●今回説明しているソースファイルをダウンロードする(CoffeeMaker0_1_3.java 10.7KB)●
●ファイルは、様々な情報を本来のデータ部分の他にも持っています。
例えば、ファイル名であるとか、ディレクトリ位置などの情報は、ファイルのパーソナリティにとって、非常に重要な部分であります。
今回は、その情報をファイルを読み取る際にデータとして格納し、GUIプログラムとして、どう利用しているかを説明したいと思います。
まずは、CoffeeMakerクラスの冒頭に2つの情報を格納する変数
(と、言うかStringオブジェクトとFileオブジェクトですが)
を設定しました。それぞれ名前と初期設定をしています。
それぞれのネーミングから想像出来るとは思いますが、
String filenameは、ファイル名の情報を
File filedirは、ファイルの存在していたディレクトリの情報
を利用する為に設定しています。
これをどこで利用するかというと、内部クラスのSaveクラスとLoadクラスです。
Loadクラスでは、主に情報を獲得する為に利用しています。
クラス内のactionPerfomed()メソッドでそれぞれの情報を獲得しています。
(filedir=... とfilename=... の所を注意して見てください)
Saveクラスでは、Loadクラスで得た情報を元に、条件を分岐させ、処理を実行しています。
その処理とは、
filenameに文字情報(=ファイル名)があれば→ダイアログを開かずにファイルをセーブ
という非常に簡単なものです。
今のエディタ系のアプリケーションでは、ごく基本的な機能ですが、「いちいちダイアログを開いて、ファイルを選択し…」、という手間を省けるのは、非常に大きなポイントであると思います。
また、ファイルのセーブ・ロード時に開いたディレクトリをfiledirに格納し、再びロードする際などに最後に開いたディレクトリを開く事により、ファイル選択ダイアログをより使いやすくしています。
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