1 29

NHKのあとで「しゃしゃんぼ」にいたのは久しぶりだった。
nakanoとmikiが一緒にいた。
僕はビールを飲んでたけど、ふたりは帰宅に車の運転となるのでお茶を飲んでた。
ふたリは結婚式が同じような時期になる。
だから、結婚式以降を想像すればこういう機会もそう多くはないはずだ。

雨の降りそうな夜だった。
「しゃしゃんぼ」から帰宅して僕は少し寝た。
それから起きて深夜の作業を始めた。
片付けるしかない仕事があった。

NHNに出かける前にひとりの男性が来た。
シャッターを降ろしていたので休業中に思われた。
それから、オーダーの打ち合わせをした。
彼が帰ると、またひとりの男性が来た。
革を販売してますか?と彼は聞いた。
僕の工房では革の販売はしていない。
それから、革の関してのいろいろな話をして、それから、僕の工房の話をした。

今日の夕方、オーダーが出来たと連絡したお客さんがオーダー品を取りに来た。
嬉しそうな表情を続けていた。
やっぱ。違うな。と彼は嬉しそうに言った。
そう、やっぱ。違うんだよ。


1 26

風が強い日だった。

ふたりの女性が帰ると、4人の男性が黙々と作業をすることになった。
そこに体験したいと女性が来たので、さすがに彼女は別の机で作業をさせた。
そういう気の使い方はする。

昨日、5年ほど前に数回ここに通った男性が来た。
来たかったらしく「赤福」をお土産に持参した。
「赤福」好きでしたよね?と僕に聞く。
あんこが好きなんだ。と僕。
何だか懐かしく5年前の話題ばかりになった。

7時過ぎに最後の生徒が帰ると、生徒の顔ぶれも変わったな。と思う。

2日前に岩村のMさんに何度か電話をした。
3月2日に岩村でイベントがあるのだけど、勝手に出かけて勝手に参加出来るものでもないのでその書類を書いていた。
その関連の電話だ。
因みに書類を書いのは僕ではなくIさんだ。
僕は都合が悪くて出かけれないのでそういうことになる。
それでIさんを呼び出した。
何事かとIさんは来て、写真を撮って身分証をコピーして書類を書いた。
それを僕が岩村に郵送をする。

イベントと書けば、3週間後に迫ったイベントがある。
これは2月15日にあるので、その準備がちょっと大変だろうなと予測する。
去年のイベントでは体験者が160名だった。


1 23

時々、こういうことってありかな?と考えることがあるけど、今日、それがあった。

昼に生徒が来たけど、その生徒がある品を持参してそのケースが作りたいと言った。
電話でも聞いていたことなので驚かなかったけど、実はそれがあるメーカーのリモコンスターターだった。
そこまでは聞いてないので、そのリモコンスターターを眺めてちょっと驚いた。
それを作るのは明らかに無理な相談なんだけど、無理と思って来る生徒はまずいない。
大体、それを作れる生徒は、現在の僕の生徒の中にもいないと断言してもいいし、今日の生徒はクラフト初体験だ。

ものを作るにはデザインがいる。デザインには革の選別も入れば制作方法も入る。
だから、まず制作するにはデザインをしなくてはいけないのだけど、それはしない。
デザインが出来なきゃ完成品が出来るはずもないのだけど、これがどうにも分からない生徒はいる。
そのデザインがあれば作業はお遊びにようなものになるのだけど、これがどうにも分からない生徒はいる。
本当はそういう人はクラフトはしない方がいい。

しょうがないなと思う。
今日の生徒はデザインをするという思考はなさそうなので、つまりは出来る筈がないので生徒の欲しいものは僕が作った。
僕が型紙を用意して革を選んで裁断した。
こうなるとオーダーの仕事と変わりがなくて、生徒は生徒ではなくて見学者のような立場になる。
生徒のしたこと言えば縫いの作業をしたくらいだった。

僕の工房ではケース類はよく制作する。制作するとは販売しているということだ。

これってありかなと作業をしながら考えていた。
どういうことかと書けば、どこかのブランド品を制作する工房に出かけて、そこで販売してる品を制作させて。と言ってるように思えるからだ。
どこの工房も、そういう事態を想定はしないはずだし、そんな依頼があれば断るに決まっているだろうけど、何故か、僕は断らなかった。
こういうことってありかな?


1 15

昨日は今年最初のNHKの講習だった。
出かける前にnakayama君が来た。nakanoが来てmikiが来た。
少ししか時間はなかったけれど、4人でおしゃべりをした。
おしゃべりを止め僕とnakanoとmikiの3人はNHKに出かけた。
1月中旬の街は冷え冷えとしている。
そのNHKビルは1月と2月は地下駐車場を工事してるので駐車場は使えず隣の愛知県芸術センターの地下駐車場を使うことになった。
その地下3階の駐車場からNHKの教室までは迷路の感じがして、途中、渡り廊下から栄の風景を眺めた。
オアシス21の全貌が目の前にありテレビ塔がミニチュア細工のように見えた。
とても明るい夜景で、名古屋にはこんな顔もあるかと妙な感心をした。

講習が終わる時間は8時半だ。
来た同じルートで駐車場まで帰り車を探し広い駐車場をドライブしセンターの建物から外に出た。
今日の仕事はこれで終わりと帰宅してビールを飲みながら遅い夕食を食べた。


1 12

昨夜は11時まで「一心」にいて、ものすごく飲んでものすごく食べた。
新年会だった。
4時間もいればそうなり、今日は疲れた感じがしてた。
昨夜は16人の生徒が集まった。
みんな全開って感じがしていた。

疲れていても生徒は来て作業はある。生徒でない人も来る。
こんな時に配偶者はいないので、お客さんの応対をしながら電話を受け、生徒を教えながら電話を受けてた。
どうにも慌ただしかった。
今年もこんな慌ただしさが続くのだろうと予感して、疲労するんだろうなと諦める。


1 8

今年最初の教室の日。
寒い中を何人かの生徒が来て作業をして帰った。
明日も同じなら明後日もその次も同じになるだろう。

昨日、初荷だった。
雨が降っていたので傘をさし郵便局まで歩いた。
4人に発送をした。
今年は何人に発送するのかと考えながら歩いた。

お正月の気分は薄れた。
元旦からパソコンと格闘したけれど、これも終わった。
明後日、この工房の新年会をするのだけど、それが終われば制作と向き合う毎日になる。

今年も頑張る。


1 7

元旦午前2時に僕は年賀状を作成していた。
終えてメールソフトを起動して送受信をした。
そして、パソコンはクラッシュした。
今年のお正月はそういうことではじまりその始末に明け暮れた。
ハードディスクが壊れた。
そういうことはあると知っておくべきだった。

今年に入り二日目にnahoが来た。
突然の訪問で長い時間をここでおしゃべりをして過ごした。
僕は落ち込んでいたけど、そういうことで回復することもある。
他愛ないおしゃべりなのかそうでないかが分らないけど、それからふたりで夜の街をドライブした。
夜の街は静かで車もあんまり走ってなかった。

三日目にnamaが来た。

僕はハードディスクからファイル救出する作業をしていた。
namaは長崎から帰ったばかりで長崎カステラを持参した。
彼は僕の作業を無駄な作業と思ってるらしく否定的なことばかりを言う。

実はハードディスクが壊れても内蔵されたファイルが壊れたとは限らない。
壊れたかも知れないけれど、それは調べれば分る。
その調べる方法があってそれをしていた。
それに成功したので、あとは壊れたHDDから正常な外付けHDDにファイルを移行してファイル救出は成功した。
これで固まった心は少し楽になった。
業者じゃなくてパソコン初心者でも出来ることはした方がいいとつくづく思う。
業者に頼めば長期間小遣いが使えなくなるのは確かだ。

昨日、職人さんが来ていた。
革を持参したので工房が革臭くなった。
その臭くなった工房で無駄な話を続けた。
年末に姫路と連絡してたら1月から値上げだそうだ。
2月も値上げで3月になると消費税が値上がる。
つまりは値上げなのだろうから、いよいよ、現在価格というものに向き合う必要が厭でも出てくる。