春日部   かすかべ   Kasukabe   東武伊勢崎線・野田線


三角屋根が特徴的な東口

埼玉県東部の交通の拠点

沿線の光景(一ノ割駅から)

 一ノ割駅を出発し住宅街をしばらく走ると、柏方面からの野田線の単線の線路が右手から築堤で近づき、伊勢崎線の上を横切って右手に出る。野田線はそのまま地平へと降り、マンションや中小ビルが車窓に見えると、電車は広い春日部駅の構内に入る。


駅案内

 江戸時代は日光街道の粕壁宿として栄えた春日部市は人口約20万人(2001年現在)、今も鉄道では東武伊勢崎線と野田線、道路では国道4号線と国道16号線が交差する交通の拠点である。自動車の春日部ナンバーがあることからもわかるように、国や埼玉県の出先機関も多数あり、埼玉県東部の主要都市のひとつとなっている。伝統産業としてたんすと羽子板の生産も盛んな街である。

 東武伊勢崎線でも、快速が北千住駅を出て最初に停車するのはこの駅であり、かつては通過していた日光線の特急も、現在ではすべてが停車する。野田線はかつては旧型電車がのんびり走っている印象があったが、現在では沿線の宅地開発がかなり進んでいる。複線化工事も進展し、春日部駅付近でも柏側は単線であるが、大宮側は複線となっており、野田線のホームにも人が多い。

 駅はホームが5番線まであり、そのうち3番線までが伊勢崎線のホームであるが、構内は広く、大手私鉄の駅というよりJRの地方の主要駅の雰囲気に似ている。駅舎は東口と西口で分かれ、双方は南北二つの跨線橋で結ばれている。東口の駅舎は一番ホームと直結し、駅前からは江戸川沿いの庄和、関宿方面へのバスが発着する。西口は東口と比べて駅舎は簡素であるが、駅前の広場は広々としている。春日部市役所や出先機関もこちら側にある。東口、西口の双方とも人通りは多く、どちらかが表でもう一方が裏ということはない。

 線路は地平であり、駅の東西を結ぶ自由通路も無い。東西の地区を行き来するには入場券を買って駅構内の跨線橋を渡るか、駅舎から浅草寄りに線路を200mほど進んだところにある地下道を通らなければならない。街が線路で分断されており、行き来するには大変に不便である。このため、鉄道の高架化が市政の重要な課題の一つになっているようだ。


東口には雑居ビルが多い

重要駅だけあり広い構内を持つ

東口の改札は上りホームと直結

東口から庄和、関宿方面へと続く道

周辺案内

 〔見どころ〕

 〔教育・医療機関〕

 〔商業施設〕

 〔その他〕

 〔路線バス〕

 〔関連サイト〕

 〔東武野田線 沿線案内〕


ひさしが特徴的な西口

西口のロータリーには緑が多い

市役所がある西口

西口には県の出先機関が多数ある

駅データ


浅草寄りにある地下道

高架化運動推進中

トップ駅紹介一ノ割/春日部/北春日部   参考資料