「２１世紀の色」　1２月 ：ランキング解説
（調査：2000.12.1-12.31）

★　１位　白 　（9票：15％） ★　２位　シルバー 　（5票：8％） ★　３位　黄■ 青■ 緑■ 虹色　（4票：7％）

• 1位は11月と同じく「白」でした。一から出直す始まりの白、これから色を塗る白いキャンバス、何色にでも変えられる新しい時代の幕開けのイメージです。まだわからない無垢の白、先が読めなくて頭の中はまだ真っ白ともいえます。白地に色をつけていくという意見とは逆に、浄化の白として２０世紀の暗い色を消す、悲観的にいつか全て消えてしまうかもという意見もありました。
• 2位は「シルバー」。キーワードは機械、携帯端末、デジタル、宇宙、未来的、人工的、無機質、平均化です。
• 11月1位の「黄」は3位に入っています。 「クリームイエロー」の1名を加えると2位と同数票に。希望の色、輝き、（ゴールドと比べて？）優しい光を表します。
• 3位の「青」は、「アイスブルー」、「水色」の計２名を加えると2位になります。地球の青、水の色、手塚治虫が描いた未来都市の色、爽やか、希望、軽さ、透明感。空しさ、寂しさ、儚さもちょっぴり含まれています。
• 3位に新しく「レインボーカラー（虹色）」が。１色ではなく多色で表現したい人が増えてきたようです。多様化する時代、キラキラ輝くカラフルな「虹色」の未来を描いています。
• 3位の「緑」も増えています。「黄緑」、「青緑」の計5名を加えると、1位と同数票となります。意味は環境、自然の緑、精神的な豊かさ、エコロジー、クリーン、希望、平和、幸福。「黄緑」は期待と不安が混ざった、黄色の警戒心と緑の心のゆとりが合わさった微妙な色です。
• 12月から新しく「オレンジ」が登場。前向き、希望、平和で明るい世紀を感じ始めています。
• 希望、心機一転を表す言葉として、形容詞の「クリアーな○○」という表現が多く見られました。
• 少数意見として、一人一人の個性の尊重と共存を願って（個性的な？）「赤紫」、一人の日本人としてぬくもりや母の優しさを感じる「肌色」、夜明け朝焼けの「赤」がありました。
• カラーマップをみると、すべての色相が選ばれていてとてもカラフル。ずばり「レインボーカラー（虹色）」との回答がありましたが、選ばれた単色を並べれば虹色に見えることに気がつきませんか。 20世紀は過去へ行くほど暗く、濁っていき、21世紀は未来へ行くほど明るく、透明になっていくという意見がありました。まさにその通りのカラーマップが完成しつつあります。
• 回答数[49]　年代[10代7名、20代15名、30代20名、40代6名、不明1名]　性別[男性15名、女性34名]

● アンケート結果

アンケート調査の結果発表！総合ランキング、月別得票グラフ、色系統別グラフにまとめてみました。

●カラーマップ

アンケートで回答いただいた色を、RGBカラーや画像に変換し、わかりやすく色の地図にしてみました。

● これまでのアンケート回答

回答の一部をご紹介しています。みんなが考える「２０世紀の色、２１世紀の色」とは！？どうしてその色を選んだのか、その理由がとても興味深いものとなっています。

　

　

▲２０世紀の色、２１世紀の色　アンケート　インデックス