Vol.15 1998年04月19日Sunday
『Dis-Com Vol.14』の発信日が3月22日(日)、そして本日が6月7日(日)だから実に11週間ぶりの発信となりました。その間から皆さんからの心配の声を頂きまして、本当にスミマセンでした。ただ『Dis-Com』の作成は常に2つ先のネタを貯えるように心がけていましたので、本日から連日で『Dis-Com Vol.17(通常5月31日(日)発信)』まで発信させていただきます。従って、ロゴに記された日付は、通常の発信日であった4月19日(日)のままといたします。ご了承お願いします。
Y.K.結婚おめでとう。自分の世代の結婚率が高まる今日この頃、うれしさと裏腹に、自分にのしかかるプレッシャーがヒシヒシと伝わってくる恐怖(笑)。友達として、幸せな家庭が築けることを願います。帰国後にさっそく夕飯タカリに行きます(笑)。Y.I.相変わらずアジアから抜け出してませんねぇ(笑)。今回もサバイバルしたようですが、結果的にお腹の状態はどうだったのでしょうか?帰国後仕事に復帰できずに青年たちを酷使させてませんよねぇ?(笑)。M.H.さすがY.S.の友人!他の人とは何かが違う!!(笑)。ショートボランティアの件は有り難く考慮させていただきます。今度はCheltenhamで会いましょう。T.S.英国〜モロッコ〜スペイン〜フランス〜ブルガリア〜スリランカと無事に渡航できたようですね。あとは日本に戻るだけとか…意外にそれが難しかったりしてね!?(笑)。仕事に遊びに多忙そうなM.I.、ゴルフレッスンを終えられたそうですがその後はどうでしょうか?NSCにもゴルフコースがあり、「一度は…」と思いつつ月日が流れてしまう私なのでした。
今回の『Dis-Com』はチョコレートにまつわるトピックスにページが奪われてしまいました。先日、他国のチョコレート製造業社が英国版のそれを非難したため、私も衝動的に調べてしまいました(笑)。確かに英国のチョコレートは乳臭いです(笑)。チョコレートの含有率が関係しているのでしょうね。ところで日本のチョコレートの含有率ってどれほどなのでしょうか?中には『ビター』が売りの商品もありますが、駄菓子屋で売られている『\10チロルチョコ』はどう扱われているのかな?情報を求めます。
私事ですが、3月27日(金)で二学期(?)も終わり、翌日からEaster Holidayだー…ったのですが、4日間の特別カリキュラムが始まったのでした。『Star of the Future』という、新入生対象の体験入学プログラムです。勿論私も仕事に借り出されました。貴重な休暇が…。今回学校側から「新入生予備軍は大切なお客様だから、めいいっぱいのサービスを提供するように」と言われてました。だから「喉乾いてない? カバン重くない? そこまで一緒に行ってあげようか?…」などと自分でも気持ち悪い(?)ほど生徒に尽くしてあげました(が生徒にはどう映ったことやら…)。3月31日(火)に談話室で一同でカラオケパーティー。レーザーディスク使用に関しては、日本の文化を感じずにはいられませんでした(笑)。私は他3人の男性スタッフと他の部屋で待機していました。実は、毎年この時期になると恒例のイベントがあるとか。それで今年は私が餌食となったわけです(笑)。…『Spice Boys』!? その名の通り、女装して公衆の前で歌い踊るといった、迷惑極まりない(?)イベントなのです。私は、なぜかNSCにあった女性の浴衣を着、胸に谷間を作らされ、濃厚なメイクをさせられ…ここが日本でなくて本当に良かった!!そして『wanna be』等を熱唱(?)。後日、スタッフ等から写真を頂きました。浴衣が捲れてしまった情けない自分の姿に、再び興醒めする私なのでした。
長期休暇の初日、スタッフのFraser宅にお邪魔しました。彼は図書館で名作『Den-Hur』のビデオを借りてきており、一緒に見ることになりました。作品を最後まで見るのはこれが初めてでしたが、見所であるレースのシーンは何回見ても迫力ありますね。その15分(だったかな?)のシーンに3カ月撮影に費やしたエピソードが残っていた(いなかったような…自信ない)記憶があります。この日の夕方は、懲りずに日本食をまたまた提供、煮物、散らし寿司、味噌汁を楽しんでいただきました(と思う…)。お箸の使い方も前回より上達していました。
今回の長期休暇もクリスマスホリデーと同様に、私はずっとChapel Flatに生息するので、日本の食材を調達しにLondonへ来ました。昼食はSohoの中華街の『新世界飯店』。ここの昼食はなかなか面白く、店内を様々な食材を乗せたゴンドラが女性スタッフによって運ばれ、お客さんが好みに応じて注文するという形式を取っております。私は春巻、シュウマイ、ギョウザ、アンニン豆腐を頂きました。一人¥1,000もあれば満腹になれるのではないでしょうか?昼食後、日本食材専門店『ありがとう』、定番の『Oriental City』にて各種食材ゲット! 今回のメインディッシュは 浅蜊-アサリ-あさり!! 味噌汁やボンゴレスパゲティに欠かせない(というより、それが無ければ成り立たない)材料です。が、ここは英国。何とアサリが1個単位で売られているのでした(驚)。今回は10ヶで約¥500かかったかな。う〜ん、次回は日本で食べようっと。
中部イングランドから北イングランド方面を旅する時、知らずに何度も通過し、乗り換え地としている町の一つ、Birmingham。ここはLondonに継ぐ第二の都市として位置付けされています。が、歴史自体は英国の中では全然浅い町なのです。この町は産業革命によって誕生した、商業と産業の歴史を語る町なのです。その為、この町が生んだ発明家は数多く、蒸気機関のJames Wattも生涯のほとんどをここで過ごしました。
そんなBirminghamが、Cheltenhamからcoachを使うと1時間で行けるのです(日帰りチケット£5.5(\1,100)学割)。にもかかわらず、未だ行ったことのない未知の国(笑)、今回の休暇を使って行ってきました。町並は英国らしからぬ近代的な建築物。週末に行ったおかげで至るところで繰り広げられている各種マーケット。その光景はシルクロードのバザールをやや上品にした程度かな?食料、衣類、電化製品、中には「海賊版」のブランド物まで。私は特に何も購入しませんでしたが、英国にて『オリエンタル』を体験できた一日でした。実際そこは多国籍の町で、特にインド系の方がたくさんマーケットに集っていました。
それにしても、Easter Holidayは本当に寒かったです。休み前は陽気な日が続いたのに、なぜ冬が戻ってきたの?コッツウォルズでは、4月10日(金)〜15日(水)まで雪が降り積もりました。日本ではどうでした?春うららかな便りが私の元に届いたので、今回の雪を恨めしく思えました。しかし日本の北部では4月でも積雪があるのでしょうか?私は十和田湖以北は未経験なので、存じている方がいらっしゃいましたら教えてください。
『探偵ナイトスクープ』(ABC放送、関西地区)を存じていますか?聞くところによると、上岡龍太郎が探偵局長、岡部まりが秘書の探偵事務所が、視聴者の以来のハガキをもとに、北野誠、トミーズ雅、間寛平、ジミー大西、桂小枝、石田靖等の探偵達を派遣し、解決に及ぶまでの45分番組が金曜の深夜に放映されているそうです。『突如「日本一周」を目的に家を飛び出した、大学受験失敗した息子の母親依頼の「半年経過後の息子の様子をこっそり見たい」』という感動ものから、『九州出身の大阪の大学に通う男性が「関西弁を習得したい」』という些細な依頼(?)まで扱う探偵事務所。実際に視聴した方にしか番組の内容が伝わらないかと思いますが、私も英国で初めてその番組の存在を知りました。一度視聴あれ。
『たけし『HANA-BI』全米ヒット』
3月20日(現地時間)に北野武監督(51)の映画『HANA-BI』が全米公開されたが、24日に発表された週末3日間の興行成績によると、一館あたりの興行収入でアカデミー賞11冠の『TITANIC』を上回る全米3位にランキングされ、幸先のいいスタートとなった。
『HANA-BI』は先々週末、ニューヨーク、ロサンゼルスなどの大都市を中心に9館で上映され、約$59,500(\7,736,000)の興収を上げ、初登場ながらトータルで45位にランクされた。これは、独立系作品の興行ランキングでは5位、外国語映画としてはトップという好成績。
さらに映画館一館あたりの興収では、$6,612(\860,000)で、『エベレスト』($31,013)、『スリル・ライド』($16,548)に継ぐ3位となった。興収世界一の『TITANIC』($5,417)は5位。
もっとも、『TITANIC』は3時間を超える長尺映画のため一日の上映は3回が限度で、3,100館以上で上映されており、一概に比較は出来ないが、好調な出足となったことは間違いなく、米国での成績を気にしていた北野監督も喜んでいるという。
『HANA-BI』は独特の映像美、世界観からヨーロッパを中心に高い評価を受けているが、単純明快なエンターテイメントがヒットする米国でも北野作品が受け入れられることが証明された格好だ。
『警察犬になまりは通じない』
−スコットランド人警官を差別?−
ロンドン警視庁の元警察官が、スコットランドなまりを理由に業務上の差別を受けたとして、元上司の警視総監を相手取り労働裁判所に訴えを起こした。
ベッドフォード県ルートン在住のアラン・マクファーソン元巡査(32)はロンドン警視庁に勤務中、強いグラスゴーなまりのために同僚の嫌がらせを受け、警察犬担当課への配置転換を希望した。ところが一週間の適正判断コースの後に「発声の矯正を要する」との評価を受け、教官に「スコットランドなまりのことだ」と言われ、配置転換は許可されなかった。また、通常業務に復帰して交通費と残業手当について上司の巡査部長に質問したところ、「スコットランド人は残業手当しか頭にないのか」と叱責されたという。
マクファーソン氏は「警察犬に命令を出すのに発声は重要だが、なまりが問題だとは思えない」として、警察犬担当課への配置転換を認められなかったのは不当だとしている。また、上司や同僚の度重なる差別で、職務に専念できずに退職を余儀なくされたと主張している。