- 第26話で、木乃香が仮契約カードの自分の顔を見て「へちゃむくれ」と言っています。
「へちゃ」とは「へし」が訛ったものです。
つまり、「へちゃむくれ」とは、口をへの字形に曲げて顔を膨らませた不機嫌な容貌なのですが、
関西圏では「不器量」の意味で使われています。
- 第23話で、ネギが授業で読んでいる
「It is no use crying over spilt milk~(こぼれたミルクを嘆いても仕方ない)」
は英語のことわざで、同義の「覆水盆に返らず」と訳されることが多いです。
しかし日本では「慎重にやれ」という事前忠告の意味を持っているのに対して、
英語では「次の手段を考えろ」という事後忠告の意味を持っていて積極性があります。
- 第19話で、カモが下着泥棒だったことが判明しました。
実は下着泥棒というのは、日本人独特の趣向です。
外国人にとって下着は、単なる服の下に身に付ける服であって、下着のみでは性的な意味を持ちません。
そのため、海外では下着が盗まれる事件はほとんど起こらないそうです。
- 第19話で、カモ君が言っている「ケット・シー(Cait Sith)」とは、スコットランド地方の民話に出てくる猫の妖精です。
外見は、胸に白毛がある緑目の黒猫ですが、
人間の言葉を理解することができ、人間の言葉を話すこともできる知的種族です。
普段は正体を隠して人間界で普通の猫のフリをしていますが、
実は木の虚や廃屋にある猫の王国に属していて、王族・僧侶・一般国民などの身分があります。
自分の飼っている猫の髭か耳を切ったとき、突然その猫が人間の言葉で怒り出したら、
それはケット・シーなんだそうです。
- カモ君のフルネームの「アルベール・カモミール」。
「アルベール」は、英語の「アルバート」・ドイツ語の「アルベルト」をフランス語読みしたもので、「高貴な光」という意味があります。
「異邦人」の作者カミュと同じファーストネームです。
「カモミール」は、ギリシャ語で「地上のリンゴ」という意味で、事実この名のハーブはリンゴの香りがします。
- 第18話で、茶々丸が言っている「サボタージュ(sabotage)」は、フランス語で「怠業」を意味します。
かつてフランスでは、労働者たちが経営者に抗議するとき、履いていた「木靴(サボ)」で工場の機械を蹴り壊したことから生まれた言葉です。
日本語の「サボる」は、これから来ていますが、
本来は「やる気がないので怠ける」という意味ではなく、「抗議のために放棄する」という意味なのです。
- 第16話で、木乃香が描いている吸血生物は「チュパカブラ」です。
1995年に突然プエルトリコに現れたUMA(未確認動物)で、ヤギなどの家畜が数百頭も被害に遭っています。
不思議なことに、死骸には小さな穴が2~3ヶ所あるだけで血が全く残っておらず、
どうやって血を抜き取っているのか謎のままです。
その後、メキシコやアメリカなどでもよく似た生物が目撃されるようになり、
人間も襲われて負傷する事件も起こりました。
チュパカブラの正体については、出現する前後にUFOがよく目撃されているので宇宙人説、
また、近年プエルトリコでは奇妙な生物が多数目撃されているので、
アメリカ政府の遺伝子操作実験で生まれたキマイラ説があります。
ちなみに「チュパカブラ」とは、スペイン語で「ヤギの血を吸う者」という意味です。
- 第16話で、聡美が登校用に乗っているのは、「セグウェイ」というアメリカ製の電動スクーターです。
製品が発表されるまでの1年間、正体不明の世紀の大発明が作られているという噂が世界中で話題になったので、
プロジェクト名の「ジンジャー」と呼ぶ人もいます。
肩幅より狭く歩幅より短いサイズで、内蔵されているセンサーが自動的にバランスを制御してくれるため、
二輪車なのに常に安定していて、人が歩ける場所ならどんな地形でも走れます。
そのため、未来の都市型移動手段として注目されています。
運転方法は、ハンドルを前に倒すと前進、後ろに倒すと後進し、
スピード調整や停止もこの動作で行います。(ブレーキは付いていない。)
8時間の充電で約25kmの走行が可能で、最高時速は20km出ます。価格は約60万円。
なお、日本では道路交通法の問題から、公道で乗ることができません。
- 第15話で、木乃香が大和撫子と形容されています。
大和撫子とは、「河原撫子(カワラナデシコ)」というナデシコ科ナデシコ属の山野草の別名です。
平安時代に中国から輸入された同科同属の「石竹(セキチク)」を唐撫子と呼んだのに対して、
日本在来種の「河原撫子」を大和撫子と呼ぶようになり、この名前があります。
大和撫子は、どんな場所にでも根を張って、小さくて繊細な淡紅色の花を精一杯咲かせるので、
古来より清らかで美しい日本女性の美称として使われるようになりました。
日本最古の歌集「万葉集」の中でも、26首あるナデシコの歌のほとんどが
女性の面影に重ねられて詠まれていることからもわかります。
ちなみに、「撫子」の名前は、可愛い子供のように撫で続けたい花というところから付きました。
- 第14話で、多種のハーブティが登場しました。各効能は以下の通りです。
- ローズヒップ‥‥ビタミンCが豊富で、心身の疲労を和らげ、気分を高揚させる。
- レモンバーベナ‥‥神経の緊張や喉の痛みを緩和し、リフレッシュ効果がある。
- ダンディライオン‥‥利尿作用が強く、むくみや水太りを解消する。
- ジャーマンカモミール‥‥不眠症を解消する。また体を温めるので風邪にも効果がある。
- スィートフェンネル‥‥消化を促進し、肥満を防止する効果がある。
- エルダーフラワー‥‥風邪や花粉症の症状を緩和する。
- セントジョンズワート‥‥憂鬱な気分を解消する。
- リンデン‥‥鎮静作用があり、不眠症にも効果がある。
- セージ‥‥鎮静・鎮痛・強壮・殺菌作用がある。
- 第13話で、風香が散歩を超ハードスポーツと言っています。
実は、「散歩」は元々死と隣り合わせの運動でした。
昔の中国に「五石散」という虚弱体質改善の薬があり流行っていました。
ところがこの薬、硫黄や砒素が含まれている一種の麻薬でした。
飲むとすぐに体が温まってくるので、これを散発と呼びましたが、
散発の症状が出ない場合、薬が毒となって死に至ることがあったそうです。
そのため、服用した人は早く体を温めるために歩き回りました。
それで、強い薬を散らすため歩き回ることを「散歩」と呼ぶようになったようです。
語源通りに散歩をしているなら、風香の表現もウソではありません。
- 第12話で、千雨のコスプレを見て鳴滝姉妹が「バニー」と言っています。
ウサギの格好をした女性を「バニーガール」と呼ぶようになったのは、PLAYBOY社の影響と言われています。
雑誌「PLAYBOY」は、「バニーヘッド」と呼ばれるウサギの横顔をデザインした有名なマークをシンボルにしていますが
(ウサギは人間同様に発情期がないため性的な象徴と言われる。)、
同社が1960年から世界中にオープンしたパブ「PLAYBOYクラブ」でも、このマークを模した格好を女性コンパニオンにさせました。
これにより、ウサギ耳のカチューシャをした尻尾付きコルセットの女性を「バニーガール」と呼ぶようになり、
全く同じ格好をしていなくても、一部の特徴が同じならば「バニーガール」と呼ぶことが定着したようです。
ちなみに、「バニー(bunny)」とは、元々はスコットランド地方で「bun(ウサギの尻尾)」を子供言葉で言っていたもので、
いつしかウサギの愛称として使われるようになった言葉です。
- 第11話で、下から2番目のクラスを「ブービー賞」と言っています。
ブービー賞とは、ゴルフやボーリングなどで、最下位から2番目の成績の人に送られる賞ですが、
これは日本独自の賞で、海外には存在しません。
「ブービー(booby)」の語源はスペイン語の「bobo(馬鹿・間抜け)」で、本来の「ブービー賞(booby prize)」は「最下位」を意味します。
当初、日本でも最下位の人に送られていたお情けの賞ですが、
最下位の賞品が豪華になるにつれて、故意に最下位になる人が増えたので、
狙いにくい最下位から2番目の人に送ることになったそうです。
- 第11話で、成績順位を当てるトトカルチョが行われています。
刑法第185条に、
「賭博をした者は、50万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。」
とあります。賭けているのが食券なので違法性はないようです。
ただ、学校現場の風紀上はいろいろ問題がありそうです。(^^;
- 第10話で、ネギの卒業した魔法学校名が「メルディアナ」と判明しましたが、
メルディアナ(Meridiana)とは、イタリア語で「子午線」という意味です。
- 第9話で、楓が甲賀忍者であることが判明しました。
甲賀は近江国(滋賀県)南部にあり、元々は天台宗の修行場として栄えていた地域でした。
そのため、諸国から多くの修験者が集まり、各地の情報の交換の場となりました。
そして異才の持ち主でもあった修験者たちの中には、この地に根付く者もおり、彼らが甲賀忍者の祖となったようです。
1487年の長享の乱で、甲賀衆は足利幕府と戦うことになりました。
甲賀衆の神出鬼没のゲリラ戦は幕府軍を3年間も苦しめ、彼らの戦闘能力の高さは全国的に有名になりました。
このとき参戦した53家は、後に「甲賀五十三家」と呼ばれるようになり、甲賀の領主層となりました。
その後の甲賀は、当時としては珍しい53家による合議制で統治され続けて、団結力の強い忍者集団となりました。
(ちなみに、53家の中に「長瀬家」というのはありませんでした。)
同じ忍者集団の伊賀衆が織田信長の反感を買って滅ぼされたのに対して、
甲賀衆はうまく世を渡り、大名に仕えて出世した者が多かったようです。
有名な武将としては、信長の家臣の滝川一益がいます。
真田十勇士の猿飛佐助も有名ですが、彼は架空の人物と言われています。
- 第8話で登場した「メルキセデク」とは、
聖書に書かれている平和の天使の指導者で、非常に高位の天使です。
彼は、正義の天使であり、神に最も愛された天使であり、天使軍団の力天使に所属しています。
元々は人間で、サレム(エルサレムの旧国名)の王であり、司祭でもあったようです。
グノーシス派の人々は彼を「キリストに勝る偉大な名前」として崇めています。
そのため、シンボルは聖杯と一塊のパンになっています。
ちなみに、「メルキセデク」は「神セデクこそ我が王(セデクは、バビロンに幽閉される直前のユダヤ王の名前)」という意味です。
- 第7話で「野球拳」が出て来ました。
一説には野球拳の起源は、
1924年(大正13年)10月、「伊予鉄道電気」野球部副監督で川柳作家でもあった前田伍健が、
高松市で行われた野球大会の後の宴会で、
ユニフォーム姿の選手たちに、即興で作った歌と踊りを三味線に合わせて踊らせたものと言われています。
この踊りは松山で大流行し、やがて全国に広がりました。
その過程で、江戸時代から遊郭で遊ばれていた「キツネ拳」
(拳の遊び方の一種。向かい合った客と女が、それぞれ「キツネ」「猟師」「庄屋」のどれかのマネをして勝敗を決めるゲーム。
猟師はキツネより強く、庄屋は猟師より強く、キツネは庄屋より強い。敗者は勝者の望むことをしなければならない。)
が合わさり、キツネ→捕手、猟師→打者、庄屋→審判 のマネで勝負するゲームに変化しました。
これが何時しか「野球拳」と呼ばれるようになったようです。
やがて、勝負方法は誰にでもわかりやすいジャンケンに変わり、
敗者の罰則は着ているものを1枚ずつ脱いでいくというルールに定着したようです。
- 第6話でドッジボールの公式ルールが出て来ましたが、のどかや夕映が言っている通り、
「5秒ルール(キープ・フォ・ファイブ)」や「ダブル内野パス」は反則で、相手の内野ボールになります。
でも、「一回のノーバウンドの投球で2名以上当たった場合は、最初の1名だけがアウト」とか
「顔や頭に当たった場合はセーフで、相手の内野ボールになる(ヘッドアタック・ファール)」
とかいうルールもあり、最初から試合内容はメチャクチャでした。
もちろん、亜子やまき絵のように、
手以外の部位を使ってアタックすることも「イリーガルスロー」となり反則です。
- 第5話で行われているドッジボールですが、
その原型は、20世紀前半に英国で行われていた「デッドボール」ではないかとされています。
このゲームは、半径4m程の円の外側と内側に、それぞれ攻撃チームと防御チームが入り、
攻撃チームが防御チームにボールを当てて除外していくものでした。
その際、防御チームにはボールをキャッチすることが認められず、ただ避けるだけのものでした。
これが1909年(明治42年)頃、日本に「円形デッドボール」という名称で紹介されたようです。
そして1917年(大正6年)、ドイツの「ヘッズベル」という室内競技を参考にして、
四角いコートで行う「方形デッドボール」というものが考案されました。
これで、お互いのチームに攻撃者と防御者が存在するようになったのですが、
防御者はまだボールをキャッチすることが認められないままでした。
防御者がボールをキャッチでき、キャッチした者は除外されないというルールが採用されたのは、
1926年(大正15年)のことで、その際に、「デッドボール」は「ドッジ(DODGE=身をかわす)ボール」と改名されました。
その後、様々な改良が加えられて現在のドッジボールになりました。
- 第5話で「聖ウルスラ女子高等学校」が登場しました。
ウルスラとは、4世紀頃に実在した聖女ウルスラのことです。
彼女は欧州の小国ブリタニアの王女で、熱心なキリスト教徒でした。
才色兼備だったために求婚者が多く、強国イングランド国王から求婚された際、
「結婚前に、1万1000人の侍女を従えて、キリスト教の聖地ローマに3年間の巡礼をさせること」
という無理難題な条件を出して断ろうとしました。
ところが国王はこれを承諾して、侍女となる少女たちを集めさせて、ウルスラたちをローマに出発させました。
ローマに着いた彼女たちは大歓迎を受けましたが、
キリスト教徒に脅威を感じていたローマ帝国は、彼女たちの存在を快く思いませんでした。
そこで、当時ライン川近くまで進出していたモンゴル系のフン族に、ウルスラたちの殺害を依頼しました。
フン族は承諾して、ドイツのケルンで待ち伏せ、帰途のウルスラたちが到着すると襲撃しました。
しかし、ウルスラは信仰と貞潔を守るために服従を拒み、自ら胸に3本の矢を受けて殉教し、侍女たちも彼女の後を追いました。
後に、1万1000人の天使がケルンの街に現れて、フン族を追い払ったそうです。
この伝承から、ウルスラは少女や女学校教師の守護聖人として崇められるようになりました。
ちなみに「ウルスラ」とは、ラテン語で「熊」という意味です。
- 第4話で、「バカレンジャー」が登場しましたが、
これは、1975年4月から始まったスーパー戦隊シリーズもののもじりです。
なお、レッド・ピンク・ブラック・イエロー・ブルーの配色がある5人組は、
- 大戦隊ゴーグルV (1982年2月~1983年1月放送)
- 科学戦隊ダイナマン (1983年2月~1984年1月放送)
- 光戦隊マスクマン (1987年2月~1988年2月放送)
- 高速戦隊ターボレンジャー (1989年2月~1990年2月放送)
- 地球戦隊ファイブマン (1990年2月~1991年2月放送)
の5作品があります。
-
カップサイズ | バスト差分 |
AAA カップ | 5.0 cm 以下 |
AA カップ | ~ 7.5 cm |
A カップ | ~ 10.0 cm |
B カップ | ~ 12.5 cm |
C カップ | ~ 15.0 cm |
D カップ | ~ 17.5 cm |
E カップ | ~ 20.0 cm |
F カップ | ~ 22.5 cm |
G カップ | ~ 25.0 cm |
H カップ | ~ 27.5 cm |
I カップ | ~ 30.0 cm |
以降、2.5cmごとにサイズアップする。 |
第3話のネギの魔法で明日菜がHカップになりました。
カップサイズはバストトップとアンダーバストとの差である「バスト差分」によって判断されます。
右表の通り、Hカップはバスト差分が、25.0~27.5cmの場合です。
ちなみに、中学2年生(女子)の平均胸囲は、78.3cm(1994年調査)。平均カップはBらしい。
- 第3話で、古菲が「~アル」と話すことが判明しました。
「~アル」は、戦前、満州が建国された際に、満州の人々が簡単に日本語が話せるように作られた「協和語」です。
しかし、この協和語も、しばらくして日本語は正しく使うべきだと批判されるようになり、更に日本の敗戦もあって、消滅しました。
現在の中国人で、このような日本語を話す人は皆無であると言われており、
漫画や外国映画の吹き替えや中国人の真似をするときなどに、過去のイメージに乗って用いられることがあるようです。
- 第3話で、ネギが風呂嫌いであることが判明しました。
実際に、イギリス人は風呂嫌いなんだそうです。
「bath(風呂)」の語源がイギリスの温泉地「バース」であることからもわかる通り、
14世紀までは公衆浴場によく入っていたので元々はキレイ好きのようですが
(当時、公衆浴場はパン屋の2階にあり、パン焼き釜の熱を利用してお湯を沸かしていました。)、
東方から持ち込まれたペストが原因で公衆浴場が廃止されて以来、風呂に入る習慣がなくなったそうです。
そのため現在では、体の汚れはシャワーを浴びるだけで落しているようです。
(イギリスでは、一流ホテル以外の宿では、バスタブは存在しないらしい。)
しかし、そのおかげで、イギリスでは臭いを誤魔化すために部屋に置くポプリが発展したようです。
風呂嫌いで有名なフランスで、香水が発展したのと同様です。
- 第2話で、ホレ薬が出て来ました。
中世ヨーロッパの魔術師たちが作ったホレ薬は、ヒヨス、ベラドンナ、毒人参といった薬草を調合したようですが、
これらは入手が難しく、毒を含んでいるので調合に失敗すると命に関わるため、現代では行われていないようです。
ある白魔術では、自分の体温で温めた赤ワインに、オレンジの皮をひとかけら入れて、
シナモンスティックでかき混ぜて作る媚薬が紹介されています。
この液体を相手の体のどこかに付けると、相手が夢中になってくれるそうです。
- 第2話で、明日菜はネギに「魔女裁判で火あぶり」と言っています。
確かに中世ヨーロッパには、ウィッカ(Wicca)と呼ばれる男性の魔女も存在して裁かれていました。
でも魔女には女性が圧倒的に多かったので、「魔女裁判(Witch Trials)」と呼ばれていました。
魔女として裁かれた者は、大抵火あぶりの刑になりました。
これは、火には罪を清める力があると考えられていたからです。
ちなみに、火あぶりでの絶命時間は、積み上げられる薪の高さによって変わったようです。
膝や腰あたりまでの高さだと、なかなか死は訪れず、長い時間苦しまなければならなかったようですが、
囚人の体が見えなくなるほど高く積むと、火によるダメージよりも先に窒息してしまうため、比較的に早く死ねたようです。
- 第2話で、木乃香がネギに目玉焼きを作ってあげています。
イギリスでも卵料理は一般的に、目玉焼きかスクランブルエッグにして食べるそうです。
ただ、イギリスの正式なスクランブルエッグは、
単に油で炒るのではなく、ミルクと混ぜて作るんだそうです。
- 第1話で、ネギは魔法がバレるとオコジョにされると言っています。
オコジョは食肉目イタチ科の哺乳類で、ヨーロッパ中北部から北アメリカ中北部と広く分布していて、イギリスにもいます。
日本には、本州中部以北から青森県にかけて生息しているホンドオコジョと、
北海道の大雪山系に生息しているエゾオコジョの2種類がいて、「ヤマイタチ」とか「エゾイタチ」とも呼ばれます。
オコジョは1年に2回、毛が生え変わり、夏毛は背中が茶色で腹が白く、冬毛は全身白くなります。(尾の先は年間いつも黒い。)
ネズミ・モグラ・鳥・昆虫などを主食にしている肉食性です。
丸くて可愛らしい顔をしていますが、性格は獰猛で、自分の数倍も大きな野ウサギを襲うこともあります。
- 第1話で、明日菜の言ってる「パイパン」とは、陰部に毛のない状態のことです。
表面が滑らかな麻雀の白牌を中国語で「白板(paipan)」と呼ぶことから来ている俗語です。
先天性の場合、医学的には「限局性無毛症」という症状で、女性の1000人に1人の割合で見られます。
副腎や卵巣から出る男性ホルモンの分泌が極端に少ないことが原因で、女性特有のものです。
古く日本では、素焼きの土器のように表面が滑らかなので「かわらけ」と呼ばれていました。
遺伝的な要因が強く、母親が無毛症の場合、約70%の子供は無毛症になります。
- 第1話で、明日菜の言ってる「ショタコン」とは、性愛の対象として少年に偏執することです。
「正太郎コンプレックス」の略で、雑誌「ファンロード」で生まれました。
当初は、「鉄人28号」(1980年10月3日~1981年9月25日に放送されたカラー版の方)に登場する
金田正太郎の熱狂的なファンのことを指しましたが、
「ショタコン」を包括する言葉がなかったため、やがて狭義語から広義語へ発展しました。
最近はさらに略して「ショタ」と言う場合があります。
- 第1話で、ネギがオックスフォード大学出身という扱いになっていますが、実はオックスフォード大学という大学は存在しません。
「オックスフォード」とは一つの大学の名称ではなく、オックスフォードという町に存在する30以上の大学の総称なのです。
皇太子殿下も雅子妃殿下も、オックスフォード大学に留学したことで有名ですが、
お二人が留学していたのは、皇太子殿下はマートン大学、雅子妃殿下はベリオル大学というところです。
- 学園名に使われている「まほら」は、古語では「真秀ら」と書き、
「もっとも優れた場所」(一説には、丘や山に囲まれた中央の土地)という意味があります。
- ネギはウェールズの出身と言っています。
ウェールズは、連合王国である英国を形成する4つの国のひとつで、グレートブリテン島の南西部に位置します。
面積は四国とほぼ同じ面積(20720k㎡)で、その国土の4分の1は標高300m以上の山間部です。
北ウェールズにはイギリス第2の高さのスノードン山(1085m)があります。
- ネギの母国のイギリスですが、厳密に言うとイギリスという国は存在しません。
英国の正式名は、「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」です。
グレートブリテン島の3国(イングランド・スコットランド・ウェールズ)に
北アイルランドを加えた4つの連合王国(United Kingdom)で成り立っているため、
連合王国の頭文字を取って「UK」と言うのが世界の通用語です。
日本ではイギリスをUKと同じ意味で使用していることが多いですが、
元々イギリスという言葉はポルトガル語でアングロサクソン民族(イングランド人)を指すINGLEZから来たものです。
ちなみにネギはウェールズ人のため、イングリッシュではなく、ブリティッシュと表現するのが正しいことになります。
- ネギのファミリーネームの「スプリングフィールド」は、アメリカ合衆国に同じ名前の市が8つあります。
中でも有名なのが、イリノイ州のスプリングフィールドで、
第16代アメリカ大統領であるエイブラハム・リンカーンの第二の故郷です。
ケンタッキー州で生まれたリンカーンは、大統領になるまでの25年間、この地で弁護士や政治家として人生を過ごしていました。
市内にある彼の家や事務所は観光地となっており、彼の墓もここにあります。
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