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2−02.10Base-T/100base-TXツイストペアケーブルについて


1)10base-T、カテゴリ3
端末とHUBの間のケーブル長さは100mまでと規定されています。
このケーブルのことをUTP(アンシールド・ツイスト・ペア)ケーブルと呼ばれ「10base-T」とか「カテゴリ3」とか言われているこのケーブルは、10MbpsのLANまで使用できることになっています。

「RJ-45」と呼ばれる電話機でよく見られる形状のプラスチック製の8ピンコネクタが使用され、実際にはこの中の4本が信号線として使用されています(実際のアナログ回線電話器は「RJ-11」6ピンコネクタで通常真中の3、4ピンの2本を使用しています。またこのケーブルはツイストされていません)。

2)100base-TX、カテゴリ5
「10/100Mbps」兼用のケーブルです。「100base-TX」とか「カテゴリ5」とか言われています。もちろんこれも「UTPケーブル」です。
端末とHUBの間のケーブル長さは100mまでと規定されています。同様に「RJ-45」と呼ばれるコネクタが使用され、同様に4本の信号線が実際には使用されます。


3)「カテゴリ5」と「カテゴリ3」の違い

「カテゴリ5」と「カテゴリ3」の違いは、単位長さあたりのツイストの回数が違います(下図参照)。
数センチ外皮をむいて見ると分かるのですが「10Mbpsカテゴリ3」のケーブルは、ツイストの数が「10/100bpsカテゴリ5」に比べ明らかに少ないことが分かります。

カテゴリ3 ×=====×=====×=====×
カテゴリ5 ×=×=×=×=×=×=×=×=×=×


4)UTP(アンシールド・ツイスト・ペア)ケーブル

名前の由来通り、「カテゴリ3/5のUTPケーブルは」シールドされてなく、送信の信号線のペア、受信の信号線がペアでツイストされています。

5)STP(シールド・ツイスト・ペア)ケーブル
シールド付きツイスト・ペア・ケーブル。他は、UTPケーブルと同じ。

6)カテゴリ3のUTPケーブルは、100base-TXで通信できるか?
短い距離であれば可能の場合がありますが、実力で動いているだけであるので恒久的には、カテゴリ5のケーブルに置換えるべきでしょう。

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