3月9日、10日 第13回福井県人形劇フェスティバルが行われました。
福井の人形劇フェスティバルもはや13回目。風工場の視点から、今回のフェスの報告をします。
9日 (フェスティバル初日)
8時30分 会場入り。
風工場が会場入りすると、もうみんな集まっていました。
客席を作り、椅子を並べて会場準備。
広い会議室を大きく区切って楽屋を作り、残りの前の方と後ろの方にそれぞれ舞台をこしらえました。
ぼっくり君、登場。朝早く汽車に乗ってきてくれました。
トピアさんは、稽古をしています。
10時 うちあわせ
10時30分 開場
みっこ@風工場が司会。開場整理をしながら、突然、じゅび@風工場に遊びをやれと振ってきました。「ええっ!」と言いながら、「落ちた、落ちた」をやりました。子供のリクエストでやっていたので、「飴」やら「飛行機」やら「ライオン」やらが落ちることになってしまいました。大騒ぎです。
11時 午前の部 開演
「人形劇団なみ」(金沢)……なみさんは、十八番「さんびきのこぶた……ではない」です。なみさんの一人芝居。巧みな話術で、観客の笑いを誘います。
みっこ@風工場の手遊び「ねこがないた」
「トピア」(福井:松岡)……「ごりらのぱんやさん」。人形や大道具、小道具、きっちりと作ってあります。ほーんわかとしたお芝居になりました。
「人形劇団とんと」(福井:プロ)……パネルシアター「おつかい」、人形劇「闇夜の大冒険」。普通にパネルシアターを想像したら、大間違いです。普通に人形劇を想像したら、やっぱり大間違いです。「とんと」らしいと言ったらそれまでですが、とにかく愉快な、それでいて、ちょっと考えさせられる舞台でした。
14時 打ち合わせ
客席を後ろに向けて、午後の部の舞台ができました。
14時 30分 午後の部 開演
とんとのりっちゃんが司会……のはずなのに、なぜかじゅびが手遊び「船長さんの命令」。みっこさんの命令です。
「手風琴」(愛知)……パネルシアター「ダンボールマン」。異常なテンション(?)で評判のぼっくりさん。なんじゃ、これはア、と思っている間に、みんなテーマソングを歌わせられてしまいました。「ダンダ、ダン、ダ、ダン。ダンダ、ダン、ダ、ダン。」
「人形劇団くまのこ」(福井:敦賀)……「かばんにのったおとうさん」。くまのこのおかあさんのお孫さんの一言からお話ができました。くまのこらしい、とっても優しさに溢れた舞台でした。
「紙芝居のまりん」(金沢)……「ひもかとおもったら」他2本。拍子木だけで、こんなに遊べるなんて……。爆笑。爆笑。大爆笑。そして、じっくりと聞かせる話術はさすがです。
「影遊びジョイホナ」(横浜:プロ)……影遊び劇「まあるいオモチャ箱」。去年の飯田でも魅せていただきました。スクリーンに映し出される影達も見事ですが、布を被ってすっくと立ち、今まさに光の中に入っていこうとするやまちゃんの姿が、これまたなんとも見事です。
17時 初日打ち上げ
しし丸君(愛知:プロ)も合流して、初日の打ち上げ。「共通の友人」の話で、盛り上がりました。ふだん別々に活動しているのに、さっき初めましてって言った仲のはずなのに、実は、みんな、どっかで、つながってる。うーん、なんか、いいですねえ。
この日は、ぼっくり君が、風工場アトリエにお泊まり。客間には、じゅびの作った能面がゴロゴロ。安眠できたかなあ。
10日(フェスティバル2日目)
8時30分 会場入り
敦賀からまるちゃん、到着。おししの面々も、続々到着。一気に会場が賑やかになりました。
さて、おししは、前日にほぼ、立て込みも終わり、あとは、音合わせをするだけとなりました。が、たかやんが、わすれものをして、さだくろうさんが、かわりをとりにいくはめに。なんとか、間に合って、この場はおさまったのですが………。
11時 開演
とんとの耕一君のこま、お手玉、そして、ギター演奏で、会場は、良い雰囲気。
「つづける座・おしし」(福井:福井市)……「お城ケ谷の送り狼」。おや、えみちゃんの調子がおかしい。テンションがあがらず、みっこさんが突っ込めない。
それでも、そこそこの笑いをとりつつ、クライマックス。狼と化け物の追いかけっこ……のはずが、狼を持ったさだくろうさん、舞台での追いかけっこをすっとばして、客席へ。たかやんの化け物が、「どうしよう」。「どうしようったって、おいかけるっきゃない」というわけで、いきなり化け物が客席に乱入。あーあ、子供が泣いてしまった。最後、カーテンコール代わりにみんなで、テーマソングを合唱して、お客さんの方の帳じりはあわせましたが、演出のじゅびとしては、ちょっと悲しい公演になってしまいました。
「人形劇団まる」(福井:敦賀)……手袋パフォーマンス。パネルシアター「かばさんのなんでもや」。人形劇「五匹のこやぎ」。「えっ、7匹の、じゃないの?」、お話がどんどん脱線していきます。観ている子供達も、混乱していきます。ねらい通りですねえええええええ。終わり方がなんとも、言えず、グッド!!
「ししまるカンパニー」(愛知:プロ)……「しし丸ジャンジャカ」。全日の打ち上げで、「目にもの見せてくれるー!!」と、叫んでいたしし丸君。歌い、叫び、走り回り………。もしかしたら、いや、これはやっぱり、反則かもしんない。しし丸君のみに許されるパフォーマンスかも。「目にものみせられてしまったーっ!!」って感じです。
14時 打ち上げ
足羽山の上、大久保茶屋で、打ち上げです。ボリューム満点の茶屋弁当と、福井の地酒にゲストのみなさんも大満足です。みんなで、記念写真を取り巻くリ、人形劇論を戦わせ、福井名物「おろしそば」に舌鼓を打ちました。また、いつか、どこかで、一緒にやれるといいなあ。再開を約して、今年のフェスも終わりました。(大久保茶屋と言えば、ネコでしょう。と言うわけで、この日見かけたネコ達です。)