9 30
あと6時間ほどで大型台風が名古屋を直撃するらしい。
伊勢湾台風と同じ状況らしいとテレビは言うのでさすがに心配になる。
もう60年ほど前の出来事だけど記憶は残っていて、あれが来たらと考えるけど呑気にしていられない。
9 27
訃報は突然届くもので驚くものだ。
昨日、極めて身近な人が死んだ。
この身近というのは距離のことで10メートルも離れていない家に住んでる人で、つまりはお隣さんだった。
夜は通夜になる。
困ったなと思う。
妻が昨日から東京まで出かけて留守だったからだけど、礼服も数珠がどこにあるかも知らなかった。
それで妻の携帯に電話をして、それからそれを探すなんことをして通夜に出かけた。
今日、夕食を食べようとしてたらとても身近な人が体調が悪いというので病院まで車で送迎をした。
こういう時に妻がいないというのは困ったもので、とても身近な人とは妻のお母さんだからだった。
昨日と今日、そんなことがあり、本当に妻の不在は痛かった。
9 26
3時から雨ですよ。と聞いていたら本当に3時から雨が降り、雨は降り続いた。
昨日、NHKまで出かけようとして午後6時に車のライトを点灯した。暗かった。
日ごと夕暮れは早くなり夜が長くなる。
先の3連休の最後の日、駅前周辺を散策した。
しばらくぶりに歩いた道には新しい店がいくつか出来ていた。
おしゃれなサンドイッチ店とか小さなラーメン屋さんとか。
気が付かないけど町は少しづつ変貌している。
9 19
コンビニで煙草を買うと10月から値上げとお知らせがあった。
いくらになるんだろうと調べたら480円だった。
嗜好品の価格となるとこれが高いのか安いのかが分からないけど、痛い。
痛けりゃ止めりゃいいのだけど、嗜好品となると生活が一変することになる。
9 15
昼、妻が「wowwow」を観ていた。
画面は「007 ドクター・ノオ」を放送していてショーン・コネリーがジェームス・ボンドを演じていた。
ショーンコネリーは当時32歳だったからジェームスボンドも32歳と眺めてしまうと、絶句した。
はー、じゃあ、僕の息子と同じ年齢じゃないか!
すると、僕はボンドの父親の年齢でもおかしくはない。
「007 ドクター・ノオ」は半世紀以上前に制作されてるので、そういう現実になる。
半世紀という時間は途方もなく長い時間だけど、瞬く間に過ぎてしまう時間でもあるらしい。
ジェームスボンドはカッコイイおじさんだったけど、今になると息子に変身している。
そういえば、最近、昭和30年代の古い映画をよく観ている。
映画全盛の頃の映画で「月光仮面」とかそういう子供の頃によく観た映画だ。
画面に映るその時代の風景を眺めたくて観てるのだけど、懐かしいというよりは昨日の風景にも感じる。
ほんと、時間というものは瞬く間に過ぎる。
9 14
明日から3連休と知って、なんで?と妻に聞いたら「わたしたちの日だよ。」と妻が言う。
「?」
「敬老の日よ。」
しばらく黙った。
うーん、確かに夫婦揃って前期高齢者ではあるし、敬老手帳も机の引き出しに入っている。
先日、息子がケーキを買いに出かけた。
母親が誕生日だからだ。
父親の誕生日にも何かを買いに出かけるんかな?と考えたけど口に出すのは控えた。
深夜、そのケーキを食べた。
久しぶりのケーキには相当な甘さがあった。
9 10
夏は終わった。
「半分 青い」を観ていたら、「起業」とか「おひとりさまメーカー」とか「シェアオフィス」とかそんな言葉が飛び交っていた。
時代は8年ほど前のことらしい。
8年前じゃなくて40年前に僕はそんなことをはじめたけど、当時そんな言葉はなかった。
いつの時代にもそういう人はいるらしいのだけど、言葉がなかったというのはとても珍しかったからだろうか?
40年続けて感じるのは、ただただ疲れたということ。
この疲労感は年齢のせいかも知れないけど、持続するには体力と気力がいるのも確かなことだ。
恵子がスズメに言うことは正しいことか正しいであって欲しいという希望なのかを書けば後者だろう。
希望を持たなくてはとても成り立たないのが「おひとりさまメーカー」だ。
スズメ、頑張れよ。
9 4
台風が近畿を通過し名古屋も昼から夜にかけては暴風雨だった。
深夜近くに世界が爆発したような落雷が響いて家族で驚いた。
これは怖かった。
9月に入り4日が過ぎて8月の出来事を思い出そうとして、何もなかったと気が付くのは辛い。
それでも、8月最後の日にはいいことがあった。
それは何度かオーダーしてくれた10年来のお客さんが突然お土産を持って訪ねてくれたこと。
名古屋に来たからと立ち寄ってくれたのだけど、これは嬉しかった。
8月、何もしなかったのはお盆の頃に腰痛を再発したせいだけど、これは痛みというより腰痛というものは完治しないんだなという諦めのせいだ。
3月の腰痛に比べたら今回のは本当に軽いものだったけど、それでもこの憂鬱は日常を暗くした。