5 31

すごくいい天気の午前10前に革の入ったダンボールをふたつ抱えておばあさんが来る。
本当に来たね。

おばあさんは先の生徒作品展に来て3時間ばかり遊んでいた人で、手芸が趣味らしい。
革はクロームの黒が多かったけれど、ここは革のクラフトをするところなので、いつかは消費される。

午前を町内の会計の仕事をして過ごす。
これまで時間が取れず、ようやくという感じで時間が取れて、ようやくという感じで仕事を済ます。
そうすると気分が楽になる。


昼、ホックの買出しに行き帰宅するとバイクが工房の前に停まっている。
知らない中年男性がいて、妻が相手をしている。
どうも革ジャンバーのファスナーが壊れてそれが直らないかと頼みに来たらしい。
これはファスナーの交換ではなく、ファスナーを差し込む小さな金具が外れたので、直らないかということらしい。
ファスナーの交換は業務だけど、ファスナーの修理は業務ではない。
大体、直るものではない。
妻がそういうのだけど、男性は帰らない。

あのさと僕が言う。
ファスナーやさんへ行くといいんじゃないか。
ファスナーやってあるの?
手芸やだよと僕は言う。そこだと直るかも知れんよ。

男性は諦めないらしく居続ける、僕は壊れたファスナー金具を眺めている。
ファスナーの布が破れて小さな金具が取れている。
仕方ないかと、ファスナーの金具を広げ、布に入れてみる。
何とか金具は布にかぶさる。
その状態でファスナーを閉じるとファスナーは開閉が可能になる。
ただし、応急処理なので、一度の使用で外れてしまう。
金具を挟む布がほつれているので、そうなる。

男性は諦めないというか、自分でする気がなく、人に任せば直るもんだと考えているらしい。
何で、革を扱う仕事の人間が布と金具に苦闘しなくてはいけないかと僕は思う。
男性が帰らないのは分っているので、今度は金具を大きく広げ、ほつれた布に挟みそれを金具と木槌で叩く。
すると、かなり安定をする。
これで固定したけど、これ応急処置だよ。いつか取れるよ。

男性はそれを受け取り、無言で工房を出て行く。
重ねて書くけど、男性はジャンバーを受け取り僕の工房から無言で出て行く。
無言とはお礼の言葉もなく、代金の支払いもしないということ。

いくら?と聞くことがなかっのは代金を支払う気がないということで、お礼の言葉がないのは、常識がないということだろう。
僕は男性に何かを言うべきだろうかと考えながら、しばらくその男性を眺めていた。

以上の話を嘘!と言ってはいけない。
信じられない!と言ってもいけない。

こんな人は大勢とは書かないけれどそれなりにはいる。
だから、慣れてもいる。
不快感には慣れないけれど。

5 30

対イングランド戦

日本は2−1で負け、ゴールしたボールのすべてが日本選手の足から出たか、と唸る。

親善試合は悪くはなかった。
良くもないが、切れそうな糸が少し太くなったのは事実だろう。

ワールドカップの初戦相手と時間は決まっているので、すべては逆算になる。
修正時間は少なく、少ないことが案外幸運になるかも知れない。

話、変わる。

今日、名古屋城から電話があった。
去年と同じように名古屋城でのイベントに参加決定です。

夏の夜、お城でイベントです。
疲れそうだけど、生徒のみんな、来いよ。

5 29

缶コーヒーをよく飲む。
工房の10メートル先に販売機があるので、よく買いに行く。
今日、4人の生徒がいて4個の缶コーヒーを買おうと外に出る。
4個となるとひとりでは持ちにくい。
だから、生徒と一緒に10メートルを歩く。

10メートルのデートだなと僕が言う。手でも繋ぐかあ。
いいねと言って、生徒は手を絡めてくる。
実は、こんな遊びをたまにする。

ところが、ふっと感じて後を向いたら妻がいた。

これはまずいだろう・・・・・・・・・・。


4人の生徒が帰ると花ちゃんが来る。
さっきさあ、こんなことがあったとその話をする。
花ちゃんは、少し呆れた顔をする。

それはまずいだろ。

4人で混んでいた工房も夕方からは花ちゃんだけになる。
昨日もここで少しの作業をして、今日は小さな牛の造形をする。
つまり、牛のポーチの制作です。

花ちゃんの鞄には、いつも付録が付く。
付録の方が難しい場合もある。


5 27

晴天が広がっている。
風がなければ、すごくいい日だろう。

中日新聞の朝刊を広げてみると、開催中の生徒作品展の記事が掲載されていた。
これは市民版に掲載で、生徒の作品と僕の写真が掲載されている。
区役所に寄ると、その記事が3倍にコピーされて飾ってあった。

その効果なのか、いろんな人が来る。
つまりは、いろんな人の相手をする。
その相手を会場にいた生徒さんがしていたけれど、この感想を熱心に聞きたい気分がある。
なんか愉快な人が来ていた。

会場にいて作業をした。
無駄に時間を過ごすのは無駄だろうと考えたのだけど、単純な作業ですら気がのらない。
人に見られての作業はやかりいい気分ではない。
途中で止めてしまう。

Aが来た。
「うなぎの会」の夜に別れて以来なので、1週間ぶりなのだけど、随分と会ってない気がしたものだった。
明日も来ると言う。

その明日が最終日になる。
生徒作品展に先生が詰めてばかりは変だけど、区役所というところは土日が閉館となると生徒の代役も仕方がない。


この2、3日、サイトの更新ばかりしていた。
サイトというものは、これでいい。がないので、これも仕方がない。


5 26

月曜と火曜は3往復だった。
月曜は区役所にいる時間が多く、火曜は自宅にいる時間が多かった。

今日、昼に区役所に行き、そのまま夕方5時まで区役所にいてしまう。
1往復で済んだことになるけど、これは予定外で工房での仕事が全く出来ない日になってしまう。
予定外になったのは当番の生徒が休んだせいで、その当番の代わりをしたせいだったけれど、
これは困る。

区役所にいると偶然に会う人がいる。
今日、何十年かぶりに会う人に声をかけられ驚いてしまう。

そういえば、今日、長くいたせいか、いろんな人と会った。
会うとはおしゃべりをするということで、いろんな人とおしゃべりをした。

さて、展示会も中日を過ぎた。
残りは二日間になる。

5 24

土砂降りの雨の中、区役所と我が家を3往復する。
これ、生徒作品展の開催の件で、オレ、生徒のために走ってるんだろうな・・・・・・・・・。

午前9時に区役所まで車で荷物を運び、会場のレイアウトをする。
職員が何人かいて、岐阜の岩村からM夫妻がカンカラ餅をお土産に来てくれる。
Sさんがレイアウトを手伝ってくれる。
Sさんは一日いてくれた。
これは本当に助かった。

午前は、区長をはじめいろんな職員さんが遊びに来る。
知ってる人が多いせいか、おしゃべりばかりしていた感じもする。

会場は午後になると閑散とする。
ガラス窓の外は土砂降りで、誰もが外出を控えているらしい。
そんな時に中日新聞の記者が来る。
簡単なインタビューを受け、記者は僕の何枚かの写真を撮る。

記事にしてくれるかどうかは不明って感じだな。
画像には生徒が写った方がいいに決まっているけど、あいにく生徒はいない。

なんか、疲れた。

夕方、Mちゃんが来る。
Mちゃんは展示作品の最終の作業をして帰ってしまう。
車で駅まで送ると午後7時を過ぎている。

テレビでサッカーの日韓戦を観て、心細さが殆ど糸の細さになる。
岡田ジャパンは、いつまで迷走をするんだろう・・・・・・・・・・?


5 23

雨が降っている。
晴天の午前であればいいと思っていたけど、雨でした。

雨の午前9時前にシャッターを上げる。
上げるとY君が来る。
Y君が不思議な話をしているとO君が来る。
O君は花束を抱えて来る。

午前9時になり、Y君とO君はAのいる安城まで車を走らす。
雨は降り続いている。

ふたりが出たあと、僕はシャッターを降ろし仮眠をする。
徹夜でした。
徹夜でサイトの更新をしていた。
午後1時には何人かの生徒が来る予定になっている。


先週の金曜の夜は新栄までAの車で花ちゃんと一緒に花ちゃんの家に行く。
花ちゃんのご両親は新栄で「うなぎ屋」を営んでいる。
そこで「うなぎの会」を催す。
ご両親は僕たちをすごく歓待をしてくれて、恐縮な思いを抱いてしまう。
花チャンと関わることは花ちゃんのご両親と関わることだ。

そういうことなのだ。

それから、Aと一緒に夜の街をドライブをする。
ファミレスでプリンなどを食べて、自宅の近くで車から降りた。
Aが自宅に帰る頃、僕は寝てるな・・・・・・・・・。


今日、Aの工房が安城にオープンした。
Y君とO君はそれに出かけ、午後3時にここに帰って来る。
今日のここには、花ちゃんがいてタルがいる。

なんだか金曜日からドタドタ時間が過ぎたみたいだった。
そのドタドタの中でAの工房がはじまり、Aはクラフトの世界へ足を踏み入れる。
これから、思い描いた長い道を歩くことになるんだろうな・・・・・・・・。

多分、僕もひとつの区切りをつけた意識をに抱いた方がいい。
無理なんだけどね。

5 20

夕方、Aとふたりでいる時間があった。
Aがここにいる時間にはいろんな人もいるので、ふたりとなると久しぶりって感じもする。

ふたりの時にする会話というものはある。

暑さを感じる日でした。
湿気のせいだろう。

明日の夜には鰻を食べている。
何人来るかと指を折ると10人ほどになる。
はじめの予定は5人ほどで、気が付けば10人ほどになっている。
これは、チョッと可笑しい。



追伸

5月24日〜28日に開催予定の僕の工房で作業をする生徒たちの作品展の紹介ページです。

ご一読を、よろしく。
http://www.city.nagoya.jp/ku/nishi/machi/nagoya00080678.html

5 19

先週、何人の生徒が来たかと計算をする。
18人ほどではないかと計算が終わる。

ここでは一日2〜3人の生徒が作業をするを予定にしている。
沢山の生徒の同時講習は、講習としては無意味で、だから、週に10人ほどが適正な感じがする。

18人となると、適正を超える。
現在、明らかに無理が生じている。

週に10人となると、年間で延べ500人になる。
週に18人となると、年間で延べ800人を超える。

そういえば、僕は体験クラフトを年に2〜3回開催している。
年間200人ほどが体験クラフトで遊ぶ。
こうなると、この一年で1000人を超える人がここかイベント会場で作業をしたことになる。

1000人かあ・・・・・・・・・。

なんか、すごい。


5 18

空には魔物がいると信じていた時期がある。

さっき夢を見ていた。

夢の中で
友人Eが我が家に遊びに来た。
4WDの大型車が我が家の20メートル東に停まる。
迎えに行けば、友人は眠いと言い、運転席で寝てしまう。
時刻は夕方を過ぎ夜が始まろうとしている頃で、闇の時間が始まろうとしている。
僕は家に戻ろうとして空を見る。

すると、北西の空に明るい玉が浮かんでいるのが見えた。月の大きさに似ている。
何だろうと眺めると、それは雲の向うで赤く燃えている。
随分と遠距離だと分るのは雲のせいで、随分と大きいとも分る。
それから、空全体をを眺める。
すると、空全体に芋虫のようなものが蠢いているのが見える。
随分と高空にいて、それでも形状が分るのは異様に大きいからで、芋虫の周辺だけは明るい。
それは数限りなくいそうで、燃える玉に目をやれば、それは突然に落下を始める。

月が落ちてくる風景に似ているのだろうけど、月ではなく巨大な火の玉が落下をする。

慌てて家に入る。

何か途方もない出来事が始まる予感がする。
家に入り妻を呼ぶ。僕はカメラを取り出す。

すると、すごい衝撃音がして、家が震える。
車で寝ている友人が、起きて、慌てて僕の元に駆けて来る。

巨大な火の玉が地上に落ちた。加速度のせいで激突の衝撃は爆発の様相を呈す。
西の方角に目を向ければ、立ち上る黒い煙が視野全体を包み込み始めている。

これは何だと言おうとして、夢から醒めた。

夢から醒めて、夢の中の出来事を考える。

世界が滅びるとしたら、それは空から始まるんだな・・・・・・・・・・。

5 16

5月晴れの空が広がっている。

3人の生徒が作業をしているとタルが来る。
タルが来て、Aが来る。しばらくしてY君が来る。

最近の日曜日はこんなふうに過ぎている。
常連のO君は何故か野球観戦にドームにいたりする。

Y君がデジカメを持って来て、写真撮りましょうと言う。
ここを背景に記念撮影がしたいと言う。

タルとAと僕とY君がいろんな組み合わせをして写真に納まる。
その画像が夜届く。
みんな笑顔でいるのが素晴らしい。

人は人といると笑顔でいられる。

記念撮影は、Aの最後の日曜日のせいらしい。
Aの来る日曜日は今日が最後になる。

最後かあ・・・・・・・・・・・・・・・・。

そういえば、来週の日曜日にAの工房がオープンする予定。
その予定は午前10時で、晴天の午前であるといい。
そのオープンに合わせてY君が行こうかと悩む。
Aの工房のオープンにこの場にいないO君の名前を出して、O君の車でいろいろ誘って行こうと勝手に言い出す。

その相談を、きっと彼はするよ。
今度、鰻を食べに行くとみんながいるから。

花束でも持って行くのかな?

5 14

厚着をしている。
5月半ばの気温ではないな。

今日、1時から生徒が立て続けに来る。
忙しさが午後7時まで続く。
最後に花ちゃんを名古屋駅まで送って忙しさが終わる。

生徒がいると、僕は講師なのか、生徒のアシスタントかが分らなくなる瞬間がある。
どうも、生徒には甘い。

そういえば、今日、新しい生徒が来ていたけれど、彼女は僕の工房をかばん屋と間違えていたらしい。
この間違いは、僕の工房を革屋と間違えるほどではないので、許す。

僕がよく行く「一心
にはラーメンがある。餃子があればチャーハンもある。
だからといって「一心」はラーメン店ではない。
これと同じ理由で、僕の工房は「かばんや」ではない。


ここは革を素材にした創作活動をしているところです。

5 12

この国の政権を担当する政党の幹事長は権力欲が強い感じがしている。
金銭欲が強そうで、さらにプライドが強そうな感じがしてる。
このプライドは、その立場からくるプライドのことで人としての誇りという意味ではない。

こうなると、ただの愚者ではないかという気さえする。

政治をするとは、そういう愚者かも知れないという印象さえ受け入れるしかない仕事かと思う反面、
それは違うだろうと言いたい気分も強い。



話題を変える。

このところ、僕の教室に来たいとい人からの問い合わせが多い。
都合が付けば生徒は受け入れるを原則にしているので、それは構わないのだけど、
定員というものはあるので、予約を取るのは難しいだろうと僕が言う。

すでに一杯を超えている状態かも知れない。
ここは文化教室ではなく営利目的でもないので、気楽なんだけど、
合わないとなると、どこまでも合わないよ。

5 11

昨日、佐藤健というか岡田以蔵のことを書いて、夕食にそんな話が出た。
「サトウケン」がと言うと、「サトウタケル」だよと娘が言う。
ジャニーズ系?と妻が聞けば、仮面ライダー系だと娘が答える。


話題を変える。

生がブログにこの国の愚かしい顔の感想を書いていて、その追記みたいなことを少し書く。

今日、日本の顔であるはずの人は野党の時代には見えなかったことが今、政権を担当して、
そうすると見えてきて・・・・などと言い出す。
それを聞いて、とうとう言いはじめたかと思う。
無責任もここまで来たか・・・・・・・。
困った話は、これを無責任と本人が感じていない様子だということで、多分、これが続く。
そんな政治が続く。

こうなると、この政治家は、この国には害かも知れない。

今の首相が首相をはじめた頃、やたらと外遊をした。
外遊にはその夫人が付き添う。
その夫人は鞄を抱え飛行機に乗り込む。
僕は鞄を作る人なので、その鞄を見てしまう。

・・・・・・・中略・・・・・・

そのブランドの鞄の価格は、おそらく大卒の初任給の半年分ほどではないかと想像する。
つまりは、大衆車が一台買えてしまう。
その鞄にそれだけの価格の価値があるかと考えれば、ある意味を除けば、ない。


・・・・・・中略・・・・・・・

ブランドは質の高さと同意語ではない。
これは、普通に分る筈で、その分ることが無視されて、この国から消えてゆくものがある。
その消えてゆくものに、「ものづくり」がある。

・・・・・・中略・・・・・

でも、総理夫人は違うと思う。
総理夫人は、そうであってはならない立場の人の部類に入ると思う。
今の総理は、そのあってはならない女性を夫人にしている。

これに、勝手だろと総理は言ってはいけない。
それ以来、総理を眺めると、どこかずれていると感じてしまっているのだから。


5 10

小雨の午後、、西区役所まで歩く。
これは生徒作品展の打ち合わせです。

新装の区役所はガラス張りで明るい。
区役所の隣に西文化小劇場があり、その向うで僕は小さな工房を開いていた。
本当に小さな工房で、27歳〜30歳までをそこで作業をした。
これは、僕の修行時代のようなもので、すでに30年近い時間が流れている。

感じることが多い。


話を変える。

「龍馬伝
で佐藤健が岡田以蔵を演じている。
これが、いい。相当にいい。
絶賛してもいいんじゃないか。

岡田以蔵は斬首されるだけではなく、その首は川原に晒されるという人生の終わりをする。
これは悲劇としか書きようがなく、その人生を演じるとはその悲劇を演じるしかなさそうだけど、
それでいて、どこか滑稽な雰囲気が漂う。
滑稽さは愛嬌で、これが佐藤健から出ているのが、どうにもすごい。
苦悩する愛嬌というか、そんなものが演じることから滲んでくる。
これは、すごいよ。


5 9

4人の男性が来る予定の日に、3人の男性からキャンセルが入る。
4人目の男性が来るけど、4人目の男性も体調は悪くマスクをしている。
風邪だと言う。
そのせいで、来るかどうかを悩んだらしい。
もし、彼が来ないとすれば、4人の男性全員がキャンセルすることになり、これは珍しい。

何だか服を着るのが面倒くさく、一日をTシャツで過ごす。
僕も、風邪をひくかも知れない。

昼、女性の生徒が外で作業をしていると、車が乱暴に彼女の横に停車をする。
生徒が声を上げて驚く。
どうにも腹が立って、危ないだろと僕が言う。
運転してる男性が降りて言う。見てたので大丈夫だったろ。
アホかと思う。
アンタの見てたはどうでもいいよと僕が言う。

この男性はお客だけど、お客の扱いを僕はしていない。

客の話を書くと、今日は日曜日のせいか、遠方から何人かが来る。
何人かと打ち合わせをしたり、品を渡したりする。

夕方になり、工房にはAとY君がいる。
僕がいて、都合3人が作業をしたり、悩んだりしている。

クラフトするとは悩むということで、Y君の制作している鞄に悩む。
完成の着地点があるかが、いまだに分らない。


5 8

先日、日間賀島で交通事故があり、これが死亡事故になる。
それを知り、どうにも不思議な気がしたものだった。
そういうこともあるかと。

日間賀島は周囲が6キロほどで、人口は2千人を少し超えたぐらいだと記憶している。
この周囲6キロとなると、名城公園の大きさと余り変わらない。
そこにふたつの港があり、ふたつの海水浴場がある。
周回道路は舗装され、いくつものホテルと民宿があり、コンビニがあり小学校と中学校がある。
以前は高校もあったはずで、島の中央は緑地公園になり、展望台を兼ねた資料館がある。
そういえば、古墳すらある筈で、寺もいくつかがある。

ところで、島に信号機はあるんだろうか?
事故を知り、それが気になってる。

今日、午前から生徒さんが来る。
2時間ごとにひとりづつが来て、作業をする。
先週から作業をはじめたKさんが鞄をひとつ完成させる。
2回の講習で、鞄も出来てしまう。
出来た鞄は今月の生徒作品展に展示されるので、ここにある。
オレンジの明るいショルダーバッグで、Kさんはニコニコしていたな。

良かったです。


5 6

昨日の昼、住職が来るので実家に寄る。
住職の息子さんが来て読経をする。
読経のあとでしばらく話す。
住職の息子さんなので、僕の子供と同じほどの年齢になる。
これだけ年齢が違うと、殆ど僕が話す事態となる。
いろんな話をしていると、僕が説教をしていたみたいで、どこか可笑しい。
息子さんは僕に興味があるのか、熱心に僕の言葉に耳を傾ける。
随分と長く話をしていたみたいで、生臭坊主になるなよと結論する。

生臭坊主だけはいけない。

自宅に帰ると3時を過ぎている。
休日なんだとゆっくりとしていると夕食の時間になる。
この3時間を何もしないで過ごし、夕食を食べて寝てしまう。
つまり、何もしなかった一日になり、3連休は終わってしまう。

終わってしまった。

休日はどこも行かずに過ごす。
これはいつものことだけど、それをいつも悔やむのは何故だろう?

5 4

革の整頓をする。
これに一日がかかってしまう。

夕方、Mさんが来る。
同時という感じでY君も来る。
これは偶然で、しばらく3人でおしゃべりをする。

暑い日でした。


先日、人の財産は人だろうと書いた。
書いてしまえば、財産を失くす気が僕にはない。
つまりは、人との関係が終わったという認識が僕には出来ない。

そういうことです。


話を変えるというか、似た話になるというか・・・・・・・。

最近、Aさんがいなくなると淋しいでしょう?と聞かれることがよくある。
それはないよと僕は答える。
大体、いなくならないんだから。

僕の中から誰かがいなくなるということはない。
重ねて書くけど、財産を失くす気が、僕にはない。

5 3

昨日の夜は30代の3人の男性と焼肉を食べていた。
焼肉を食べビールを飲んだ。場所を変えて、チョコレートパフェを食べピザを食べていた。
その前日は20代の女性とカウンターに座り、ジャズを聴き、お酒を飲んでいた。
これは、随分と贅沢な時間だった。

僕は59歳になる。

違和感がない。
どうも、相手にも違和感がないらしい。

正直に書けば、若い女性とお酒を飲む機会は多い方だろうと思う。
30代の男性たちと遊ぶ機会も多いだろうと思う。

その逆がない。
逆とは、僕は同年配の男性とも女性とも飲まないということ。

ない理由は簡単で、それが嫌いだからだ。
嫌いだから避けている。

この理由をいつか書くよ。

5 2

昨日、今日と続けて飲み会でした。
さすがに摂取カロリーを心配する。

昨日は「しゃしゃんぼ」、今日は「馬力屋」と近所で済ます。

「馬力屋」を出ると疲れた感じがする。
妙なお店です。

日曜日は午後1時からふたりの男性が作業をしている。
ふたりがいるとI君が来る。これで3人になる。
3時近くにO君が来る。作業のスペースはない。
3時にひとりが帰ると、O君の作業スペースが出来る。
3時半にAが来る。作業のスペースはない。
4時にひとりが帰ると、作業のスペースが出来る。
そこへY君が来る。Y君の作業スペースはないので、僕の机で作業をする。

すると、Y君はお土産を差し出す。
あっと、ドーナッツです。
このドーナッツが大きい。大きい上に何個かがある。どうやって運んだかと思う。
これがみんなのお土産になる。

仲間だと思う。


昨日、飲んでいて、人の財産は結局は人だろうという話になる。
これは僕の持論みたいなもので、時々僕はそれを声高に言う。

財産は豊かであればいい。
人は人との豊かな関係を築いた方がいい。

多分、僕は豊かな生活をしている。