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陸上日本選手権が終わった。
予想と違っていても結果が妥当なものになる。

女子の100M予選には福島、市川、土井が出場し、3人とも予選を突破出来なかった。
予選5組には壹岐いちこ、壹岐あいこが7レーン、8レーンに出場し、つまりは姉妹が一緒に走った。
壹岐あいこは予選を1着で通過、準決勝も1着で通過、決勝は1着と0.02秒差の2着だった。
0.02秒差とは20センチほどの差だ。
壹岐に追い上げられた1着の兒玉には余裕の20センチだったのか、そうではなかったかをレースの後で僕は考えたけど、これはあまり意味がないかも知れない。
それにしても壹岐あいこの後半のスピードというか爆発力にはすごいものがある。

今月、山縣が日本新を出し、その山縣より多田の凄さに眼がいって、先にそんなことを書いた。
その多田が今回の日本選手権の100Mを制した。
サニブラウンと桐生は山縣と多田には勝てないだろうと予想して、実際、そうなった。
桐生とサニブラウンは200M走を棄権した。
これで、オリンピックは桐生とサニブラウンを欠いての4×100Mになる。
ものすごい事態だけど、妥当でもある。

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男子100M走には10秒の壁が長くあったけど、ひとりがそれを破ると壁もひとつのハードルみたいな感じになる。
では、女子はどうなんだろう?

YouTubeで福島さんがそれについての感想を話しているのを聞いたけど、むしろ、彼女の存在が壁のように思うんだ。
福島さんって、実は、ものすごいランナーだ。
彼女の前を走ったランナーは10年以上にわたっていなかった。
彼女の日本記録を破るランナーは未だにいないし、現状では現れそうでもない。
むしろ、彼女自身が破りそうで、これは期待なんだけど、そんな気もする。
復活という言葉がどうしても彼女には欲しい。

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先日、ラジオでドラゴンズの野球中継を聴いていたら速報が流れた。
スポーツ中継の速報はスポーツ関係の速報になる。
この日、山縣が100メートル走で日本新記録を出した。
9.95秒という。
すごいな。

1時間後に動画サイトに彼の走りが映し出された。
9.95の走りを観た。
同時に多田のすごい走りも観た。
多田が惜しかったなとも思う。


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昨日、Iという居酒屋の板さんが来た。
今時の居酒屋はお酒を出しちゃいけないってことで、Iという居酒屋さんも夜間営業を休んでいる。
それで、板さんは僕のところに遊びに来て、ついでにある写真を見せてくれた。
息子さんの写真だった。
息子さんの傍らには可愛い女性がいて、微笑んでいる。
結婚したんですよ。と板さんは言う。
26歳のイケメンと同じ年の可愛い女性の結婚だった。
彼女はいつも笑ってるんですよ。
と板さんは嬉しそうに言った。
だよな。と僕も思う。
そういう嬉しい思いは人生にそうある思いではない。
良かったね。

今日、Nが来た。
慌ただしく僕に会いに来て、明日か明後日には東京に帰ると言う。
ほんとに慌ただしい帰省らしい。
たくさんの玉葱とたくさんのジャガイモを持ってきてくれた。
今度は夏に伺いますから。と彼女は言う。
夏は、すぐだな。


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携帯の機種を変更して10日ばかりが過ぎた。
この10日間の通話の発信は0、着信も0。smの送信は1で、着信も1で、つまりは携帯もあんあり意味がない。
友達がいないんだ。
パソコンでラインをしてるけど、メッセージを書いた相手は3人だけだった。このひと月の間の話。
ほんと、友達がいないんだ。
そういえば、人と連れだって歩いたことがない。
そんなことに気が付いた。