11 27
NHKから帰ってから「しゃしゃんぼ」に寄った。
今日のNHKでアシスタントをしたはmikiちゃんとN野さんで、そのまま3人で夕食を食べた。
ちょうど僕の誕生日の夜だったので、そのお祝いのようにもなった。
サプライズって感じでプレゼントさえ頂いた。
帰宅したら眠くて寝てしまい深夜に起きたらメールが3通届いていた。
読んで、ようやくこういうことだったんだよな。と納得した。
それから、笑い出した。
24時間前の深夜にメールが何通も届いた。
この時はどうとも思わなかったけれど、朝起きたらIさんからメッセージカードが届いた。
これで少し変だなと感じていたら、夕方、N君が来たのでそれを聞いたけど、僕は知りませんよって顔をして僕にプレゼントを渡した。
それから深夜にメールが届いたことになる。
誰が企てたんだろうな・・・・・・・・・?
これは、相当、すごいプレゼントだ。
今日、メールを読んだ時間はどのくらいなんだろう?
メールは長く、延々と続く感じがしたものだった。
言葉で伝わる愛情というものはある。
僕はそれを浴びるように受けた。
ありがとう。
生徒のみんな、ありがとう。
11 26
先日、ある人にメールを書いていた。
こんなことを書いていた。
クラフトという仕事は資格がある訳ではないし、資格があるからといって仕事があるものでもない。
ものの作り方を知ったからといって、ものが出来るものでもない。
ものが出来たからといって、それが作品といえるものでもない。
作品といえたとしても、それに完成度があるというものでもない。
完成度があったとしても、その完成度にはキリがない。
つまりは、クラフトをするとはキリがない作業をするということなのだけれど、これがなかなか分らない。
完成度とは印象度のことだ。
実は、キリがない作業をしているなと感じて作業をすれば仕事がある。
これでいいと断定してしまえば仕事はない。
当然ながら、仕事があるかないかは収入があるかないかと同じになる。
時々、僕の工房へこれを仕事にしたいと考えている人が来るので、そんな話をする。
仕事と趣味には途方もない違いがある。
これが分らない人は本当に多い。
書き方を変えれば、分る人は仕事にしている人だから、分る人は極めて少ないということにもなる。
趣味が変形して仕事になるということは、まず、ない。
趣味と仕事では作業の向かう方向が全く違うからだ。
普通にはこうしますけど、例えば、そこ、ミシンで縫ってしまっていけませんか?と作業のことを聞く生徒がいた。
早いじゃないですか。
いい場合もあれば悪い場合もあるけれど、普通にそうすればいいと考えたら、それは普通だ。僕が言う。
クラフトを仕事にしようとするのだったら、普通でいい筈がない。
普通ではないので仕事になるのだから。
革でクラフトをするとは革工芸品を作るということで革製品を作るということではない。
そんなことも話す。
昨日までは3連休で、僕の工房も休みのようなものだった。
休みだけど教室はあって、不思議と岩村へ出かけた連中は来なかった。
3連休に来た生徒の殆どは直前に電話で予約を入れてここへ来て作業をした生徒で、僕の生徒にもいろんな人がいるなと感じた。
3連休の最後にようやく岩村組のN野さんが来て、午後7時を過ぎて車で帰って行った。
明日、NHKでの講習があるので、彼女とは明日も会う予定になる。
話は変わるけど、
僕の隣の喫茶店が解体工事中で、かなり揺れる。
このまま揺れて我が家も解体されるんじゃないかと不安になって、時々、様子を眺めた。
隣は広場になっていた。
11 24
夜に届いた1通のメールを印刷して数度読んだ。
丁寧に書かれたメールは先日完成した鞄を配達したお客さんからのメールで、嬉しいメールだった。
知らない人から嬉しいメールを貰うと、自分に質問ばかりしている問いの解答が瞬間に分る。
僕は生きているし、生きている意味をこんなことで確認することが出来た。
夕方来た生徒さんが修理したいという革製品を3点持って来た。
直るかどうかの相談だった。
僕は作業を教え、革製品の以前と以後の写真を撮った。
ひとつの鞄の色は白だった。
白い鞄の片面が青く汚れてしまったのはジーンズの染料が移ってしまったたからで、相談はこの青い汚れが取れないかということだった。
素材は白のクローム革。
どういう作業をしたかは書かないけれど、多分、中学生でも理解出来そうな作業を教え、すると、見違えるようにきれいになった。
つまりは、革についた染料の汚れはとても簡単に取れた。
次に白のベルトを取り出して、表面の白がとても汚れたのでなんとかならないかという相談だった。
これは革の表面にアクリル塗料の白色を塗装したベルトで、ベルトとなると、当然ながらアクリル塗料がひび割れを起こしている。
全体の表面にアクリルの細かいひび割ればかりがあって、塗装は所々禿げていて、つまりはとても汚れたベルトになっていた。
これを元に戻すのは白色であるので難しいかったけれどなんとか修正が出来た。
この作業も、作業自体は簡単だった。
アクリルを使った訳ではない。
最近、僕の工房に来て作業をする僕の生徒たちはとても熱心だ。
集中力がすごい感じがしてのんきな工房って感じはしていない。
どこにでもある革工房ではなく、皮革研究所の様相さえあるなと感じている。
11 21
昨日、ふたつの鞄が完成し少しほっとしたけど次の鞄制作がすぐにはじまる。
鞄制作には気力がいると、最近は気がついている。
昔はどうということもなく作業をしていたんだけどね。
今日、歯科医院まで歩いたけど、今日が本当の最終日だった。
今日は治療ではなく歯石を取ったりクリーニングをして、それで終えた。
夏の日差しの中を歩くことから始まった通院は晩秋の冷えた夕暮れを歩くことで終わった。
長かった。
疲れのせいか、少し風邪気味で鼻水がよく出た。
これはいかんと昨夜は久しぶりに深夜のウォーキングをした。
それが効いたのか、今日は体力の回復感がある。
そういえば、このところいろんなところへ出かけた。
若い頃と違って、出かけると疲れてしまう。
風邪気味というのもそのせいだった気がしている。
11 17
岩村ツアーが終わって1週間が過ぎてもツアーの余韻はあるらしく、岩村のままの状態が続いている。
今朝、少し風邪気味の僕は寝ていた。
午前9時に外が少し騒がしかった。
思い出したのだけど、昨夜、IさんとU君とN君がここに車を置いて食事に行ったのだけど、それが午後7時で帰って来たのが午前9時だった。
何時間続けた夕食なのかと、本気で考え込んだ。
今日の午後6時に僕の工房に何人いたかと、今、考えている。
多分、8人だな・・・・・・・・・・。
11月も後半に入ると忘年会の予定を立てる。
今年の忘年会は12月15日を予定しているので、参加希望の生徒さんは僕に連絡してください。
午後6時半からだけど、終了時間は分からない。
午前9時はないだろうとは思うけど。
11 14
昨日、Hさんと栗きんとんの話をしていた。
話をしていると中津川で買った栗きんとんが残っているのに気がついて、ひとつ如何ですかとお茶と一緒のHさんの前に置いた。
栗きんとんは賞味期限が3日なので昨日が期限になる。
突然来たHさんは美味しそうに食べお茶を飲んだ。
Hさんは栗きんとんが好きらしい。
10個ほどの栗きんとんを消費するのに3人家族で3日かかった。
個人的には一日2個が限界だったので、限界を少し超えて胸やけがした。
女性は栗きんとんが好きらしいけど、なんであんなに食べれるかと不思議に思う。
Hさんはよく円頓寺まで来る。
その帰りにぶらりと僕の工房に寄る。
昨日、僕の工房に寄ったのは彼のオーダーがあったせいだけど、彼のオーダーはまだ完了していなかった。
最近、相当数の仕事をこなしているけど、幾つもの完了予定が遅れまくっている。
僕の仕事は僕しか出来ないので、これは申し訳ないのだけど我慢して欲しい。
11 13
NHKでの講習が終わって、速攻で車を走らせた。
外堀通りを西に走り途中で名駅方向にハンドルを切った時、助手席にいたAが「先生!」と大きな声を出した。
どこへ行くの?
うんっ?
声を聞いてよくやく気がついたけど、後部座席にいる筈のN野さんは今日はいなかった。
N野さんがいないということに気がつかず自宅ではなく名駅に向かうとは、習慣とは怖ろしいものだった。
今日のNHKにN野さんは休んだ。
時々、ここに偶然を書くけど、帰宅してメールをチェックしたら、昼に1通のメールが着信していて返信も書いたけど、
メールの件名は「ボケが入ったかも」だった。
深刻に考慮すべきかと、しばらくメールの件名を眺めていた。
NHKの後には「しゃしゃんぼ」に寄って夕食を食べる。
3週間前はmikiちゃんといて、今日はAといた。
Aはいつものようにオレンジジュースを飲んで野菜のてんぷらを頼んだ。
これは定番で、それから生牡蠣を頼んだ。
僕はビールを飲んで、おかみさんと少しおしゃべりをした。
おしゃべりの内容は、僕の隣の喫茶店の解体と何が出来るかとかそんな話で、それから、古民家の話になった。
古民家は地震が来たらおしまいだね。などとおかみさんは言う。
「しゃしゃんぼ」は古民家で、古民家なんて岩村にいっぱいあるよと僕が言う。
先週の土日は予定のとおりに岩村にいた。
岩村では岩村山荘に宿泊して戦国料理を食べた。
個人的なことを書けば、岩村山荘に宿泊したのは4回目で、4回目とは4回目の戦国料理を食べたことにもなる。
相変わらず豪華な料理で、ビールがうまい。
ビールといえば、この夜は深夜2時まで飲んでいた。
深夜2時まで僕の子供の年代の生徒たちと一緒に遊んでしまうという性格には、驚いてもいい。
翌日は中津川まで栗きんとんを食べに走ってけれど、栗きんとんを食べるために和菓子屋を梯子する精神には、驚いてもいい。
11 8
今日、かなり楽しいことがあった。
時々、素敵なプレゼントを貰うことがあるけど、それに似てる。
突然に来たそういう瞬間は幸福な気分を運んでくるもんだと一日感じて過ごした。
11 7
水曜日の夕方は歯科医院まで歩いて、たいていは30分で帰宅する。
9月の最初の週からはじめちょうど2カ月が過ぎてようやく治療が済んだ。
9月のはじめは夏で、今は冬ではないかという季節になっている。
長かったし、実は、まだ通う必要があるらしく来週の予約も入れた。
すべての歯の点検修理を続けるみたいなものだ。
昨日はなんだか不思議な日だった。
昼にシャッターを上げたけど、教室は休みで生徒はいなくて、家族の誰もいなくて、僕は黙々と作業をした。
昼間、黙々と作業をするのは珍しい。
夕方、ひと段落してメールを書いた。
速攻で返信があって、また、書いた。
それを続けていたら、Hさんが来た。
Hさんは仕事関係の人だけど、まあ、座って下さいと言って、おしゃべりをした。
この時、思ったんだけど、この日は会話を誰ともしてなかった。
会話なしの半日を過ごしてしまうと会話がしたくなるものらしい。
明日からは生徒が来る。
会話の洪水になりそうな生徒が何人も来る。
11 4
11月に入り、瞬く間に4日になった。
昨日と今日の僕の教室はかなり慌ただしかった。
先月末に隣の喫茶店が閉店した。
閉店ともなると内装の調度品は不要になる。
それが理由で椅子とかテーブルとかが要らないかと隣の人が聞いたので、ちょっと見に行った。
喫茶店は50年続いた古風な店で、椅子もテーブルも古風な品で悪いものではない。
それで、椅子を1脚頂いた。これからはそれに腰を下ろして仕事をすることになる。
今日の昼に来たN野さんとT君も古風な喫茶店の調度品には興味があるらしく、閉店した暗い店内に入っていろいろ眺めて、
椅子が欲しいと言ってそれぞれ2脚の椅子を持ち出した。
テーブルの天版も年季が入ったもので、これもいいと持ち出した。
なんだか楽しくて、そんなことで30分ばかり遊んでしまった。
hanaちゃんとnamaが来ていた。
namaはいつものようにシュークリームをお土産に来たけど、これで足るかなと心配した。
昨日といい今日といい、随分と生徒の出入りがあった。
新人の生徒もふたり来て、ここはこういうところかと呆れたかも知れない。
昨日と今日で15人の生徒が作業をした。
これは15個の作品の同時作業進行にもなる。
現在の工房は、かなり雑然としている。
革の散乱はかなり作業の妨げになっているので、深夜、少し整頓した。