[4] 歓迎 「ひのくに新世紀総体」〜若い力の祭典
7月31日に熊本入りされた皇太子さま(県自衛隊通り)

いつも雅子さまと御一緒の写真を見ていますので、何だか今日はお寂しそうな感じでした。

 皇太子さまをお迎えして、8月1日「ひのくに新世紀総体」が熊本で開催されました。
開会式の会場となった「熊本県総合運動公園陸上競技場」の午前中の気温は32.8度。今日の予想最高気温は37.5度との事すから、まさに「ひのくに」灼熱の会場です。先月30日に熊本入りした北海道の生徒が「この暑さは同じ日本とは思えません」とインタビューで話してるのが印象的でした。


 南阿蘇は「登山」の会場です。一の宮町の国立阿蘇青年の家チャンプ場と、高森町の国民休暇村隣の山村広場キャンプ場と、久木野中学校キャンプ場をベースキャンプ地として根子岳、高岳登山、久木野村の南外輪山(地蔵峠〜崩土峠〜両併小学校)縦走です。7日〜9日AB C 隊に分かれ各コースを踏破します。

 女子B隊(43校)は途中の清水峠より下山。峠からの下りは両コースとも急な下り坂です。上手に膝のクッションを使って下る選手の姿を是非取材したいものです。地元熊本県では、熊本北高校(男女)と熊本高校(男)の団体が出場しています。

 ここは南外輪山の清水峠と駒返峠の間のピーク高千穂野(1101mたかじょうや)の最後の難関。
非常階段みたいな傾斜です。元尚絅高校山岳部顧問の高浜先生と総体コースを歩いてみました。
ここは下りですが、当日は30kg以上は担いで踏破するのでしょうか、
サブザックでも心臓がはち切れそうでした。(日頃の飲み過ぎがたたる??)

白水村より眺めた久木野村の裏に広がる南外輪山です。

 ちょっとコラム                  
 登山は何を審査して順位を決めるの?

 今回は各高校4人一組のパーティを組んで2泊3日の北外輪山の縦走でした。
 「行動」「生活技術」「知識」「態度」の4項目で採点します。
 山行にふさわしい体力があるか、安全な歩行が出来ているかなどグループで山を登る総合的な技術を競います。

  まずテント設営から幕営地での生活態度、献立や燃料のカロリー計算、携行食料の内容。
 縦走では、荷物の積め方、登り下りでの歩く姿勢、体力、服装、
 グループでのリーダーシップにメンバーシップ、天気図の作成や地図の見方、
観察力等々の体力と知識が審査されます。

夏山の登山では、体力コントロールに水分補給も大切な要素になってくるでしょうね。

 審査法は、今でも変わらないと思いますが、このようにして若い頃から本格的に登山の知識を収得し、
 あわせて自然に対しては柔順な精神を養っていきます。

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 最近は私を含め、中高年の登山が盛んで、大変いいことと思いますが、
無理をせず自分の能力体力に合った山登りを是非心掛けましょう。

大切な体力の三つの配分=登る体力。下りる体力。帰りついた家で心地よい疲れが残る程度の体力の維持。

 登山の知識(登った回数は関係ありません)が豊富な人との山登りは、
初心者でも快適な楽しい山登りを経験させてくれます。
よきリーダーを選び、正しい山登りの知識を身に付けましょう。