夏の釧路湿原をゆく(2)
1)カヌーで下ろう(その2)(8月19日)
塘路湖のカヌーセンター(といってもカヌーを下ろす所があるだけ)から細岡カヌーセンターまでを約3時間かけてラフトでゆったりとくだって行きました。簡単なパドルの使い方と座り方の講習を受けて、救命胴衣を着けて、重いラフトを5人(我が家4人とガイドの氏原さん)で抱えて湖に下ろしました。「よっこらしょ」です。(*^_^*)
塘路湖は、周囲18kmの釧路湿原最大の湖で、水は透き通ってはいませんが、植物性プランクトンが多いために、「緑の粒子」のような感じでした。湖岸の元村地区にはキャンプ場、ホテルなどが整備されています。
ラフトはガイドさんが、舵の役割をしているので、安心です。疲れた時には適当に休んでも他の人が漕いでいるので十分進みます。漕ぎはじめて直ぐに、ヨシキリの白い花が見られました。まだ写真を撮る余裕はなく、根を切らないように迂回していきました。沢山の魚や鳥にとって重要な植物だからです。「天気が良く非常に暑い一日でしたよ。」少しゆくと余裕も出来ました。
塘路川の川岸にはヤナギが多く、景色は単調です。時々、カモ達が遊び、エゾクマセミが鳴き、各種のトンボが飛び交いました。「冷たい水です」あくまでゆったりと!
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塘路川の流れ |
塘路川のカモ達 |
やがて釧路川に合流し、急に川幅は広くなりました。空は青く、雲はほんわりと、あくまでのんびりした川下りです。途中で湿原を列車の車窓から見る「ノロッコ号」とすれ違いました。ゴールはもう直ぐ。「腕とお尻が少々痛くなりました」細岡のゴール前に、ラフトを上流に向けて一生懸命に漕ぎました。結果は下流に分けなく流されました。「本当にゆっくりながら確実な川の流れ」
を感じました。昼食のスパゲッティの美味しかったこと!
昼からは比較的近い「マリモ」の阿寒湖に行きました。語ること少なし。ただの温泉観光地でした。
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釧路川と青い空 |
阿寒湖と雄阿寒岳をバックに |
せっかくだから、アイヌコタンだけは外から見学しました。娘達は養殖マリモを買ってご機嫌そうでした。妻の「洋子の生け花」も、アイヌデザインのブローチを買って満足しました。「顎オッサン」は、本当にこの湖に看板通りに幻の魚「イトウ」がいるのいかちょいと疑問でした。
そうそう、少しアイヌ語を披露します。イナンクル=幸せ、イヨマンテ=熊の魂送り、ミチ=お父さん、パポ=お母さん、オマブ=愛する、カムイチェプ=鮭、ヌプリ=山、キムンカムイ=熊、カムイチカプ=しまふくろう、という意味だそうです。
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アイヌコタンにて(娘達) |
アイヌコタンにて(強い女性群) |
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