第二部 記念受験編


 第一章 受験校選択
 第二章 具体的行動
  第一節 学習
  第二節 いつ親に話すか
  第三節 現在籍校など
  第四節 受験校決定・入試への準備
  第五節 願書記入・提出
  第六節 試験当日
  第七節 合格発表−入学手続き
  第八節 入学手続き後
(「資料II 調査書等不要一覧」は内容更新が面倒なので省略しました)



 例えば関西の小学6年生が開成や麻布を受
験することがよくあります。合格しても入学
する訳ではありまぜん。本命は灘や洛南など、
自宅から通える学校です。つまり、力試しや
記念として受験するのです(関西の本命に全
て滑ったら、寮のあるラ・サールあたりに入
学するかもしれないが)。

 このように、小学6年生が正規の手続きで
受験し、正規に入学手続きを取れば入学でき
るんだけどしなかった、などというのは、普
通の受験案内を読めば分かるのでここでは取
り上げません。
 ここで取り上げる記念受験というのは、

・女子が男子中を受験(受験資格がない)
・男子が女子中を受験(受験資格がない)
・小学5年以下で受験(受験資格がない)
・過年度卒業生(学校によっては受験資格
 がない、あっても正規の手続きでは心理
 的負担が大きい)

という場合です。要するに虚偽申告で受験を
しようという話。ひどいと言われれば確かに
そうですが、小学6年生が入学する意思もな
いのに受験し、某有名校でさえ定員より数十
人も多く合格者を発表している現状からすれ
ば、そんなにひどいとは思わない、と言って
おこう(笑)。


第一章 受験校選択


(1)願書が受理されるか

 願書が受理されなければ意味がありません。
が、受験資格の有無を確認する書類の提出を
要求されたら、受験資格がない場合困ります。
具体的に言えば

・調査書
・通知表の写
・出身小学校の校長印
・健康診断書

などです。受験資格がある場合(つまり過年
度卒業生の場合)でも、記念受験のためだけ
に「私立中を受験します」と小学校に調査書
を依頼するのもなんだし、小学校卒業後5年
とか10年とかが証明される書類であれば提
出しづらいものです。(もちろんこういう書
類を偽造することも可能は可能だが、そこま
で言及する気はない(苦笑))

 しかし中学受験では高校受験と違い、この
ような書類が必要ない場合も少なくありませ
ん。このようになった理由として

・入学資格は入学手続き時にチェックす
 ればいい
・面倒な書類を減らし出願しやすくする
 ことで志願者を増やそうとしている
・調査書・通知表の内容がますます骨抜
 きになり、参考にならない
・一部労組を中心に私立中学受験を嫌悪
 している教員がおり、調査書作成がス
 ムーズにいかない場合がある

などがあります。一部教員が私達にこのよう
な楽しみを与えてくれているのです。感謝せ
ねば(笑)。
 この場合、提出すべき書類は願書と受験料
(または受験料の振込証明書)、他は合否通
知用封筒などこまごました物です。

 調査書が必要かどうかは、出版社発行の学
校案内のほとんどに書いてあります。変更が
あっても受験雑誌に最新情報が載ります。し
かし健康診断書までは書いてない本もありま
す。最終的には願書を実際に入手して確認す
ることになります。

(2)出願手続き

 その学校の窓口に願書等を提出し、受験票
等を受け取るのが一般的です。当然ながら時
間が「朝9時から4時まで」等と制限され、
日曜や土曜の午後は受付をしないのが普通で
す。
 小学6年生に見える人が、自分の写真を貼
った願書を提出する、というのも結構なので
すが、受験料が1万5千円とか2万円とかで
すし、時間が時間なので、普通は保護者が提
出に来るものです。まして到底小学6年の男
子(女子)に見えない人が写真でどうにかご
まかしている場合は自分で持っていけないの
で、保護者役を確保する必要があります。

 数は少ないですが郵送受付をする所があり
ます。遠隔地受験者の多い学校や、早い受験
番号を確保しようとする人達で混乱が起きた
ことのある学校で取り入れている場合が多い
ようです。
 郵送受付とくれば「私設私書箱を確保すれ
ば足もつかずに願書提出できる」と思うでし
ょうが、受験票郵送は簡易書留が多いようで
す。住所まで虚偽記入をするためには直接窓
口に提出するしかないようです。

 願書自体は窓口提出するにしても、合否通
知などが郵送される場合があります。合格発
表の方法は出版社刊行の学校案内に書いてあ
る場合がありますが、それが単なる速達か速
達書留かまでは願書を入手しても分からない
ことがあります。大抵は単なる速達のようで
すが。
 合格発表の方法としては他に、

・学校で掲示
・合否通知を窓口で交付

があります。最近は試験日当日に合否を決め
て発表する中学が出てきて、後者の方法が増
えてます。この場合、試験を受けてないとさ
すがに受取ずらいものです。

(3)試験内容

 これ以降は、到底小学6年生に見えない人
には関係のない話(笑)。以下続けていくた
めには、やはり本当の保護者なり偽保護者な
りが必要です。

 筆記試験はまあいいとして、やはり問題は
面接。虚偽記入をしているので面接でボロを
出すかもしれない、と不安な人は面接のない
学校を選ぶべきでしょう。面接で小学6年生
らしい受け答えを出来る、という自信がある
人は面接に挑んでください。
 保護者面接は、本当の親なり偽親なりと協
力できるならやっても結構。

 いずれにしても、せっかく試験会場にまで
乗り込むんですから、合格できるような選択
をしてください。

(4)合格後

 めでたく合格したとして、どこまでシラを
切り通して手続きを進められるか。実は入試
要項にもあまり書いてありません。願書提出
時や合格通知交付時に必要な手続きを知らせ
る場合がほとんどです。中学受験経験者に聞
くなどの手はありますが、希望する中学に合
格した人がそうそう身近にいるわけでもない
ので、前もって調べて最良の選択をするとい
うのは難しいでしょう。臨機応変に対処する
しかありません(シラの切り方にもよります
が)。

 入学手続きについては、合格発表から間が
ないので、そんなに複雑な手続きは求められ
ません。大抵は入学金の納入と印鑑を必要と
する程度の書類です。ただし中には住民票抄
本や、健康診断書まで要求する中学もありま
す(この場合は要項や願書提出時に説明なり
注意なりがある)。
 さてその入学金ですが、東京都区部・大阪
市・神戸市などでは30万〜40万、学校に
よっては60万などという所もあります。郊
外に行くとやや安くなり、京都や千葉だと多
くの学校が15万前後。さらに地方に行くと
10万前後が多くなります。確かに安くはあ
りませんが、滑り止めとしての「かけ捨て保
険」として入学金を払っている人もいる程度
の金額です。
 なお、一部の学校は2月末などの早い時期
に1年目前期の授業料納付を求めてくる場合
があります(その辺は大抵要項や学校案内に
書いてあるようだが)。

 入学手続きが取り合えず済むと、保護者へ
の説明会があり、制服や学用品の購入となり
ます。制服類を購入した後で、他校の3次募
集に合格してそっちに入学した、なんて話も
あるくらいですから、そんなもんだと思って
いてください(笑)

 手続きを中止する目安としては、住民票謄
本(抄本)や卒業証明書の提出を求められた
時点でしょう。入学手続きで早々と求めてく
る学校もありますし、3月末の入学予定者招
集日や入学式の日に提出する学校もあります。
が、入学後にのんびり集める学校もあるはず
です。その場合、入学して1〜2週間くらい
通った後とんずらする、とか(笑)


第二章 具体的行動


第一節 学習

 小学6年生と言い張れば「最近の小学生は
成長が早いのねぇー」と言ってもらえるよう
な人や小学5年以下ならば、塾に通ったり模
試を受ける事もできます。

 「どうせ入学できないんだからわざわざ塾
に行く必要もない」と思うか、「入学できな
いんだから塾くらいは通って、同級生気分を
味わいたい」と思うかはその人の好み。でも
受験するのなら模試くらいは受けておきまし
ょう。
 それに自分では小学生らしく見えるつもり
でもその手のプロである先生たちには老けて
見える可能性があります。小学生らしさを身
に着ける努力はしましょう。

 小学5年以下の場合は「飛び級制度」を設
けている塾が少なくありません。ただし5年
生までに6年の過程を終わらせ、6年生にな
ったら受験勉強に専念する、というのが目的
です。5年生で6年生の受験生と同じレベル
の学力を付け、同級生として6年生と対等に
話せるようになれるかは、本人の意思次第で
可能かもしれませんが難しいでしょう。そこ
まで求めるのなら、少し遠い塾に6年生とし
て入る方が良いでしょう。
 その場合、受験が終わったら合格しても入
学出来ないのですから、適当に言い訳をして
「公立中に通う」とか言って別の塾に移るか、
「実は5年生だったんだ」とばらして、過年
度卒業生気分で再度6年生として塾に入るか、
どちらかになります。
 さらに翌年以降に、今度は正規の中学受験
をして入学すれば、年齢は同級生と一緒だけ
ど塾の時の同級生が先輩になってしまい過年
度卒業生気分。でも本当の過年度卒業生では
ないからむしろ堂々と元同級生とつるめます。
一度目の受験後に塾で中学の勉強もしっかり
やっていれば、勉強の方でも元同級生とつる
めます。これが先生に認められれば、籍はと
もかく授業は元同級生と同じ学年で受けられ
るようになるかもしれません。

第二節 いつ親に話すか
  (親にばれたらどうするか
        ・保護者役の確保)

 本当に入学する訳ではないので無理に話す
必要はないのですが、小学5年以下や中学・
高校に在籍中の人ならば願書提出や試験日・
合格発表時に休む手立てに悩まなければいけ
ません。それに途中でばれてしまうかもしれ
ません。
 小学5年以下であれば「好きにしなさい」
くらいは言ってもらえるだろうし、学校説明
会巡りは来年の役にも立つし、「来年滑り止
めを一つ多く受けたと思えば」と入学手続き
までやってもらえるかもしれません。
 しかし中学・高校生であれば「そんな馬鹿
なことやってないで、学校の勉強でもしなさ
い」と叱られるでしょう。あるいは「受ける
んだったら入学しなさい」と嫌味を言われて
しまうかもしれません。本当は入学したいと
いう気持ちがあれば「じゃあ入学する」と反
攻して、中学受験に専念するという手もあり
ますが、虚偽申告の場合はそれも出来ません。
そもそも入学金や授業料を払ってもらえませ
んし。
 ようするにどうやってうまくズル休みをす
るか考えればいいだけなんですが。

 願書を窓口提出し、さらに受験し、入学手
続きをする場合は本物か偽物かはともかく保
護者が必要です。本物が使えない場合はそれ
なりの外見の人に頼みましょう。平日の昼間
にやることも多いので、時間の融通のきく人
がよいでしょう。さすがに「偽受験の保護者
役をやるので有給ください」とは言えないで
すから。

第三節 現在籍校など

 本当に入学する(本当なら入学したい)の
なら覚悟もつくけど、単なる記念受験のつも
りのものがばれたら面倒ですねぇ。友達なら
ば「うん、単なる娯楽よ」とか言ってごまか
したり巻き込んだりできるけど、真面目な人
にばれたら怒鳴られるだけですしねぇ。「シ
ンナー吸おうせ」に比べたら健全だと思うん
ですが(笑)

第四節 受験校決定・入試への準備

 まずは出版社発行の学校案内などで志望校
を絞り込む点は小学6年生と同じ。報告書が
不要かどうか、面接があるのか、入学金がい
くらなのか、などといった情報はこの手の学
校案内にも大抵載ってます。毎年ある程度変
更があるのですが、受験雑誌に最新情報とし
て載るのでチェックしましょう。

 見た目が小学6年生と言い張れる人ならば、
運動会・文化祭・学校説明会・体験入学会も
参加して楽しみましょう。運動会や文化祭が
自由に見れる学校や学校説明会ならば、ほと
んど誰でも行けるので行ってもよいでしょう。
でも顔を覚えられて願書の写真と同じだと勘
づかれるとアレですが。これらの日時の情報
も受験雑誌などで確認しましょう。

 入試要項・入学願書類はたいてい無料です
が数百円から千円で販売している学校もあり
ます。説明会などに行けば入手できますが、
行けない場合は別の日にもらいに行くしかあ
りません。主に事務室窓口などで配布してい
ますが、窓口が閉まった後でも守衛室などで
配布していることが多いようです。守衛さん
から受け取った方が気が楽かもしれませんが、
せっかく受験する学校ですから、早い時間に
行って学校の雰囲気を感じるのも良いでしょ
う。自由に校内見学をさせてもらえる場合も
あります。しかし入試担当者が現れて、根掘
り葉掘り聞かれる恐れもありますが。
 なお、キリスト教系の学校を中心に、日曜
日は完全にお休みで誰もいない、という事も
あるので注意が必要。東京番町街まで来て無
駄足だった、なんて事になりかねません(随
分具体的だな)。

第五節 願書記入・提出

 嘘のつき始めですから、注意深く考えまし
ょう。書き終わったら忘れないようコピーを
取っておきましょう。

(1)名前・住所・電話番号

 まず本名と現住所を使うかどうかです。

 全てが窓口や掲示で行われ郵送が一切介在
しない場合は、すべて大嘘書いてもよいでし
ょう。
 ただ実際に受験して入学手続きもしようと
いう場合は、先行きどうなるか分からない点
で問題があります。

 私設私書箱を使うという手もありますが、
書留類の扱いがどうなるのか忘れてしまった
(苦笑)し、電話番号をどうするのか(そこ
まで借り物にすると高くてしょうがない)と
いう問題もあります。
 もっとも電話番号は補欠合格とか悪天候に
よる試験日時の変更とかの突発事態にしか使
いませんから、試験を受けない場合はもちろ
ん、試験を受ける場合でもそんなに気にする
必要はありません。局番がミスマッチを起こ
さないように注意する程度でしょう。
 私設支署箱を確保するにせよ大嘘をつくに
せよ、実際に受験するのなら出身小学校との
兼ね合いも考えなければなりません((2)
参照のこと)。

 しかし、やはり「できれば本名で出願した
い」という気持ちは誰だってあるでしょう。
 小学6年生でも出願だけして受験しなかっ
た、合格はしたけど入学手続きをしなかった、
という人はいくらでもいますから、そういう
意味ではなんら問題ありませんし、小学5年
以下の人が来年以降受験したり、自分の親兄
弟姉妹子孫が関係学校に入学・就職・取引す
る際問題になるかもしれないという危惧もあ
りえますが、いくらなんでも入学しなかった
人のことまでいちいち覚えていることはあり
ません。しかし、あまりに変な顔写真を見て
覚えられる可能性はあります。
 もしそういう場面で気付かれた場合は「受
験したことがある学校ですから、なんだかも
うひとつの出身校のようで、とっても親近感
があるんですよねぇ」などとうっとりしまし
ょう。ここで心からうっとりできるためにも
「出来れば入学したいな」と思える気にいっ
た学校に出願する方がよいでしょう。少々良
心が痛むかもしれませんが。
 男子が男子中、女子が女子中を受ける場合
は本名をそのまま使ってもいいのですが、そ
うでなければ名前も少しは変える必要がある
でしょう。

 他の同居人がいる、受験校の通学区域制限
にひっかかる、などの場合は他人の家か私設
私書箱利用ということになります。私書箱使
用は先に述べた通りですが、他人の家を使う
場合はその人の名字を使わざるを得ないでし
ょう。その場合はついでに保護者役もお願い
しましょう。
 この場合でも出身小学校との兼ね合いも考
えなければなりません((2)参照のこと)。

 電話番号は、現住所を書いてしまう以上は
本当の番号を書くしかないでしょう。私設私
書箱の場合は、同じ局番の地域にあれば自宅
の電話でもよいのですが、そうでなければ大
嘘書くなり電話番号を確保するなりすること
になります。

 名前・住所と言えば保護者ですが、これは
どうでもいいです(笑)。入学手続きまでや
るのであれば、本物にせよ偽物にせよ保護者
の名前を書いておくべきですが。
 家族構成とかそんなんは好きにしてくださ
い(笑)

(2)生年月日・出身小学校

 生年月日は受験資格に合うようにちゃんと
計算しましょう。

 出身校は、公立であれば住所地とミスマッ
チしないようにしましょう。国立・私立小学
校であれば少しは融通が効きますが、持ち上
がり中学がある学校ならば「なぜ外部受験を
したのか」と面接で突っ込まれる恐れは少な
いながらもあります。
 実際に受験する場合、書いてしまった小学
校の児童が一緒に受験する可能性があります。
グループ面接で一緒になったりしたら大変で
す。学校案内に出身校・住所地別合格者・入
学者人数が載ってる場合もありますから、色
々考えて決めましょう。

(3)写真

 小学6年生に見える人はまあいいとして、
そうでない人は………いろいろ努力してみて
ください(笑)

 写真に写る時に着る服は、出版社発行の学
校案内や受験雑誌にも書いてあるので参考に
してください。その格好で写真屋に行くのが
恥ずかしい、というのはあるかもしれません
が。
 制服のある小学校が公立でも少なくないの
ですが、その場合でも私服で構いません。し
かし制服を着ているともっともらしくはあり
ます。

(4)提出

 窓口提出であれば本人が持っていくという
のも変ですし、多くは小学校の授業時間と重
なっています。やはり保護者(保護者役)に
出してもらうべきでしょう。
 大抵は単に願書を出して受験票などを受け
取るだけですが、まれにその場で保護者面接
をやる場合があります。もっともそんなのは
要項に書いてありますから事前に分かってる
ことですが。

第六節 試験当日

 小中高校在籍の人はまず休めるよう努力し
てください。

 やはり小学6年生なので親が付いてくるの
が普通でしょう。試験開始時と終了時、学校
によっては昼食時にいれば十分です。

 試験に着ていく服は受験雑誌を参考にして
もらうして、やはり老けていると先生たちに
注目される恐れがあります。そんな事のない
よう、身だしなみや振る舞い、しゃべり方に
は注意しましょう。
 面接の受け答えも受験雑誌などを参考にし
てください。

第七節 合格発表−入学手続き

 願書は窓口受付でも合格発表は郵送で行う、
という学校は少なくありません。その場合は
入学手続き書類も一緒に送られてきます。
 大きな紙に書いて張り出す、というのがや
はりスタンダードです。その張り出しの前で
Vサインでもして記念写真を取ると良いでし
ょう(笑)。
 窓口で受験票と引換えに合格通知を交付と
いうのもあります。プライバシー保護のつも
りなんでしょうか。

 東京を中心に、合格発表から入学手続きま
での間が短くなる傾向にあります。試験当日
に合格発表して、翌日までに手続きを求める
中学もあります。そういう中学では入学金を
払い込んでちょこちょこっと書けば終わりに
なる事も多いのですが。
 逆に地方の場合はゆったりしてる分、いろ
いろ書類提出を求められることになります。
ここで証明書類の提出を求められたらおしま
いになります。

第八節 入学手続き後

 入学説明会や教材販売・制服採寸などの行
事があります。合格者が来なければならない
ような行事ならば土曜休日あるいは春休みに
入ってから行われることが多いようですが例
外もあるようですし、保護者対象ならば平日
も多いようです。
 制服の採寸の場合、学校で採寸する場合と、
制服店やデパートで注文する場合があります。
合格発表後2日目に制服採寸のために合格者
を集める学校もあるようで、この辺のスケジ
ュールは学校次第。

 お金に余裕があれば授業料なども払い、証
明書類を要求されるまで粘ってみるのもよい
でしょう。提出が入学式当日やその後であれ
ば、入学式に出席し、通学し、友達も作って、
先生にも普通の生徒だと認識されるようにな
った矢先、虚偽申告で入学したことがばれて
いきなりとんずらし、入学式から数週間で名
簿に欠番ができる、先生や生徒の心の中にだ
け明るく優しい幻の生徒が残っている………
というのもよいではないか。

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