板倉東洋大前駅

板倉東洋大前いたくらとうようだいまえ Itakura-toyodai-mae 東武日光線
西口から見た大きな橋上駅舎	東武日光線で唯一、群馬県に属する

沿線の光景（柳生駅から）

　電車は柳生駅を出発してしばらくは北西方向に走るが、やがて右にカーブしながら、北へ向きを変え、埼玉県北川辺町から群馬県板倉町へ入る。直線区間をしばらく進んだ後、板倉東洋大前駅に到着する。

駅案内

　関東から東北へ向かう鉄道や道路などの大動脈が走る埼玉県と栃木県はわずかながら直に接している。しかし、そこは渡良瀬遊水地であり、鉄道や道路を通すのは困難である。よって鉄道や道路は茨城県か群馬県を通って埼玉県から栃木県に向かうことになる。大動脈のうちＪＲ宇都宮線（東北本線）やＪＲ東北新幹線、国道４号線日光街道は茨城県古河市を通るが、東武日光線と東北自動車道は群馬県を通る。

　その東武日光線が群馬県内で通過する唯一の街である板倉町には以前、駅が無かったが、１９９７年に板倉東洋大前駅が新しく開設された。その名の通り、東洋大学板倉キャンパスの最寄り駅であり、国際地域学部、生命科学部、大学院などがある。このため、日中でも学生など、駅の利用客はそれなりにいる。駅前には大型ショッピングセンターもあり、車も多く駐車している。駅のそばにあるニュータウンには空き地も目立つが、やはり学生がいる街は雰囲気が違う。

待ち合わせや通過待ちもできる構造	改札口周辺は屋根が高い
西口のモニュメントと住宅街	西口からすぐのショッピングセンター