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Love Reborn Remix 裏(?)話 第2弾
Feb. 1999

有線放送のA-40チャンネルにて、'99年2月の後半に松尾"KC"潔さんによる「KCが語る和製R&B音楽事情」という番組が放送されました。
番組は2時間で、取り上げられたアーティストは、ジョンBローム具島直子さん、DOUBLE嶋野百恵さん、小泉今日子さん(えっ、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、インターネットを通じて曲を募集して作られたというアルバムに入っている「夢の底」という曲を松尾さんが手がけたそうです)、SPEEDMISIAアコSugar SoulfolderNUU宇多田ヒカルちゃん、そして久保田利伸です。

2時間の内容どれもが濃くて、全てお伝えしたかったのですが、なにぶん手工業なのでそこまではできません....(^^;)
ということで、ここでは久保田に関することだけ載せておきます。
私にとって一番のツボは「ラーメン」のくだりでした。(笑)

しかし松尾さん、FM Yokohamaの「NISSAN SOUL SYSTEM」のときとは全然声のトーンが違ってました。キャラ作ってたんでしょうか....
とりあえず無駄話は置いといて......どうぞお読み下さい。



(「Love Reborn (KC'S“WHAT'CHA GONNA DO?"REMIX)」がBGMにかかり始めました。)

ちょっとここで、あの〜、ベテラン....... ベテランっていうと怒られるかもしれないけれども(笑)、ビッグスター......いやいやいや......「ふたりのビッグショー」みたいですね(笑)、あの〜......ステータスのあるこの方の曲を紹介したいんですけれども......久保田利伸さんです。え〜、久保田利伸さんの「Love Reborn」という曲を、御存知でしょうかねぇ..... もう彼はデビューして10年以上経ちますけれども、'88年に発表した、「Such A Funky Thang!」というね、当時は随分と話題になった、全編当時のアメリカのR&Bの音で埋め尽くされたアルバムがあったんですけど、その中にひっそりと入っていたバラード「Love Reborn」、それを僕がRemixしました。そちらの方聴いてみて頂きたいと思います。

(「Love Reborn (KC'S“WHAT'CHA GONNA DO?"REMIX)」が流れてます)

はい、今お届けしているのは、久保田利伸さんの「Love Reborn (KC'S“WHAT'CHA GONNA DO?"REMIX)」というね、長いRemixタイトルがついていますけれども、これは去年、電波少年のテーマソングで........ 電波少年というか朋友のテーマソングで大ヒットした「AHHHHH!」という曲がありますけれども、この曲のカップリングとしてまたひっそりとそめられているんですが、まぁ久保田利伸さんの昔からのファンの方にはありがたいことに随分と好評を頂いております。'88年、久保田さんがまだ20代のね、ほんっとに、まだちょっと青さが残っているくらいのヴォーカル.....に、全くそのヴォーカルには処理を加えずに、そのヴォーカルトラックだけを残してバックの演奏は全部変えた、弾き直したんですけれども、え〜、まぁ、'98年、去年のリリース時での日本のR&Bの気分をそこに入れたいということで、僕の親しいDIVA達、みとともみさん、DOUBLE具島直子嶋野百恵、といった人達にヴォイスで参加してもらってるんですけれども、ま、ちょっとここで久保田さんの話をしますけども.....よくね、'98年、日本R&B元年みたいな言われ方を至る所で聞きますけれども、アーティストがデビューするに当たって、R&Bという言葉を自覚的に使った最初の成功例というのはMisiaなんでしょうね。だからこそ'98年はR&B元年と言われるんですけども、まぁ、ねぇ、物事にこっから始まりというのは、あることってのはむしろ少ないわけで、久保田利伸さんはね、プロモーションするに当たって、'80年代に、R&B、R&Bってことをことさらに言ってたわけじゃないんですけども、むしろそのときは、Black Feelingとかもっと広い意味の言葉を使ってたような記憶があるんですけれども、まぁ、R&B以外の何ものでもない曲をもう10年ぐらい前にこうやって作っていたっていうことなんですよね。

ちょっと曲の構造のことを話すと、日本語の歌、まぁ、歌謡曲なんていうのは特にそうですけれども、Aメロ、Bメロ、大サビっていう黄金のパターンがあって、で、サビの前にちょっと転調して、はい、サビいきます、みたいな感じで「はい〜〜〜〜」   で、そこだけがCMで使われたりするんですけど(笑)、で、後でCDシングル買ってみて聞いてみたら、「あれ、違う曲じゃん....あっ、あぁ、やっぱりそうだった」みたいな...... よくみなさん経験されてると思うんですけれども、まぁ、それはね、その、日本の邦楽が生み出したそれはそれで偉大なシステムだと思うんですけれども、そういった構造じゃない曲をね、発表する場としてアルバムなんかがあるわけで。久保田さんの「Such A Funky Thang!」もね、当時は「Dance If You Want It」っていう、カセットテープのCM.....今だったらMDですよね〜、うん.....また余談ですけれども(笑)、カセットテープのCMソングに自ら出演されて、「♪Dance If You Want It(松尾さん歌ってます)」ってやってた曲がリードトラックで出たのが「Such A Funky Thang!」なんですけれども、そのアルバムの中では、今聴いてもらったように、ある意味サビが無いといえば無い(これは、「Love Reborn」のことでしょう)。Aというメロディーがあって、Bというメロディーがあって、間奏があって、Aというメロディーがあって、Bというメロディーがあって、間奏があって、で、Aというメロディーがあって、Bというメロディーがあって終わる、というね。そういうことをやってたんですね。ただ久保田さん本人はすごく思い入れがあったらしくて....そうですよね。う〜ん。そりゃぁあの〜、アメリカのR&Bに影響を受けて音楽を始めた人が、こういう曲を作るっていうのは、ある種自分の足元を見つめながら作ったような曲ですから絶対思い入れありますよ。で、「AHHHHH!」のカップリングでね、何か昔の曲のRemixやりたいんだけどって相談されたときに、何にしようかってことで、二人で4曲ぐらいまでは絞り込んだんですけど、結構それから難航して、もう今だから言っちゃいますけど........ これ初めて話す話ですけど....... その中に「Cry On Your Smile」とかも....うん.....そういった曲も最後まで残ってたんですけど、そういうシングルカットしてみんなが知っている曲に別解釈を加えるっていうのももちろんRemixの意義はあるけど、知られざる名曲に光を当てるっていうのは、特にその〜、シングルのカップリングとしてRemixを収める場合にはすごく意義のあることじゃないかってね、久保田利伸と松尾潔の10年ぐらいの付き合いの中で初めて音楽的な会話をしまして(笑)...... どこのラーメンがとかっていう話しか普段してないんですけども.... それでなんかすごく僕も音楽的なところを刺激されてやりましたね。で、「Love Reborn」を.....。で、これ「Love Reborn」って曲で、一度は離れた二人の愛が再び生まれる、「born」っていうのは「I was born」っていうね、「生まれる」っていう「born」で、「reborn」で「再生する」とかそういう意味なんですけど、まぁ〜、「Love Reborn」っていうこの響きが日本語的にね、「ラヴ・リボン」「ラヴ・リボン」って言われちゃってね。ん〜、めちゃくちゃファンシーじゃないですか、それだったら..... それメロウと違うっつーんですよね。え〜、はい。またちょっと脱線しましたね。失礼しました。(笑)



と、こんな感じでお話してました。ここは、2時間番組の中のほんのちょっとの部分だけですが、他にもいろんな日本のR&Bシーンのお話をしてましたよ。
これで松尾さんにちょっとでも興味を持った方は、FM Yokohamaの日曜夕方5:00からの「SOUL SYSTEM」を是非聴きましょう!!(笑)
こちらでレポートページもやってます。


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