20世紀の色、21世紀の色 アンケート結果
「21世紀の色」 11月 :ランキング解説
(調査:2000.10.26-11.30)
★
1位 クリアー(透明)
黄
■
白
半透明
■
灰
■
(2票:12%)
★
2位 緑
■
ゴールド
青
■
メタリックなペールサーモン
シルバー
薄紫
■
ライトグレー
■
(1票:8%)
「21世紀の色」を選んだ理由をみてみると、20世紀までの古いものを壊し、
一度ゼロに戻して新しく始まる
、もしくは
全てが混ざり合っていく
のでは、という意見が多くみられました。当然のことながら、具体的な出来事から色を連想するに至らず、まだまだ
未知の想像のつかない明るい未来
、と抽象的かつ肯定的にとらえています。
1位の
「クリアー」「白」
は、白紙に戻す意味で選ばれています。
1位の
「黄」
と2位の
「ゴールド」
は明るい光をイメージしたもの。
1位には
「クリアー(透明)」「半透明(スケルトンカラー)」
といった、色が全く無いかあるいは半分しかついてない名前が出ています。また、2位には
「ゴールド」「シルバー」「メタリックなペールサーモン」
と、光沢のあるメタリックな質感を持つ色が選ばれており、単なる「○○色」だけでは表現できない、光や材質も含めた色表現がなされています。
少数意見として、癒しの「緑」、ドラえもんの「青」がありました。21世紀への期待が感じられます。
「20世紀の色」では「灰色」
と答えたのに対し、
「21世紀の色」では「グレー」
と答えています。どちらも同じ色を指しているのに、この語感の違いは何だかわかりますか?おそらく
「灰色」はどんより暗く否定的な意味
で、
「グレー」はやや明るく肯定的な意味
で使われているのでしょう。「21世紀の色」で「灰色」と答えた人も「決して暗い時代を想像しているわけではない」とことわっています。
カラーマップ
をみると、全体に薄い色調で、
「白~明るいグレー」「透明~半透明の色」「黄、ゴールド、シルバー」
の、
光
を通したり反射したりする
明るい寒色
で占められています。「20世紀の色」にあった
「赤~オレンジ」「黒」は全く無く
、少数意見にすら出てきませんでした。
21世紀は、
物質文明から精神文明へと進化
し、いろんな意味で重さがなくなる軽やかな時代になるだろう、との考えを反映。
回答数[13] 年代[20代5名、30代5名、40代3名] 性別[男性2名、女性11名]
●
アンケート結果
アンケート調査の結果発表!総合ランキング、月別得票グラフ、色系統別グラフにまとめてみました。
●
カラーマップ
アンケートで回答いただいた色を、RGBカラーや画像に変換し、わかりやすく色の地図にしてみました。
●
これまでのアンケート回答
回答の一部をご紹介しています。みんなが考える「20世紀の色、21世紀の色」とは!?どうしてその色を選んだのか、その理由がとても興味深いものとなっています。
▲
20世紀の色、21世紀の色 アンケート インデックス