6 30

週の初めに「一心」にいたけれど、週の終りに「一心」の板さんが来た。
これは突然で、これ、みんなで食べて。と水ようかんを僕に渡してくれた。
その水ようかんを8等分に切りこれで足りるかと手渡したらちょうどの数だった。
つまりは、ここに8人がいた。
旨かった。

板さんに週の初めの日に11時にお店に入ったのを詫びた。
閉店時間に入ってビールを飲んだからだ。
あの時、おれ、酔ってたかな?
普通でしたよ。と板さんは言い、続けて、ただ、大きな声でしたよ。と言った。
ってことは、やっぱ、酔ってたんだ。

僕は長時間飲んでもあまり酔わない。
泥酔したってことは、生涯にもあんまりない。
珍しく、あの日はウイスキーを結構飲んでいた。
そのせいだろう。

今日は休業日だけど、ミスをした作品があったので作り直していた。
ミスをした作品はボツになる。
何年やっていてもこういうことはある。
作り終えたら区役所のM君から電話があり続けてメールがあった。
それから、Iさんとmikiに電話をした。


夏が少しだけ慌ただしくなる。

6 29

昼に来た生徒からあんドーナッツを頂き、食べたらnamaがシュークリームを持って来てくれた。
マジに糖尿の予感がした。
manaが前回ここにいた時外付けHDDの話になっていらないのがいくつかあるので上げようかと聞かれた。
当然ながら欲しいと答えたら今日持って来てくれた。
現在、僕の使用している外付けHDDと同じメーカーの同じ型番だった。
持つべきものは人だな。

面白くもない時間があった今週だったけれど、何人もの人と会っているとそんな時間は蒸発してしまう。
持つべきものは人なんだ。

そういえば、貰った外付けHDDには「ぐっさんち」という番組が入れてあった。
テレビ録画だ。
テレビ局が僕その番組のDVDをくれたんだけど、当然ながら、そのDVDが今ではどこにあるか不明だ。
だから、割と鮮明に映るその番組を久しぶりに観た。
そうしていると作業をしている男性の生徒がそれ欲しいと言う。
メモリーある?と聞けばあると言うので早速それをメモリに焼いた。
彼は帰ってから観るのだろう。
もう、その取材から5年が過ぎた。
画面の中の僕は当然ながら今より若い。
若い自分を眺めるのは、やはり不思議だ。

6 28

来週は7月ですよ。とカレンダーに予約を入れる生徒が言うと時間が過ぎるのはつくづく早いなと思ってしまう。
すでに一年は半分が過ぎて、夏のイベントがあり秋のイベントがあると師走になってしまう。

昼過ぎに来た生徒がぎっくり腰になった。
歩いていたら突然なったと言いしばらく休んで帰って行った。
車で送るという僕の言葉には丁重な断りの言葉が帰ってきたけど、かなりきつそうでしばらく気になった。
今も気になっている。

nakanoは結婚して名字が変わったけど、僕は相変わらずnakanoと呼ぶ。
昨日届いたメールにnakanoが今日ここに寄るって書いてあった。
待っていたら夕方ここに到着した。
結婚式は3週間前だった。
それから新婚旅行に出かけ東京に滞在して先日名古屋に帰省して明日東京に帰ると言う。
新婚旅行のお土産をいっぱい持参して僕の工房に3時間ほど滞在し他愛ない話をして帰って行った。
娘が帰って来た気分だった。
nakanoが娘ならT君は何だろう?
今日、T君も来てた。
T君は素直な僕の弟子だ。

今日、僕と同じ年齢ぐらいの男性の生徒が来てナイフケースを作っていた。
彼はナイフケース以外を作らない。
ちょうどいいかと制作方法をT君に眺めさせた。
T君はすでに100点以上を制作したけれどナイフケースを制作したことがない。
彼は興味深く眺めていたのできっと自宅で制作するのだろう。


6 25

昼、Mさんが来た。
MさんはMさんが来るのでここに来たと言う。
Mさんとは岩村のMさんと清州のMさんのことだ。
うんっ?と何も知らない僕は事情を聞いた。
それからMさんに電話をかけてあと30分で着きます。と言う彼の言葉を聞き本当に彼は30分後にここに来た。
シュークリームをいくつかお土産に持参して今日は誰もいないの?と僕に聞く。
生徒が来るのは木金土日だよ。と僕が答えた。
どうやら我が家の近所にある革やさんに寄るつもりで名古屋に来たらしくふたりのMさんはそこへ出かけ、
1時間ほどしてここへ帰って来た。
僕の工房はどういうところなのかと少しは考えたけど、それ以上は考えないで雑談していると夜になり、夜になれば解散しないで3人で「しゃしゃんぼ」へ出かけた。
岩村のMさんには初めての「しゃしゃんぼ」で簡単な食事になる予定がそのまま3時居続けて僕は6本の煙草を喫い3杯の生中を飲んだ。
岩村のMさんは我が家の至近に「しゃしゃんぼ」のようなお店があること感動したみたいで、また来たいよと繰り返した。
本当にそうするのだろう。

昨日は年配者と滅多に飲まず、それは嫌いだからだと書いたけど、ふたりのMさんは50歳を超えているので十分な年配者だ。
けれど、本当に楽しく飲めて楽しい時間が過ごせた。
昨日の繰返しを書くけど、仲間といるのが一番いい。


6 25

NHKでの講習はクールの最終日だった。
最後の生徒もいる。
次のクールがはじまると新しい生徒が来る。

mikiがいつもののように来て僕のアシスタントをしてくれた。
なんだかほっとした。
仲間といるのが一番いい。

突然だけど、僕は年配の連中とは付き合わないことにしている。
だから、酒を一緒に飲むなんてことはとても珍しい。
先日、その珍しいことをしていた。
年配を理由に嫌うってことはないけど、年配者の持つ固定観念というか固定感覚というかそういうのがすごく嫌いだ。
何も知らないのだけどなんでも知ってるというような態度がすごく嫌いだ。
若者特有のそうした態度は若者だからどうとも思わないけど、年配者となると、どうしようもないなと思う。
ほんと、どうしようもない。

今日は午前4時に起きた。
テレビの前に座れば息子が大きな声を出していた。
一緒に観戦した。

ひとつ戦えばひとつ追い込まれふたつ戦ったのでさらに追い込まれ今日の試合で崖から落ちた。


6 24

昨夜は酔った。
7時から飲みはじめ最後に「一心」に着いたのは午後11時に近かった。
その時間はお店を閉める時間なのだけど「一心」は閉めないで簡単な料理は大丈夫と言ってお刺身を作ってくれた。
ビールを飲んでそれを食べ頼りない足取りで帰宅して速攻で寝た。
起きたら二日酔いの感覚があった。
これは珍しい。

昨日、伏見にいた。
伏見に限らないけど僕には名古屋のどこも久しぶりになるので少しの時間散策をした。
いろんな店があり御園座は工事中で、ここで3年続けて個展をしたのを思い出してた。
20年ぐらい前のことだ。
夕方から夜に変わる時刻で人は多く僕は映画館の前のベンチの腰かけて雑踏を眺めていた。


6 20

昨日の午前11時に僕は名古屋駅の新幹線改札口にいて人を待っていた。
そういうことは珍しく何十年ぶりにしたことだ。
東京行「のぞみ」の名古屋着は11時2分だった。
その15分後、僕は冷房の効いた「一心」にいてランチを食べていた。
「一心」でランチを食べるのは初めてでお店の人も驚いていた。
土曜日しか来ないでしょ?と言われて、ランチの後にはナゴノスペースにいた。
「シューズボナンザ」は午後1時からの営業で誰もいなくて、雑誌社の女性が3人いた。
ナゴノスペースにいるのも珍しく雑誌社の女性に会うのも久しぶりだった。

ほんと、久しぶりのいろいろなことがあった。

6 16

先週1週間かけて小さな鞄というか大きな財布というかそんなのを制作していた。
1週間と書いても1週間の中の10時間ぐらいなので一日に何時間かをそれに充てて作業に集中していたってことだ。
完成して作品の画像撮ろうかなと考えていたら注文主から電話があって、これから取りに行くと言うので画像は諦めた。
注文した人は喜んでくれて代金を払い帰った。
僕は前金も手付金も取らずに仕事をする。
気にいらなければキャンセルでいい。と気分もある。
自信満々なんだ。

結婚したnakanoはNHKでの僕の講座のアシスタントを3年続けた。
3年続けて先月やめたんだけどnakanoのブログを読んでいたらその感想が書いてあった。
NHK文化カルチャーがすごく好きだと彼女は書いて、その理由をさっきまで違う仕事をしてた人が教室に集まりおのおのものを作っている。
それが不思議な感じがして・・・・・・・・・・・・というようなことを書き続けている。
僕はNHKに限らないけど、ここに集まる生徒さん達にも同じことを感じていて、
仕事も年齢も学歴も生い立ちも全然違う人がここに来て、それぞれが本当に好き勝手に作業をしてすごいものとか拙いものを作って感動したりしている。
そういう感動を共有してしまえば仲間になって何の関係もない人達が縁を作り一緒になる。
友達どころか結婚する男女もいて、なんだかすごい空間だなと思う。
そういう空間はそうあるもんじゃないように思うから、なんだか自分もすごいことをしてるように思う。
すごいこと・・・・・・・・・・・・・・・?

nakano流に書けば、まあ、いいや・・・・・・・。

6 8

今日は夏の晴天の一日のように時間が続いた。

昨日、とても幸福な時間を過ごした。
空は曇天だったけれど爽快感に満ちた時間。
とても綺麗なnakanoは溢れんばかりの笑顔にいてそのひとこまひとこまを僕はずっと思い出すんじゃないかと思う。
とても幸福な時間とはそういうものじゃないかと思う。
昨日、nakanoの結婚式だった。

結婚式の後、我が家にタルとIさんがいた。
Iさんは車で出かけタルは結婚式の2次会に出かけ僕は我が家から出ないで休息をした。
休息してると携帯が鳴り花火を観に行かないかと提案された。
西枇杷島のお祭りの打ち上げ花火は我が家の近所から見える。
花火をMさんとmikiとTくんの4人で眺めた。
僕以外は結婚式の2次会からの帰りだ。
それから4人で我が家の近所に開店したカレー店に入った。
このカレー店は近所には絶対になさそうなおしゃれなお店で落ち着きそうな店内だった。
ビールが飲めた。
若い男性が厨房にいて調理をし若い女性が料理を運んでくれた。
悪い雰囲気がないのはこのふたりのせいかも知れないと4人でカレーを食べた。


6 5

夜になると雨が降り出し僕は土曜日の天気を気にしてる。

土曜日はnakanoの結婚式だ。
僕はどのような準備もしてないしすることもないけれど、nakanoはどんな気分なのかと考えた。
嫁ぐ娘の父親の気分とかも。
当然ながら、その土曜日は僕の工房は休業になる。

そういえば、月火水はシャッターを下ろしたままだ。
シャッターを下ろしているから休業とはならず来る人は来るし来ない人は来ない。
どうも僕の工房ではそういうことはどうでもいい。