北海道ツーリング・5日目
手塩〜羽幌〜留萌・120km('99.8.25)

で、出た〜〜〜(^o^)
羽幌での邂逅
ごちそうさまでした
古丹別へのより道
広〜〜い
「ライダーハウス留萌ARF」の夜


羽幌での邂逅

 起きたのは5時半だった(このころにはもう目覚ましをかけなくとも4時、5時に起きる身体になっていた)。が、なんとなく今日はすぐ準備してそのまま走っていく気力が湧かない。なんというか、もう120km先の留萌で今日は終わりでいいやぁ・・・と昨晩の宴会中からぐうたらモードに移行。鏡沼公園を散歩したり、町中まで朝食を買い出しに行ったり(結局、セイコーマートなんだけど)、それを食べたり。そんなふうにぐうたらぐうたらと朝を過ごす。朝日を受けて輝く鏡沼がとてもきれい。そうこうするうちに他の面子、特にちゃりだー軍団が続々と起きてくる。とりあえず今日ここで盛り上がったみんなで記念写真撮ろうぜ〜ということでみんなで記念写真を何枚か撮る。どこの誰かは知らないが、おそらくこの記念写真を日本のどこかに住んでいる誰かが持っているはずだ。あ〜楽しかったよね、天塩。

 そうこうするうちにチャリダーが出発し始める。あ、そういえばちんた、北海道に入ってから人を見送るのって初めてだな・・・っておい、おまえは出発せえへんのか?(^^;)。それくらいにぐだぐだしている朝。なんだかここ居心地が良いんでつい長居しちゃうんだよね。加えて「人を見送る」のが妙に新鮮でつい二人、三人と見送って遊んでしまう。

 ま、いつもに比べて距離は無いとはいえ、それでも120kmだ。そろそろ走らないとね。というわけで8時半にようやく出発。今日は留萌に向けて一本道、とにかく南下、南下の一日である。

 どうやら、今日は南下する方に向かって追い風のようである。それもかなり強い。大ラッキー!。北の方に向かっていったチャリダー達はちょっと気の毒だな、今日は風と闘う一日になっちゃうんだろうな(^^;)。ただ、まぁ、こちらはこちらで、昨日の奴らはこれに悩まされたんだろうなぁというのがよくわかるほど登って下って登って下っての連続。あちゃー、そりゃ、長距離ツーリングの最後にこんなの喰らったら嫌になっちゃうよな(^^;)。

 オロロンラインは相変わらずダンプが多く(朝早くから働くね〜(^^;))、そのせいかなんなのか、路肩が荒れているところが多く、走りにくい。なんたってパンクが恐いので変なモノを踏まないようにと細心の注意を払ってラインを選ぶ。

 右手には海、左手は丘、そして何という名前だったのかは知らないが鉄道の廃線跡があちこちに残っている。ずっと海沿いを走っているのだけど、意外にアップダウンは多く、海の方を見ると断崖絶壁だったりもする。

 ま、それでも追い風だから楽ちんだね、と。

 今日は距離も短いしさくっと終わるのかなぁ、などと思いながら、いつの間にか40km近く走り、羽幌町にたどり着いた。そろそろ一回目の休憩をかけるかね、もうちょっと先に道の駅もあるみたいだし(標識がある)。そんなコトを思いながら走っていた時のこと。

 こ、これわ!!


 こ、この後ろ姿は!「ゆっくりでごめんね」「北海道一周」「父&娘&ダック」・・・こ、これはもしかして、あの?(^^;) まさしくこれこそ、今年の北海道の旅人の話題を独占しているトラクターで北海道一周・・・・ではないか!?猿払で1日差がついていたのを(ばい タカハシくん情報)ついに追いついたということか。

 先に駅の道で休んでいると、ドカドカとでかい振動とともにトラクターも入ってきた。おお。トラクターもいちおう、駐車場の白線に合わせて車庫入れバックをしている(これがまた大変そうだ(^^;))


見よ!この雄姿!!(^^;)

 果たして噂のトラクターの主は本当におじさんと若い女性、そして犬(ダックスフント)の3人連れであった。いや、それにしても見事な旅仕様である。どこから買ったのか知らないがヤンマーの耕耘機、かなり古そうだ。だがしかし、そこはおっちゃんの渾身の整備かエンジンだけはぴかぴかに仕上げている。むむ、これはホンモノ(なにがよ?(^^;))だ。後ろの荷台はちゃんと屋根付き。そして何本も建ててある幟。もちろんホクレンの旗だって差してある。屋根の上には大きなふっといスペアタイヤ。

 とにかくこんな有名人に偶然会う機会もそうあったもんじゃない、とりあえず、道の駅に入ってから一緒にしゃべってたライダー2人と一緒にてけてけとおじさんに駆け寄り、声をかけた。

 このおじさん、年の頃は50くらいだろうか?もうずいぶん長いこと旅に出ているからかずいぶん陽に焼けている。女性の方はちんたと同じくらいの歳の人のようで本当におっちゃんの娘さんなんだそうな。

 「いやぁ、さ、もう時速10kmしか出ないわけじゃない?もう自転車なんかにも抜かれまくるのよ。さっきもあんたに抜かれたろ?それでも10kmしか出ないのさ。けっこう大変なんだよお・・・・」

 話してみるとおじさんはとても気さくな人。噂どおり、この3人は埼玉から北海道を一周するためにトラクターで出発し、青森からフェリーに乗って函館に上陸、そして海岸沿いを左回りに北海道一周をしているらしい。

 「もう、峠なんか絶対登れないからさ、海沿いを走るしかないのよ。それでも今日なんか、あんたも走って来たろうけど坂ばっかりだろ?大変でねぇ・・・・」

 「今までは毎年バイクで北海道回ってたのよ、でも、今年はなんか、いつものライダーハウスのおやじ達をおどかしてやろうと思ってさ、なんか面白いこと無いかなぁと思っているうちにトラクターで行こうと思ってさ、来ちゃったわけよ」

 そ、そりゃあ、さぞかしびっくりするでしょうよ(^^;)。

 「何が大変ってさ、タイヤが無いのよ。こんなタイヤでもパンクしちゃうんだよね。それでスペアを買い足そうにも北海道じゃこんなトラクターのタイヤを置いてるところなんてほとんどないからさ、農協とかで見つけ次第確保してるんだよ」

 おお、何となくそんなところは親近感。ちんたもチューブラータイヤは見つけ次第に確保です〜。

 「今日はさぁ、留萌まで行こうと思ってるんだけどさ、なんせ時速10kmでしょ?着くかなぁ、微妙だよねぇ。いやぁ、実はさっきまで気持ちよさそうな農場があって、そこに止めて昼寝してたんだよねぇ。怒られて追い出されて来ちゃったけどさ。それで、まぁ、今日はスケジュール遅れちゃってるからなぁ。このまま行けば着くかもしれないけど、また寝ちゃうとね、まずいよね。」

 あはは、変に急いでないところがまたいいなぁ。なんでも本当は最初の思惑としては、眠くなったりしたら娘さんに運転交代して、代わる代わる運転したり寝たりしながら進む(←そこは、やっぱ”荷台”付だから)つもりだったらしいのだけど、やってみると意外にトラクターの運転は難しく、とてもじゃないが娘さんでは手に負えないということで、おやじさんが専任で運転をしているらしい(ゆえにお昼寝しちゃうとアウト(^^;))。で、娘さんの方は何をしているかというともっぱらすれ違う人や歩いている人に手を振ったり・・・・見た感じではそんなところか。おそらくは犬のダックも愛想をふりまく似たような役割なのだろう。

 「とりあえず予定では9月10日には函館に着く予定なんだけどねぇ。」

 着くかなぁ(^^;)。おやじさん言うには、今までライダーで走っていたときは気が付かなかったが、今回路肩を走ってみると、意外に路肩が荒れていて走りにくく、チャリダーのキモチが少しわかったと言っていた。

 おやじさん、娘さん、ダックそして一緒にいたライダー達とアイスクリーム屋の前で小一時間ほど雑談。

 駐車場の方では地元の人も含めて、みんながみんなトラクターに度肝を抜かれているようだ。みんな不思議そうに不思議そうに振り返っている。そうだろうなぁ。

 お昼過ぎになってちんたも、そしてトラクターの三人も道の駅を後にした。「お気をつけて」「そちらも気をつけて」ちんた、なんだか大統領に会ったような気分である(^^;)。



古丹別へのより道

 天塩を出てからここまで、峠道に比べれば、そりゃ確かにどうってコト無いけれども、それなりにいやらしい上り坂の連続でまいっていたのはちょっと事実。で、羽幌の道の駅で地元の人(トラクターを一緒にのぞき込んでいたことから話始めた)に「ここから先も坂ばっかですかね」と聞いたところ、「ああ、ここから先は大丈夫だよ、真っ平ら、うん、大丈夫」とのことなのでほっと一安心。それを聞いて初めて前に進む気になったというモノだ(^^;)。

 確かに羽幌を出てからしばらく経つとホントに真っ平ら、フラットな道になった。ただし、相変わらず道は交通量が多く、特にダンプが相変わらずばんばん横をすり抜ける。こえ〜(^^;)。

 羽幌を出て30分、10kmほど走ったところで、むくむくと欲望が湧いてきた。

 今日も寄り道してみたい。

 交通量の多さに辟易としていたこともあるし、昨日、ちょっと国道を離れるだけでとても快適な道になることを学習したというのもある。今日はそもそも留萌まで(120km)でいいや、ということもあって時間的にも距離的にも多少余裕がある。追い風だしね。というわけで苫前まで着いたところで一路進路を東に取ってみる。

 この時点でこのあたりです。
R232からR239を古丹別の方に向かいます。
この先40km程先に小平ダムがありそこを回って留萌の方へ向かい道があります。
そこを走ろうという目論見です。

 あぁ、やっぱ、車の通りの少ない道はキモチいいです。別に道の真ん中を走るというわけでもなく、車が通らなくてもキープレフトなのですが、やっぱ四六時中脇を気にしているよりはぜんぜん良いわけです。今日も天気いいしね。

 苫前からR239に入り、5km程行くと古丹別という街にたどり着きます。ちょうどいいや、この先、店とかあまり無さそうだし、時間も良いから昼食を取ってしまおう。前日の反省もあって早め早めに手を打つ。ちょっとだけ学習効果なちんた。そんなわけで何か売っていそうなお店を探しているとありましたありました酒屋というかコンビニというか、なんとなくそれっぽい店。良かったね今日はさくっと見つかって。

 とりあえず、パンと若干のお総菜、飲み物などを買って、今日も行儀悪く店先に座り込み、パンを喰らうちんた。すると、

「こら、そんなところで食ってんじゃない!」

げ、だめなの!?おやじに怒鳴られるちんた。あうあう、ごめんなさいごめんなさい。

「そんなところで食ってんな、うちにあがれ!」

へ?どゆこってすかい?わけわかんないままおやじに連れられ店の奥、家の中に上げられるちんた。え?え?

「ほら、ここでゆっくり食ってけ」

あちゃー、それわそれわどうもっす、すみませんねぇ。

パンなんか食ってんなよ、ご飯食え、ご飯」

いや、あの、このパンあなたのお店で買った・・・と内心つっこみ入れてる脇からおやじさん台所でご飯をよそって持ってくる。え?え?ご飯まで食わしてもらっちゃうんすか?ちんたさらに恐縮。

「これも食え」

カツとみそ汁まで登場。あうあう、ありがとうございますう。いいのかちんた(^^;)。すっかりおじさんのペースにはまり恐縮至極。

 ちんたが通された部屋はリビングのような部屋で、おやじさんの他にちんたと同年代くらいの女の人とその子供、と、その妹さん、母親・・・と一家そろっていた。そんな中に通されてご飯をもそもそ食べているのだからとんでもない闖入者といえば闖入者である。物珍しそうに見られるちんた。一番ものめずらしそうにちんたを見ているのは、まだ1歳にもなっていないらしい女の子、不思議そうに不思議そうに、飯を食ってるちんたを眺める。ちょうどモノにつかまって立てるようになったところらしく、家族中のアイドルになっているらしい。あっちへひょこひょこ、こっちへひょこひょこ歩いていくたびに歓声が上がる。

 「どちらまで行くんですか?」

 妹さんに聞かれる(この子がまためっちゃめちゃにかわいい)。とりあえず、この先の小平ダムの方に抜けて・・・と説明する。

 「あれ、今日、その道、通行止めになっていますよ」

 え゛!?なんてこったい。どうやら大雨の影響で通行止めになっているのだとか。がぁん。しかし、聞くといてよかった。なんか北海道通行止めのところってやたら多いんだよねぇ。遭遇したのは初めてだけれども。

 しかしぃ、そこが通行止めになっているとしたら、このまま折り返すしかないな。いいや、今日はもうさくっと留萌に向かおう(あと40km足らず)。

 「兄ちゃん、ご飯のお代わりはいいのかい?」

 あ、いや、もう2杯も頂いてますから・・・。やたら、おじさんは食わせようとしてくれる。もちろん貧乏旅行にはありがたい限り。超満腹。結局食べられなかったパンは非常食としてバッグの中に入れることにする。何度も何度もお礼を言って、この楽しげなお宅を辞した。

 「留萌に着いたら電話するんだぞ」

 あ、はい、そうさせていただきます、ありがとうございました(^^;)。

 ふう、満腹だよお。通行止めのあおりを受けてそのままもと来た道を戻るちんた。あとはR232に戻りひたすら一路南下して留萌に向かうだけである。なんだか今日は羽幌といい古丹別といいやたらにより道が多く、実走時間はとても短め。ま、そういう日もあっていいか(^^;)。

 R232は相変わらず日本海を見ながら走る。羽幌を出てからは確かに平地続きでおまけに追い風なので、30km/hのとても良いペースでペダルを回す。


留萌に向かうR232。こんなふうにしてずっと日本海沿いです。ほんとに「ずっと」です。
ちなみに横着して走りながらシャッター押したので思いっきり写真が流れてる&ぶれてます

 夕焼け、というにはまだ時間が早いのですが傾きかけた陽の光を浴びて、海がきらきらと輝いています。サングリッタっていうんだよね、これ、とちょっと学生時代に勉強したことを思い出してみたり。こういう綺麗な景色とか名所とか(R232に小平鰊番屋という昔の鰊番屋を復元した建物があったり)があるにも関わらずその傍らを時速30km/hで駆け抜けていくのは何とも気が引けるし、そんな旅でいいのか?と思う人もいるかもしれないが、まぁちんた的にはおーけーおーけーなのである。気持ちよければそれでよし、みたいな。

 15時留萌着。ライダーハウスが町中にあってすぐに見つかったこともあり、本日は早めにおしまいとする。本日の走行距離120km。追い風だったこともあってほとんど疲労が無い。おっけーおっけー。そんな一日。

 それにしても今日は距離じゃないよね。ハプニングの多さにおなかいっぱい(^^;)。

 とりあえず風呂だけ入って、その後に昼御飯をごちそうになったお宅にお礼の電話を入れる。電話に出たのはあのめっちゃかわいいお嬢さん。

 「あ、おかげさまで、今、留萌に着きました。」
 「ええ!?、もう着いちゃったんですか?」
 「食事も頂いてそのおかげでさくさくと留萌に着きました」
 「速いんですねぇ」
 「うーん、まぁこんなもんですかねぇ(^^;)(←ちょっと照れくさい)」
 「で、また古丹別に戻って来るとか(^^;)」

 えぇ!?いや、あのそれはちょっと・・・(^^;)。・・・・どうもありがとございました(^^;)。



「ライダーハウス留萌ARF」の夜

 なんというか、まだ日が高いうちからライダーハウスに投宿するのも変な感じである(^^;)。

 今日の宿は留萌ミツバチハウスARFである。前日、天塩での宴会中「留萌のライダーハウスはいいすよ、広いですよ、とにかく」という風評を聞いていたライダーハウスである。ちなみに宿代は本日も無料

 ARFはわりと商店街の中心地にあるライダーハウスで、その点は今までのライダーハウスとはちょっと趣が異なるのかもしれない。まずは、入り口の受付で名前書いて住所書いて、そしてその申込書に隣の靴屋さんで判子をもらう。これがここの宿泊手続き。

 荷物を持って2階に上がる。ここは1階がバイクのガレージ、女性専用室、キッチン、リビングがあり、2階の全部が男性用の宿泊室になっている。階段を上がってみると確かに広い。体育館のように広い。まだ時間が早いこともあり、ちんたはこの中でも特等席に近い場所を本日の寝場所として占領。寝袋を広げる。ちなみに本当の特等席はどうもここに住んじゃってるんじゃないか?と思うような明らかに旅人とは思えないおじさん。留萌の大久保第二公園か、ここわ(^^;)。

 それにしてもまぁ、このライダーハウスのすごいところは落書きの多いこと多いこと。もう1階から2階に至るまで隅から隅まで耳無し芳一のようにびっしりと落書き。これくらい落書きが多いと、確かに自分も一筆・・・と思いたくなるけど、もうすでに新たに何かを書くようなスペースは全く無くなっているくらいにびっしりと落書き。ちんた、結構こういうのは読んでしまう方なんだけれども、読んでいると、このライダーハウスはどうも連泊する人が多いようだ。そりゃそうかもな、このライダーハウスは無料だからいつまで居ても金はかからないし、留萌は結構都会なのでそれほど不便もないし、おまけに海水浴場もあるとか無いとか。確かに気に入っちゃえば連泊するのも良さそうだ。うーん、ちんたは今回そういう日程的な余裕がないのが辛いと言えば辛いのだけれども。

 落ち着いたところで風呂に行く。ここは風呂は無く、近所の銭湯へ出かけることになる。これはこれで嬉しいことなんだけれども。北海道に入って初めて大きなお風呂に入れるのがちょっとうれしいわけだ。今まではなんだかんだ言ってもシャワーとかが中心だったからね。銭湯はまだ日が高いうちだったせいかちんたが最初のお客らしい。広いお風呂を独り占め。学生時代は自宅に風呂が無く銭湯通いだったちんただけれども、ここ数年は銭湯には全く縁がなかった。久しぶりの銭湯。津田沼の銭湯ではよく先客の背中に牡丹の花が咲いていたりしたが、留萌ではそんな人は来たりしないだろうか?どきどき(^^;)。

 いつになくゆっくりと風呂でくつろぐちんた。人が居ないからね。後から何人か入ってきた人もどうやらARFに泊まっている人らしい。聞いてみるとやはり連泊だとか。そんなこんなでちんた、1時間近くを銭湯で過ごす。

 ライダーハウスにもどり寝袋の上でゴロゴロしつつ、壁の耳無し芳一をぼけーっと見る。耳無し芳一、催眠効果抜群、いつのまにかちんた爆睡に陥る。耳無し芳一にずらずら書かれていた落書きをかいつまんで書いてみると・・・

 「○×大学3回生 今日は3回こけたぜ。北海道はとても痛い

 「突然思い立ち、手ぶらとサンダル履きで北海道に着てしまいました。なめてますね。そろそろお金が無くなってきました、どうしよう」

 「きり○っぷはホ○タップ」

 「居心地良いので連泊しています。ただいま9泊目」

 9泊目・・・ってさっさとどっか行けよ・・・って感じでもあるな(^^;)。ちなみにホモタッ○の話はライダーハウスで泊まり歩いている人の間では常識といっても良いくらいの情報らしい。ちんたもすでに知っていた(^^;)。

 起きたのは日も沈んだ夜8時頃。爆裂に腹へり気味でとりあえず街に出て食事をとろうとぶらぶら。壁の落書きに書いてあった「○○食堂の定食サイコー!」と書かれていたお店(意外にイエローページとして便利な落書き(^^;))を探したもののすでに閉まっている。しょうがないのでふらふらと街を歩きながらお店を探す。たまにはこうやって旅先の街をぶらぶらするのもいいやね。ここまでそんなことほとんどそんなコトしてなかったかもしれない。町中にあるライダーハウスは初めてだからね。結局ぐぅるぐぅると回ったあげく、ラーメン屋に。芸が無いなぁ(^^;)。「留萌ラーメン」なる看板が出ていたが留萌ラーメンとはなんぞや?札幌や旭川ラーメンと違うのか?出てきたラーメンは醤油味なんだけれどもこってりした味付け。おお、こりゃうまいや、と満足満足。お値段の方は850円と東京価格(^^;)。

 腹もくちたし、とりあえず、今日はさくっと寝る。明日はとにかく朝が早いのだ。



  =25日のお小遣い帳=
項目
金額
朝食(手塩・コンビニ、焼きうどん、おにぎり)
給水(羽幌・道の駅、コーラ)
昼食(古丹別・スーパー、菓子パン)
銭湯(留萌、タオルも購入)
夕食(留萌、ラーメン)
560円
150円
370円
530円
850円
本日の合計
2460円

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