電動ガンレビューM4系
どこのフィールドでも、M4A1系(派生モデルも含む)は、とても多く見かけられ、すべての長物の中での一番人気の銃だと思われます。
マルイのM4A1がでたのは2000年ごろだったと記憶しています。
その前(97年末)のM16A2が発売され、M4A1はM16A2系の二番目のモデルとなりました。
マルイのM16シリーズといえば、M16A1系もありますが、M16A1系とM16A2系(M4系)はレシーバーやチャンバーなどの構造が大きく違い、別モデルと言えるほどの違いになっています。
M4系(M16A2系)は、M4A1(旧タイプとNEWタイプ)、M4RIS、SR16、M933、M733など多くのモデルがあります。
M4A1の旧モデルをしばらく使ってみましたが、使った感想としては「使い始めた頃はダメと感じたが、使っているうちになかなか良い」との感想となりました。
●短所
・レシーバー、アウターバレル強度問題
マルイのM4系はこの辺が弱いです。一般に「首」と言われる部分です。
アウターバレルの付け根のリングや六角ネジが緩んだり、レシーバーとアウターバレル結合部がガタガタになったりすると、弾道が安定しなくなってしまいます。
とくにアウターバレル付け根のリングと、六角ネジは定期的にチェックしておいたほうが良さそうです。
・アッパーレシーバーとマウントレールの強度不足
キャリングハンドルを外すとあらわれるマウントベース(レール)は便利ですが、こことレシーバーの結合部分が弱く、重いスコープを付けたりしてると破損しやすい部分です。破損しても外部からはまず分からず、なんとなくスコープがガタガタ動いてしまう状態になります。
※対処法はこのサイトの別コンテンツ、「M4」の項目に書いてあります。
・アッパーレシーバーの後部テイクダウンピン抑え部分の強度不足
初期モデルはとかくここが割れました。
割れてしまうとロアレシーバーとの結合がしっかり行えなくなってしまうので、まともに使えません。
※対処法はこのサイトの別コンテンツ、「M4」の項目に書いてあります。
・シリンダー容量の不足(初期型のみ?)
初期型のみなのか、穴あきシリンダーの物があります。
このタイプだと、36CM程のバレルにMP5同等のシリンダー容量なので、特に0.25g弾使用時で適正ホップにするとエア不足になりがちです(個体差や使用条件によっても異なります)
M16用の穴なしシリンダーに変更したほうが相性が良かったりもします。
ただし0.2gでの初速は落ちると思われます。
●長所
・パーツが豊富
一番売れている銃だけあり、パーツが豊富です。
マガジン互換性でも有利です。
外装カスタムパーツも豊富なので、いろいろ買いたくなってしまう難点があります。
・優秀なサイト
フロント、リアサイトはとても優秀です。
上下調整可能なフロントサイトに、上下左右両方調整可能なリアサイトを持ち、リアサイトは工具を使わずに調整もできます。
また、キャリングハンドル一体型のリアサイトをハズす事により、スコープやダットサイトが簡単につけられるレールが標準装備されています。
またリアサイトは近距離用と精密射撃用の二種類が用意されていて、前後に倒す事により切り替えが聞きます。
・操作系が扱いやすい
セレクター、マガジンキャッチの位置が扱いやすい位置にあります(右利きの場合)
他の銃の悪い例だとAKのセレクターは右側にあるので扱いづらく、MP5のセレクターは左右両側にありますが、フルオート時に右側のセレクターがグリップを握っている右手にぶつかってしまう難点があります。
それらに比べるとM4系の操作系は欠点の少ないものに仕上がっています。
写真はM16A2
・インナーバレルとチャンバーの抜き出しが簡単
工具を使わず簡単にインナーバレルとチャンバーが抜き出せます。
●チューニング等
このサイトの別コンテンツ、「M4」の項目を参照してください。
●初心者の最初の一丁に薦められるかとしたら
アッパーレシーバーの強度不足が気になりますが、大きな欠点はそのぐらいで、最初の一丁としても問題ないと思われます。
ノーマルのままで使うより、パーツを付け替えを楽しめる人向け。