10 25
寒く風が強い一日だった。
午前中は実家にいた。
これは法事だ。
帰宅したのは午後3時だった。
こういう日はさすがに休業日にしてサイトにもそう案内してたのだけど、たいていはサイトの案内は見ないので、
夕方に生徒さんが来てその制作の相談を受けた。
彼の相談を受けていたら別の生徒さんが不意に来たのでその相談も受けた。
相談が済めば、作業しようかとなってふたりは作業をはじめた。
このふたりの生徒さんが久しぶりの作業だった。
偶然だけど同じ名前の生徒さんだった。
10 22
よく歌を流して仕事をしている。
中森明菜か村下孝蔵を流すのは好きだからだ。
先日、村下孝蔵を流して仕事をしていたら、生徒に誰?と聞かれたので答えた。
答えたら知らない。と言う。
そのまあ流していたら昭和ね。と言う。
しばらくして、それ、止めて貰えまえんか。と続ける。
嫌いらしい。
昭和が嫌いか歌が嫌いかは分からない。
自分の好みで聞くしかない歌を聞いていてもそう言われる。
無論、殆どの生徒はそうは言わないけれど、そういう人もまれにいる。
時々、ここってため口だね。と言われるけど、当たってない訳でもない。
たまにそんな人がいるのは事実だし、本当にまれだけど上目線で喋る人もいる。
NHKカルチャーには絶対にそういう生徒さんはいない。
イベントでもそういう人には出会わない。
そもそもお客さんにもそういう人はいない。
ただ、ここに来る生徒さんには、まれにいる。
必ず女性だけど、それ、なんでかなと考えて、それはここが個人講習の場だからだろうな。と考え付いた。
女性は例外なく我儘に出来ているし、僕を先生というよりはお友達の感覚でいるせいだろう。
これは気分を悪くすることではないのでそのままにしているけど、度が過ぎる場合もある。
10 18
昨日、僕の工房に通ってランドセルを制作していた男性のそれが完成した。
5月に開始した制作は5カ月をかけて終了した。
ご苦労様でした。
革でのクラフトの経験が全くない20代の男性にかなり大型のランドセルが制作出来るかというのは挑戦なんだけど、
彼の性格の素直さが幸いしたのだろう。
かなり忠実な僕の生徒だった。
彼には達成感があり同じような気分が僕にもある。
先週の月曜日は休日だけど出かけることもないのでクラフトで遊んでいた。
仕事でクラフトをして息抜きにクラフトをする日常はどうなんだろう?という疑問は人にもあるらしく僕にもある。
火曜日にコミセンに出かけたのは国勢調査資料の提出で、そのあと僕はNHKに出かけ講習をした。
NHKでは新人が3人参加したクールがはじまり、クールは12月までなので少し慌ただしい講習が続くことになる。
水曜日は銀行に出かけ相談窓口で30分ほどの応対をした。
木曜日から生徒が来て、生徒は毎日来た。
明日は月曜日になるけど、ある仕事で一日の半分は消える。
つまりは、日常のどこにも休息する時間がない。
喜ぶべきことなのか嘆くことなのか、少し考える。
10 12
昼にHさんが遊びに来た。
カメラを抱えていたのは休日のカメラ散策なのだろう。
Hさんとは昨日のイベントで一緒だった。
イベントは恒例の「西区民まつり」で開始前は雨だった。
雨はイベント開始前には止んで曇りに変わり曇りのままイベントは終了した。
そのせいか午前はお客さんは少なかったけれど、さすがに「区民まつり」で昼からは盛況感が漂った。
実際、体験参加者は3時間で80人だから慌ただしさは尋常じゃなかった。
僕のブースは緑地公園入り口正面にあった。
その目立つ場所に今回はワークブースも作った。
ワークブースとは展示即売ブースのことだ。
いつも展示即売はするのだけど、本格的にしたのは初のことで、これが好評のようだった。
今日は休日なのだから休んでいれば良さそうなのだけど、仕事をしていた。
なんでそんなに仕事があるんだろう?と考えるけど、追われている。
追われるのはクラフトばかりじゃなくて、いろいろとある。
10 9
いろいろとある。
先日、パソコンでメールを書いていたらRが来た。
あまりに突然の来訪だけど、どれだけ会ってなかったかを考えて、それから考えるを止めた。
最後に会ったのは思い出せないに決まっていた。
覚えていたんだな?と僕。
先生を忘れる人なんていないよ。とR。
女性との会話は反芻しないようにした方がいい。
たいていの場合、深い意味があるってことはないものだ。
先日、洗面所のドアを開けようとしたらドアノブが外れてしまった。
つまりは壊れた。
壊れたものは修理しなくてはならないのそうしていたらドアがロックされた。
ロックはロックのままで固定されドアは開かず、これでは洗面所に閉じ込められたようなものだった。
困らなかったのは洗面所にはトイレがありトイレには反対側にもドアがあり、そのドアを開ければ仕事場に直通してることが分かっていたからだ。
それで、その反対側のドアを開けようとしたのだけど、これが開かなかった。
ドアに革と椅子がもたれかかっていたからだ。
さすがにこの事態には困った。
時刻は午前5時で家人が起きている筈もなく、起きるまで洗面所に居続ける元気もない。
「徒歩5分」というNHKのドラマに全く同じ事態の場面があったな。と思い出したけど、思い出したところで事態が変わる筈もない。
しょうがないなとトイレのドアを力づくで少し開け、空いたドアの下方に出ていた椅子と革を押しのけてさらに少し空いたドアから仕事場に出た。
出れて良かったと感じるのに5分がかかった。
それから、ドアノブを修理した。
早朝の酔った身体での作業は、誰かが見れば、はあー?と思うだろうな。