プラナリアリンク集: 番外編

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Last update: 2001/08/30

http://www2u.biglobe.ne.jp/~gen-yu/plaweb2.html

(連絡先:佐々木玄祐 gen-yu@mtc.biglobe.ne.jp


プラナリアは、ほとんど人間と関係なく生活しているような小さな虫です。しかし、その特異な再生能力などによって、それなりに有名だったりします。さて、我がプラナリアは世間一般の方々に、どう思われているのでしょうか?

…というようなことで、本家リンク集 "Planarian Resources on the Web" の番外編として、生物学とはあまり関係ない場所でとりあげられている「プラナリア」を集めてみました。

本家と重複するリンクもあるかと思いますが、おいおい整理するつもりですので、あしからず。


謎の台湾サイト

最近、中国語圏のプラナリアサイトを探索中に、 "PLATEWORM'S NEST" という謎のサイトを発見 (http://benz.nchu.edu.tw/~s8538042/Welcome.html)。どうも、学生さんがゲームその他の話題を書いているらしい。電玩與渦虫、魔法渦虫、黒夜的渦虫、とあって、最後のにはアダルトサイトらしき所へのリンクがあったりする(「未滿十八歳者,請自重!!」但しデッドリンク ^^;)

でも、背景画像はちゃんとプラナリアになっている。Acolea, Macrostomida, Lecithoepitheliata, Tricladida, Polycladida 、と各グループの模式図で、これがなかなかいい感じ。どこかの教科書からとったのか? なお、漢字コードが Big5 なので、どこかでフォントを拾ってきてインストールしないと、表紙以外は読めません。(2001/08/30)

マンガ

Planarian World (http://www.geocities.com/SoHo/1847/)

野木さんが発見した、Planarian Man というキャラクタが登場するマンガ。Planarian Patrol?(笑) ちなみに、未確認ながら、日本の漫画にもコウガイビルが登場しているようです。

その1) 月刊漫画「アフタヌーン」2001年10月号の「なあゲームをやろうじゃないか!!」(桜玉吉)に、 コウガイビルが「一発ネタ」として登場とのこと。

その2) 「ひる」(天竺浪人) 作品集「黒日夢」の書評によれば、

コウガイビルの不吉で気味の悪いイメージも,作品世界に深みを与えている。
ということで、興味津々。ただし、エロ漫画(!)だそうです。(2001/08/30)

「見知らぬ自分」(結城昌治)

プラナリアの記憶・学習、という話が1960年代頃に盛んに話題になりました。一時はあのカルビン(Melvil Calvin: 1961年ノーベル化学賞受賞)も手を出していたようです。今も時々話題になります。(例:【かくも便利な薬(笑)】 その他

小説などでも、これをネタにしたものがいろいろあるようです。先日、川勝博士にうかがったのが、この「見知らぬ自分」です。朝日新聞に1972年から1973年にかけて連載され、その後、単行本や文庫になっています。しかし、現在は古本でないと入手不可なようです。

結城昌治氏は、1996年1月24日、68歳で死去。略歴 (謎宮会)「死もまた愉し」書評 (産經新聞:宝田茂樹)などが読めます。(2001/08/21)

光瀬龍

http://www.asahi-net.or.jp/~BY2T-KWSK/sfhonjp.html

上記のページによると、『わが青春のプラナリア』という著書があるそうです。光瀬龍って、「ロン先生の虫眼鏡」だけど、生物系の人なのかな? 実は、恥かしながら他の本は読んだことありません。産經新聞のサイトに死亡記事が出ていました。(作家、光瀬龍氏が死去 (99.07.08))図書館で捜してみようかな、と思いながら…まだ果たせず。(2001/08/18)

小説「プラナリア」

21世紀初の直木賞受賞の単行本、「プラナリア」。書評ページがかなりある。表題作のほか5編を含む短編集らしいが、編者はまだ読んでいない。この本が出たおかげで、プラナリアのページを見る人が増えた、という話も聞く。プラナリアファンとしては、いずれ読まねば。

山本文緒(公式?)Web site
http://www09.u-page.so-net.ne.jp/xj8/f-office/profail.html
「プラナリア」の作者である山本文緒氏のWebsite(管理はコトリン氏)。プロフィル他が読める。
プラナリアへの思い
http://www.mainichi.co.jp/life/dokusho/2000/1203/book.html
今週の本棚(Mainichi Interactive)にある、毎日新聞2000年12月3日東京朝刊の記事。あらすじが分かる。
おすすめ
http://book.asahi.com/otona/o00112809.html
こちらは朝日のサイト。作家、黒川博行氏によるコメント。「巧(うま)い。(中略) 山本文緒の小説はいつも油断ならないのである。」
[2000年10月の新刊書籍]
http://bunshun.topica.ne.jp/newseller/extra0010/4163196307.htm
出版元である文藝春秋のサイトでの紹介。担当編集者のコメントあり。

この他、いくつかのBBSでこの本に関する書き込みを見つけました。

「再生」

小説「プラナリア」もそうだが、プラナリアの並外れた再生能力は、ヒトの想像力を刺激するようです。

「電脳映画塾へアクセスして下さった皆様へ」
http://eigajyuku.com/voice.html
「その昔、花田清輝という批評家は、そのプラナリアの死と再生から着想を得て、『復興期の精神』というルネッサンス論を書いたのでした」

でもこれ(↑)、面白いやと思って調べたら、プラナリアは今のところみつからず。「クラヴェリナ」というのは出てくるのです(「球面三角」)。これは群体ホヤの仲間ですね。うちのサイトにもいます。真相をご存知の方ご一報ください。

しかし私、この辺には縁がないですねぇ。上の本もちゃんと読んでません、というか読めない。花田−吉本(隆明 = ばなな氏のお父さん ^^;)論争「というのがあった」のは知ってるけど。そういえば、高校時代に教わったK師が確か吉本をやってたような…。

役に立つとか立たないとか

学生の皆さんへのメッセージ
http://www.zzz.pe.u-tokyo.ac.jp/~tomiyama/TomiyamaToStudents.html
『自己修復機械の研究のルーツは、吉川先生の「役にも立ちそうにないプラナリア」の話です。そんな機械を作りたいと考えること自体はプラナリアから発想しないとだめなのではないでしょうか?』(冨山哲男教授@東大・人工物工学研究センター )。

御意。他にも同感すること多し。


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