕事ができない体質。とりあえず、CDウォークマンで音楽を聴きながら本を読んで、あとはほとんど居眠りしてんだけど、なにかよい時間のつぶし方ってないのかな。昔はこんな時はサウナで休んでたんだけど(サウナと言えば「サウナ伝道師緑川りの」だ。誰もわからないネタだと思うけど)、いくら何でももう行けないでしょ。女性用サウナに堂々と入れる身分に早くなりたいものだ。
[回想記]その後、水曜日の空き時間は、講師室のすみのソファーでもっぱら睡眠をとるのが習慣になりました。(1999年9月1日記)

5月20日(木) 今日の出講校舎がある町は結構好きだ。
[日記]今日のお仕事はお昼で終わり。毎週木曜日の出講校舎は、水曜日とはまた違う東京近郊(東京都ではない)のとある町。で、こっちの方は結構大きな町なんだよね。駅周辺には意外と使える本屋とまあまあ使えるCDショップとそこそこ使えるパソコン屋がある。お仕事が終わったら速攻で都内に戻ってもよいんだけど、もの珍しさも手伝って(ここには今年度から新たに出講することになったの)、ほぼ毎週あちこちをブラブラさまよい歩いている。今日も2時半までウィンドウ・ショッピング(何も買わなかったけど)。都心と同じようなオシャレなファッション・ビルと地元のおばさんご愛用といった雰囲気の商店街とが混在しているのが妙におもしろい。のんびりしてると長*さんから早くおいでっていう電話。快速で新宿に戻り、ヴェローチェで長*さんと落ち合う。その後マック(マッキントッシュじゃなくってマクドナルド)に移動。でもちょっと疲れ気味なのと書かなくちゃいけない原稿が気になるのとで、5時前には自宅に戻る。処理済みの書類を整理しながら、書き仕事に没頭だ。
ところで全然関係ないことなんだけど、アップルはなぜ自社のコンピューターにマッキントッシュって商品名をつけたんですか。イギリスではたしか、レインコートのことをマッキントッシュって言うんだったよね(ウロ覚え)。それから、マッキントッシュって名前のオーディオ・メーカーもあるよね(高級なアンプを作ってる。高校生の頃マッキントッシュのアンプがほしかったんだ)。関係あるのかな。
[回想記]その後、ジェットプールの茂木美和さん(ボンダイブルーのiMacユーザー)に教えていただいたのですが、Macintoshというのはカナダ産のリンゴの品種名からとったんだそうです。しゃれたネーミングですね。ところが(ここから先は自分で調べたこと)、生産者の名前に由来するこのリンゴの品種名は、本当はMcIntoshというスペルなんです。なお、オーディオ・メーカーのマッキントッシュの方もMcIntoshです(スコットランド系の創業者の名前をそのまま会社名にしたもの)。高級アンプ専門メーカーで、オーディオ界ではマッキンという愛称で親しまれているそうです(関西弁みたいな響き)。輸入総代理店はエレクトリという会社です。(1999年9月1日記)


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