- Windows98にスクリプト処理環境があるときいたのですが?
- Windows Updateがうまくできません。
- Windows Updateファイルをダウンロードして実行できますか?
- マイクロソフトへの登録をせずにWindows Update
をしたいのですが?
- Windows98 を ACPI モードで使うには
- DHCP サーバーがなくても IPアドレスが自動構成されます
- FAT32 から FAT16には変換できますか?
- FAT16 から FAT32に変換したいのですが。
- FAT32 ドライブを NT や Linuxから使えますか?
- レジストリがおかしくなりました。もとに戻せますか?
- メンテナンスウィザードが毎回 FAT32 に変換するか聞いてきます
- システムファイルチェッカーでUSER.EXE が壊れていると報告されます
- システムファイルチェッカーで EXTRAC32.EXE
や ADVPACK.DLLが壊れていると報告されます
Windows98 には Windows Scripting
Host
というスクリプト処理エンジンが組み込まれています。
これによって、Visual Basic
などをお持ちでなくても、VB
のスクリプトや JScript
を作成/実行することが可能です。
プログラミングの手引きはマイクロソフト開発者ページで紹介されています。
わかりやすいレッスンがマイクロソフト
サイトビルダーネットワークサイトに掲載されています。
また、Windows98
をセットアップすると、以下のサンプルスクリプトが
Windows\Samples\Wsh にコピーされるので、参考にしてください。
- Excel をコントロール
- ネットワークのプロパティをコントロール
- レジストリをコントロール
- デスクトップにショートカットを作成
Windows95 や Windows NT 4.0
も、開発者ページに登録されたスクリプトエンジンをインストールすることで同じ機能を持つことができます。
関連おすすめサイト
VB Script Sunago's VBA PageのWSH講座
Java Script AYAちゃんのページのWindows
Scripting Host
Windows Update に関しては専用ページに以下の項目が掲載されています。
- Windows Update
でページ違反が発生します
- Windows Update
する時に止めたほうがいいソフトウェアは?
- Windows Update
が日本語以外の言語で表示されます
- Windows Update
に接続するとブランクページが表示されます
(IE5)
- Windows Update
に接続するとブランクページが表示されます
- Windows Update
でコンポーネントを選択しても「ダウンロード」ボタンがグレーのままです
- Windows Update
で製品カタログ更新中に Java
Script
エラーがでます
- Windows Update
で特定のコンポーネントだけダウンロードできません
- Windows Update
基本的な確認事項はありますか?
- Windows Update
ページで「コントロールがダウンロードできません」といわれます
- Second Edition で、[リンク]
バーから Windows Update
ページが表示されません
Windows Update
ではダウンロードファイルがわからないため、複数の
PC をアップデートしたい場合や、Windows98
を再導入した場合にいちいち Widnows
Update
サイトに接続してアップデートする必要があります。
ダウンロードされたファイルを保管しておき、Windows
Update
サイトに接続しなくても再アップデートするためには、以下の作業を行なって下さい。
- ダウンロードされたファイルの特定
事前に Temporary Internet
Files
フォルダーをクリアしておくと特定が容易になりますが、購読などがすべて消えてしまいます。
- [スタート]−[Windows Update] で
Windows Update
サイトに接続します。
- いずれかのコンポーネントを選択し、アップデートを行ないます。
- Windows の下の Temporary Internet
Files フォルダーもしくは
msdownld.tmp フォルダーにアップデートファイルがダウンロードされていることを確認します。
最近は C:\Program
Files\WindwsUpdate\Cabs\xxxx フォルダにダウンロードされることが多いようです。
このフォルダにダウンロードされると
Windows Update プロセス終了後に自動削除されるので、Windows
Update 開始前にエクスプローラでこのフォルダを開いておき、ファイルがダウンロードされたらすかさず別フォルダにコピーしてください。
(Thanks to 烏龍茶さん)
- ダウンロードされたファイルを使ってアップデート
実行ファイル (*.exe)
形式であれば、ファイルを実行するだけでアップデートが実行されます。
キャビネットファイル (*.cab)
形式の場合、任意の一時フォルダーに保管し解凍しておきます。
- エクスプローラで一時フォルダを作成します。
- ダウンロードされた Cab
ファイルをダブルクリックし、ファイル一覧を一時フォルダーにドロップします。
- 必ずセットアップ情報ファイル
(*.inf) があるので、inf
ファイルを右クリックして[インストール]をクリックします。inf
ファイルの中に AdvancedINF
と書かれている場合は、以下のコマンドでインストールする必要があります。(LaunchINFSection
は大文字小文字を区別します。)
C:\tmp>Rundll32
Advpack.dll,LaunchINFSection
infファイル名,infセクション
例)
C:\tmp>Rundll32
Advpack.dll,LaunchINFSection
Java.inf
Windows Update
を行なうためにはマイクロソフトへの登録が必要ですが、Windows98
を再導入した場合、Windows Update
を実行しようとすると再登録を求められてしまいます。
これを回避するには以下の作業でレジストリを変更して下さい。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行]
から regedit を起動します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE \Software \Microsoft \Windows
\CurrentVersion
を開きます。
- 右エリアの RegDone
をダブルクリックし、1
を設定します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE \Software \Microsoft \Windows
\CurrentVersion \Welcome \RegWiz
を開きます。
- [編集]−[新規]−[文字列]
をクリックし、作成された「新規値
#1」の名前を「@」にします。
- 「@」をダブルクリックし、値を 1
に設定します。
(「@」のかぎ括弧は便宜的につけているもので、実際には
@ 一文字です)
Windows98 を ACPI モードで使うには、Windows98
セットアップのときにオプションを指定する必要があります。オプションを指定しないと
ACPI BIOS の検出が行われないので
APM
モードで動作します。
セットアップでオプションを指定しなかった場合は、レジストリを変更して
ACPI 検出モードで再起動することで、ACPI
を検出し ACPI
モードに設定することができます。
いずれの場合もコンピュータが ACPI
BIOS
を持っていることが前提なので、コンピュータメーカーまたはマザーボードメーカーやお店で確認して下さい。
セットアップで指定する場合
Windows98 セットアップコマンド Setup.exe
を実行するときに、以下のように /p
j
オプションを指定します。
D:\Win98>setup /p j
あとから検出させる場合
- Windows98 CD-ROM の Win98
ディレクトリをハードディスクにコピーします。
(ACPI 検出中は CD-ROM
が使えなくなるので、必ず行ってください。)
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から
regedit を起動します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE \Software \Microsoft \Windows
\CurrentVersion \Detect を開きます。
- [編集]−[新規作成]−[文字列]
をクリックし、「新規値#1」を「ACPIOption」に変更します。
- ACPIOption をダブルクリックし、1 を設定して「OK」をクリックします。
Windows98 では DHCP
クライアントが拡張され、DHCP
サーバーが見つからない場合でも、自動的に
IP アドレスを設定する機能 (IP Auto
Configuration) がつきました。
このとき、169.254
で始まるネットワーク上で一意の IP
アドレスが割り当てられます。
(以前 DHCP
サーバーからアドレスを割り当てられたことがある場合は、そのアドレスを使用します。)
この機能が有効な場合、コンピューターを起動するときに行われる
IP 自動構成に非常に長い時間がかかるため、起動がとてもおそくなります。
IP
自動構成を禁止する場合は以下の作業を行ってください。
- Windows98 CD-ROM を CD-ROM
ドライブにセットします。
- CD-ROM の Tools\MTSUtil
フォルダーを開きます。
- ipac_off.inf ファイルを右クリックし、[インストール]
をクリックします。
(レジストリが変更され、IP
自動構成は OFF になります)
手動で IP
アドレスを設定している場合や、正常に
DHCP サーバーが稼動している場合は、IP
自動構成が行われないのでこの操作を行う必要はありません。
パーティションマジックなどの市販ディスク管理ソフトウェアには
FAT32 ドライブを FAT16 ドライブに変換する機能を持っているものがあります。
この種のソフトウェアを購入しない場合、Windows98
の FDISK コマンドで FAT32
のドライブを削除し、FAT16
でドライブを作り直す必要があります。(当然ドライブの中のデータはすべて消えます。)
FDISK
を起動するときに「大容量ディスクのサポートを使用可能にしますか(Y/N)」と聞かれますが、Y
を選択すると、512MB
以上のドライブを作った場合にすべて
FAT32
になるので、FAT16 のドライブを作りたい場合は
N を選択してください。
[スタート]−[プログラム]−[アクセサリ]−[システムツール]
から「ドライブコンバータ」を起動して特定のドライブを
FAT32 に変換することができます。
ドライブコンバータは
FAT32 への変換を実行する前に ScanDisk
でディスクに欠陥がないか調査しますが、基本メモリーが足りない場合、ScanDisk
が実行できないため変換は行われません。
Linux はカーネル 2.0.34 以降であれば、vfat
ファイルシステムで FAT32
を読み書きできます。
Windows NT 5.0 (現在は Windows2000
とよばれています) は標準で FAT32
を読み書きできます。
NT4.0 は FAT32
for Windows NT 4.0
を追加することで読み書きできるようになります。
Windows98
でレジストリ情報に不具合が発生した場合、バックアップされたレジストリを使って元にもどすことができます。
通常は5セットのバックアップが
Windows\SysBckUp に rb***.cab
として保管されています。バックアップセットの数は
Windows\Scanreg.ini の MaxBackupCopies
に記録されています。
このバックアップを復元するには、次の作業を行なって下さい。
- Windows98 を Safe mode command prompt only
で起動します。
(スタートアップメニューを表示させるにはこのトピックを参照して下さい。)
- 次のコマンドを実行します。
C:\>Scanreg /restore
- 5つのバックアップセットが表示されるので、日付を参考に戻したいセットを選択します。
ドライブを FAT32
でフォーマットしていない場合、メンテナンスウィザードが実行されるたびに
FAT32
に変換するかどうか聞いてくることがあります。
この場合は以下の操作でメッセージを止めることができます。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行]
から tuneup /r を実行します。
- メンテナンスウィザードの必要な設定を行い、「完了」をクリックします。
- FAT32
へ変換するかたずねるメッセージが表示されるので「いいえ」をクリックします。
Windows98 OEM
版で、システムファイルチェッカーで、壊れていなくても「USER.EXE
が壊れている」と表示される場合があります。これは
ベースラインファイル (Default.sfc)
が OEM
版用に変更されていないためで、USER.EXE
がこわれているわけではありません。
このメッセージが表示された場合は、「検証情報を更新する」を選択してください。
IE5.0
導入後、システムファイルチェッカーで、「EXTRAC32.EXE
が壊れている」「ADVPACK.DLL が壊れている」
と表示されることがあります。これは
IE5.0
の障害であり、実際にファイルが破損しているわけではありません。
このメッセージが表示された場合は、「検証情報を更新する」を選択してください。