ゲーム業界の出来事をピックアップ。これで、ゲームの歴史が丸わかり!
ゲーム業界黙示録
「○○年のハード」の欄に記されている機種はその年にソフトを1本以上発売したハードで、発売順に並んでいます。
初登場のハードは赤色で表記されています。
青=ハードウェア関連、赤=ゲームソフト関連、緑=メーカー、クリエイター等の話題、その他の話題。
ファミコン 以前 |
●黎明記のテレビゲームというのは、本体とソフトに分かれているものではなく、例えば「ブロック崩し」('79年に発売された任天堂のゲーム機)の様に、本体に既にゲームが入っているものが主流であり、カートリッジの交換により全く別のゲームが楽しめるというマシンは少なかった。 ●81年にエポック社から初のカートリッジ式のハード「カセットビジョン」が発売され注目を浴びる。 それに続けとバンダイから「アルカディア」等が発売される。 |
1983 | 1983年のハード:ファミコン |
7月15日 | ●任天堂から「ファミリーコンピュータ」が発売される(定価14,800円)。同時発売ソフトは「ドンキーコング」「ドンキーコングJr.」「ポパイ」の3本。ひっそりとゲームの歴史が幕を開けた。 ●セガ・エンタープライゼス(以降セガ)から「SG−1000」(定価15,000円)が発売。 |
1984 | 1984年のハード:ファミコン |
6月21日 | ●任天堂よりファミコン初の周辺機器「ファミリーベーシック」発売。1,4800円。ハドソン開発で、BASIC言語でのプログラムを気軽に組むことが出来た。 |
7月28日 | ●ファミコンに初のサードパーティーとしてハドソンが「ナッツ&ミルク」で参入!当初任天堂としてはファミコンソフトは自社でのみ発売する予定だったが…。 |
9月7日 | ●3社目となるサードパーティー・ナムコが「ギャラクシアン」で参入。 |
11月8日 | ●ナムコがファミコン用シューティング「ゼビウス」を発売!アーケードに最も近い移植度で大ヒット。 |
1985 | 1985年のハード:ファミコン |
6月25日 | ●ハドソンより「スターフォース」発売。テーカン(現テクモ)のアーケードシューティングの移植。このソフトの販促の為、ハドソンはキャラバンと称するゲーム大会を全国で実施。その際プレイのお手本を披露していたハドソン広報の高橋利幸氏の16連射が子供たちの間で大きな話題になった。 |
7月10日 | ●徳間書店インターメディアが史上初のゲーム雑誌「ファミリーコンピュータマガジン」を創刊。 |
9月13日 | ●任天堂よりファミコンソフト「スーパーマリオブラザーズ」発売!4,900円。このソフトの大ヒットでファミコンは既存のゲームマシンがなしえなかったメジャーな玩具としての地位を確立する。 |
10月20日 | ●セガよりSG−1000の上位互換機「セガマークIII」発売。お値段は15,000円也。 |
12月19日 | ●ハドソンより「ボンバーマン」が発売される。「ロードランナー」の主人公が活躍するアクションだ。 |
1986 | 1986年のハード:ファミコン |
2月21日 | ●任天堂よりファミコンに接続して専用ソフトが楽しめる周辺機器「ディスクシステム」発売!ソフトはパッケージソフトとしても発売される以外に書き換え形式を採用。取扱店で500円を払ってゲームを書き換えられるサービスは画期的で、おこづかいに悩む子供たちの救世主だった。ソフト第1弾の「ゼルダの伝説」は大ヒット。同時に「スーパーマリオブラザーズ」も移植された。 |
3月5日 | ●ハドソンより「忍者ハットリくん 忍者は修行でござるの巻」発売。アニメやマンガを原作とした、いわゆるキャラクターゲームではゲーム史上最高売り上げの150万本を記録している。 |
5月27日 | ●エニックスより「ドラゴンクエスト」発売!「ウルティマ」タイプのRPGとして注目を浴びる。 |
6月6日 | ●アスキーより「ファミコン通信」創刊。パソコン雑誌ログインの人気コーナーが独立したもので、創刊号は強気の70万部を発行。全く売れずに大赤字に。 |
8月16日 | ●ハドソンより「スターソルジャー」発売!「スターフォース」の続編として登場。第2回夏のキャラバン公認ソフトとして大ヒット。子供たちの間でファミコンブーム、高橋名人ブームが巻き起こり、高橋名人はコミック化、映画化、レコード化され、テレビアニメの主人公にもなった。 |
7月1日 | ●シャープより「ツインファミコン」発売!32,000円。ファミコンカートリッジとディスクシステムが1台で楽しめる一体型マシン。CMには高橋名人を起用した。 |
12月10日 | ●ナムコより「プロ野球ファミリースタジアム」発売!選手に個性付けがされ、バラエティに富んだ試合展開が楽しめた「ファミスタ」は、PCエンジン、スーパーファミコン、ゲームボーイ等でもシリーズ化。「実況パワフルプロ野球」の登場まで野球ゲームの代名詞だった。 |
1987 | 1987年のハード:ファミコン、PCエンジン |
1月14日 | ●ディスクシステム用ソフト「リンクの冒険」発売!あの「ゼルダの伝説」の続編だ。 |
1月26日 | ●エニックスが人気RPGの第2弾「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」を発売!大幅に進化したグラフィックや初のパーティー制導入などで大ヒットを記録。「ドラクエ」ブランドが確立された。 |
10月30日 | ●日本電気ホームエレクトロニクス(以下、NEC HE)とハドソンの共同開発によるゲームマシン「PCエンジン」 を発売!定価24,800円。同時発売ソフトは「上海」「ビックリマンワールド」の2本。ファミコンを軽く凌ぐ脅威の性能。電話回線を使っての通信対戦可能など様々なプロジェクトが(コア構想と呼んだ)発表されて、その将来性が話題を呼んだ。ソフトもハドソンやナムコ等ファミコンを盛り上げたメーカーが続々参入した。 |
11月 | ●セガより「マスターシステム」発売。定価16,800円。セガマークIII上位互換機で、マークIIIとの性能の差がほとんどないのが存在意義を疑問視させた。 |
12月18日 | ●スクウェアがファミコン用RPG「ファイナルファンタジー」を発売!ドラクエとはまた違うRPGの出現にユーザーから絶賛の嵐! |
1988 | 1988年のハード:ファミコン、PCエンジン、メガドライブ |
2月5日 | ●ナムコのPCエンジン参入第1弾「妖怪道中記」発売。 |
2月10日 | ●ファミコンソフト「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」エニックスより発売!ファミコンRPG売上第1位となる380万本を記録。発売日には行列や強奪事件が発生するなど社会現象になった。 |
3月25日 | ●ハドソンからPCエンジンソフト「R-TYPE I」が発売!当時アーケードで大ヒットしていたアイレムのシューティングをオリジナルと遜色なく移植し、PCエンジンのマシンパワーを見せ付け大ヒット! |
8月12日 | ●任天堂よりファミコン用ウォーシミュレーション「ファミコンウォーズ」発売。CMソングが人気を博した。 |
10月29日 | ●セガから機体に「16BIT」の文字が燦然と輝くメガドライブ発売!定価21,000円。数々のテレビゲームマシンを出してきたセガがファミコンとPCエンジン対向機として投入した高性能マシン。それまでのセガハードは発売ソフトの全てがセガソフトだったが、メガドライブで初めてサードパーティー制を導入。セガ以外のメーカーのゲームもプレイできるようになった。同時発売ソフトは「スーパーサンダーブレード」「獣王記」「スペースハリアー2」。 |
12月4日 | ●業界初のCD-ROMゲームマシン「PCエンジンCD-ROM2」(シーディーロムロム)発売!NEC HEの提唱するコア構想の唯一といってもいい成功例。ただ価格が57,300円と高価でCD-ROM2本体以外に別途PCエンジン本体も必要だった為、普及には時間が掛かったが、最終的にはDuOシリーズも含め200万台普及。PCエンジン=CD-ROMという図式を確立し、成功を収めた。 |
1989 | 1989年のハード:ファミコン、PCエンジン、メガドライブ、ゲームボーイ |
4月21日 | ●任天堂が業界初となるカートリッジ式携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」を発売。12,500円。どこでもいつでもプレイできる手軽さや専用ソフトの出来の良さが受け「スーパーマリオランド」「テトリス」など国内だけで400万本売り上げる大ヒット。ハードも全世界1億台を売り上げた。 |
6月30日 | ●ハドソンからPCエンジンCD-ROM2で「天外魔境 ZIRIA」発売。世界初となるCD-ROM媒体のRPG。 |
7月27日 | ●任天堂からファミコンソフト「MOTHER」発売。コピーライターの糸井重里が手掛けたRPGだ。 |
11月12日 | ●NEC HEより「PCエンジンシャトル」発売。24,800円。スペースシャトルを思わせるイカす(珍妙な?)デザイン。CD−ROM2に接続出来ないなど拡張性のなさがウリ(爆) |
12月8日 | ●NEC HEよりPCエンジンの廉価版「PCエンジンコアグラフィックス」発売。24,800円。機能的にはPCエンジンとほぼ同じなので先月発売された「シャトル」の存在意義が疑問符に。 |
12月21日 | ●ハドソンから「イースI・II」がPCエンジンCD-ROM2で発売。パソコン版を超えるクオリティでの移植を実現し、 いまいち勢いに乗らなかったCD-ROM2の普及を一気に推し進めた。 |
1990 | 1990年のハード:ファミコン、PCエンジン、メガドライブ、ゲームボーイ、ゲームギア スーパーファミコン |
4月26日 | ●アーケードのクオリティがそのまま家庭で遊べるゲームマシン「ネオジオ」がSNKから発売!価格58,000円。アーケードのMVS基盤と完全互換で「100メガショック」というキャッチコピーは話題になった。最終的には100メガどころか400メガほどを引き出し、以降2004年まで14年間もの長い間ユーザーを楽しませた。マニアックなコンセプトなだけに史上最長寿ハードになったのは凄いの一言。 |
4月27日 | ●スクウェアよりファミコンソフト「ファイナルファンタジーIII」発売!シリーズの人気の源ともなったジョブチェンジシステムが初登場。RPGの醍醐味であるキャラを育成させる楽しみが圧倒的なこの作品で、「FF」は「ドラクエ」と並ぶRPGとして頭角を現していくことになる。 |
10月6日 | ●セガより国内2番目となる携帯ゲームマシン「ゲームギア」発売!価格は19,800円。カラーで電池消費が激しく、コストパフォーマンスに欠け、更には本体が大きく重かった為、お手軽感満載なゲームボーイに大きく溝を開けられる結果となった。 |
11月3日 | ●セガよりメガドライブ用のモデム「メガモデム」(12,800円)発売!メガドラに取り付ける事で回線に繋ぎ、「ゲーム図書館」サービスを受けられた。ゲーム業界では初のゲーム配信サービスで、約2年間続けられた。 |
11月10日 | ●NEC HEよりHuカード用ソフトが遊べる携帯型PCエンジン「PCエンジンGT」発売 。44,800円。ゲームギアと同じく別売チューナーを使えばテレビを見る事も出来る優れもの。ただし、RPG等の文章は画面が小さくて読めない(涙)更にはやはり当時のカラーの宿命で電池の持ちが悪かった。 |
11月21日 | ●任天堂より16ビット機「スーパーファミコン」発売!回転・拡大縮小など、これまでのハードでは不可能だった演出が可能になった。同時発売ソフトに「スーパーマリオワールド」等。25,000円。 |
12月7日 | ●ハドソンよりPCエンジンHuカードで「ボンバーマン」発売!シリーズ初の対戦プレイが可能となり大ヒットを記録!パーティーゲームとしての「ボンバーマン」は、このPCエンジン版で確立された。 |
1991 | 1991年のハード:ファミコン、PCエンジン、メガドライブ、ゲームボーイ、ゲームギア スーパーファミコン、ネオジオ |
7月1日 | ●アーケードのクオリティがそのまま家庭で遊べるゲームマシン「ネオジオ」がSNKから発売!価格48,800円。アーケードのMVS基盤と完全互換で「100メガショック」というキャッチコピーは話題になった。最終的には100メガどころか400メガほどを引き出し、以降2004年まで14年間もの長い間ユーザーを楽しませた。マニアックなコンセプトなだけに史上最長寿ハードになったのは凄いの一言。 |
7月12日 | ●アスキー発行の「ファミコン通信」がゲーム雑誌としては初の週刊化。 |
7月19日 | ●スクウェアよりスーパーファミコンソフト「ファイナルファンタジーIV」発売!このスーパーファミコン版とは別タイトルとして開発中だったファミコン版は「IV」は発売中止。お蔵入りとなった。 |
7月26日 | ●セガよりメガドライブで「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」発売!日本はもとより、海外でメガヒット!マリオと並ぶゲーム出身の人気キャラとして一般に広く認知されたセガの看板キャラの登場だ。 |
9月21日 | ●NEC HEより「PCエンジンDuO」発売。定価59,800円。Huカード、CD-ROM2、スーパーCD-ROM2の全ソフトが遊べ、本体内メモリも内蔵の一体型ゲームマシン。 |
10月25日 | ●NEC HEより「PCエンジンスーパーCD-ROM2システム」発売。既存のPCエンジン(Huカードのみ)ユーザーに向けた周辺機器。CD-ROM2ユーザー向けには「スーパーシステムカード」を発売。 |
11月21日 | ●任天堂より「ゼルダの伝説 神々のトライフォース」発売。ディスクシステムの名作の続編が全ての面でパワーアップしてSFCに登場。その期待を裏切らない出来に“ゼルダ”は任天堂の看板タイトルに。 |
12月12日 | ●PCエンジンに遅れること2年。国内2番目のCD−ROMマシンとして、セガより「メガCD」発売。定価49,800円。PCエンジン同様、メガドライブ本体込みではない為、非常に高価。第1弾ソフト「惑星ウッドストック〜ファンキーホラーバンド〜」(セガ)が、とんでもない出来でメガCDの将来を占うようなソフトだった。結局、メガCDは 全出荷40万台と残念ながらあまり普及しなかった。 |
12月13日 | ●NEC HEより「PCエンジンLT」発売。ノートパソコン型のPCエンジンでテレビいらずでPCエンジンのソフトが遊べる。しかもCD−ROM2も接続可能!定価99,800円。家庭用ゲームマシン史上もっとも高価なハードだ。 |
1992 | 1992年のハード:ファミコン、PCエンジン、メガドライブ、ゲームボーイ、ゲームギア、 スーパーファミコン、ネオジオ |
3月26日 | ●ハドソンよりPCエンジンスーパーCD-ROM2専用で、超大作RPG「天外魔境II 卍MARU」発売!もはや伝説となっている名作!ソフト売り上げ本数もPCエンジン歴代1位となる50万本を越えた。 |
6月10日 | ●カプコンよりスーパーファミコンで「ストリートファイターII」発売!アーケードのヒット作の記録を塗り変えた作品の移植で、このソフトから一気に対戦格闘ゲームのブームに火が点いた。 |
4月1日 | ●日本ビクターよりメガドライブとメガCDの一体型マシン「ワンダーメガ」発売。家庭でカラオケまで楽しめるなど先進的なマシンだった。定価82,800円。 |
4月24日 | ●セガよりメガドライブとメガCDの一体型マシン「ワンダーメガ」発売。定価79,800円。ビクター版に同梱されたカラオケソフトなどは付いていない為若干安価だが、機能そのものは同じ。 |
8月27日 | ●任天堂よりスーパーファミコンソフト「スーパーマリオカート」発売。1人プレイはもちろん、対戦プレイも盛り上がる本作はロングセラーを記録。今でも最高傑作はSFC版という声も。 |
10月23日 | ●コナミよりPCエンジンスーパーCD-ROM2専用アドベンチャーゲーム「スナッチャー」発売!「メタルギア」の小島秀夫監督初のコンシューマー作品。パソコン版で語られなかったラストが追加された完全版での移植が大いに話題になる。 |
10月30日 | ●アトラスよりスーパーファミコンソフト「真・女神転生」発売!ナムコのファミコンソフトがアトラスの手により復活。悪魔合体や仲魔システムが高く評価され、同社の看板タイトルに。 |
12月22日 | ●ディスクシステム最後のソフト「ファミマガDisk Vol.6 じゃんけんディスク城」徳間書店インターメディアより発売!容量、セーブなどカートリッジを凌ぐ触れ込みで登場したディスクだったが、この時点でのディスクの利点は書き換えのみになっていた。 |
1993 | 1993年のハード:ファミコン、PCエンジン、メガドライブ、ゲームボーイ、ゲームギア、 スーパーファミコン、ネオジオ |
3月 | ●PCエンジン最終形態!「PCエンジンDuO-RX」NEC HEより発売!定価29,800円。 ●ディスクシステムのゲームソフト店頭書き換えサービスが終了。今後は任天堂に送って書き換えてもらう方式に。 |
4月23日 | ●メガドライブの廉価版「メガドライブ2」(12,800円)と「メガCD2」(29,800円)セガより発売。 |
6月12日 | ●NEC HEよりPCエンジンHuカードで「ストリートファイターII’」が待望の移植。移植は無理といわれたが開発元カプコンの実力と大容量20メガHuカードで見事実現!PCEの底力を見せつけた。 |
8月20日 | ●パイオニアよりLDゲームマシン「レーザーアクティブ」発売!このハードはCD、LDソフトが見られるだけではなく、別売の「PCエンジンパック」または「メガドライブパック」を装着する事で、それぞれPCエンジン、メガドライブソフトが遊べるというもの。また、それぞれのパックを装着しているとレーザーアクティブ独自の規格である「LD−ROM2」「メガLD」のソフトも遊ぶ事が出来た。本体価格89,800円。PCEパックとメガドラパックは各20,000円。サターンパックも予定されていた。 |
10月27日 | ●ソニーが ソニー・ミュージックエンタテインメントと共同出資で32ビット次世代ゲーム機(開発コード名:PS-X)の為の新会社「ソニー・コンピュータエンタテインメント」(以下SCE)を設立する事を発表。ゲーム業界へは新規参入という事でソニーの気合の違いを感じさせてくれる。 |
11月1日 | ●NEC HEが94年末に32ビットゲーム機を発売する事を発表。ハドソンのシステムボードHu62シリーズ(通称:テツジン)を元に、NEC製CPUのV-510などを搭載する画像表示機能を強化したハードになるとのこと。 |
11月16日 | ●SCE設立。 |
12月1日 | ●任天堂からファミコンの廉価版「AV NEWファミコン」発売。ほとんど使われる事のなかった II コントローラーのマイクなどが削除されて、お値段7,400円。 |
1994 | 1994年のハード:ファミコン、PCエンジン、メガドライブ、ゲームボーイ、ゲームギア、 スーパーファミコン、ネオジオ、3DO、サターン、プレイステーション、PC-FX |
冬 | ●NECホームエレクトロニクス(以下NEC HE)より32ビットゲームマシンとして「FX」(開発コード)が発表される。この時点での他社のラインナップは、3DO REALが発売間近。任天堂より「プロジェクト・リアリティ」。セガより「サターン」。SCEからは「PS−X」が発売予定。 |
2月18日 | ●スーパーCD-ROM2「風の伝説ザナドゥ」NEC HEより発売!パソコンゲーム業界最大手の日本ファルコムが初めて開発した家庭用ゲームマシン向けソフトなのだ。 |
3月10日 | ●PCエンジンGTに続け?セガより携帯型メガドライブ「メガジェット」発売。横型で、当然メガドライブのカートリッジソフトのみが遊べる。定価15,000円。旅客機向けに生産された。 |
3月18日 | ●アーケードで大ヒットした「バーチャレーシング」をセガがメガドライブに移植。家庭用マシンでは初となる本格的なポリゴンゲームにユーザー大興奮! |
3月20日 | ●パナソニックより「3DO REAL」が発売される。当初価格を78,000円と予定していたが、発売直前になって急遽変更され、54,800円で発売された。アインシュタインがCMキャラクターだった。 |
5月 | ●コナミがPCエンジンスーパーCD-ROM2で「ときめきメモリアル」を発売!ゲーム業界初となるフルボイス仕様やあのコナミがギャルゲーを…などと評判を呼び、口コミで大ヒットを記録する。 ●SCEから次世代ゲーム機「PS−X」の正式名称が「プレイステーション」と発表される。これは、かつて任天堂がソニーと組んで開発していたスーパーファミコンCD-ROM「プレイステーション」と同じ名前だった。また、サードパーティー108社、タイトル60以上も大々的に発表された。他には、セガが「サターン」(仮称)のスペックを公開、メガドライブを32ビットゲーム機にパワーアップさせる周辺機器「スーパー32X」もこの後、日本での発売が決定する。任天堂は、テレビを使わない32ビットゲーム機を発表するとか…?(後のバーチャルボーイ) |
6月24日 | ●任天堂ファミリーコンピュータ用カートリッジ最終作「高橋名人の冒険島4」ハドソンより発売! 次世代機の話題の真っ只中、11年に及ぶ元祖テレビゲーム機「ファミコン」の歴史が幕を閉じた。 |
夏 | ●NEC HEより「FX」の正式名称として「PC-FX」が、そして発売は11月と発表される。 ●3DO REALは早くも苦戦中だが、カプコン、コナミなどからビッグタイトルが発売、軌道に乗り始めてくる。更には三洋電機からも「3DO TRY」が発売されることも発表。 また、バンダイからは「BA-X」(仮称)が発表。秋にも発売される予定。 セガでも「サターン」を正式名称として発表。ソフトのラインナップも公開され始める。 |
8月 | ●バンダイの新ハード「BA-X」の正式名称が「プレイディア」に決定。 |
9月 | ●アーケードゲームとして「バーチャファイター2」や、ナムコから「鉄拳」(仮題)が発表される。 |
9月9日 | ●SNKからネオジオのCD-ROMマシン「ネオジオCD」発売。49,800円。ネオジオROMカセットで発売されたソフト群が続々安価なCDとして発売し直され、入手し易くなった。 |
9月23日 | ●バンダイよりキャラクターゲームが中心のお子様向け家庭用ゲーム機「プレイディア」発売。 定価24,800円。「ドラゴンボールZ」「セーラームーン」や声優ソフトで10万台以上を売上げた。 |
10月1日 | ●三洋電機より3DO規格のマシン「3DO TRY」発売。54,800円。 |
11月11日 | ●セガがゲームギアを13,800円に値下げ。 |
11月22日 | ●セガからサターンが発売される。64ビット級と銘打ち、アーケードでポリゴン革命を起こした「バーチャファイター」を移植して品切れ続出の大ヒットに。 ●ビクターからビクター版のサターン互換機「Vサターン」も発売。どちらのサターンも44,800円。 |
12月3日 | ●SCEから「1,2,3,で、ゲームが変わる」
のCM攻勢をかけたプレイステーションが遂に登場!39,800円。同時発売ソフトにナムコが「リッジレーサー」
をアーケードと遜色なく移植したのをはじめ、多彩なジャンルのソフトを投入し、サターンと共に品切れ続出の大ヒット! ●セガからは、メガドライブのアップグレードマシン、スーパー32Xが発売。16,800円。 |
12月8日 | ●海外ゲームメーカーの大手・アタリが64ビットゲーム機「ジャガー」を発売。29,800円。 輸入販売するゲームショップが全国でも数店舗しかなく、ソフトも少なくあっという間に消える。 |
12月9日 | ●この日発売予定だったPC-FXが急遽発売延期。取扱説明書に不備があった為とされている。 |
12月16日 | ●PCエンジン最後のHuカードソフト「藤子・F・不二雄の21エモン めざせ!ホテル王」発売! ●NECホームエレクトロニクスよりPCエンジンで発売されたソフトが3980円の低価格で再発売された。再販されたのは「イースI・II」「スーパーシュヴァルツシルト2」「スプリガンmark2」「ソル:モナージュ」の4本。その後の“Playstation the Best”等の廉価版の走りとされている。 ●電撃PCエンジン増刊として「電撃プレイステーション」が登場。後に定期刊行される。 |
12月23日 | ●NEC HEよりPCエンジンの後継機種としてPC-FX発売!定価49,800円。32ビットゲーム機発売ラッシュのトリを飾った。同時発売ソフトは「バトルヒート」「チームイノセント」「卒業IIFX」。 |
1995 | 1995年のハード:PCエンジン、メガドライブ、ゲームボーイ、ゲームギア、スーパーファミコン ネオジオ、3DO、サターン、プレイステーション、PC-FX、バーチャルボーイ |
1月31日 | ●PCエンジン初にして唯一の18禁ソフト「セクシーアイドル麻雀 野球拳の詩」発売。 |
2月3日 | ●任天堂より「サテラビュー」発売。セント・ギガを使ったゲームのデータ放送で時間によって遊べるゲー実が変わるなど画期的だったが、敷居が高く浸透しなかった。 |
3月20日 | ●PCエンジンで開発されていた「天外魔境III」(仮題)が「天外魔境III NAMIDA」としてPC−FXで発売されることが決定! ●「天外魔境」シリーズがサターンやスーパーファミコンでも新作として制作されることがハドソンから発表された。それぞれ「天外魔境外伝 第四の黙示録(仮題)」「天外魔境ZERO」と発表。 |
4月1日 | ●日立製作所がセガサターン完全互換機「Hiサターン」を発売。64,800円。サターンにビデオCD、フォトCD再生機能を標準で搭載したマシン。 |
4月 | ●セガが4月末をもってメガドライブ、メガCD、スーパー32Xの生産終了、出荷停止を発表。生産台数はそれぞれ358万台、40万台、5万台。スーパー32Xに関しては、わずか半年での生産終了となった。 ●サターンが出荷台数100万台を突破。その直後PSも100万台を突破する。 |
5月26日 | ●ハドソンよりスーパーCD-ROM2で「空想科学世界ガリバーボーイ」発売!広井王子原作で 音楽に田中公平など「天外魔境」シリーズの主力スタッフが集結した傑作RPG。Huアニメも話題に。 |
6月 | ●東京おもちゃショーで「天外魔境III NAMIDA」のFX実機で動くデモンストレーションが公開さ れる。NEC HEブースでは、全面的に「天外魔境III」をプッシュ。 |
7月21日 | ●赤と黒が織り成す立体空間!任天堂からゲーム業界唯一となるテーブルトップ型ゲームマシン「バーチャルボーイ」が発売される。定価15,000円。同時発売ソフトに「マリオズテニス」「テレロボクサー」など。モニターに対して覗き込むような体勢で遊ぶという異色のマシン。同時発売のサードパーティーソフト「とびだせ!ぱにボン」(ハドソン)と「レッドアラーム」(T&Eソフト)は大量にテレビスポットを流すが… ●SCEがプレイステーションを早くも値下げ。39,800円から29,800円へ。 |
9月 | ●セガとSNKがクロスライセンス契約を交わす。SNKがサターンへ、セガがネオジオへのソフト供給が出来る体制に。しかしその後、SNKはプレイステーションにも参入し…。 |
9月29日 | ●サターン最後の18禁ソフト「天地無用! 魎皇鬼 ごくらくCD-ROM for SEGASATURN」アローマより発売。「天地無用」お約束の裸のシーンが規制に引っ掛かっての18禁。 |
10月2日 | ●NEC(日本電気)、NEC HE、NECアベニューのソフト部門が合併した新ソフト会社「NECインターチャネル」設立。パソコンを中心として、家庭用ではPCエンジン、PC−FX、サターンにソフトを提供していくと発表。特にNECアベニューのソフト開発部門は全てインターチャネルに移籍した。 |
10月13日 | ●NEC HEよりPCエンジンスーパーCD-ROM2ソフト「Linda3」発売。桝田省治、岩崎啓眞、アルファシステムと「天外魔境II」関係者が手掛けたRPG。高い評価を得、PS、SSにも移植された。 |
10月20日 | ●セガよりメガドライブスーパー32X専用カートリッジ「バーチャファイター」発売!一部のファンからは「サターン版より出来が良い」と評判になった。ちなみにこれが32Xソフト最終作である。 |
11月 | ●米3DO社が開発していたM2の権利を松下電器が一億ドルで買取。M2規格は3DOの後継機となる64ビットマシン規格。完全互換のアーケード基盤、カプコン参入など期待されていたが… |
12月1日 | ●セガより「バーチャファイター2」がサターンへ待望の移植!セガハード唯一のミリオンセラーに。 |
12月22日 | ●アスキーより発行されている週刊ゲーム雑誌「ファミコン通信」の誌名が「ファミ通」に変更。 ●バーチャルボーイソフト「SDガンダム DIMENTION WAR」(バンダイ)と「バーチャルボウリング」 (アテナ)が発売される。これにて5ヶ月、ソフト19本のバーチャルボーイの歴史に幕! |
12月 | ●ヒューネックスから「ときめきメモリアル」を制作した立石流牙制作のソフト「BLUE BREAKER〜剣よりも微笑みを〜」が発表!対応機種はPC-FX。 |
1996 | 1996年のハード:PCエンジン、メガドライブ、ゲームボーイ、ゲームギア、スーパーファミコン ネオジオ、3DO、サターン、プレイステーション、PC-FX、ニンテンドウ64 |
1月31日 | ●スクウェアが「ファイナルファンタジーIIV」をプレイステーションに供給すると発表!それまで若干サターンのリードだった次世代機戦争だが、この発表を境に形勢は逆転する。 |
2月23日 | ●コンパイルよりメガCDソフト最終作となる「シャドウラン」発売! |
2月27日 | ●任天堂よりゲームボーイソフト「ポケットモンスター」緑、赤バージョンが発売!このソフトの大ヒットを受け、風前の灯状態だったゲームボーイ市場が一気に活気を取り戻した。 |
3月22日 | ●コンパイルよりメガドライブ最後のソフト「魔導物語I」発売!前月の「シャドウラン」に続いてコンパイルがメガドラ&メガCDの最後を飾る形となった。 ●カプコンがプレイステーション向けにサバイバルホラー「バイオハザード」を発売!本格的な3Dホラーアクションアドベンチャー で、奥の深いストーリーや魅力的な登場人物もあり大ヒットシリーズに。 ●バンダイ・デジタルエンタテインメントより「ピピンアットマーク」発売!64,800円。アップル社との共同開発のハードでマックOS互換。家庭用ゲーム機とは一線を画したエンタテインメントマシンだった。 |
3月27日 | ●SCEが主催するプレイステーション・エキスポでワープ社長・飯野賢治がサターン版「エネミー・ゼロ」を発表。PSのイベントで事実上PS版を発売中止にするという発表をし、会場は騒然。 |
3月29日 | ●ゲームギアがキッズギアと名称を変えてリニューアル発売!同時発売ソフトとして「バーチャファイターmini」が登場。低年齢層に向けたソフトラインナップが発表され 今後のギアの方向性が固まる。 |
3月 | ●セガがサターンのニューモデルを発表。価格も20,000円に引き下げたが、SCEもプレイステーションの価格を |
6月15日 | ●ピピン・アットマーク の店頭販売が開始。この機種の失敗が響きバンダイは赤字に。 |
6月23日 | ●任天堂からスーパーファミコンの後継機として「ニンテンドウ64」発売。(定価24,800円) 国内では初の64ビットマシンで、3Dスティックの付いたコントローラーが新しいゲームの可能性 を見せつけ、以降の家庭用ハードはスティックが標準的に付くようになった。 |
6月28日 | ●この日発売の「虚空漂流ニルゲンツ」から、FXのソフトパッケージが普通のCDサイズに変更。 ●3DOソフトのフィナーレを飾る「井出洋介名人の新実践麻雀」がカプコンから発売。これで3DOは2年間に及ぶ歴史に幕を下ろし、据え置き型の家庭用ハードの短命記録を打ち立てた。 |
7月21日 | ●任天堂がゲームボーイのポケットサイズ「ゲームボーイポケット」を発売。6,800円。豊富なソフトやお手軽価格、持ち運び易さ、そして当時大ヒットした「ポケモン」効果で爆発的に普及した。 |
8月 | ●バーチャルボーイが失敗に終わった為か、生みの親である横井軍平氏が任天堂を退社。 |
9月11日 |
●任天堂がスーパーファミコンの価格を初めての引き下げ。2,5000円から9,800円に。 ●横井軍平氏が新会社コトを設立し、バンダイと新しい携帯ゲーム機の共同開発を始めることに。 |
9月27日 | ●セガの歴史に欠かす事の出来なくなった「サクラ大戦」がサターンで発売!50万本を売上げる特大ヒット!以降、アニメやミュージカルなどのマルチメディア展開がどれもヒットし、セガの看板タイトルに。 |
12月13日 | ●アーケードカード専用ソフト最終作。「魔導物語I 炎の卒園児」NECアベニューより発売。 |
12月20日 | ●スクウェアがエンターテイメントやスポーツゲームを発売するブランド「アクエス」 を発足。そのソフト第1弾として「スーパーライブスタジアム」と「プロロジック魔雀 牌神」が発売。 |
12月23日 | ●ゲームギア最後のソフト「Gソニック」がセガより発売。これからのセガはサターン一筋! |
1997 | 1997年のハード:PCエンジン、ゲームボーイ、スーパーファミコン、ネオジオ、サターン プレイステーション、PC-FX、ニンテンドウ64 |
1月9日 | ●エニックスがプレイステーションに参入を発表。「ドラゴンクエストVII」をプレイステーション 向けに発売することを明らかにした。 |
1月31日 | ●スクウェアよりプレイステーションで「ファイナルファンタジーVII」発売。リアルな3D世界で描かれる初めてのRPGということもあり新規ユーザーを含め大ヒット!プレイステーションユーザー大幅増加。 |
2月7日 | ●セガとバンダイが10月を目処に合併し「セガバンダイ」となることで合意。詳しくは「ゲームなるほど面白塾」参照 |
2月 | ●スクウェア の100%出資子会社“デジキューブ”設立。ゲーム攻略本の製造販売他、ゲームソフトをコンビニで販売させるなど、ゲームの流通形態が大きく変わった。 |
3月28日 | ●一般販売ではPCエンジン最後のソフトとなる「はたらく☆少女 てきぱきワーキンラブ」NEC HEより発売。実はこのソフト、NEC HEのスーパーCD-ROM2ソフト第1弾の予定だったのだが、それが最後に… |
3月 | ●3月末をもってNEC HEがPCエンジンの生産を終了、出荷停止。 |
5月23日 | ●カクテルソフトより家庭用ゲームマシンにおける最後の18禁ソフト「Piaキャロットへようこそ!!」発売!機種はPC-FX。 |
10月4日 | ●ゲーム&ウォッチ、ゲームボーイ、バーチャルボーイ、ゲームボーイポケット、ワンダースワンを考案した事で有名な横井軍平氏が石川県で交通事故に遭い死亡。享年56歳。 |
11月13日 | ●プレイステーションがまたも価格引下げ。18,000円。デュアルショックが標準装備に。 |
12月23日 | ●SCEよりプレイステーションソフト「グランツーリスモ」発売!これまでになかったリアルさを追求したグラフィックと操作性、システムに車好きならずとも熱狂。同社のキラータイトルに。 |
1998 | 1998年のハード:ゲームボーイ、スーパーファミコン、ネオジオ、サターン、 プレイステーション、PC-FX、ニンテンドウ64、ネオジオポケット、ドリームキャスト |
1月16日 | ●NECアベニューブランドの最後のゲームソフト「卒業R」PC−FXで発売。酷い評価を得る。 |
3月18日 | ●「ぷよぷよ」で人気のコンパイルが和議を申請。負債は75億。 |
春〜秋 | ●秋元康が手掛けるセガのテレビCMで、当時実際にセガの専務だった湯川英樹氏が出演。 湯川専務シリーズとして人気爆発!「セガなんてだせーよな」の自虐的なセリフも話題に。 |
4月23日 | ●PC-FXソフト最終作「ファーストKiss☆物語」ヒューネックスより発売。高い評価を得る。 |
6月 | ●セガが次世代32ビットゲームマシン「ドリームキャスト」を発表。ゲームマシンとしては初めて、モデムを標準搭載。買ってすぐにインターネットが出来る高性能マシン。発表ソフト第1弾としてワープより「Dの食卓2」が発表される。これは、3DOの後継機・M2で発売予定だったソフト
である。 ●NEC HEがドリームキャストへ参入を発表。同時にFXのソフトは開発していないことを表明。 |
9月3日 | ●コナミよりプレイステーションソフト「メタルギアソリッド」発売!MSXの人気作がアクションアドベンチャーで復活。 |
10月28日 | ●SNKから携帯ゲームマシン「ネオジオポケット」発売!価格は7,800円。セガやSCE、ナムコ等大手と提携してソフトを発売して行くと発表。後々にはカラー版も発売されるという。 |
11月21日 | ●ニンテンドウ64ソフト「ゼルダの伝説 時のオカリナ」任天堂より発売!アクションRPGとしての抜群の面白さ、練り込まれた謎解き、3D |
11月27日 | ●セガの社運を賭けたハード「ドリームキャスト」発売!29,800円。同時発売ソフトは「バーチャファイター3tb」など。充分な数が用意出来なかった為、売り切れ店が続出し大騒ぎに! |
1999 | 1999年のハード:PCエンジン、ゲームボーイ、スーパーファミコン、ネオジオ、サターン プレイステーション、ニンテンドウ64、ネオジオポケット、ドリームキャスト、ワンダースワン |
春頃 | ●ドリームキャストの販売の伸び悩みから、湯川専務が湯川常務に降格。 |
3月4日 | ●バンダイから携帯ゲームマシン「ワンダースワン」発売!あのゲームボーイの産みの親である横井軍平氏が考案したゲームマシン。本体価格が4,800円という低価格なところやソフトによっては本体を縦にしても横にしてもプレイ出来る仕様が話題に。同時発売ソフトに「GUNPEY」など。 |
3月19日 | ●SNKが「ネオジオポケットカラー」を発売!8,900円。前々からカラー版のアナウンスはされていたが、モノクロ版発売からわずか半年後ということもあり、モノクロユーザーから批判が起きた。 |
6月3日 | ●PCエンジン、そしてNECゲームマシン最後のソフトとして「デッド・オブ・ザ・ブレイン1&2」がNEC HEから限定発売!世界初のCD-ROMゲームマシンの歴史が、ここに終止符を打たれる。 |
7月29日 | ●ドリームキャスト用ソフト「シーマン〜禁断のペット〜」ビバリウムより発売!マイクを使って対話する斬新さが受けてマスコミの報道も加熱。DC最大の50万本を売り上げる大ヒット作に。 |
9月12日 | ●SCEから128ビットゲーム機「プレイステーション2」正式発表。クオリティの高いゲームソフトの実現はもちろん、ゲーム以外にDVDも再生可能というのが大きなウリ。ソフトもCD-ROMとDVD-ROMで供給。「縦型が斬新!」なとFXの存在を無視したかのような文章が雑誌の誌面を踊った。 |
9月23日 | ●ネオジオCDソフト最終作品「ザ・キング・オブ・ファイターズ’99」がSNKより発売!もっと読み込みが早ければ普及していたろうに…。 |
9月末 | ●赤字続きの日本電気(NEC)再編計画によりNEC HEの解散が発表される。 |
11月1日 | ●40億円の負債を抱えて「ファイヤープロレスリング」「クロックタワー」等で人気の中堅ゲームメーカーのヒューマンが和議申請。ゲーム業界からは撤退し、開発要員を全員解雇。専門学校「ヒューマンクリエイティブスクール」を軸に再建していく方針。 |
12月3日 | ●「探偵 神宮寺三郎」や「メタルマックス」「マジカルドロップ」などの人気シリーズで知られるデータイーストが、33億の負債を抱え和議申請。 |
12月23日 | ●NEC HEの最後のコンシューマーソフト「戦国TURB F.I.D」ドリームキャストで発売! 同社のハードであるPC-FX発売日から、この日で丁度5年が経つのは何かの因縁だろうか? |
12月 | ●「初恋物語」などで人気だった徳間書店/インターメディアの解散が決定。 |
2000 | 2000年のハード:ゲームボーイ、スーパーファミコン、ネオジオ、サターン、プレイステーション ニンテンドウ64、ネオジオポケット、ドリームキャスト、ワンダースワン、プレイステーション2 |
1月 | ●ヒューマン、再建できず解散。所属していた開発者は「ヴァイル」というソフトハウスを設立。販売はスパイクが担当。開発したソフトはスパイクブランドで発売していく事になる。 |
3月4日 | ●SCEより128ビットゲームマシン「プレイステーション2」発売。販売価格は発売当初のプレイステーションと同じ39,800円。DVDや初代プレイステーション上位互換など対応メディアの後押しもあり、1ヶ月で100万台を売り上げるものすごい勢い。 |
3月30日 | ●「ゴルフしようよ」で人気上昇中だったゲームメーカー「ボトムアップ」が突然の倒産。 後に開発メンバーは新会社「ソフトマックス」へ全員移籍。 |
3月31日 | ●PCエンジン、PC-FXでゲームの歴史を駆け抜けたNECホームエレクトロニクスが解散。 親会社(NEC HE、ヒューマン)を2社とも失ったヒューネックスは完全に独立。 |
4月1日 | ●アスキーのエンタテインメントメディア部門が独立し、新会社エンターブレインを設立。 ファミ通の編集長でお馴染みの浜村弘一氏が社長に就任。ファミ通の発売元も変更に。 |
5月30日 | ●セガがドリームキャストでメガドライブ、PCエンジンソフトがダウンロードしてプレイできる「ドリームライブラリ」のサービスを開始。 |
7月 | ●セガが分社化。セガ内のゲーム開発部署が新会社としてそれぞれ独立。ソニックチーム、オーバーワークス、セガ・ロッソ、ウェーブマスター、ワウエンターテイメント、スマイルビット、ヒットメーカー、アミューズメントビジョン、ユナイテッド・ゲーム・アーティスツの9社に分かれた。 |
7月7日 | ●SCEよりプレイステーションの廉価版「PSone」発売。15,000円。初代PSがコンパクトなマシンに変身!デザインもスマートになり、女性ファンが急増したとかしないとか…。 ●スクウェアから「ファイナルファンタジーIX」発売。SFC時代の「FF」に戻った。等、評価は上々。 |
8月1日 | ●コナミがタカラの持つ全株式を33億7200万円で購入。タカラがコナミグループ入りすることに。 |
8月10日 | ●外資系ブロードバンドインターネットコンテンツ会社のパシフィック・センチュリー・サイバーワークスが、ジャレコの株式の約81%を270億円で取得してジャレコを買収。ジャレコは社名をパシフィック・センチュリー・サイバーワークスジャパンに変更することを発表した。 |
8月22日 | ●任天堂より発売予定だったニンテンドウ64ソフト「MOTHER3 豚王の最期」が発売中止という衝撃の発表!機種変更の予定などはないという。 |
8月24日 | ●任天堂より次世代ゲームマシン「ニンテンドウゲームキューブ」とゲームボーイの後継機「ゲームボーイアドバンス」発表! ●ハドソンより家庭用ゲーム機初となるネットワークRPG「ルーンジェイド」がドリームキャストで発売。 |
8月26日 | ●エニックスより「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」発売!先に発売された「FFIX」以上の大ブレイク。恒例(?)のドラクエ強奪事件まで発生。400万本以上を出荷し、発売から6年を迎えたプレイステーション史上最大のヒット作に。 |
8月29日 | ●バンダイより「ワンダースワンカラー」発表!スクウェアが参入し「FF1〜3」も発売されるという。 |
秋 | ●「ネオジオ」のSNKがアーケードから撤退し、パチンコ、パチスロ関連企業になる事が決定。ネオジオポケットもパチンコの景品になる。ソフトもアルゼのパチンコ関連が中心に。 |
9月 | ●SCEブランドで発売するクラッシュ最終作品「クラッシュバンディクーパーティー」PSで発表。これ以降は発売元がコナミになり、Xboxやゲームボーイアドバンスでも「クラッシュ」の新作が出る事になった。 |
9月10日 | ●「シェンムー」メインディレクターの岡安啓司氏がセガを退社。 |
9月26日 | ●メディアワークスよりサターン最後のソフト「悠久幻想曲 保存版Perpetual Collection」発表! |
9月30日 | ●業界初の試み。セガは、TSUTAYAと提携してドリームキャストソフトのレンタルを開始。レンタル料金は7泊8日で400円。後にTSUTAYAはPS2タイトルのレンタル事業も始め、失敗に終わる。 |
10月 | ●店頭価格1,000円。続きを遊ぶ為には、ドリームキャストでネットに接続してキーを購入するという全く新しいゲームの形としてセガが発表した「@barai」システム。その対応ソフト第1弾として「エターナルアルカディア」が発売。他の対応ソフトは「ハンドレットソード」のみで、失敗に終わる。 |
10月7日 | ●カプコンよりドリームキャスト用RPG「エルドラドゲート」発売。これはカプコンがサターンで企画していた月刊RPGをDCになって実現したもの。2ヶ月毎に新作が発売される意欲的な作品。 |
10月 | ●マイクロソフトより次世代マシン「XBOX」のロゴマークが公開される。 ●SNKよりネオジオカートリッジ「ザ・キング・オブ・ファイターズ2000」発表。 |
10月27日 | ●アスキーが44億円の特別損失を計上。これに伴いゲームソフトの委託制作を中止。DCで発売予定だった「メタルマックス ワイルドアイズ」の発売が無期延期に。 |
11月1日 | ●セガ・エンタープライゼスが社名変更。「セガ」が正式名称になった。変更の理由は、登録商標と社名を一致させる為となっている。 |
12月 | ●カルチャーブレーンより発売された「飛龍の拳GB」限定BOXにファミコン版「飛龍の拳III」が同梱される。これはストーリー的にこのGB版がFC版「III」の続編に当たる事から実施されたもの。 |
12月1日 | ●スーパーファミコン最後のソフトとして、HAL研究所の名作ファミコンソフト「メタルスレイダーグローリー」がリメイクされ任天堂より発売!限定としてパッケージ販売と現在でも書き換え可能のニンテンドウパワー専用ソフトとして供給された。 |
12月7日 | ●メディアワークスよりサターン最後のソフトとして「悠久幻想曲Perpetual Collection」発売! |
12月9日 | ●バンダイより「ワンダースワンカラー」発売!6,800円。遂にワンダースワンもカラー化。ソフトではスクウェアが参入し、初期の「ファイナルファンタジー」シリーズをリメイクしていくことが決定! |
12月21日 | セガより家庭用ゲームでは初となる全世界ネットワークRPG「ファンタシースターオンライン」を発売。会員数が30万人を越える大ヒットとなり、夜ともなるとロビーは超満員の大盛況になった。 |
2001 | 2001年のハード:ゲームボーイ、ネオジオ、プレイステーション、ニンテンドウ64 ネオジオポケット、ドリームキャスト、ワンダースワン、プレイステーション2 ゲームボーイアドバンス、ゲームキューブ |
1月27日 | ●セガ、「ドリームライブラリ」サービスをコンテンツのブロードバンド化に伴い一旦中止。 |
3月16日 | ●セガの会長兼社長で親会社のCSK創設者の大川功氏が心不全の為死亡。享年74歳。 |
3月21日 | ●任天堂よりゲームボーイの後継機「ゲームボーイアドバンス」発売!同時発売ソフトは「スーパーマリオアドバンス」(任天堂)「ミスタードリラー2」(ナムコ)「チューチューロケット!」(セガ)など過去最高の十数本に及んだ。大量に出荷したにも関わらず品切れが続出。あっという間に100万台を出荷した。 |
3月22日 | ●セガよりドリームキャストソフト「サクラ大戦3〜巴里は燃えているか〜」発売。DCの本体製造終了や、セガのマルチプラットフォーム戦略など終わりを感じさせる発表が続くDC市場で、30万本を越える大ヒット作となった。 |
3月29日 | ●ネオジオポケットで「スーパーリアル麻雀プレミアムコレクション」(SNK)と「パチスロアルゼ王国ポケット e‐cap」(アルゼ)発売!この2本をもってネオジオポケットソフトは新作の販売を終了。 |
7月 | ●セガ、「ドリームライブラリ」を再開。ラインナップからPCエンジンが消えてメガドライブのみに。 |
7月19日 | ●スクウェアより「ファイナルファンタジーX」がPS2で発売。250万本を越える大ヒットになった。 |
7月26日 | ●コナミはハドソンに50億円を出資し業務提携を結んだ事を発表。これによりハドソンがコナミグループ傘下に入ったことになる。ハドソンはメインバンクの北海道拓殖銀行の倒産以降、資金繰りが悪化し業績が下がっていた。 |
8月1日 | ●CSK総合研究所AM2事業部が「SEGA-AM2」へ社名変更。セガ10社目の分社が誕生。 |
8月2日 | ●SNKはネオポケソフトの廉価版「SNKベストコレクション SNKギャルズファイターズ」を発売。 |
8月10日 | ●ニンテンドウ64「ダービースタリオン64」がメディアファクトリーから発売。64は次のソフトでラスト。 |
9月11日 | ●アメリカのワシントンとニューヨークで同時多発テロが発生。この影響でナムコは事件を連想させる内容の「エースコンバット04」のCMの放映を中止。セガはDCソフト「プロペラアリーナ」の発売中止を決め、角川書店はPS2ソフト「ビルバク」の、フジコムワークトレーディングはDCソフト「ボンバーヘッヘ」の発売延期を決定するなどゲーム業界にも暗い影をおとした。 |
9月13日 | ●ドリームキャストとプレイステーション2、ゲーム業界初の異機種間通信対戦を実現したソフト「CAPCOM vs SNK2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001」が、カプコンより発売! ●カプコンが「バイオハザード」シリーズをゲームキューブに独占供給すると発表。64から移行された「0」はもちろん、PS2で予定されていた「4」もゲームキューブでの発売に変更。 |
9月14日 | ●任天堂よりゲームキューブ発売!同時発売ソフトは「ルイージマンション」(任天堂)「スーパーモンキーボール」(セガ)等。インパクトに欠けた為か、売り切れる店はなく、静かな幕開けとなった。 |
10月 | ●SNKが民事再生手続きを取り下げ、事実上の倒産となった。負債は380億円。これに伴いドリームキャストで予定していた「SNK BEST BUY 月下の剣士 第ニ幕 Fainal Edition」が発売中止に。 |
10月 | ●カプコンよりDCソフト「エルドラドゲート 第7巻」発売。長かったシリーズも、これでひとまず終了。 |
10月12 〜14日 |
●東京ゲームショウ2001秋が幕張メッセで開催。新規参入でブースの広さも最大のマイクロソフトやマルチプラットフォームを強調したセガ等が出展し、大いに盛り上がった。カルチャーブレーンブースでは「飛龍の拳Tシャツ」を買うとファミコンソフト「飛龍の拳III」がプレゼントされた。「飛龍の拳III」…相当作りすぎたんですねぇ…。 |
10月25日 | ●SNK最後のソフトとしてネオジオ専用ROMカートリッジで「戦国伝承2001」と、ドリームキャスト用GD-ROM「SNK BEST BUY ザ・キング・オブ・ファイターズ’99 EVOLUTION」発売! |
10月30日 | ●「KOF」「餓狼伝説」で格闘ゲームの一時代を築いたSNKが大阪地方裁判所から破産宣告を受け遂に倒産。ホームページの最終更新で、応援してくれたファンへのメッセージが掲載された。 |
11月15日 | ●クールキッズより発売されたドリームキャスト用ソフト「マリー&エリーのアトリエ〜ザールブルグの錬金術士1・2〜」のディスクが悪質なコンピュータウィルスに感染している事が判明。隠し要素のスクリーンセイバーをパソコンにダウンロードしようとするとパソコンがウィルスに感染してしまう。クールキッズでは数日後に対応を発表し、同ソフトの販売を中止した。 |
11月21日 | ●エニックスよりPSソフト「ドラゴンクエストIV 導かれし者たち」発売!ファミコン版から11年の歳月を経て遂にリメイク。 |
11月29日 | ●SCEがプレイステーション2を29,800円に値下げ。 |
12月7日 | ●セガがドリームキャストを国内最終出荷。製造中止後、値下げ効果で売上を伸ばし、9月までに在庫を出し切ったが、反響が大きく急遽海外のCD在庫分2万台を国内仕様に変更して出荷した。 |
12月14日 | ●パナソニックがゲームキューブ完全互換のDVDプレーヤー「Q」を発売。39,800円。 |
12月20日 | ●ニンテンドウ64のラストを飾る「ボンバーマン64」ハドソンから発売!任天堂据え置きハードとしては短命の5年の歴史に幕。 |
2002 | 2002年のハード:ゲームボーイ、ネオジオ、プレイステーション、ドリームキャスト、 ワンダースワン、プレイステーション2、ゲームボーイアドバンス、ゲームキューブ、Xbox |
2月1日 | ●任天堂が国内外でゲームボーイアドバンスの価格を9,800円から8,800円に引き下げ。 |
2月19日 | ●ナムコ、セガ、任天堂がGC互換のアーケード基板「トライフォース」開発で業務提携。 |
2月22日 | ●マイクロソフトよりXbox発売(34,800円)。「デッド オア アライブ3(テクモ)」「ジェットセットラジオフューチャー(セガ)」等歴代ハード最多の12本が同時発売ソフトとしてラインナップ。発売記念セレモニーでは、渋谷にはマイクロソフトのビル・ゲイツ会長も現れた。 |
2月〜3月 | ●一部のXboxでゲームやDVDをプレイすると、ディスクの盤面外周部に傷が付く問題が発生。一部店舗でXboxの販売を中止するなどの混乱があった。相次ぐ苦情にマイクロソフトでは、本体の修理、交換を受け付けることを発表した。 |
3月28日 | ●セガと任天堂は、アーケードとゲームキューブ向けに「F-ZERO AC」「F-ZERO GC」(後の「AX」と「GX」)を共同開発することを発表。アーケード版は任天堂・セガ・ナムコが共同開発した基板“トライフォース”を使用してセガが発売。開発はセガグループのアミューズメントヴィジョン が担当し、GC版は任天堂から発売される。ファミコンvsSG-1000の時代から19年、こんな日が来るとは…。 |
3月31日 | ●「天外魔境」「サクラ大戦」で知られるレッドエンタテインメントがセガグループ入り。これを機に「ガングレイヴ」などのゲームの開発にも参入していく方針。 |
4月25日 | ●中古問題の是非を巡り、ゲームメーカーと販売店が争っていた2件の訴訟の上告審で、裁判所はメーカー側の上告を棄却。中古販売は合法との判決を下した。以後、一部メーカーが実施していた「一定期間中古販売禁止」のマークがゲームソフトのパッケージから削除されることに。 |
5月1日 | ●「ハイドライド」「遥かなるオーガスタ」のT&Eソフトが米国ディズニー社との資本提携により、社名をディー・ワンダーランドに変更。これを境にゲーム業界から撤退。 |
5月16日 | ●スクウェアより家庭用ゲーム機初となるオンライン専用MMO-RPG「ファイナルファンタジーXI」 がプレイステーション2で発売!発売直後はプレイオンラインにアクセスが殺到し、接続が困難になるトラブルがあった。 拡張ディスクも定期的に発売され、オンラインならではの息の長いタイトルに。 |
5月22日 | ●マイクロソフトがXboxの本体価格を34,800円から24,800円に引き下げ。今回、発売から3ヶ月という異例の早さで1万円もの値下げとなったため、ユーザーからの反発を 考慮し、それ以前に購入したユーザーに対しソフトを1本プレゼントするなどのキャンペーンが実施された。 |
5月31日 |
●任天堂の山内溥社長が取締役相談役に就任し、変わって岩田聡が新社長に昇格。岩田新社長はHAL研究所出身で、「バルーンファイト」や「MOTHER」を手掛けた。 ●彩京とクロスノーツが合併。クロスノーツが吸収という形をするが、彩京ブランドはこれからも残り、クロスノーツの一事業として継続していく。 |
7月12日 | ●バンダイより新型ワンダースワン「スワンクリスタル」発売!7,800円。液晶がTFT液晶になり従来のWSよりクリアな映像が楽しめるようになった。サウンドもモノラルから4chステレオに進化。 |
7月16日 | ●バンダイはツクダオリジナルをグループ傘下に収めたことを発表。ツクダオリジナルは「オセロ」や「ルービックキューブ」で知られる玩具メーカー。社名もパルボックスに変更となった。 |
8月8日 | ●スクウェアはゲームキューブ向けに「ファイナルファンタジー クリスタル・クロニクル」を発表。任天堂山内前社長のポケットマネーで企画された“ファンドQ”が出資したゲームデザイナーズスタジオが開発。94年に発売された「ファイナルファンタジーVI」以来、8年振りに任天堂ハードに「FF」が帰ってきた。 |
8月31日 | ●ローソンでゲームの書き換えが出来るニンテンドーパワーの店頭書き換えサービスを終了。 今後はお客様相談窓口を通じてゲームの書き換えに応じる。 |
9月12日 | ●マイクロソフトはXbox用オンラインRPG「トゥルーファンタジーライブオンライン」を発表。「FFXI」等に見られるMMORPGで、XboxLIVE専用タイトルとなる。開発はPS2ソフト「ダーククラウド」「ダーククロニクル」を手がけるレベル5が担当。 |
10月2日 | ●セガとD3パブリッシャーは共同出資の合併会社「3Dエイジス」の設立を発表。D3Pの「SIMPLEシリーズ」等の実績を活かし、セガがメガドライブ、サターン、ドリームキャスト等で発売した過去の人気タイトルを低価格で プレイステーション2向けに移植し供給していくことになる。 |
11月29日 | ●エニックスはプレイステーション2向けに「ドラゴンクエストVIII」を発表。今作より、鳥山キャラの魅力を充分に引き出した3DタイプのRPGへと変貌を遂げる。チュンソフト、ハートビートに次ぐ第3の開発メーカーはXboxの「トゥルーファンタジーライブオンライン」で注目されているソフトハウス・レベル5に決定。 |
12月31日 | ●バンダイが「ピピン@(アットマーク)」のユーザーサポートサービスを終了。ピピン@は96年3月にバンダイ・デジタルエンタテインメント(既に解散)が発売したMac互換のマルチメディア端末。 |
2003 | 2003年のハード:ゲームボーイ、ネオジオ、プレイステーション、ドリームキャスト、 ワンダースワン、プレイステーション2、ゲームボーイアドバンス、ゲームキューブ、Xbox |
1月16日 | ●マイクロソフトがXbox用オンラインコンテンツ「Xbox Live スターターキット」発売と同時にXbox Liveサービスを開始!Xbox Liveキットやボイスコミュニケーター、1年間のXbox Live利用料、Xbox版「ファンタシースターオンライン エピソード1&2」「頭脳対戦Live」などセットで6,800円。 |
2月6日 | ●マイクロソフトはXbox用ソフト「格闘超人」のゲーム内に一部宗教に対する不適切な表現が含まれていた為、全世界で出荷停止、ソフト回収処分を行った。 |
2月13日 | ●セガとサミーが10月1日を目処に事業統合をすることが明らかに。 |
2月14日 | ●任天堂はゲームボーイアドバンスの新バージョン。ゲームボーイアドバンスSPを発売。12,500円。折り畳み型のコンパクトサイズに加え携帯ゲーム機初のフロントライトを採用。充電式などで大ヒット。 |
2月20日 | ●バンダイがワンダースワン市場から撤退する方針を発表。 秋より競合機である任天堂のゲームボーイアドバンスに参入する事を明らかにした。尚、スワンクリスタルは受注生産に変更。 |
3月29日 | ●エニックスブランド最後のソフト「ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート」GBAで発売。 |
4月1日 | ●エニックスとスクウェアが合併し、「スクウェア・エニックス」として業務開始。合併比率はエニックス1に対しスクウェア0.81で、スクウェアは3月末を持って解散、4月よりエニックスに吸収される形となった。「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」を有するの2大巨頭の合併に業界は揺れた。 |
4月15日 | ●任天堂 がゲームボーイアドバンス向けに「MOTHER1+2」を発表。ファミコンとスーパーファミコンからの移植。ゲーム雑誌ではなく、突然のテレビCMでの発表にファンは騒然。更に同ソフトのCM内で、64で発売中止となった「MOTHER3」もGBAで制作中と正式に発表された。 |
4月〜5月 |
●サミーとの経営統合を軸に話を進めていたセガに対し、ナムコが合併申し入れ。寝耳に水だったサミーもセガの対応を気にするが結局うやむやのままにどっちつかずになってしまう。 詳しくは「ゲームなるほど面白塾」参照 |
5月14日 | ●SCEは携帯型ゲーム機「プレイステーションポータブル(PSP)」を発表。ソフトには独自規格のユニバーサルメディアディスクを採用。このUMD、直径6cmとGC用ディスクより小さく、容量は1.8ギガも入る優れものなのだ。MPEG4やポリゴン表示も可能。本体の画面は大画面4.5インチTFT液晶。SCE久多良木社長は「21世紀のウォークマンにしたい」とのこと。 |
5月22日 | ●第31期決算説明会において、ハドソンの工藤浩社長は「天外魔境II MANJIMARU」及び「天外魔境III NAMIDA」をGCとPS2向けに発売することを明らかにした。97年にサターンで発売された「第四の黙示録」以来、6年ぶりのシリーズ復活となる。 |
5月28日 | ●ソニーがPS2半導体プロセス技術、OSを採用したDVD/HDDレコーダー「PSX」を発表。PSXはDVDとHDDで録画が可能な新家電で、PS2ソフトなどのゲームで遊ぶ事も可能。 |
5月31日 | ●32ビットゲーム機「3DO」の開発元として知られる米3DO社が、米連邦破産法11条・会社更生法の適用を申請。同社は3DOのハード事業終了後も米国でソフトメーカーとして活動していたが、長引く不景気の煽りを受け、ついに破産宣告という形になった。 |
6月1日 | ●任天堂は同社が発売した2大ハードの累計販売台数をファミコンが約6200万台、スーパーファミコンが約4900万台と発表した。2003年度はファミコン6万台、スーパーファミコン1万台を生産しており、ファミコンに関しては現行機のXboxよりも多く売り上げていたことになる。 |
6月2日 | ●サンアミューズメントが社名を「SNKネオジオ」に変更した事を発表。新社名となる「SNKネオジオ」 のロゴもSNKとネオジオのものが当時のまま使われているのだ。 |
6月17日 | ●カプコンが米ロックスター社の世界的大ヒット作「グランド セフト オート3」の国内ローカライズ版をPS2向けに発売することを発表した。日本ではシリーズ1作目が98年にシスコンエンタテインメントからPSで発売されて以来の上陸となる。 |
6月25日 | ●データイースト が破産宣告を受け倒産。業績不振から99年11月に和議を申請、00年7月に認可され、再建を目指しゲーム開発からは撤退。自社タイトルの他社へのライセンス許諾や(PS2の「神宮寺三郎」やGBAの「メタルマックス改」がこれにあたる)マイナスイオン発生装置の販売に事業を転換していたが、今年4月下旬東京地裁に自己破産を申請していた。 |
6月27日 | ●セガの新社長に佐藤秀樹氏に代わり、ヒットメーカー社長だった小口久雄氏が就任。「バーチャロン」「クレイジータクシー」「ダービーオーナーズクラブ」等ヒット作を手掛けた開発畑出身の新社長だ。 |
6月 | ●カプコンの広告塔としてお馴染みだった岡本吉起氏がカプコンを退社していたことが明らかになった。6月20日に専務取締役を退任することは発表されていたが、突然の退社となった。同氏は今後社員を募り、マルチプラットフォームのソフトハウスを設立する方針。 |
7月8日 | ●プレイモアが商号を「SNKプレイモア」に変更することを発表。プレイモアは、倒産したSNKから全事業の権利を引き継いだメーカー。「長年親しまれたSNKブランドの復活」が商号変更の理由としている。 |
7月15日 | ●ファミリーコンピュータ発売20周年! |
7月18日 | ●小学館よりゲームボーイカラー専用ソフト「ドラえもんのスタディーボーイ かんじよみかきマスター」発売!ゲームボーイの14年の歴史、ここに閉幕!! |
8月7日 | ●「星のカービィ」「大乱闘スマッシュブラザーズ」の生みの親として知られるHAL研究所の桜井政博氏が、同社を退社した事が明らかに。任天堂の岩田聡社長と話あって理解を得ての退社となった模様。 |
8月14日 | ●アトラスはXbox用オンラインRPG「真・女神転生NINE ネットワーク対応版」の発売中止を決定。「ネットワーク全般の開発環境ならび収益性、ユーザーの満足度などを再検討いたしました結果、XboxLIVEにて展開することは非常に困難であるとの結論に至りました」としている。 |
9月2日 | ●セガがDC、GC、PS2、Xbox向けに「ぷよぷよフィーバー」を発表。ぷよぷよシリーズ第5弾にして、開発元のコンパイル倒産後初のシリーズ最新作となる。旧コンパイルのスタッフも開発に参加。 |
9月18日 | ●バンダイがGBAへの参入を正式に発表。第1弾タイトルは「デジモンレーシング」。 |
9月30日 | ●任天堂がファミリーコンピュータ(AV仕様)とスーパーファミコンJr.の生産を終了。同時に、同社HPで受け付けていたディスクシステムのソフト書き換えサービスも終了となった。 |
10月17日 | ●任天堂がゲームキューブの価格を14,000円に引き下げることを発表。同時にメモリーカード59の生産中止も明らかにした。 |
10月31日 | ●任天堂がクラブニンテンドーのサービスをスタート。10月以降に発売されるGC、GBAソフトに付属しているポイントを登録すると、ポイントに応じて様々な特典が得られるサービス。ソフトにポイントが付くサービスでは、セガがドリームキャストソフトで「ドリームポイントバンク」というサービスを実施していた。 |
11月20日 |
●店頭販売されるソフトとしてはワンダースワン最後のソフトとなる「ドラゴンボール」がバンダイより発売。内容はファミコンソフト「ドラゴンボール3 悟空伝」のリメイク版。 ●am3がGBAで動画を楽しめる「アドバンスムービー」を発売。3,200円。ソフトはスマートメディアで供給され、1話2,380円。「名探偵コナン」「タイムボカン」等が発売された。 |
11月26日 | ●デジキューブが東京地裁に破産申し立てを申請し倒産。突然の倒産に「FF」絡みの攻略本やCDの発売元が急遽変更。「サクラ大戦歌謡ショウ新宝島」DVDもセガからの発売に変更されたが、本編にはデジキューブのロゴが… |
12月13日 | ●ソニーがプレイステーション2の機能を内蔵したDVDレコーダー「PSX」を発売。 |
2004 | 2004年のハード:ネオジオ、プレイステーション、ドリームキャスト、ワンダースワン プレイステーション2、ゲームボーイアドバンス、ゲームキューブ、Xbox ニンテンドーDS、PSP |
1月14日 | ●任天堂がGBA向けに「ファミコンミニ」シリーズ10作を発表。「スーパーマリオブラザーズ」「ゼビウス」「アイスクライマー」等ファミコンで人気を博したソフトを完全移植して2,000円で販売。またプレゼントでしか手に入らなかったGBA-SPファミコンカラーをアレンジして市販することも発表した。 |
1月21日 | ●任天堂が新型携帯ゲーム機「ニンテンドー・ディーエス(仮称)」を発表。2画面のTFT液晶が最大の特徴で、操作方法もこれまでのゲーム機とは一線を画した異質なものになるという。 |
1月15日 | ●アトラスがタカラのゲームソフト事業を譲り受ける。タカラが発売していた「チョロQ」「人生ゲーム」等のソフトは今後もアトラスが継続して発売。 |
1月26日 | ●パシフィック・センチュリー・サイバーワークスジャパン(PCCWJ)が商号を「ジャレコ」に変更。 ジャレコは2000年にPCCWの傘下に入り、社名を「PCCWJ」にしていたが、国内外でのジャレコブランドの認知度が高いことなどから、今回の変更となった。オールドファンには嬉しいニュースだ。 |
2月24日 | ●セガから発売されるセガハード最後のソフト「ぷよぷよフィーバー」がドリームキャストで発売!セガダイレクトでは修理に出されたドリームキャストを修理して新品同様にしたドリームキャスト再生品もソフトと同時に発売された。 ちなみに1年後の同じ日に廉価版も発売された。 |
3月25日 | ●スクウェア・エニックスより「ドラゴンクエストV」がプレイステーション2で発売。スーパーファミコンの名作が大幅にリニューアル。3Dになって復活! |
5月11日 | ●E3を前にSCEがPSPの詳細を発表。本体デザインやUMDメディアが公開。対応ソフトも「真・三國無双」「グランツーリスモ」「メタルギア」などPS2で人気のシリーズの新作が続々発表された。 |
5月13日 | ●新作ソフトとしてはプレイステーション最後のタイトルとなる「ブラックマトリクスOO」がNECインターチャネルより発売。以降、プレイステーション発売ソフトは廉価版のみに。 |
5月31日 | ●ワンダースワン最後のソフトとして「Dicing Knight .」がキュートより発売!ワンダーウィッチゲームコンテスト受賞作品の商品化第2弾。通販専用のアクションRPGだった。 |
6月3日 | ●マイクロソフトとレベルファイブはXboxLIVE用MMO-RPG「トゥルーファンタジーライブオンライン」の開発中止を発表。開発進捗が見込めず、予定されていたβテストも未だ不可能な事から中止になったとのこと。Xbox最大のキラータイトルの消滅で国内Xbox市場は風前の灯に…。 |
7月1日 | ●NECインターチャネルが社名をインターチャネルに変更。3月に同社の一部株式をNECから携帯電話コンテンツメーカーのインデックスに譲渡したことによるもの。ただし、これによってNECグループから離脱したわけではない。 |
7月15日 | ●ネオジオカートリッジ最後のソフトとなる「サムライスピリッツ零SPECIAL」がSNKプレイモアより定価41,790円で発売!91年の本体発売から13年、最盛期はとっくに過ぎてもSNKが倒産しても細々とソフトは出続け、気が付けばゲーム業界最長寿ハードに。 |
8月10日 |
●任天堂がファミコンミニ第3弾ラインナップとして「ディスクシステムセレクション」を10本発売。 ディスクシステムのFM音源(に近い技術)が初めて再現されたため、移植がついに実現。 |
9月16日 | ●任天堂がゲームボーイアドバンスSPの価格を12,500円から9,800円に改定。発表の近いニンテンドーDSの価格に合わせての値下げと考えられる。 |
10月1日 | ●セガとサミーの合併会社・セガサミーホールディングス設立。セガとサミーの親会社となる。 |
11月3日 | ●SCEが新型プレイステーション2を発売。オープン価格。 小型・軽量・薄型と3拍子揃った新型機。ネットワーク接続端子も標準装備されたが、HDD接続不可能、実売価格はこれまで同様と疑問点も。 |
11月15日 | ●SNKプレイモアとSNKネオジオ(旧サンアミューズメント)が合併。SNKプレイモアが存続会社に。 |
11月27日 | ●プレイステーション2ソフト「ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君」スクウェア・エニックスより発売!シリーズ初の完全3D作品となっての登場。 発売1ヶ月を待たずに300万本を超える大ヒット! |
12月2日 | ●任天堂より携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」発売!15,000円。ダブルスクリーンにタッチパネルなどゲーム機で初めて搭載される新機能を盛り込んだ革新的なハード。 同時発売ソフトに「スーパーマリオ64DS」「さわるメイドインワリオ」「君のためなら死ねる」など12タイトルがラインナップ。GBA互換機 という強みもあり、発売から1ヶ月で100万台を突破した。 |
12月12日 | ●SCEが携帯ゲーム機市場に初参入。PSシリーズの弟分「プレイステーションポータブル」(PSP)を発売!20,790円。横長で迫力のワイド画面に、 音楽再生、映像再生と多彩な機能に、PS2並の性能を併せ持った究極の携帯ハード 。同時発売ソフトは「リッジレーサーズ」「みんなのGOLFポータブル」「アーマードコア フォーミュラフロント」等PS系でお馴染みのタイトル6本が揃った。発売時に充分な数を用意出来なかったこともあり、ライバルのニンテンドーDSを尻目に売り切れ店続出。 |
2005 | 2005年のハード:プレイステーション、ドリームキャスト、プレイステーション2 ゲームボーイアドバンス、ゲームキューブ、Xbox、ニンテンドーDS、PSP、Xbox360 |
1月中旬 | ●ニンテンドーDSが150万台を達成。GBA発売時の勢いには敵わないものの、かなりの勢いで普及 。 |
2月4日 | ●「ファイナルファンタジー」の産みの親として知られる坂口博信氏率いるミストウォーカーが、ニンテンドーDSに参入することを発表。氏が一度作ってみたかったシミュレーションを開発することを明らかに。 |
2月21日 | ●ゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDS用、ムービー&音楽プレイヤー「プレイやん」任天堂サイト限定で発売開始。SDメモリーカードを利用した周辺機器で、asfファイルとmp3(7月よりmp4動画も)ファイルの再生が可能。翌日、ヘッドホンの音声出力が左右逆になる不具合が発覚。即日交換を発表。 |
2月25日 | ●マイクロソフトとミストウォーカーは、ミストウォーカーがXbox次世代機に参入し、2本のRPGの開発に着手していることを発表。開発はマイクロソフトゲームスタジオが担当。坂口氏は制作指揮を執る。 |
3月31日 | ●ドワンゴがチュンソフトを子会社化することを発表。 |
4月11日 | ●コナミがグループ傘下のハドソンに対し、第三者割当増資300万株を引き受ける事を発表。これによりコナミはハドソンの株を54%取得したことにより、ハドソンを完全子会社化。 |
4月14日 | ●ハドソンが「天外魔境III NAMIDA」を遂に発売。PCエンジンスーパーCD-ROM2での発表以降、プラットフォームをアーケードカード、PC-FXと変え、13年の時を経てプレイステーション2で発売された。 |
4月18日 | ●東京台場にあるセガ直営の娯楽施設「東京ジョイポリス」のアトラクションで客の男性が転落し死亡する事故が発生。この事態を受けて8月10日に営業を再開するまで休館に。 |
4月21日 | ●ニンテンドーDSソフト「東北大学未来科学技術研究共同研究センター 川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング」任天堂より発売。2,800円。ノンジャンルの教育ソフトながら300万本を突破する大ヒットを記録。 発売1年を過ぎても売り上げトップ10に居座り続けるお化けソフトになった。 |
4月25日 | ●コナミが傘下のタカラをインデックスに売却し、提携を解消。 |
5月11日 | ●バンダイとナムコが経営統合を発表。9月27日を目処に持ち株会社「バンダイナムコホールディングス」を設立し、両社がその傘下に入る計画。 |
5月13日 | ●マイクロソフトが次世代ゲーム機「Xbox360(サンロクマル)」を発表。ワイヤレスコントローラを業界初となる標準装備し、スペックも現行Xboxを大きく凌駕している。ミストウォーカーが手掛ける鳥山明キャラデザの「ブルードラゴン」や重松清がシナリオを担当した「ロストオデッセイ」などの完全新作RPGに加え、キューエンタテインメントの「ナインティナイン・ナイツ」やゲームリパブリックの2作品など、クリエイター独立企業の意気込みを感じる発表となった。 発売は2005年末を予定。 |
5月17日 | ●SCEがE3会場で次世代ゲーム機「プレイステーション3」を発表。プレイステーション、プレイステーション2とゲーム業界を席巻してきた2機種との互換性を保ちつつ、ソフトには新たにブルーレイディスクを採用。USBポートを6つも搭載、メモリースティックやSDカードなど各種メモリーカードも対応し、よりパソコンとの親和性が増した。Xbox360に負けないスペックも魅力。スクウェア・エニックス、カプコン、バンダイなど大手が既にソフトの開発に着手しており、2006年発売を予定している。 |
5月18日 |
●任天堂がE3会場で次世代ゲーム機「レボリューション(仮称)」を発表。ゲームキューブ互換。ニンテンドーDSとの接続。更にファミコン、スーパーファミコン、ニンテンドウ64のソフトのダウンロード(有料)も可能など任天堂ハードの集大成になっている。本体サイズもDVDパッケージ3枚サイズと小型化。ソフトはスクウェア・エニックスが「FFCC」の続編の投入を発表したものの、スペックやコントローラなど多くの謎を残したままの発表となった。発売は2006年を予定。 ●任天堂がゲームボーイミクロを発表。ゲームボーイアドバンスの小型版で、液晶の輝度を変更できるなどパワーアップ。本体外装を好きなデザインに付け替えが可能になった。2005年秋発売予定。 |
5月25日 | ●神奈川県が残虐な表現が多く含まれるゲームソフトに対して有害図書扱いの販売規制する事を決定。後日、対象としてカプコンのPS2ソフト「グランド セフト オートIII」が18歳未満への販売規制が実施された。神奈川県の発表を受けて追随する県も現われ、ゲーム業界に物議をかもし出した。 |
6月9日 | ●サクセスよりPS2ソフト「メタルサーガ 砂塵の鎖」発売。2003年に倒産したデータイーストの「メタルマックス」の流れを汲む作品。商標の問題で「メタルマックス」の名前を使用できなかった。 |
7月7日 |
●スクウェア・エニックスがPS2ソフト「武蔵伝II ブレイドマスター」を発売。1998年にスクウェアがPSで発売した「ブレイブフェンサー
武蔵伝」。“でっかいシリーズ第1弾”として大量にCMを投下した作品だが、ゲームの出来が微妙で第2弾は発売されなかった。それから7年…ようやく続編の登場である。 ●セガがPS2ソフト「サクラ大戦V 〜さらば愛しき人よ〜」を発売。サターン、ドリームキャストとセガハード を盛り上げた大ヒットタイトル最新作だが、PS2では苦戦を強いられた。 |
7月28日 | ●SCEがPSP向けに“やるドラポータブル”4タイトルを同時発売。1997〜1998年にプレイステーション向けに発売された“やるドラ”シリーズ「ダブルキャスト」「季節を抱きしめて」「サンパギータ」「雪割りの花」を移植。その後PS2からの移植となる第5弾「BLOOD」も2006年1月に発売された。 |
9月13日 | ●任天堂からゲームボーイアドバンスの新型「ゲームボーイミクロ」発売。12,000円。携帯ゲーム機史上最も小型なボディーにバックライトを搭載。ゲーム機初のフェイスプレート付け替えが可能。全5色。 |
9月16日 | ●東京ゲームショウ2005の基調講演で任天堂岩田聡社長がレボリューション(仮称)のコントローラを初公開。テレビのリモコン型の奇抜なデザインに誰もが驚愕した。 |
9月29日 | ●バンダイ、ナムコが経営統合「バンダイナムコホールディングス」設立。 |
11月23日 | ●任天堂からDSソフト「おいでよ どうぶつの森」発売。64、GCの人気タイトル最新作で、1ヶ月でミリオンセラーを突破(127万本)。また、ニンテンドーWi-Fiコネクション対応第1弾で無料で楽しめるネットワーク機能が盛り込まれた。Wi-Fi対応第2弾は12月9日発売の「マリオカートDS」。 |
12月1日 |
●レッド・エンタテインメントが11月28日付でセガグループから離脱したことを発表。セガが保有するレッド株3054株中2700株を買い戻し、セガ傘下から離れた。 ●カプコンからPSPソフト「モンスターハンターポータブル」発売!ロングセラーを記録し、PSPソフト最高売り上げの50万本を突破!オリジナルのPS2版より売れたことに。 |
12月10日 | ●マイクロソフトがXboxの後継機“Xbox360”を発売。39,795円。同時発売ソフトはこれまでソニーハード同発常連だった「リッジレーサー6」をはじめ64ソフトの続編「パーフェクトダークゼロ」等他機種の有力タイトルを含む6本がラインナップ。初回版本体は「ファイナルファンタジーXI」のβ版が同梱された。 |
12月26日 | ●任天堂はニンテンドーDSが歴代ゲーム機最速の1年で500万台を達成したことを発表。プレイステーション2(1年5ヶ月)やゲームボーイアドバンス(1年2ヶ月)を超えるもの凄い勢いで普及した事になる。 |
2006 | 2006年のハード:プレイステーション、ドリームキャスト、プレイステーション2 ゲームボーイアドバンス、ゲームキューブ、Xbox、ニンテンドーDS、PSP、Xbox360 プレイステーション3、Wii |
1月 | ●年末年始だけで200万台を売り上げ05年末から品不足だったニンテンドーDSがお年玉需要を受けて本格的な品切れに。店頭ではどこも完売。ハード発売直後でもない時期の異常な売れ行きに。3月のLite発売でフィーバーはさらに過熱。品不足は 年末商戦までずっと続くことに。 |
3月1日 | ●玩具業界の2大巨頭・タカラとトミーがタカラトミーとして合併。 |
3月2日 | ●任天堂が「ニンテンドーDS Lite」発売。16,800円。本体サイズを一回り縮小、画面の輝度を変えられるなどの新機能が付いた。 |
3月16日 | ●スクウェア・エニックスよりプレイステーション2ソフト「ファイナルファンタジーXII」発売!発売から1ヶ月を待たずに230万本を突破し、シリーズの健在振りを見せ付けた。 |
3月23日 | ●グレフよりDCソフト「アンダーディフィート」が発売。セガ公式サイトでもドリームキャスト最後のタイトルとアナウンスされていたが…。 |
3月30日 |
●Xbox最後のソフト「ザ・キング・オブ・ファイターズ
ネオウェイブ」SNKプレイモアより発売。 かつてのハードメーカーがXbox有終の美(?)を飾った。 |
3月31日 | ●バンダイ、ナムコのゲーム部門も統合。バンダイナムコゲームス設立。 |
4月 | ●スクウェア・エニックスがタイトーを完全子会社化。スクウェア・エニックスの子会社SQEXに吸収合併されるという形式をとり、タイトーは解散。SQEXの商号を“タイトー”に変更することで、タイトーブランドは今後も残ることになる。 |
4月28日 | ●任天堂の次世代機「レボリューション」の正式名称が「Wii」に決定。 |
5月9日 | ●SCEがE3会場でプレイステーション3の発売日を11月11日と発表。HDD60GBがオープン、20GBが62,790円という価格設定は波紋を呼んだ。 |
5月25日 | ●任天堂より「Newスーパーマリオブラザーズ」ニンテンドーDSに登場。DSソフト最速の発売から2ヶ月で200万本突破。本体の品不足に拍車をかける爆発的ヒット作に。 |
6月1日 | ●バンダイナムコゲームスが株式交換によりバンプレストを完全子会社化。バンプレストは5月15日を持って上場廃止となった。 |
7月31日 | ●ニンテンドーDSの国内累計販売台数が1000万台を突破。歴代ゲーム機で最速の普及記録を樹立。 |
8月3日 | ●任天堂最後のゲームボーイアドバンスソフト「リズム天国」発売。 |
8月31日 | ●セガよりPS2ソフト「ファンタシースターユニバース」発売。ネットワークモードの不具合のためにデータがロールバック(初期化)されるという前代未聞の事態に。 |
9月15日 | ●SCEがプレイステーション2をオープン価格(店頭価格19,800円)から16,000円に値下げ。 |
9月22日 | ●SCEがプレイステーション3(HDD20GB)の価格を62,790円から49,980円に引き下げる事を発表。発売前のゲーム機本体の値下げは1994年の3DO REAL以来となる。 |
9月28日 | ●ニンテンドーDS最大のキラーソフト「ポケットモンスターダイヤモンド/パール」発売。 |
11月2日 | ●マイクロソフトからXbox360コアシステム発売。29,800円。HDDなどの周辺機器を省いたもの。 |
11月11日 | ●SCEがプレイステーション3を発売。同時発売ソフトは「リッジレーサー7」「レジスタンス」など歴代ソニーハード最少の5本。それでも注目度は高く、初回10万台という少なさから、PS3難民が数多く出現した一方、オークションには5000台以上のPS3本体が出品され 、転売が問題となった。 |
11月30日 | ●スクウェア・エニックスより最後のゲームボーイアドバンスソフト「ファイナルファンタジーVI」発売!ニンテンドーDSの登場により、GBAの終焉は予想より遙かに早く来てしまった。 |
12月1日 | ●サターン時代の18禁ゲーム移植や「メモリーズオフ」などクオリティの高いオリジナル美少女ゲームで知られたキッドが自己破産申請し、倒産。負債総額は5億3千万円。 |
12月2日 | ●任天堂からWii発売。
定価25,000円。歴代ゲーム機最多となる16本のロンチソフトと共に
鳴り物入りで登場!先代ゲームキューブとは対照的に初回40万台が瞬く間に売り切れた。 ●任天堂からゲームキューブ最後のソフト「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」発売!店頭販売はなく、任天堂オンライン専売。同タイトルがWiiのロンチタイトルともなる異例の事態になった。 |
12月7日 | ●マイクロソフトからXbox360のキラータイトル「ブルードラゴン」発売! |
2007 | 2006年のハード:プレイステーション、ドリームキャスト、プレイステーション2、ニンテンドーDS、PSP、Xbox360、プレイステーション3、Wii |