10 23

読売新聞に掲載の浅田次郎「流人道中記」が終了して新聞の購読を止そうかと思ってる。
「流人道中記」は面白かった。
石川乙次郎はひとりで江戸まで帰り着くかと青山玄蕃が心配するようなことさえ心配した。
ひとりで歩き続ける旅は難儀なものになるに違いないから。
この小説の舞台は万延元年なので残り10年に満たない年月で武士の時代は終わる。
武士を原罪という玄蕃も武士はどうあるべきかを考える乙次郎も武士でなくなる。
明治の世になれば玄蕃と乙次郎は再会するのだろうか。
再会すれば、また小説も再開できる気もする。
浅田次郎氏には、もっとこの続きを書いて欲しい。

10 11

13日の「西区民まつり」が中止との連絡が午前に区役所から入った。
13日は台風一過になる予定だったけど、その前日の12日が台風通過の真っ最中で会場の設営が出来ないのが理由。
これは仕方がないけど、実は、この20年間「区民まつり」の中止の記憶がない。
「区民まつり」は大きなイベントで入場者は例年7万人ほどになるので簡単に中止にはしない。
準備は大変だったろうに、台風がそれを吹き飛ばしてしまった。


10 3

昼食を食べていたらテレビに速報が流れた。
「松坂、中日退団」
気分があっという間に暗くなってゆくのが分かった。


来年、彼はドラゴンズのユニフォームを着ない。
そうなっては欲しくなかったのだけど、彼の考慮はそれを選んだ。
彼の人生は彼が決めるもので他人がとやかく言うものではない。
彼にはこの2年間を感謝して今後の健闘を願うばかりだ。