★極私的長文レビュー★
もともとプレイステーションでシリーズ化された首都高速が舞台の人気レーシング。
今回はドリームキャストの性能を引き出し、リアルに首都高を再現。
ちなみにリアルに再現されているのは首都高だけで、出てくる車は実車を模倣した架空のものなので、そこんとこお間違いなく。
※このレビューは、車に全く詳しくない米ットのレビューです。
で、まず第一印象。とにかくスピード感が凄いです。景色が後ろへ後ろへとぶっ飛んでいく様は一見の価値あり!実際にこんなスピードで走ったら間違いなく昇天ですね(笑)
グラフィックは勿論、非常に奇麗なので、自分が走り屋になった気分が存分に味わえるかと思います。
でも、影響されて実際に高速道路で200キロとか出さないよーに!
とにかく、このグラフィックとスピード感は相当なもので、奇麗な景色を楽しめる余裕などまるっきりありません(笑)
ゲームは、いきなり車が走っている最中からスタートする。そのスピード感に酔いしれながら走っているとライバルの車が前を走っていたりするので、そいつにパッシングを浴びせ挑発し、バトルが開始。
バトルが始まる際は、走った状態でのスタートとなるのでゲームのテンポが崩れることなく走ることが出来る。
バトルは、双方のSP(スピリットポイント)を削りあうことで勝負が決まる。
自分がリードしているときはライバルのSPが減少し、ライバルがリードしているときはこちらのSPが減っていく…。 SPが先になくなった方が負けで、勝った方には報酬のポイントがもらえるという仕組み。
バトルシステムを分かりやすく言うと対戦格闘ゲームと同じ様なものである。
その対戦も、抜きつ抜かれつのバトルになることが多く、非常に熱いです。
ゲームシステムも今まで、自分が理想としていたものに最も近かった。
とまぁこんなに面白いゲームなのだが、ライバルカーを多く倒し、自分の車をチューンしたり買い換えたりしてスピードアップを図ると途端に不満の多いゲームになる。
まずそのスピード感のせいで、一般車にぶつかり失速してしまう確率が非常に高い。
それを更に助長しているのが、ランプ光のほわの弱さ、夜と言うことも相まって、目前に一般車が近づいてくるまで気が付かなかったり、気が付いても、そのスピードが祟って避けきれない場合も多い。もはや悪循環である。
しかもその一般車、急カーブのアウトコースなど、いかにも意地悪な配置をされている場合が多く、気の短い人にとっては、ストレスが溜まることこの上ないだろう。
それから車&コースの種類が少ないと言われがちだが、車にあまり詳しくない筆者にとっては車の種類はこのくらいで充分、チューンナップもかなり簡略化されているので、余計なところに頭を使わなくて済んだのも良い。
レビュアー:米ット・F・不二雄