初冬の後楽園

まさに快晴の小春日和の平成12年11月23日に妻と二人で散策しました(*^_^*)。後楽園は池田家ニ代藩主・綱政が15年の歳月をかけて、津田永忠に作らせた遠州流池泉廻遊式庭園です。旭川に面し、とてもゆったりくつろげます。

木こりのパフォーマンス 2頭の木製ドラゴン

今年は後楽園築庭300年ということで、園内には色々な戸外芸術が置かれていました。木こりのおじさんは一生懸命に斧で木を削っていました。池にはドラゴンが睨みをきかせていました。 「とにかく長閑で良い気持ちです」

山茶花の白は綺麗 釧路の丹頂の子孫?!

この時期はさすがに花は少ないのですが、山茶花は清楚な花をつけていました。近くには、以前に釧路から来たロックの子孫もしくは中国から頂いた丹頂の飼育舎がありあます。お正月には園内を丹頂が舞う姿が見られます。岡山は丹頂と縁が深く、県立自然保護センターでは沢山の丹頂が飼育されており、県内の高梁川の中州に放鳥して自然の中で丹頂が卵を産み、雛を育てました。これは北海道の釧路湿原以外では、記録でしょう(*^_^*)

竹の芸術と椅子 遥か岡山城を望む

赤い人が手を広げているよいうなものは実は椅子です。何箇所かあって気持ち良さそうに、ハンモックのように揺れていました。宇喜多直家・秀家の親子が築いた岡山城(別名は烏城)は後楽園の側にあります。最近、天守閣の鯱ほこを金にしました。

仲良くツーショット どちらが綺麗?それは・・・

左はオシドリ夫婦、さて右は如何かな(*^_^*) この日は、後楽園の直ぐ近くの県立美術館まで散歩を延長し、日本伝統工芸展を鑑賞してきました。調度、染色の人間国宝の方が来られて解説を聞けました。芸術的着物は園遊会や海外の催し物の時に「さる方」が実際に着られるとのことです。毎年拝見しますが、日本の美の確かさはやはり誇れるものです。漆芸・陶芸・金工・人形・木工どれも素晴らしい。幸せな一日でした。


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