7 29

岩村のMさんが作業を終えて車で帰る。
僕はパソコンでAのブログを読み始める。
すると、Aが来る。

Aにさっきりょうから電話があったよとAにはどうでもよさそうなことを僕が言う。
Aはりょうを知らない。
Aは、はぁー?と聞くしかない。

りょうが僕の携帯を鳴らし、携帯から伝わるりょうの声を聞いて、僕の気分はいつも浮く。
それでいて、浮く気分の訳がいつも分らない。

りょうは不思議な女性だとつくづく思う。
知り会って5年ほどが過ぎているはずだけど、未だりょうに触れたことがなく、それがおかしい。
最近、りょうは実在しているんだるかと考えることがある。

おかしいといえば、知り合って5年が過ぎて一緒に飲んだことがないのも少しおかしい。
で、今度飲もうよと言って携帯を切る。


今日、Aは僕の作業の手伝いをしていた。
僕はパソコンで幾通ものメールを書いている。
メールに集中しているので、Aの作業を眺めることもなく、革を裁断する音と木槌が革を叩く音を聞いている。
ふっと気づくと、Aは作業を終えている。
ついでと、整頓までしてしまう。

なんか、すごい。
僕はいつも負ける。

7 28

明日から二日間雨が降るらしい。
雨の後には猛暑が再来すると予報は言う。

その再来の猛暑の中で、いよいよイベントがはじまる。
夏のイベントは体力勝負になる。

な訳で、毎晩トレーニングをしている。
そのせいなのか体だけは絶好調って感じがしている。
確かにビールがうまい。

今日はというか今日もというか、誰も来ない。
誰も来ない割に電話ばかりが鳴る。
こうなると電話番をしている気分になる。
お客さんも歩いてここに来るよりは電話で済せたらそうしたいってもんなのだろう。

7 27

夕方、Mからメールが届き「何が欲しい」と聞く。
「ぼたもち」と一言書いて送信すると、15分後には「ぼたもち」を食べていた。

夕方5時を過ぎて2個の「ぼたもち」を食べていいかとなるけど、Mが来るとは夕食が遅くなるという事だからと、
食べてしまう。
なんか、久しぶりの「ぼたもち」で満腹感がある。
Mはのんびりと革の裁断をして帰る。

昨日、うなぎを食べた。
生徒さんが5人前のうなぎを送ってくれたので、早速食べた。
うなぎは三河一色産で、確かに自慢していい。

なんだか、お中元といっては何かを頂く。
僕は人に何かを贈らない人なので、いつも恐縮してしまう。

7 26

「龍馬伝」の話。

意外に知られていないけれど、高杉晋作は剣術は達者で柳生新陰流は免許皆伝に及んでいる。
高杉は学問をせず剣術ばかりをして、剣術の嫌いな松蔭に叱られたことがあった。
そんな高杉がドラマの中では拳銃をぶっ放す。

この拳銃が龍馬に渡り、龍馬は喜んでそれをいつも懐に入れていた。
龍馬は寺田屋で幕吏に襲われた時、この拳銃で応戦した。
ただし、この拳銃は手入れが悪かったせいか、戦闘の最中に壊れてしまう。
龍馬は戦闘の最中に拳銃を分解して修理しようとさえした。
さすがに戦闘の最中に修理するのは無理で、無理と分るとさっさと逃げてしまう。
一緒にいた三吉慎蔵も槍で応戦しながらそんな龍馬に呆れていたかも知れない。

この三吉慎蔵が槍の名手で、身分は長府藩士になる。長州藩士ではない。
慶応2年2月の龍馬の京都行に同行したのは、京の情勢を知ることが任務で、これは藩命で龍馬の護衛役ではない。
この時期、薩長同盟は極秘事項で長州の支藩である長府もそれを探っている。
この探索に三吉慎蔵が出てくる。

探っているのは諸藩に限らず幕府もそうで、薩長同盟成立の翌日に伏見奉行所が龍馬捕縛に向う。
これは龍馬暗殺が目的ではなく、同盟の関係書類が欲しかったようだと最近の調査で推測されているけれど、
現場はそうではないだろう。

この寺田屋での龍馬の遭難は有名な話になっているけど、三吉慎蔵の立場で眺めてみると別の感想が出てくる。
この遭難以後、龍馬はお龍と結婚し、龍馬は慎蔵を信頼するようになる。
龍馬の死後、お龍の世話をしたのがこの慎蔵になる。

7 25

深夜にトレーニングをしてると書いたけど、トレーニングの前にはリハビリが付く。
つまりは、リハビリ用のトレーニングをしている。

坐骨神経痛の症状は右足の痺れで、これはもう3年ほど続いてる気がする。
痺れは軽く生活に支障をきたすものではない。
だから、リハビリとはその症状に対してではなく、加齢がリハビリを要求している感じがしているので、そんなトレーニングをしている。
加齢と書く歳かと聞かれそうだけど、書いても良さそうな気もする。
僕は還暦手前にいる。

トレーニングとは負荷をかけることだと考えていた。
負荷をかける対象には筋肉があり肺があり心臓があったり、まれに精神だったりしていた。

それは違うなという感じですると、いい感じで出来る。


簡単に書いてしまうと、身体を労わるという感覚で負荷をかけるといいのだ。
労わると負荷をかけるは反対みたいに思うけど、そうでもない。
もっと簡単に書くと、ストイックになるなということ。


ストイックは、歳をとると、どうも持つものではない。

7 24

暑さのせいか、人が来ない。
来ないはずで、そもそも人が歩いていない。

スイカという夏の果物がある。
スイカが果物か野菜かは知らないけれど、スイカは僕の中では果物になる。

で、このスイカに塩を適量かけて食べる。
がつがつ食べる。夏は、それでいい。

夏にスポーツをすると大量に汗をかく。
これだけ暑いと、スポーツしなくても外にいれば大量に汗が出る。
で、水分補給を小まめにする。
水分補給を小まめにすると、塩分欠乏に繋がることがある。

スポーツドリンクには塩分が含まれているけれど、この塩分が薄い。
だから、スポーツドリンクを飲んで、さらに塩を舐めてしまうのがいい。

で、スイカになる。
本当にうまく出来てるもんだと思う。


7 23

今日、人の夢に入り込む方法ってないかなと考えていたら、そんな映画が上映されると知る。
なんか、すごいタイミングだった。
「インセプション」という映画で、ディカプリオと渡辺謙が出演して、ミッドランドで上映される。

行くしかないな・・・・・・。


夢をよくみる。
さっきも見ていて、これは不思議で仕方がないけど、夢に定期的に出てくる人がいる。
本当に定期的に出てくる。
いつか会ったら、僕の夢に入り込む方法を聞いてみたいと思っている。
いや、会うのは夢の中ばかりなので、夢の中で聞くしかないだろう。

答えてくれるんだろうか?
知りたいんだ。

7 22

Aがいて、僕はAのブログを読んでいる。
なんかいいことあったか?と僕が聞く。
何にもないよ。とAが答える。

変な奴。

Aはああ見えても、時々は変になる。

7 21

暑い朝、女性客が来る。
歩いて来たので暑いと言い、ひどく汗をかいている。
妻にお茶を頼んで、休んで貰う。
この暑さの中、日傘なしの徒歩はきついだろう。

猛暑が続いている。
気温は1日に1度づつ上がり週末には38度が予想される。
まさかと思うけど、円頓寺のイベント時の気温がそうだったら、どうしよう?

昼、散髪をする。
さっぱりすると少し楽になる。
床屋の主は知り合いで、どうでも良さそう話題ばかりをする。


二日続けて、深夜にトレーニングをする。
僕のトレーニングはストレッチ、ウォーキング、ジョギング、筋トレになる。
1時間ばかりそうしていると、随分と汗をかく。
それからシャワーを浴びる。シャワーの後にも汗は出る。
そうやって汗を出してしまうと爽快な気分になる。

夏の過ごし方は、案外、これが正解な気もする。

去年の今頃、医者に坐骨神経痛と診断され、それから深夜トレーニングを再開した。
それを5ヶ月ばかり続けたら体重が5キロ落ちた。
冬に風邪をひいて中断したら、たいていはそうだけど中断が長引き再開するに5ヶ月がかかる。
体重も元に戻ってしまう。

最近は週に3〜4日というところで、先月は週に1〜2日というところ。
それ以前となると、月に4〜5日で、さらに以前は0になる。

今度は、いつ中断するかとジョギングの最中に考えている。


7 18

梅雨が明けてしまうと、本格的な夏になる。
「暑い。」が挨拶になり、今日も何人もの生徒とその挨拶をする。
日差しは本当に身体こたえる。

昼の1時から何人もの生徒が来ていて、みんなはなんだか外っておくことが出来ない作業ばかりをしていたせいか、
座ることもなく教え続ける。すると、夕方、腰が痛くなる。

再来週の土日からイベントが3週間続くので、教室は休みになる。
それも影響して一気に教え込んでる感じもしている。

昼過ぎにY君から電話が入る。今、静岡にいると言う。これから名古屋に向うとも言う。
6時過ぎにここに着いて、昨日は長野にいたと言う。
どちらも日帰りで、Y君らしく移動しまくっている。
彼のデジカメにはガンダムの画像があり、それを眺めてはすごいと思う。


Oがいてタルがいる。花ちゃんがいてYが来る。
いつもの日曜日だけど、ものすごく暑い。


7 16

区役所まで出向く。
区役所は「生徒作品展」以来出向いたことがなく、玄関から入りロビーに佇む。

ロビーには甲冑などが展示してある。
今年、名古屋は開府400年ということで、それに関連する展示が多い。

ロビーには西区のテーマソング「もーやっこ」は流れてないので、実に静かなものだった。

区役所の3階にある会議室で「円頓寺なつまつり」の打ち合わせをする。
打ち合わせと書いても、打ち合わせることは何にもない。
ただ、打ち合わせが済むと準備に入ることになるので、気分はそうなる。
今年の夏もイベントが続き、きっと暑い夏になる。


今日、Aがいた。
Aは昨日もいたのだけど、なんか久しぶりにいるな。って感じがしたものだった。
これ、チョッと変な気分だった。
何でだろう?とAが帰った後からずっと考えている。

Aはブックカバーを完成させた。

それを眺めてつくづくと思う。
Aは僕と同じものを作る。僕が作るものを作る。
これ、オレが作ったと言っても、多分、それで通ってしまうそんな作品を作る。

Aは僕の言葉と僕の作業でクラフトを覚えた。
それ以外はなかった筈で、そうしてしまうとそうなってしまう。

Aはオーダーをこなしていると言っていた。
オーダーとは自分のではなく人の好みが入るものなので、いつもテストを受けてるような気分になる。
気分ではなく実際にもそうで、オーダーする人が喜べばテストに合格で、そうでなければ暗くなる。


これを続けるといい。すると作品にはAの色が出る。

A、少しは泣けよ。


7 14

最低賃金収入が保護世帯受給額を下回る場合があると報道される。

最低賃金とは会社が社員に支払わなければならない最低限の賃金のことで、
都道府県によっての違いがあるにしろ全国平均は713円になる。
この713円で1日8時間、週に5日を働いた場合の収入が生活保護世帯受給額を下回る都道府県が12ある。

因みに以上の計算では週給は28,520円で、月に13万円を超えることはない。

また、713円が時給額の最低で、これが800円にならないかとの要望が出ている。
時給800円では中小企業の経営を圧迫するので、要望には慎重になるともいう。

つまりは1時間に100円に満たない額の攻防が日本の経済の根底にあるともいえる。
87円が命運を分ける。

この国の現実はどうもそうらしいと理解しなくてはいけない。

その現実が重くのしかかる人がいて、この現実をどこの世界の話だという人もいそうな気もする。

昨日、地下鉄に乗っていたら、吊り広告が出ていた。
広告は財布の中身の話で、年齢×1,000円というのが標準なのかそうでないかというような話で、
まあ、馬鹿馬鹿しいことを書いている。

世間の常識というものは、何を基準にするかを無視すると、本当に馬鹿馬鹿しいものになる。


7 13

名古屋市博物館で「ポンペイ展」が開催されているというので、それに出かけた。
それが理由で工房を休みにする。

ポンペイとは古代ローマの都市で、現在のナポリ南方に位置する。
ヴェスヴィオ火山の大噴火により、一瞬のうちに火山灰に埋もれた町でもあり、
その栄華も一瞬に封印される。

封印が解かれ、その出土品が名古屋の博物館に並んでいるのは、妙な気分がする。
2000年前のローマ繁栄の断片が目の前に並んでいる。
それを眺め、思いを2000年前のローマに馳せる。

栄華は儚く、人も儚い。


7 12

ワールドカップが終わる。
参院選挙が終わり、大相撲の夏場所がはじまる。

世間は慌ただしい。

昨夜はワールドカップの最終戦を観ていた。
最終戦とは決勝戦のことで、ファウルばかりが続く試合を観ていると、選手より審判の方が忙しそうだと感じてしまう。

スペインが優勝する。
この優勝をドイツの水族館の蛸が予想をしていた。
この蛸はドイツに関係する試合のすべてを的中させた。
これが世界の話題になる。
蛸を世界が注目するとは、ワールドカップへの関心も半端ではない。


7 10

5人の生徒が来る筈だったけれど3人が休んだ。
ふたりからは連絡があり、ひとりからは連絡はなかった。
な訳で、静かな土曜日になる。

夕方、妻が外出から帰宅すると、娘さん綺麗になりましたねと誰かに言われたと言う。
娘が綺麗といわれるのはよくある。
そんなことかと聞いていたら、そうではなく、僕が娘と一緒に歩いている場面を見た人に言われたと言うので、
それは変だなと思う。
僕は娘と一緒に歩かない。
妻も、娘が僕と一緒に歩かないのは知っているので、それ違うと言う。

僕の娘は父親なんかと歩かない。

僕と一緒にいたのは背の高い綺麗な娘さんというので、そうなると花ちゃんになる。
で、思い出した。
先の日曜日に花ちゃんとコンビニまで一緒に歩いた。
コンビニでアイスクリームを5個買って、歩いて帰ってきた。
それ、誰かに見られていたんだな・・・・・・。
すると、そう思われる。

いつだったか、生徒が子供を連れて遊びに来て、その子供と一緒に遊んでいたら、
お孫さんですね?と聞かれたことがあった。

そういう勘違いをされることがある。
歳を考えると、これは仕方がない。


7 8

圧倒的に強いはずのドイツがスペイン無敵艦隊に破れる。
こうなると、オランダ勝利の見込みが立たなくなり、
優勝はスペインの気配が濃厚になる。

オランダは日本と戦い、かろうじて勝つ。
日本はオランダに善戦するも、半歩の差で引き分けを逃す。
オランダが日本から得た得点をトルシェは1点とは言わず、0.5点と表現する。
0.5点も四捨五入すれば1点になる。

随分以前に息子がサッカーをしていた。
当時は名古屋GJといい、今は名古屋FCと呼ばれるチームだった。
名門らしく、選ばれた選手が集合していた。
小学生でも選ばれてチームを作るということはある。
そこからさらに選ばれた選手がトレセンで練習をする。
当時の監督はトレセンなどは評価しないよと言っていた記憶がある。

そのトレセンの記事が出ていた。

今回の岡田ジャパンにはトレセン出身の選手は少なく、高校サッカーの選手が多かった。
この意味することは大きい。

やはり、トレセンは評価されないかも知れない。

評価されるものは、本田が教えてくれてるような気もする。

7 6

本田が母校の星陵高校に出向いて、生徒の前で謝辞を述べる。
続けて後輩達に夢を追いかけて欲しいと言う。
本田が夢の重要さを語ると、それには随分と説得力がある。

夢を語るには夢を追いかける自分がいなくてはいけない。
また、夢を語るにふさわしい相手がいないといけない。

そういえばと思う。
もう随分と夢を語っていない気がする。
そうではなく、夢だけを語っている気ばかりがする。

僕の日常のことだ。


7 4

花ちゃんと散歩をする。散歩してコンビにまで行く。
日差しは暑く、途中の公園の木陰に入ると途端に涼しいと感じる。
夏だなと実感する。
だからだろうけど、コンビニではアイスクリームを買う。

先週、久しぶりにFが来る。
FはBという焼肉屋なんかよりこの店がいいよとあるお店を紹介する。
多分、行かないけれど、僕はフーンと聞いている。

どうも焼肉屋は年に一度でいい気がする。

焼肉屋で気がついたけど、先週、突然に「一心」にいた。
予定もなく突然に飲むのは珍しい。

「一心」と「しゃしゃんぼ」は僕には天国のようなお店で、随分と酔う。
ビールばかり飲んで、最後に冷酒を飲む。
酔ったのは、冷酒のせいか半年ぶりに会う同伴者のせいか・・・・・・・・・。

そういえばと思う。
名古屋駅で女性と待ち合わせをすると、このままどっかへ一緒に行ってしまおうかと思ってしまう。
夏に感じる妄想というよりは年中そんな気になるので、これは一体なんだろうとも思う。

年中、疲れているせいだろうか・・・・・・・・・?


今日は日曜日で、相変わらずの日曜日を過ごす。
O君とY君がいて花ちゃんがいる。
6時を過ぎるとおしゃべりばかりになり、クラフト教室の感じはしなくなる。
7時を過ぎてみんなが帰る。

すると、妻とふたりになる。