走る車両

東急東横線・みなとみらい線を走る車両

 東急東横線・みなとみらい線には東急東横線・みなとみらい線用の車両のほか、並行して走る目黒線の車両も日常的に見られます。また、地下鉄からの乗り入れ車両も多数、走っています。

 ここでは東急東横線・みなとみらい線・目黒線で日常的に見られる車両について紹介します。

 >東急田園都市線の車両紹介はこちらです。


〔車内の設備のご案内 記号の凡例〕

優先席    車椅子スペース(片側の座席がありません)    乗務員室

※ 水色の車両は弱冷房車です。

※ 同じ系列の車両であっても車両により車内の設備が異なる場合があります。


東急車両

 東急では、8000系、8590系、9000系、1000系、3000系、5050系の6系統が運用されています。東急の車両はすべて、横浜市金沢区にある東急車輛で製造されています。車庫は元住吉にあります。


〔東急 5050系〕

 2004年に既存の車両を置き換えるために投入が開始されました。コンセプトは「人と環境に優しい車両」です。JR東日本と東急車輛の共同開発で作られたJR東日本のE231系(山手線などで走っています)をベースとした車両で、走行時などの消費電力量の軽減が図られています。外観は目黒線の3000系に引き続き前面が丸みを帯びており、これまでの東急の車両と異なっています。また、東横線を走る5000系には東急のコーポレートカラーの赤の帯のほか、東横線のラインカラーにちなんだピンク色の帯が側面に貼られています。方向幕は白色LED化され、視認性が向上しました。

 車内は、旅客案内の充実やバリアフリーへの対応がはかられています。各ドアの上部にはそれぞれ2台の液晶ビジョンが備えられ、1台は停車駅や乗換えなどの案内、もう1台はCMが流れています。また、背が高くない方でも楽につかむことができる長いつり革や、座席への握り棒の設置も行われており、車内での快適性も向上しています。

 同じ系列の車両が目黒線にも投入され、これからの東急の主力となる車両です。


〔東急 5050系 車内の設備のご案内〕




渋谷


元町中華街


〔東急 3000系〕

 目黒線用として1999年に製作された車両です。投入後、しばらくは東横線で運用されていましたが、現在ではすべての車両が目黒線、地下鉄線で運用されています。前面の形と東急では珍しい紺色の帯が特徴です。

  ホームドアやワンマン運転に対応する各種機器も搭載しています。


〔東急 1000系〕

 車体長が18mの車両しか走行できない地下鉄日比谷線への直通用に製作された車両です。ドアも片側あたり3扉となっています。車体長と扉以外は9000系と共通する部分が多い車両です。日比谷線直通用のほか、18m車両しか走行できない東急多摩川線、池上線でも活躍しています。なお、東武線対応の機器を搭載していないため、東武線内を走ることはできません。


〔東急 9000系〕

 東急で初めてモーターにVVVFインバータを採用し、1986年に登場した車両です。これまでのモーターが直流モーターだったのに対し、VVVFインバータは交流で動くモーターで、メンテナンス作業が軽減されるのが特徴です。先頭車両は前面扉を片側に寄せており、運転席の窓が大きくなっています。

 東横線の主力車両として活躍しています。また、大井町線でも一編成が走っています。


〔東急 9000系 車内の設備のご案内〕




渋谷


元町中華街


〔東急 8590系〕

 日本初の軽量ステンレス車です。車体はコルゲート(ひだ状に加工された金属板)のひだが少なくなり、すっきりとしています。車体の裾が絞られ、先頭車両の前面が三面に折れ曲がっているのも特徴です。

 もともと1980年に東横線の急行用として、先頭車両に前面扉の無い8090系としてデビューしました。しかし、みなとみらい線直通が決まって地下線を走ることとなり、地下区間における非常時の脱出用として、先頭車両の前面に扉が必要となったため、8両編成であった8090系を5両編成化して大井町線に転属させた上で、前面扉のある先頭車両を8590系として新たに製作し、余剰となった8090系の中間車両と組み合わせて、現在の編成が作られました。


〔東急 8590系 車内の設備のご案内〕




渋谷


元町中華街


〔東急 8000系〕

 1969年に登場しました。日本で始めてワンマスコンハンドル(車でいえばブレーキとアクセルを1本にまとめたようなもの)を採用した車両です。東急初の車体長20m、ドアは片側あたり4扉の大型車両(それまでの車両は3扉18m)でもあります。

 長い間、東横線、大井町線で活躍してきましたが、新型車両の導入に伴い、廃車が進んでいます。一部は改造され、東急の子会社である伊豆急に譲渡されました。


〔東急 8000系 車内の設備のご案内〕




渋谷


元町中華街


その他の会社の車両

 東横線と目黒線には横浜高速鉄道(みなとみらい線)、東京メトロ(日比谷線、南北線)、東京都交通局(三田線)、埼玉高速鉄道から車両が乗り入れてきます。


〔横浜高速鉄道 みなとみらい線 Y500系〕

 みなとみらい線を運営する横浜高速鉄道が所有する車両です。2004年のみなとみらい線開業時に運転を開始しました。ステンレス車体に描かれたパステル調のマークと、横浜スカーフをモチーフにした車内の座席の生地の色が特徴です。その他は東急の5000系車両とほぼ同じです。

 検査、運用等は東急にほぼ全面的に委託されており、車庫も東急の元住吉検車区を使用しています。


〔横浜高速鉄道 Y500系 車内の設備のご案内〕




渋谷


元町中華街


〔東京メトロ 日比谷線 03系〕

 東京メトロ(旧営団地下鉄)日比谷線用の車両です。車体の長さは18mで、アルミ製です。作られた時期によりドアが片側5扉の車両があったり、車内外のLED表示の有無など、バリエーションに富んだ車両です。車庫は南千住と東武線の竹ノ塚にあります。北は東武動物公園、南は菊名まで走ります。

 なお、日比谷線には東武鉄道の車両(20000系)も乗り入れてきますが、東武線の車両は東急線対応の機器を搭載していないため、中目黒から先の東急線を走ることはできません。

 ちなみに以前、日比谷線で活躍していた営団3000系は現在、長野県の長野電鉄で走っています。


〔東京メトロ 日比谷線 03系 車内の設備のご案内〕(東武20000系も同じ)



←東武動物
   公園

菊名→


〔東京メトロ 南北線 9000系〕

 東京メトロ南北線用の車両です。新幹線や新交通(「ゆりかもめ」など)を除く鉄道では、首都圏で初めてホームドアを採用した南北線に対応した機器を備えており、ワンマン運転やATO(自動運転)にも対応しています。車庫は東京都北区の王子神谷駅の近くの地下にあります。


〔東京都交通局 三田線 6000系〕

 都営三田線の車両です。ホームドアやワンマン運転対応設備を備えます。車庫は東京都板橋区の高島平駅近くにある志村車庫です。


〔埼玉高速鉄道 2000系〕

 埼玉高速鉄道の車両です。運転設備は基本的に南北線と共通のものを備えています。車庫は浦和美園駅から少し離れた埼玉サッカースタジアム2002の近くにあります。


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