「久木野しゃぎっちょ まつり」平成16年1月24日
「しゃぎっちょ」に点火する火は、まず古代さながらの「火お越し」から始めました。
ヤ これは「まいぎり」といって、ヒノキの棒をヒノキの板にこすり合わせ、摩擦熱で種火を作ります。上下させながら擦るとすぐ煙が出て、30秒程で黒い粉に摩擦熱が伝わり、下に落ちた粉から煙が出始めればOKです。
 
 大役を仰せつかり緊張します。
煙が出ている黒い粉に、吹き飛ばさないようそっと息を吹きかけると真っ赤な豆粒ほどの種火が出来ました。

 その上によく乾燥した木屑などを乗せ、更に息を吹きかけますとポッとが出ました。
擦り始めて約1分でした。 みんな拍手。

 真剣に見つめるていた子供達もビックリ。その火を点火隊の隊長がおもむろに松明にとり8人の点火隊員に分火しました。
 一安心です。この後の「カッポ酒」が美味かった。

午前中は天気に恵まれましたが、午後しゃぎっちょが鎮火する頃は雪が舞い始めました。
前日に子供達が作った連凧も元気に
上がります。
しゃぎっちょに点火され、小さな火がこんなに大きくなりました。
 お父さんが元気について、お母さんが優しく丸めました。 昔懐かしい光景ですね。
 「つきたての餅を、すり大根につけて食べると美味しいよね。」そんなお客様の話声が横で聞こえました。
 「ペッタンコペッタンコ!よいしょ!ドッコイショ!」と力強いきねでつかれた餅が出来上がります。
 餅を焼くには炎では美味く焼けません。
おき火になるまで待ちました。
 かっぽ酒。一本に二升は入ります。「しゃぎっちょ」ならではのでっかい「かっぽ酒」も人気がありました。