2000年5月上旬の日記

うちの予備校は連休中も授業があるので、いつもの週と特に変わらない生活ぶりでした。連休を利用して上京された藤原レナさんとお会いしたのが印象的なできごと。パートナーの長*さんとの同居生活では、「働く主婦」(笑)としてがんばっています。(2000年5月15日記)

5月1日(月) アカデミー・パックの購入資格があることを初めて知る。
[日記]アップルの新しい統合ソフト(ワープロ/表計算/ドロー/ペイント/データベース/プレゼンテーション)、AppleWorks 6(クラリスワークス4の後継ソフト)を買うつもりで、新宿西口のT-ZONEの店内をふらふらしていると、いろんなソフトのアカデミー・パックを陳列しているコーナーが目に入った。何気なく視線を向けると、「文部省が認可した学校(大学、高等学校、専修学校その他)の教職員と学生は身分証明書を提示すればそれぞれのソフトを特別価格(定価よりもずいぶん安い)で購入できる」という趣旨の説明書きが掲示されていた。それを読んでひどくビックリしてしまった。これって、銀河にも購入資格があるってことだよね(うちの予備校は母体が学校法人で、文部省から認可された専修学校だ)。もちろん、アカデミー・パックなるものの存在は知らないわけではなかったけれど、一種の学割みたいなもので、学生さん向けのサービスだと思っていたのだ(我ながら間抜けだった)。身分証明書になりそうなのは私立学校教職員共済の加入者証くらいだ。ちょうど手元にあったので、店員さんに確認する。これで十分に身分証明になるとのこと。AppleWorks 6は定価8800円なんだけど、アカデミー版は4900円。なんだかすごく得をした気分で、いそいそとレジに持っていく。私立学校教職員共済の加入者証には(当然のことながら)戸籍名が記載されているので、いろいろと訊かれたらイヤだなと思ったが、レジにいた店員さんはちらっと目を向けただけ(戸籍名のところは指で隠していたのだが、何も言われなかった)。簡単に購入できてしまった。
うーん、でもね、これまでアカデミー・パックが利用できるなんてことを知らずに、いろんなソフトを正規の値段で買っていたんだよね。きっとずいぶんムダなお金を使っていたんだろうなあ。
[BGM]Compay Segundo,"Lo Mejor De La Vida." 『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』(97年)に最年長(1907年生まれだから、当時90歳)で参加したコンパイ・セグンド(自分で考案した弦楽器アルモニコの奏者)。98年のソロ・アルバムがこれ。最近のキューバ音楽のなかでも特に黒人色の強いサウンド。若い頃(ロス・コンパドレス時代)の録音に比べて、張りは失われたものの深みを増した声に感銘を受ける。
[読書記録]大須賀猛編『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブとキューバ音楽の手帖』(水声社)。少し前にうちの掲示板が『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』のネタで盛り上がっていたこともあり、ざっと目を通しただけで放ってあった本書を取り出して、改めてじっくりと読み直してみた。CDガイドやミュージシャンの紹介なども役に立つが、なんと言っても読み応えがあるのは、中村とうようさんが執筆なさっている「キューバ音楽はどのように発展してきたか」というタイトルの文章。わずか11ページながら、キューバ音楽小史としてはこれ以上ないほどの充実した内容。何冊も出ている『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』便乗本のなかでは、本書がいちばんすぐれているのではないだろうか。『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』でキューバ音楽に興味を持った方、これからキューバ音楽を聴いてみたいと思われる方には、まず最初にお勧めできる一冊だ。で、いろいろ聴いてみて、もっと深く知りたくなったら、中村とうよう『なんだかんだでルンバにマンボ』(ミュージック・マガジン)を読めばよい。

5月2日(火) りの、洋美さん、長*さん、銀河というメンバーで遊ぶ。
[日記]今日は、仕事帰りの緑川りのちゃん、同じく仕事帰りの洋美さん(Web上ではさすけさん。ネイティヴの女性でハシケンのホームページの主宰者)、そして長*さん(銀河のパートナー/同居人)と銀河というメンバーで遊んだ。もともと、洋美さんにダイエット用のサプリメント(銀河が現在使用しているのと同じもの)を買ってきてあげる約束をしていたのだが、りのも明日から連休なので今晩は時間がとれるとのことだったので、4人で会うことになったのだ(アレンジメントはすべて長*さんがやったので、細かな経緯はよくわからない)。
銀河が初台の東京オペラシティタワーにある某ショールームに商品(ダイエット用サプリメント)を買いに行っている間に、残りの3人は新宿西口のヴェローチェで集合。7時過ぎに行きつけの『嵯峨野』(新宿西口の居酒屋さん)でみんなと合流する。りのと洋美さんは初対面だったのだが、共通の友人もいるし、なによりも同じ山形出身で年齢も近いということもあり、銀河が到着した頃にはすでに仲よくなって、盛り上がっている様子だった。おいしい『嵯峨野』のお料理を堪能した後は、新宿3丁目の行きつけのスナックに移動(いつも通りのワンパターンの行動だけど)。この日に備えて、授業準備を早めに終えていたので、10時頃まで楽しくおしゃべり。お気に入りのメンバーに囲まれた長*さんが特に楽しそうだった。
この後用事があるという洋美さんと、明日も仕事の銀河はここでお別れ。まだまだ遊び足りない様子のりのと、上機嫌の長*さんはふたりで『たかみ』(ゴールデン街にあるトランス系の飲み屋さん)へ向かっていった(長*さんは結局、朝帰り。お風呂と朝食を準備しておいてあげた)。

5月3日(水) 連休だけど授業。午後は職場の同僚とお買い物。
[日記]去年のこの時期の日記にも同じようなことを書いた記憶があるが、うちの予備校ではゴールデン・ウィーク中も大学受験科(浪人生クラス)の授業が強行される。この時期は予備校生にとっては新年度が始まったばかり。カレンダー通りに休んでいたのではせっかく軌道に乗り始めた受験勉強の習慣が途切れてしまうという理屈だ。世間が休んでいるときにも自分たちは勉強しているんだという意識を強く持つことによる心理的効果も大きいのだろう。
今日は千葉県の某校舎に出講。夜の現役高校生のクラスはお休みなので、仕事は午前中で終了。仲良しの同僚(英語講師)の女性と駅ビルのなかをうろうろしながら、お買い物。浪費欲を極力抑え気味にしていたんだけど、結局、初夏用のカーディガンを3着(黒と白とワイン色)と半袖のニットを2着(白と黄色)、ついでにトリンプのTシャツブラも2つ(黒とベージュ)購入。喫茶店でぐだぐだとおしゃべりしてから、新宿へ。事務所にいる長*さんをピックアップして、一緒に帰宅。
[BGM]M.S.Subbulakshmi,"Live At Carnegie Hall." 日本で知られているインドの古典音楽は、シタールのラヴィ・シャンカルに代表される北インドの器楽が中心だ。しかしながら個人的には、技巧に走りすぎるきらいがある北インド音楽よりも、より土俗色の強い南インドの音楽(特に声楽)の方が好きだ。琵琶にたとえると、北インド音楽が筑前琵琶、南インド音楽が薩摩琵琶という感じだろうか(この比喩がいったい何人に通じるのか、いささか心許ないが)。さて、南インドの古典音楽界で最高の女性歌手が、このM.S.スブラクシュミ(1916年生まれ)。名演との評価が定着していたカーネギー・ホールでのライヴ(77年)が初CD化され、日本盤も発売された(発売元:ムジカテック、配給元:メタカンパニー)。彼女のうたう歌はヒンドゥーの宗教歌なのだが、イスラムの宗教歌(例えばヌスラット・ファテ・アリー・ハーンのカッワーリー)が聞き手をぐいぐい引き込み、精神を昂揚させていくのに対して、聞き手の心にじんわりと浸み込んできて、精神を慰撫する音楽だという印象を受ける(ダウナー系と言ってもよい)。さらに、スブラクシュミの娘のラダによる完璧なユニゾンのバッキング・ヴォーカルが、微妙な陰影を付け加えて見事。

5月4日(木) 藤原レナさん、深田春香さん,美晴さんとお会いする。
[日記]午後3時まで、埼玉県の某校舎で授業。いったん自宅に戻って少し休息をとってから、新宿へ。お友だちの藤原レナさんが連休を利用して東京に出てきていらっしゃるので、お会いすることになったのだ。レナさんとは、1年前に銀河がこのホームページを立ち上げた当初からのおつきあい。うちの掲示板に書き込みをしてくださったのがきっかけで、メールのやりとりをしたり、時には電話でお話をしたりしていた。東京からはかなり遠い(本当に遠い!)地方にお住まいなので、お会いするのは今回が初めてだ。
7時に新宿で待ち合わせ。レナさんは、東京でのお友だちの深田春香さん美晴さん(おふたりとも銀河は初対面だった)とご一緒。銀河の方は、長*さんと一緒だ。総勢5人で『嵯峨野』(新宿西口にある行きつけの居酒屋)でお食事をする。レナさんはしっとりと落ち着いた大人の女の人という雰囲気(まあ、銀河と同世代なんだから「大人」であることは間違いないんだけどね)。電話でお話ししているときにも印象的だったやさしい口調が素敵だ。うらやましいくらいに若くてキャピキャピしている美晴さん(20歳そこそこ)と、その後見人(?)のような春香さん(20代半ば)は現在、同居中なのだそうだ。
レナさんとはまた後日ゆっくりとお話しする機会を作ることにし、食事後は、別の用件のあるレナさんたちと別れ、長*さんとふたりでまっすぐに帰宅。

5月5日(金) 近所の西友が夜11時まで営業しているなんて知らなかった。
[日記]午前中は自宅から至近距離の校舎で授業。その後、新宿の長*さんの事務所(長*さんが経営しているお薬の会社のオフィス)へ。些細なビジネス・チャンスも逃さないように休日でも事務所に出ている長*さんだけど、さすがに連休中はほとんど仕事にならない様子なので、事務所のグラファイト・カラーのiMac(iMac DV Special Edition)でちょっと遊んだ後、2人で早々に帰宅する。長*さんが6時前に家に帰るのなんて、10年ぶりくらいのことなんだそうだ。
2人暮らしを始め、生活パターンが変わってくると、世の中を眺める目線が変わってくるようだ。これまで見慣れた街がまったく違うように見えてくることがある。目には入っていたけど見えていなかったものが、急に輪郭をくっきりとさせるとでも言えばよいのだろうか(このことに関しては、いずれまた腰を据えて文章にしてみよう)。
つまらない例をひとつ。銀河の自宅の近所の西友はなんと夜11時まで営業しているんだけど(それもずいぶん前からのことだ)、これも長*さんと2人で暮らし始めるまでは、まったく気がつかないでいた(ほぼ毎日、その前を通っていたにもかかわらずだ)。間抜けな話だが、1人暮らしで外食中心の生活だった頃には、西友なんて興味の対象外だったからだろう。気がついてみれば、「働く主婦」(笑)にとって便利この上もない。夕方の時間帯よりも、夜9時過ぎの方が店内が混雑しているのも、意外な発見だった。
[読書記録]滝浦真人『お喋りなことば コミュニケーションが伝えるもの』(小学館)。谷川俊太郎の詩や吉田戦車のマンガ、CMのキャッチ・フレーズなど豊富な具体例を引用しながら、「ことば」と「人」の関係、「ことば」を介しての「人」と「人」の関係を解き明かしていく。基本的には一般向けの言語学入門書なのだろうが、内容は記号学やコミュニケーション論の分野にまで及び、専門家にとっても示唆的な話題も。筆者は以前、うちの予備校の同僚だった(現職は共立女子短大助教授)。

5月6日(土) 藤原レナさんと、再び。
[日記]連休を利用して東京に出ていらっしゃった藤原レナさんが、今日の夜の長距離バスで地元に戻られる。その前に、新宿でお会いすることになった。お互いに話したいこと、訊きたいことがたくさんあったし、一昨日は他の人たちもいて深い話はなにもできなかったので、今日は2人だけだ。
話の内容は双方のプライバシーに深くかかわることなので、ここでは公表できない。だが、同世代のMTFTS(用語についてを参照)同士ということもあってか、予想していた以上に、ものの感じ方や考え方に共通点が多く、話が弾む。予定していた2時間はあっという間に過ぎてしまった。遠く離れた土地に、心の通うお友だちがいるという喜び。大きな転換点を迎えようとしているレナさんが最良の選択を貫徹されることを、祈っています。

5月7日(日) 「働く主婦」(笑)の毎日。
[日記]4月14日に長*さんとの同居生活を開始して、3週間が経過した。新しい生活のリズムにも慣れてきたんだけど、今の銀河をひとことで表現すると「働く主婦」(笑)って感じだね。仕事して、帰りがけにはスーパー(たいがいは近所の西友だ)に寄って、掃除して洗濯して、食事の用意をしてって調子で。一時はインターネット依存症だったのに、気がつくと何日もインターネットに接続していない日が続いている(今日、3日ぶりに接続したら、メールが70通もたまっていて、チェックするだけで死にそうになった)。
でも、長*さんが思っていた以上に手のかからない人だったので、その点は楽だ。銀河が授業準備で忙しいときには、いつの間にか食器を洗ったり、バスタブを磨いたり、トイレのお掃除をしてくれていたりするから、本当にありがたい(うちは仕事の分担を決めたりはせずに、自分にできることを気がついた方が気がついたときにっていうやり方だ)。おまけに長*さんは早起きだから、一緒に暮らしている限り、朝寝坊を心配することもない(1人暮らしのときは、朝起きるのが大変だった)。
今日は、1日が仕事の準備と家事だけでつぶれた。夜は長*さんと近所の薩摩料理のお店へ。「つけあげ」が美味で、すっかり病みつきだ。
[BGM]"The World Of A.R.Rahman." インドの庶民の最大の娯楽は映画だ(インドは世界最大の映画製作国だとも言われている)。そんなインドでは、ポピュラー音楽は映画音楽と同義だ。現在のインドでいちばんの売れっ子映画音楽作曲家が、南インドのA.R.ラフマーン(日本公開された『ムトゥ〜踊るマハラジャ』の挿入歌を担当したのが彼だ)。映画音楽を、歌手中心のフィルム・ソングから、トータルなサウンドを楽しむフィルム・ミュージックへと変貌させた張本人でもある。南インドの古典音楽のエッセンスを打ち込みによるヒップホップ調のビートに乗せ、曲によっては中華ポップス風の味付けも。とにかく聴いていて楽しい、ゴッタ煮サウンド。はちゃめちゃなおもしろさの背後には、音作りに対する冷静な計算もほのかに垣間見えて、興味深い。実験的であり同時に大衆の娯楽としても機能するという、理想的なポピュラー音楽だ。

5月8日(月) 長*さんの事務所から我が家まで、歩いて帰る。
[日記]都内の某校舎で、午前中に大学受験科(浪人生クラス)の授業を2コマ、夜になって現役高校生クラスの授業を1コマ。授業終了後は、長*さんの事務所へ。
西新宿にある長*さんの事務所から銀河の自宅(正確には銀河と長*さんが暮らしているマンション)までは、歩いて帰ろうと思えば簡単に歩ける距離。30分で帰れると主張する銀河と、30分以上はかかるはずだという長*さんの意見が対立したことがきっかけで、今日は試しに歩いて帰ってみることになる。
途中で行きつけの大久保の居酒屋さん(カウンターだけの小さな店だ)に寄ったので、その時間は差し引いて計算する。新大久保の駅を過ぎたあたりで、20分を経過。30分で自宅までというのが少々難しくなってきたので、あわてて急ぎ足になる銀河と、「反則だ」ってクレームをつける長*さん。なんやかんやで夜道を楽しく歩きながら、自宅に到着。結局35分かかってしまいました。
[読書記録]中村うさぎ『だって、買っちゃったんだもん!〜借金女王のビンボー日記II〜』(角川書店)。角川文庫の『だって、欲しいんだもん!―借金女王のビンボー日記』が抜群の面白さだったので、今年になって出版された続編の単行本も買って読んだ。売れっ子ファンタジー小説家なんだから高収入のはずだけど、買い物依存症でブランド品を豪快に買いまくった結果、借金漬けの生活。ネタのおもしろさもあるんだけど、今回再確認して感心したのは、文章のうまさ。くだけた文体でありながら、しっかりした構成の文章が書け、しかも読み手をぐいぐい引っ張っていく魅力をも備えている。この人のファンタジー小説ってのも、読んでみたくなった。

5月9日(火) 長*さんは夜遊びへ。
[日記]銀河の出講日は月曜(午前中と夜)、水曜(午前中と夜)、木曜(午後3時まで)、金曜(午前中のみ)の週4日なのだが、今学期は1週間が水曜日から始まったので、その前日である火曜日は、その週の授業準備で1日がまるまるつぶれてしまうことが多い。
というわけで、長*さんは銀河の仕事のじゃまにならないようにと言って、夜の新宿に出かけて行った。銀河としては長*さんが家にいてもじゃまになんかならないし、むしろいてくれた方が心強いんだけど、長*さんにも長*さんの事情があるだろうからね。いつものように朝帰ってきた長*さんを、お風呂の準備をして迎える。
[BGM]The Kinks,"Lola Versus Powerman And The Moneygoround Part One." ブラーが好きだといううちの予備校のイギリス人講師(同世代)に、レイ・デイヴィス(キンクスのリーダー)の書く歌詞についていろいろと教えてもらったことがあった。いかにもイギリス人といった感じの風刺の効いた歌詞は、自分に英語力がつくにしたがって、かえって謎が深まるばかりだったのだ。そのときについでに「ティーン・エイジャーの頃は、何を聴いていたの?」って質問をしてみた。同世代のイギリス人がどんな音楽を聴いて育ってきたのか、興味があったからだ。マンフレッド・マンだのフリートウッド・マックなんていう答えだとカッコイイなと思っていたのだが、返ってきた答えはなんと「アバ」(笑)。思わず腰が抜けそうになった。「キンクスやザ・フーはどうなったの?」って訊くと、「そういうワーキング・クラスの音楽は、親が聴かせてくれなかった」んだって。うーん、やっぱりイギリスってそういうものなのかあ。 

5月10日(水) ブラジャーの正しいつけ方を教えてもらう。
[日記]今日は千葉県の某校舎へ出講。午前中の大学受験科(浪人生クラス)の授業のあとは、午後5時20分からの現役高校生クラスまで待機時間がたっぷりあるので、いつも駅ビルのなかをふらふらしながら、気が向けばお買い物をしている。
先週(5月3日)、トリンプのTシャツブラを買った下着屋さんが気に入ったので、今週も寄ってみる。で、ここで勧められるがままに、ブラジャーを試着することになった。実は、曲がりなりにもフルタイムで女性として生活し始めて2年以上経つというのに、ブラジャーを試着して買ったことは1度もなかったのだ(なんとなく遠慮していた)。試着ついでに、「みなさん、意外にブラジャーの正しいつけ方をご存じないんですよね」とおっしゃる店員さんにブラジャーの正しい装着方法というのも教えてもらう。脇の下の余ったお肉を全部ぎゅうぎゅうとブラのなかに詰め込んで、胸を大きく形よく見せるのだけど、自己流でつけていたときよりもワンカップ分近くは大きくなった。次回からブラは必ず試着して買うことにしよう。


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