3 30
桜は、今週の終わりの頃がいいと感じていたら、明日で3月が終わる。
もう4月になる。
時間が過ぎるは、本当にはやい。
3 27
娘の誕生日だった。
同時に、この日は妻の出産記念日になり、僕が父親をはじめた記念日でもある。
人生には感動する瞬間がいくつもあるだろうけど、生れたばかりの自分の子供の寝顔を見た時の感動は生涯忘れることはない。
寒いな。
桜の咲く頃の感じしない。
3 25
昼間を映画館で過ごす。
こうした時間を持ったことは正直に書けば20年ほどはない。
映画を観てからランチを食べ、帰宅して床屋へ寄り、散髪をした。
日常が変わるかも知れない。
映画「7つの贈り物」は賛否両論の映画らしい。否定的な人も多いらしい。
そうでも、ラストは笑顔で終わる。
感動で涙を浮かべた笑顔の抱擁で、人は何故生きているかの理由が分る。
人は愛を与えることで生きることが出来る。
愛を感じることで自分の存在を知ることが出来る。
3 24
昼、WBCを観戦していた。
すごい試合になる。
マウンドには岩隈がいる。点差は1点で、9回のマウンドにダルが上がる。
ダルは3振を3個取り、4球を2個与える。被安打は1で、この安打で同点になる。
延長戦は2死2、3塁でイチローがバッターボックスに入る。
プロ野球のすごさは、これだと思う。
3 23
昨日、大野君と吉田君が来ていて、するとクラフトについてのいろいろなおしゃべりになる。
革の話、入荷先の話から金具類の話になる。
このおしゃべりは長く続いた。
このおしゃべりの記録を残し、業者に渡すと業者には経営の参考になるだろうなと思う。
実際は逆で、業者はおしゃべりの内容とか希望に反したことばかりをしている。
これはクラフト関連業者のずっと続く不思議な性癖という感じで、いつまでクラフトを置いてきぼりにしているんだろう?
昨日、お昼に来てくれたお客さんに僕の制作した作品を渡すと、ひどく感激したらしく、鳥肌が立ったと言う。
鳥肌が立つほどの喜びを与えたのは、プロの醍醐味だと僕は思う。
そういえば、ぐっさんにトランクを渡した時、ぐっさんは余程嬉しかったらしく飛び跳ねた。
それから、ぐっさんは握手して下さいと僕の手を握ってくれた、これも仕事の醍醐味だと思う。
仕事でクラフトをするということは、こういうことです。
近所のおばさんたちが、僕の仕事を趣味と表現しても、やはり、僕はプロです。
さあ、クラフトをしよう。
環境は良くはないけど、頑張る意義はある。
3 21
朝からバタバタしている。
午後1時を過ぎて少し落ち着き、空腹感に気が付く。
朝食を食べていなかった。
Kさんがいたので、お昼を食べようと隣りの喫茶店へ誘い、例のスパを勧める。
僕はいつものように焼きそば定食を注文する。
鉄板で焼かれたスパと焼きそばがテーブルに運ばれる。
3日前から配偶者が東京にいた。
食事から帰ると配偶者が帰宅していた。
また、いつものうるささが戻る。
春は春だと思う。
桜が咲いたと言う。
3 20
「ありふれた奇跡」が最終回を迎えた。
昨夜、飲んで食べていた時、隣りの席にいた人も観ていて、そのドラマが話題になって、何だか楽しかった。
落ち着くところへ落ち着かせた話の筋でも、最初と最後は同じ風景になる。
最初のシーンの苦悩の表情が最後のシーンには笑顔に変わるのが、いい。
奇跡とは幸福のことです。
昨日、東海テレビから封書が届き、開いてみるとサインが何枚か入っていた。
これはぐっさのサインで、気長に待っていてくださいと言われていたけど、意外に早く届く。
サインと書いても、友人とか生徒へのサインで僕へのサインはない。
それでサインを頼んだ人に連絡すると、今日、友人が来た。
それを眺めては、喜んでいた。
この友人が春には転任する。
彼は某高校に勤務しているけど、春から別の高校の教頭を務める。
突然の移動らしく、引継は無理だと言う。
春は、みんな何かと忙しい。
今日は休日だけど、生徒は来ない。
生徒ではなく、お客さんが多かった。
打ち合わせばかりなので、半日はお客さんの応対で終わってしまう。
このお客さんの中に、大量にカシメを持ってきてくれた人がいる。
1年以上も前にも持って来てくれた人で、ちょうどカシメの在庫がなくなり困っていたところだったので、
その奇跡のようなことに驚いたものだった。今回も同じで、カシメの在庫がきれていた。
本当に奇跡みたいなことはおきる。
最近、僕には奇跡のような出来事が、確かに続く・・・・・・・・。
これは、やはり幸福ということだろう。
3 19
今夜も外食をしていた。
夜の7時半に駅前にいると、どこのお店も満席になる。
今日は3連休の前日で、そのせいらしい。
どこに入ろうかとうろうろしていて、ようやくカウンターの空いてるお店があるのを見つけた。
入ると、確かに混んでいた。混んでいるけど、きれいな居酒屋という感じではない。
メニューを眺め、チョッと驚いたのだけど、品数が呆れるほど多い。
あんまり多いので、アン肝などを食べる。
アン肝を人生で初めて食べることになったけど、これが、実に旨かった。
ついでに書くと、いろいろと注文をして、すべてが旨かった。
これは、少し珍しい。
こんなお店が近くにある。
これに気が付き、少し損をしていたと感じてしまう。
最近、不思議な夜をよく体験する。
春のせいだと書いているけど、それだけでもないな。
3 18
昨日書いたことを読んでいて、僕は世間のおばさん連中が、相当に嫌いだとつくづく感じた。
おばさんというか年配の女性が、相当に嫌いだとつくづく感じた。
と書きながら、今日の夕食を40歳を過ぎた女性とふたりで食べていた。
実は今日から妻が旅行で数日の不在が続く。
外食はそのせいだけど、久しぶりに車でファミレスに寄り、食事をした。
昨日、僕の前にいたおばさん連中と食事をすることは、とても正気で出来ることではないけれど、
今日僕の前にいた女性は、とても素敵な女性だった。
素敵な女性と書けば、僕の工房に来て作業をする女性は、年齢に関係なくみんな素敵な女性たちで、
ひょっとして、クラフトをする女性は、素敵になる何かを持ち合わせているんだろうなと、ずっと信じている。
実際、僕の工房に集まる女性たちはみんなきれいな人ばかりだと、よく人から言われたりもする。
人から不思議がられたりもする。
何で不思議なのかな?
3 17
昼に吉田君が来て、隣りの喫茶店で新しい教室の打ち合わせをする。
彼も少しだけどクラフトでお金が入るようになる。
昨日、近所のおばさん連中に趣味、趣味と連呼された。。
趣味とは僕の仕事のことで、近所のおばさんから眺めると僕は趣味を仕事にして生きているらしい。
僕ですら、そう言われることがある。
これは愉快なことではない。
10日にもこれに関連したことを少し書いたけど、つまりは、顔には出さないけど、殴ってやろうかと思う。
趣味と職業は両極端にあるものだけど、近所のおばさんから眺めると同じに見えるものらしい。
だから、そんな世間の中でクラフトという職業を成立させるのは至難なことになる。
書いてしまえば、世間はそうだから、この国ではクラフトとか「ものづくり」は死滅するか極端に細くなる。
クラフトを職業にしようと考える若い人には、だから、いい世間ではなく、いい環境でもない。
それは覚悟をしといた方がいい。
重ねて書くけど、僕ですら、いろいろな偏見を受けている。
もっとも、革のクラフトをするということと近所のおばさん連中とは何の関連もないので、
過剰に意識をするのは、馬鹿げているかも知れない。
この辺は、チョッと分らない。
3 15
日曜日は生徒が多い。
今日は同時に5人が作業をしていた。
お客さんもふたりが来る。
そうなると、工房の狭さに混乱をする。
春の気配が濃く漂う。
隣りの授産所の桜が咲いて、春の陽気を感じさせる。
今日の日付は15日で、ようやく確定申告の書類の作成を終える。
明日が提出期限で、期限ぎりぎりに書類を提出する神経は、2月に提出する人から眺めると呆れるかも知れない。
少しのんびりしたい。
3 14
生徒のイナが縁という言葉をよく使う。
確かにそうだと思う。
イナはここに来ていろんな人と知り合い、そして友達になる。
これはすべて縁があるから、そうなる。のかも知れない。
1週間前にナディアパークでイベントをした。
そこにタルが来た。タルが来てタルの弟が遊びに来た。
するとそこに中日新聞の記者が来ていて、タルの写真が新聞に載る。
1週間後にタルの弟が新聞に載る。こうしたのはタル姉弟とイベントに縁があったと書くしかない。
いつだったかタルが工房にいる時に僕の友人が僕の工房に遊びに来た。
因みに彼は滅多に来ないのだけど、何年ぶりかでここに来た。
タルもここにいつも来るって訳ではない。
友人はある高校で教頭をしている。その高校名を言うとタルが驚く。
その高校をタルの弟が卒業している。
名前は何ていうの?と友人は思い出そうとする。
で、少しタルの弟の話題になる。
そんな偶然もタルにはあった。
タルはここに縁があるんだろう。
先日、生徒の一人が僕の紹介であるクラフト教室の講師になった。
これは、僕の出た番組を観て、あるクラフト教室のオーナーが僕に相談をするために来た。
その相談が講師の件だった。
だから、おそらく僕が番組に出なければ、生徒も講師にならなかったかも知れない。
それが決まったのがナディアパークのイベント会場で、だから、イナはそれに立ち会う。
そんなこともあり、イナは縁だな・・・と感じる。
人は縁で繋がり、縁が人生を決めるということもある
縁は不思議な言葉だ。
3 13
本格的に雨が降っている。
雨の中をMさんが来る。
来て作業をしていると電話が鳴り、受話器を下ろすとお客さんが来ている。
お客さんは鞄の打ち合わせに来た。
この打ち合わせが長く、長い時間Mさんを外っておくことになる。
この長い時間のMさんの作業が気になって仕方がなかった。
Mさんはいつも気になる作業をする人だ。
そういえば、Mさんが芋のお菓子をお土産に来てくれたので、それを一緒に食べた。
とても甘いお菓子でした。
木曜日の深夜は「ありふれた奇跡」の録画を観ている。
このドラマも10回目になり、最終回が近づいている。
話の筋は、まあ、どうでもいいなどと書いていたけど、本当にどうでもいい話になってきた。
「ありふれた奇跡」というタイトルで気が付いたのだけど、現在、僕にそれが起きている。
ありふれたことだけど、滅多にない時間が僕の中で進行を始めている。
3 12
いろいろなことがおきる。
春なんだろうな。
確定申告が嫌いだけど、そうも言っていられなくて作成している。
期限には猶予がない日付になったいる。
それにしても、クラフトって利益が出ない仕事だと嘆いての作業になっている。
3 11
近所に「しゃしゃんぼ」というお店がある。
我が家とは少しだけ縁があり、たまにこのお店で飲んで食べる。
今夜、久しぶりに「しゃしゃんぼ」に出かけ飲んだ。
水曜日の夜は空いてるだろうと予想してお店に入るとひどく混んでいる。
混んでいるので座敷はやめて、カウンターにしましょうかとママさんは言う。
お店には座敷ではなく、カウンター席もあって、初めてカウンターで飲んで食べた。
座敷と違い静かな部屋にカウンター席があり、いい感じで飲んで食べた。
寒い夜で、夜道を歩くと風が冷たい。
今日は、何だか不思議な夜を体験したなと帰宅する。
3 10
先日、僕の生徒のひとりがあるクラフト教室で講師をすることが決まった。
クラフトをするとは、どうしたら作品が出来るかを考える作業で、実際の作業は付属のようなものになる。
時々、これに気がつかない人がいる。
教室で人に教えると、こうしたことにもぶつかる。
それに腹を立てないでいると、上手くゆくかも知れない。
作り方を思考する作業がクラフトをするということだと、ここに何度も書いている。
実際に手を動かして作業を進めることは付属です。
この付属と書いてしまう作業を見ていると、楽しんで仕事をしていると思う人がいて、
クラフトは楽な仕事だと思われる。
付属は付属なので、実際にも楽なものだ。
で、時々、人から楽しい仕事でいいですねなどとも言われる。
顔には出さないけど、殴ってやろうかと思う。
多分、人に見える部分は楽しいものだってことだろう。
これは、案外、すべてに当てはまるかも知れない。
3 9
バイク店のオーナーが来たので、隣りの喫茶店でホットドッグを一緒に食べる。
彼と世間は不景気だという話をしていた。
土曜日の昼時に栄の中心でランチを食べて、お店が満席でないのがチョッと以外な感じがした。
2年前のナディアパークは混んでいた。昼時を外して食事に出かけ、それでもラーメン屋は混んでいた。
栄にも人出は少ない。
クラフトの体験教室を開催すると、参加者は20分から30分ほどで作業を終える。
参加者の席は5人分だから、1時間で10人が作業できることになる。
これを6時間続ければ、参加者は60人になる。満席の場合はそうで、そんな計算で材料を用意する。
今回は、この材料の半分が残った。
つまり参加者は30人ということになり、席の半分は空席になった計算になる。
2年前はそうではなく、ほぼ満席が続いた記憶があり、調べると50人が参加したことになっている。
実に4割の減少が出た。
もっとも、前回の参加費は無料で、今回は500円の参加費が必要だったので、これも原因するかも知れない。
不景気ともなれば、500円が痛い場合もある。
収支のことを書くと、今回は30人が500円を支払ったので収入は15,000円になる。
主催者は駐車場の代金5,000円を支給してくれたので、総収入は20,000円になる。
支出は食事代と材料費、駐車場代で、これが15,000円ほどになる。
すると、利益は5,000円で、準備を入れた2日間の利益が5,000円。
イベントをするとこんな計算になり、これは赤字と同じで、絶句するか溜息が出る。
イベントをしても広告にも広報にもならないのが現実なので、さらに絶望感が出てしまう。
クラフト体験をイベントとして開催すると、この1、2年はこんな事態になっている。
出足がどうにも悪い。
終了間際には参加者で混むので、そんな印象を与えないみたいだけど、実際は体験ですら不景気感が漂う。
イベントのたびに負担が大きい。
不景気のことを書くと、僕は革の入荷先を変更した。
変更の理由は書かないけど、変更することで年間20万円ほどの差額が出た。
この20万円は大金だという話を日曜日に来ていた生徒と話していた。
生徒は普通に働いて、普通に苦労をしている。
そうなると20万円は大金になる。普通に生活していれば20万円は大金になる。
だから、入荷先を変更するだけで20万円の利益が出るのは、馬鹿げた話になる。
時々、さらに馬鹿げた人がいて、普通に人は月に100万単位で稼いでいると思い込んでいる人もいる。
お金の単位を実に簡単に言い、とても不愉快になる。
お金を稼ぐとはとても難しいことだ理解しているだろうに、そんなことを言う人もいる。
世間にポンと出され、月に20万以上を稼げと言われて、それが簡単に出来る人っているのだろうか?
就職せず、永続的な仕事をすることを前提にしてだけど。
3 8
今日の中日新聞市民版にクラフト体験の写真が掲載されて、タルが大きく出てる。
ああ、タルだと嬉しい気分になる。
タルが新聞に出てる。
3 7
ナディアパークで体験教室のイベントをする。
日差しは良く、ガラスの壁から暖かさが伝わってくる。
人出は2年前の開催時に比べ、比較しても仕方がないほどに出足が鈍い。
これは不景気のせいだろうと話し込んでいると午後2時半過ぎぐらいから人が集まる。
イベントは午後5時に終わるので、正味2、3時間ほどが体験教室という感じで、残りの時間は
生徒たちの交流会の雰囲気になる。
先生を務めてくれたのは僕の生徒たちで、いつも思うのだけど上手いなあ。
僕より断然上手いなあ。
午後、中日新聞の記者が来て、体験教室の写真を撮ったり取材をしてたりしていた。
最後に記者は僕のところに来ていろいろと話をする。
記者は僕の工房に来て取材をしたいと言い、了解する。
いつか記事になるかも知れない。
3 4
時々、僕はお客さんから先生と呼ばれることがある。
午前に先生いますか?と電話があって、妻が受話器を取る。
電話の向こうの人は僕のことを先生というので、妻は生徒と思ったらしく呑気に会話をする。
その会話を僕に言うけど、僕は要領を得ないので、誰って感じになる。
生徒さんよと妻に言われても分らないので、混乱をする。
混乱はこんなふうに始まる。
1時間ばかり生徒に顔と名前を思い出そうとして、諦める。
僕は生徒の名前を記憶しない場合が多い。
そういえば、先日も誰々だけどと電話が入る。
名前を言うけど、思い出せない。それでも話を合わす。
それがいいか悪いかではなく、僕はそういう性格なので仕方がない。
たいていは会話の途中で思い出すけど、思い出さないまま会話を終える場合がある。
先日は思い出せたけど、思い出すのはまれになる。
先日、樺山資紀のことを少し書き、彼は熊本鎮台の参謀長をしていたことを書いた。
西南戦争時の熊本鎮台の司令長官は谷干城になる。
谷は坂本龍馬が近江屋で暗殺された夜、近江屋の向かいにある土佐藩邸にいて、現場に最初に駆けつけた人と知られる。
この谷干城は土佐人になる、薩摩人の樺山がその部下として薩摩人との戦争の参謀長が努める。
熊本城攻防の最中の樺山の胸中はどんなだったかを想像をする。
西南戦争は西郷と大久保の私闘と言われることがある。
そうかとも思うが、戦死者の数字は1万人を超える。
1万人の戦死者は地方の反乱の死者数としては異様な数字になる。
武士の時代が終わったとしても国内では戦争があり、尋常ではない数の死者が出る。
複雑な国であるのか、西南戦争で武士の時代が終わるのか?
3 3
ひな祭り。
今日、ケイがマイカの写メを送ってきた。
しばらく見ない間に大きくなったマイカは、ケーキを頬張り、ころころしている。
今日、政治家の誰かがお金では買えないものがあり、文化財はそうしたものだというようなことを発言していた。
そうだろうか?
違うような感じがする。
3 2
春の気配が漂い、3月が始まる。
今年は暖冬だった。
時々、生徒と話していると、ぽつんという感じで唐突なことを聞き、えっという反射の声が出る時がある。
先日もそうで、今日もそうだった。
生徒は唐突にえっと声が出ることを言う。
白州次郎という人のドラマをNHKが放映を始めた。
興味があり、それを観ていて白州次郎の妻が樺山資紀の孫と知った。
樺山資紀は薩摩人で西南戦争時の熊本鎮台の参謀長を努めた人になる。
西郷隆盛率いる薩摩軍と政府軍として戦った薩摩人で、この時期についての小説に司馬遼太郎の「翔ぶが如く」がある。
この小説からの情景が浮かび、ああ、あの人かと思った。
白州正子はあの人の孫になるのかと。
このドラマは、ある見方をすれば、日本の上流階級の風景でもある。
この国には戦前までは上流階級という階層があり、この国を作りこの国を焼け野原にした。
上流階級には、どこかがどうにも重い部分がある。
ドラマの映像の重さは、それに関係するかも知れない。