12 15

12月も半分が過ぎれば今年も半月でお終いになる。
一年ってどんだけ早いのかと思う。
最近はいつもそうで今年も何かをしてた筈だけど、何にもしなかったという感想しか出てこない。
この感想が毎年続いて老いてゆくものらしい。

昨夜は忘年会でその後駅前周辺を散歩した。
イルミネーションが寒気の中、きれいで師走の慌ただしさを映していた土曜日の夜だった。

深夜コンビニまで夜食を買いに出かけた。
店内には誰もいなかった。店員さえいなかった。
僕はカップ麺を手にしてレジの前に立ったのだけど店員がいない。
机を叩いて店員が気付いて来てくれるかとしたけれど無駄だった。
仕方ないので手にしたカップ麺を棚に返しコンビニを出た。
少し先に別のコンビニがあるのでそこまで歩いてカップ麺と煙草を買った。
そのコンビニには店員がいた。
コンビニを出てから先に立ち寄ったコンビニの前を歩いた。
駐車場には車がなく店内はガランとして客がいる様子がなかった。
ただ、レジの前にひとりの客がいた。
客の前に店員はいなかった。
客は、多分、途方に暮れてたんじゃないかと思う。
さっきの僕がそうだった。
それにしてもと思う。このコンビニって防犯の意識があるんだろうか?