10 31
10月が終わる日。
怒涛って感じがしていた月だった。
仕事を考えればこれは予想でき予想のとおりだった。
今日は今月初めてゆっくり過ごした。
1週間前に東京の娘が明治神宮で結婚式を挙げた。
夕方の挙式だったので本殿前に参拝者は誰もいなかった。
なんだか明治神宮を貸り切った感じがして随分と贅沢な気分がした。
そうでなくても娘の結婚式は贅沢なものだろう。
親孝行したね。
今週は久しぶりに会う人が多かった。
例えば、僕の子供たちの同級生だったお母さんが我が家に来た。
こういう関係は子供が卒業すれば希薄になるもので実際そうなり15年ぶりの再会だった。
懐かしいもんです。
そういえば、電話であるテレビ局のある番組から取材可能ですか?と聞かれた。
こういう場合の聞かれたとはいろいろな質問が付随する。
30分ほど話していたような気がしている。
ほんと、いろいろ聞かれた。
これは保留にしといた。
10 16
これから行きますから。と電話で言ったお客さんがなかなか来ない。
待っていると電話が鳴って僕の工房が分からないと言う。
すぐそばにいるらしいのだけど分からない。
よくこうしたことがあるけど、これはシャッターを下ろしているからだ。
同じ日の夕方に来た人は近所の人だった。
彼が僕に聞いた。
いつもシャッターを下ろしてますよね?
確かにシャッターを下ろしている日は多い。
週の半分は下ろしていることもあるので彼の言うのは正しいってことにもなる。
シャッターを上げるのが面倒臭い日は下ろしたままにしている。
下したままにしていても来る人は来るし来る人がお休みですか?と聞くこともない。
そうなんだけど、やはりまずいのかな?
僕の工房は住宅街にある。
工房から外に出る。どう見渡しても近所に商店はない。
150メートルほど歩くと大通りに出るけどそこにも店舗はない。
何年か前にはまだいくつかあった気がしているけど本当になくなった。
大通りがそうでさらに路地を150メートル歩いて辿り着く僕の工房に人が来るとも思えない。
思えないんだけど、来る人は来るし来た人が不思議な場所にあるなと思う気配もない。
やはり、不思議なんだろうか?
10 7
起業の成功というのがよく分からないと書いたけど、逆に書くと起業の失敗というのもよく分からない。
起業というのがビジネスプランであれば、しょうがない話なんだけど殆どは失敗するものだ。
そうなんだけど、成功するには失敗を繰り返すのが原則のようなものというのも事実だ。
個人的なことを書いてしまえば、僕は人に何かを聞くということをしないので自分が考えたことしかしない。
これは性分なので仕方なく結果としてミスばかりした。現在もどうやらミスばかりしてるらしいけどそれを気にすることもない。
だからだろうと思うけど、40年近く工房を持続させることが出来た。
まあ、自分の人生はそういうことで充実していると感じているのだろうと思う。
充実していればそれを良しとしてればいい。
10 5
僕のサイトは僕が作成しているのだけどあんまり見ない。
先日、トップページのアクセス数が555000を超えてるのに気が付いて、そうなると555555がすぐじゃないかと気になった。
気になったらキリ番ゲットしようかとそんな気になり方もしたけどすっかり忘れてしまい、さっきアクセス数をみたらキリ番は過ぎていた。
しまったな。と思う。
先日、珍しく革製品のお店にいた。
駅前のある店なんだけど、いろんな商品を眺めて商品についてる値札も見た。
値札を見ながらこの値段で誰が買うんだろうな?と疑問を感じたけど当然ながら買う人はいるんだろう。
革製品に関して書けば価格と品質はほとんど関係しないようなものだけど、流通と価格は関係する。
この流通とは厄介なもので、個人的には僕の品は業者を挟んでの販売はしないことにしている。
それは直売しかしないということなんだけど、考えたら工房を立ち上げてからずっとそうしている。
工房を持続するには正解なんだろうな。
あるサイトを眺めていたら女性起業家の記事が出ていた。
起業の成功というものの定義がないので何をもとに成功と書いているか分からないけど、まあ、それに充実感があれば成功なんだろう。
充実感とは人生の充実感のこと。
それ以外はないような気がしてもいる。
僕は工房を立ち上げてから40年近い時間を過ごした。
ものすごい時間だなと本当に思う。
立ち上げた時、40年持続すると予想した人はいないし、そもそも自分が予想しなかった。
予想しないというか若い頃は先を読まないものだ。
つまりは、今しかないんだから、今しか見ないもんだ。
僕もそうだった。
そうだったんだけど、続いたな。