目黒駅

目黒めぐろ Meguro N-01,I-01 東急目黒線・東京メトロ南北線・都営三田線

権之助坂上の出入口

地下鉄２路線の駅番号も付記

沿線の光景（白金台駅から）

　白金台駅を過ぎてからも引き続き目黒通りを直進する。しばらく走り、目黒通りから右に分かれると、右手には国立科学博物館附属自然教育園と、東京都庭園美術館の広大な敷地が広がる。首都高速２号線と交差すると目黒駅が近づき、線路は大きく左にカーブしながらＪＲ線の下を通り、目黒駅に到着する。

駅案内

　品川駅が港区にあるのに対し、目黒駅は品川区上大崎にある。駅の周辺は、西に行けばすぐに目黒区であり、東に行けばすぐに港区白金というところである。目黒区役所は中目黒にあり、目黒区の中心はどこにあるのかはっきりしない。

　駅の西は駅を出ると権之助坂が続き、目黒川まで一気に下る感じである。駅が坂の上にあるため、ＪＲ山手線も目黒駅の前後にはかなり急な勾配が存在する。渋谷も坂が多い街であるが、あちらは駅が坂の下にあるので、駅から周辺の商店街へいっても帰りは下りになるので、あまり心配は要らない。その点では、目黒の周辺の商店街は帰りのことを考えなければならないため不利である。

　一方、駅の東は国立自然教育園の広大な敷地があり、そこを過ぎれば白金の高級住宅街である。このため駅の東にも大使館も多い。

　東急の目黒駅はかつて坂の上の地上にあったが、地下鉄と直通運転を行うべく地下駅となった。このため、権之助坂の上にある出口とホームの間にはエスカレーター付きの長い階段がある。東急線と東京メトロ、都営地下鉄との境界駅であり、直通電車の運転士はこの駅で交代するが、駅は東急が管理している。目蒲線時代は短い電車が折り返していた駅であったが、今や埼玉高速鉄道を含めた４者の車両が行き交う駅に変貌している。

駅の上に建つＪＲ東急目黒ビル	目黒線のホームは地下
改札周辺は地下ながら広い	東急、メトロ、都営の券売機が並ぶ

周辺案内

Mapion＞目黒駅周辺地図

　〔見どころ〕

国立科学博物館附属自然教育園…徒歩７分。
東京都庭園美術館…徒歩７分。旧朝香宮邸。
東京都写真美術館…恵比寿駅から徒歩７分。
大鳥神社…徒歩１０分。
財団法人　目黒寄生虫館…徒歩１５分。
目黒競馬場跡…徒歩１７分。戦前に競馬場があり、第１回ダービーも行われたが、１９３３年に府中へ移転した。バス停や交差点の名前に「元競馬場」という名前が残っている。
杉野学園衣装博物館…徒歩５分。
目黒区美術館…徒歩１０分。
品川区立池田山公園…徒歩１５分。旧岡山池田藩下屋敷跡。
目黒のさんま…落語で有名。毎年秋には「目黒のさんま祭り」も開かれる。