1 29

水曜日は講習をしないけれど、午前中にどうしてもクラフトがしたいという電話を受けた。
午前中は僕が寝てる時間だった。
午後にその人が来て作業をしたけど、随分とテンションの高い女性だった。

夕方Sが来て夜彼と話し込んだ。
話の殆どは僕が最近感じていることだ。
例えば、昨日、検索エンジンにある言葉を書き込んでいくつかの革工房のサイトを眺め、ほんと、うんざりだなというような感想。
ほんと、いつまでふざけたことばかりしてるんだ。というような感想。
まあ、僕の抱く工房風景とのギャップが大きすぎるというような話だ。

日曜画家とか日曜大工とか日曜シェフとか日曜作家とか、そんなのがいる。
そういう中に日曜クラフト作家とか日曜クリエーターというのもいるらしい。
それ、本物の画家とか本物の大工とか本物のシェフとか本物の作家とかとは違う。
本物じゃないので日曜という形容詞がつく。
それだけは自覚してくれてないと困る。
ほんと、世間から同列だと思われたら困る。

1 25

かっこいい生き方がありそういう人生を生きてしまえばかっこいい爺さんになるような気もする。
そんなことを考えて雨を眺めていた。

先週、3人からキャンセルがあり飛び込みで作業をした人がふたりいた。
こうなると予約はあんまり意味がないなと思う。

昨日、ちょっといい話があった。

僕は何度かテレビ画面に出た。
それを観た人が来て、昔、テレビに出てましたよね?と聞いた。
「ぐっさんち」という番組で僕がぐっさんの鞄を制作してるその風景の番組だ。
訪ねてくれた人は寅さんのトランクが欲しくて仕方なく、それがどうしても欲しいと僕に言う。
奥さんを連れて来たけど、ふたりはとてもテンションが高かった。
彼は寅さんの物真似をしていろんな施設を慰問することもするらしい。
偶然にぐっさんを実際に見かけて彼が僕の制作したトランクを手にしてるのを眺め思わず声が出たとも言う。
あれ、是非作ってくれませんか。
断る理由はどこにもなく、僕は喜んでその仕事を受けた。
ぐッさんが本当に僕の制作したトランクを使っていてくれるというのを知ったこともすごく嬉しいことだった。

不思議なんだけど、以前、寅さんトランクを依頼した人も寅さんの物真似をして施設を慰問していると言っていた。
彼は広島の人だったけど、今回依頼した人も広島出身だった。
これは偶然だけどね。

1 22

終日、雨。

去年の誕生日にFBにじじいになるなよ。とメッセージをくれた友人がいた。
じじいの友人はいないから大丈夫だと返信した。
ほんと、僕には感心するくらい同年代の友人がいない。
これはじじいの又はばばあの友人がいないということだ。
彼の誕生日にじじいにならないように。と書いたら彼からかっこいい爺さんになろうと提案された。
それからしばらくかっこいい爺さんってなんだ?と考え込んでいた。
個人的にはかっこ悪いから爺さんなんだろという定義があるので、そうなる。
ただ、かっこいいではなく素敵な爺さんという表現だといそうに思う。
素敵な爺さん。或いは、素敵な婆さんはいるように思う。

ただ、個人的には無理だろうな。
どうにも年齢を自覚することがないからだ。


1 21

曇天の深夜の空が小雨が降る空に変わった。
明日は終日雨らしい。

昨日、nakanoがいた。
3カ月ぶりに会っておしゃべりをしてたけど、彼女はもうすぐ母親になる。
今度会う時はどんなおなかをしてるかと想像した。

今日はメールを書く時間が多かった。
メールを書き終えて作業を続けていたら夜になった。
うかうかしてた訳じゃないけど、今月も3分の2が終わってしまい残りは10日だ。
こうやって時間は瞬く間に過ぎてしまう。

1 19

昨日、年賀はがきのお年玉賞品当選番号の発表があった。
調べようとしたけど年賀状が見当たらない。
一枚だけ机にあった年賀状を調べたらこれが当選番号だった。
下ふた桁が切手シートの当選番号だけどこの確率は2%。
ちなみに2等の確率は0.01%。1等当選の確率は0.001%
1等に当選すれば現金1万円だけどこうなるとなんだか宝くじの様相を呈してる。
昔はもう少し確率が高かったので2等が当選したことがあった。

確率のことを書くと宝くじは当たらないもので、年末ジャンボの1等当選確率は1千万分の1。
普通には1千万分の1という率は省略されるものだから絶対に当選しないものだけど買えば当たると念じる人もいる。
理屈として宝くじは絶対に当たらないので念じても無駄なんだけど理屈外が起きる可能性があるのが世間かも知れない。

1 18

「一心」で打ち上げをしてたら3人が寝てた。
余程疲れたのだろう。

mozoのイベントは今回で3回目になるけど、いつも100人を超える体験者が来る。
スタッフは10人ぐらいだったからひとり平均10人を超えた数の担当をしたことになる。

僕の工房はリピーターがとても多いけどイベントでのリピーターもいる。
この場合リピーターは子供だ。
この事実はなんだかおかしい。

昨日は午前10時に「mozo」にいて午後10半に帰宅した。
速攻で寝て深夜に起きた。
起きてもすることはなく改めて寝て起きてシャッターを開けたら生徒さんが来た。
夕方、タルが来たけど声が嗄れていた。
夕方、Kさんから電話があったけど彼の声も嗄れていた。
僕は咳き込んでばかりいた。
イベントには後遺症がつきものだろうか?


1 15

雨の中、区役所から担当が来てmozoのイベントの展示作品を持って行ってくれた。
鞄が数個と小物が数個が展示される。
イベントは明後日だ。
去年は雪が降り積もった朝だった。
雪の予報はないけれど寒いらしい。

今週からNHKでの講習がはじまった。
6月末までの日程表があるのでそれまでは続けるのだろう。
それ以降となると不明だけどひとまず4年続けることになる。
なんか、すごいなと思う。

今日、2年ほど休んでいた生徒さんが復帰した。
相変わらずだった。

1 8

人との縁の不思議さを20分の会話で感じていた。
Mさんと話をしたのは3年ぶりぐらいだ。
出会って12年が過ぎていたけれど会ったのは3回しかなく、そうでもこれほど親しみを感じてしまう人はいない。
Mさんも電話の向こうから同じことを言った。

先日、駅前にいた。
駅前となるといろんな名古屋名物が販売されているけれど、僕は味噌煮込みうどんと奈良漬を選びそれを作ったばかりのショルダーに詰めた。
駅前にいたのは名古屋名物を買うのが目的ではなかったけれど、そんなこともした。
それをMさんに送った。
Mさんに送ったのはそれがメインではないけれど、名古屋出身の東京に住むMさんにはいいかなと考えた。
その翌日にMさんから電話があって20分の会話になった。
彼女も突然でびっくりしたのだろう。

3年前、僕は東京駅構内の中華料理店でMさんとビールを飲んでいた。
少し酔ったおしゃべりのあとで僕は名古屋までの切符を買い彼女と改札口で別れた。
その情景をよく思い出す。
暑い日の夕暮れがあった。


1 6

今年の仕事始めの日。
最初の仕事は区役所との打ち合わせだった。
モゾのイベントは10日後だから少し慌ただしい。

雨だった。
今年に入りどうもスカッと晴れた一日がない。
これは気分に関係するような気もする。

先日は自分のショルダーを作り昨日はハラコを素材にしたショルダーを作っていた。
僕はオーダーの仕事しかしないけど、オーダーの仕事は条件があってさらに完成品のテストを受けてるみたいなもので、
まあ、どんな仕事でもきつい。きついので収入がある。
オーダーでなく作るとなると条件は一切ないしテストを受けるのでもないので、勝手に制作して良く、まあ、解放感で制作してしまうので、
とても楽だ。
楽と言うのは面白いということだ。
制作したハラコのショルダーをフェイスブックに掲載したらMから「下さい。」ってメッセージが届いた。
Mだから、いいよ。と返事を書いた。
鞄は使ってなんぼって気分があるので、そういう返事を書いた。
自分が使うなんてことはないし。
けど、M以外だったらどうだったんだろうな・・・・・・・・・・・。

1 4

誰に書く訳でもないけれど、新年、明けましておめでとう。

去年の大みそかに利川夫妻が来た。
大掃除の最中だったのでふたりは手伝ってくれて、これは本当に助かった。
元旦は久しぶりに家族5人が揃い食事をして初詣に出かけた。
これが普通にある幸福というものらしく無事に一年を終え、幸福な気分ではじまる一年というものは、いい。
普通にある幸福というものは実はそんなにあるものではない年齢になった。

昨日、生田目が我が家にいた。
去年の日記を読んでいると去年も同じで彼は九州からのお土産を持参して我が家で遊んでいたものだった。
時事放談の気配がする雑談を続けて暗くなりかけると、もうご無礼しますわ。と言って彼は帰った。
なんだか、毎年彼が来ることで一年が始まる感じがする。

今年最初の作品は自分用のショルダーバッグだった。
旅行に使えそうな鞄だけど、考えたら旅行には行かない自分がいる。
出無精は相当なもので去年は泊まりの旅行はなかったし日帰り旅行も数度って感じだった。
今年はどうなんだろう?