[3] 可哀想「お互い災難」です

 一階の屋根に外部電線の取り入れ口があります。その付近の瓦の隙間にも雀が巣を作ったようで、最近はいっそう賑わしくなりました。

すぐその下に、雑巾を洗ったり作業具を洗ったりよく利用する洗い場があります。
小雨のある日、その日もその場で洗い物を済ませ、何気なく上を見上げてびっくり仰天。わーっと一目散にその場を立ち去りました。
お恥ずかしながらその叫び声は私です。

 高鳴る胸の鼓動を押さえ、瓦の間から垂れ下がった物体を少し離れてしばらく見つめたけれど、動く気配なし。
離れた所らから石ころを投げると一発で命中。プランプランすれどそれでも物体は動かず。
その日土木作業に来ていた若き屈強な社長に、「あれ取り外して」と頼めど、見たとたん顔を引きつらせ、
ユンボを運転してたおじさんを連れて来た。おじさんはこの物体には免疫があるようで、瓦を2枚外して取り除いてくれた。
 
 一件落着。どうりでこの4〜5日雀の声も聞こえずで、気にはなっていましたが、こんな事があったのかと思いながら、
自然界では日常茶飯事ではあろうけれど、自然淘汰弱肉強食のびっくり面を見せつけられた日でした。

   免疫がある方、好奇心がある方は「その物体」を御覧下さい。