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スマホがない。持ってないので紛失したということではない。
今時、珍しい部類に入るなと思う。
ガラケーはある。さすがにそれはある。
30年ほどある。ピッチの頃からある。
あるけど、着信がない。送信もない。これは昔からのことだ
だから、昔からいらない道具なんだけど、全くないということではなくまれには着信と送信がある。
そのまれにのためにある。
つまりは、それほどに僕には友達がいない。
時々、その現実に絶句している。
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午前中病院にいて帰る途中に薬局に寄った。
病院では待ち時間がたくさんある。
することもないのでたいていは人を眺めている。
医師さんを眺め看護師さんを眺め事務員さんを眺め患者さんを眺めている。
眺めるのに飽きれば音声のないテレビを眺め窓に広がる公園の緑を眺めて過ごす。
人を風景にしてしまうのもどうかと思うけど、時間があり人の集団の中にいるとそうなるものらしい。
個人的には家に籠りきりの生活をしてるせいか、大勢の人の中にいるとそんなことをしている。