4 28

「明治は遠くなりにけり」のはじめは何だったかと、ずっと気になっていた。
気になるので、調べてみると、「降る雪や」とある。
つまり、この句は「降る雪や明治は遠くなりにけり」になる。
この句は昭和11年出版の句集に掲載されているので、中村草田男は明治も遥かに過ぎた時代にこの句を読んだことになる。

中村草田男のこの句への共感は多い。
明治という時代へのへの共感なのか?或いは人の持つ普遍的な郷愁というもの象徴のような句だからか?と、それもずっと気になっていた。
懐かしむものは、時とともにさらに遠くへ遠くへと行ってしまう。

唐突な話だけど、
今日、「植木等さんに最後の別れ」という見出しが載る。
今年の3月27日に植木等さんは死去している。そのお別れ会の記事だ。
実は、僕は彼が死去したとの報道を知って、絶句したものだった。

何だか、途方にくれた感じさえしたものだった。
僕の持ついろんなものが、遠くへ遠くへ行き始めている。

4 13

最近、滅茶苦茶忙しい。これは相変わらずで、仕事の予定が予定にならず、いろいろとご迷惑をかけているお客様には、本当にすいませんと書きます。

僕のお客様はリピーターが多い。これは凄く嬉しい事実です。
最近、いろいろな注文票を眺めるたびに、仕事への自信とか安心が湧いている。


さて、夜になると予報どおりに雨が降る。部屋の布団にもぐりこんで雨音を聞いている。明日も雨は続くのか?

4 10

選挙が終わる。選挙が終わると平穏な町に戻る。
前回の知事選には僕が投票場に詰め、今回は配偶者が詰めた。
多分、今回以降の選挙で、僕と妻が投票場に詰めることはない。

東京の知事選の結果が気になっていた。
好みで選んでいいかは別にして、石原という人は僕の好みの人ではない。
浅野という人はさらに僕の好みから外れる。
名古屋に住んでいる僕には都知事の選挙結果は余り関係がなく、名古屋市会議員についての感想でもあればいいのだけど、
名古屋市会議員への感想なんて全くない。とは書いても投票はした。その結果を見て、驚いたことがあるのだけど、
得票数は名古屋市会議員となると1000票単位になり、1万票を超えることはまずない
この数字は意外で、そうした数字なのか。と変な気分。

4 5

キーボードとマウスを変えたらパソコンの調子が戻った。
そんなことで調子が戻るとは、少しばかりの驚きだった。これではこの数日間の苦闘ぶりを笑うしかない。

昨日、候補者が走っているなど書いた。
今日も走っている。どうも候補者の喉も疲労感がいっぱいで、呼びかける声が濁声に変わっている。
外で革の乾き具合を見ていると、選挙カーのスピーカーがまじかに近づいて来た。
選挙カーの前には3人の支援者が自転車で走っている。支援者は候補者の名前を連呼する。
自転車が我が家の前に来て、支援者が愛想を振りまく。
ついでに止まる。
えっと僕は声を上げる。その支援者って僕の友人だった。この友人は幼稚園以来の友人で、でも、何で?
3台の自転車と選挙カーが我が家の前に止まり、いくつもの顔が僕を見る。みんなニコニコしてお辞儀をする。

あー、選挙ってものすごく身近だ。

4 4

このところPCの調子が悪い。

今日、散髪をした。何が嫌いかといって、昔から散髪したばかりの自分の顔ほど嫌いなものはない。だから、今日は鏡さえ見ていない。
うー、頭が寒い。身体も寒い。今日は寒の戻りか?

今は選挙の最中で、毎日が騒々しい。外で煙草などをすっていると、選挙カーがよく走る。時々候補者も走っている。
眺めていると、選挙カーも候補者も僕の数メートル先を走るのだから、車に乗る人も走る候補者も実に愛想よく僕に手を振る。
僕もニコニコして手などを振る。すると、相手の愛想のテンションがさらに上がるのが分る。
桜の季節は選挙の季節か。何となく似合っている風景ではある。

4 2

煙草を買いに町内を歩いていると、車が埃にまみれているのが目についた。
これは黄砂だな。などと呑気に思い、歩いて、自動販売機で煙草を買って、それから振り返って驚いたんだけど、
駅前の高層ビルが霞んで見えた。すると急に息苦しくなった。息苦しさは感覚で、実際はそうでもなかったけれど、
黄砂って人体への影響ってないんだろうか?

先週、あまり愉快とはいえない電話が入っていた。はっきりと書けば不快な電話だった。
これは電話の相手が不快ということではなく、電話の内容が不快ということでもなく、
何だかこの人たちは何にも分っていないんだな。という拍子抜けしたような感覚から来る不快感。
ついでに書けば、それさえも電話の向こう側にいる人たちのせいでもないというのが、何とも切ない。


4 1

エイプリルフールの日。僕は嘘をつかないで過ごす。
ついでに誰も嘘を言ってくれないので、嘘を言ってよと僕が言うと郁チャンが面白い嘘を言う。

昨夜、僕の家にみんなが集まり、すき焼きなどを食べる。
どうも前日が徹夜のせいか、肉を食べ、ビールを飲んでしまうと眠くて仕方がなくなる。
宴の最中、ひどく雨が降る。
雷鳴さえ轟いて、その瞬間に家が揺れたりした。天候はそれほどに凄かった。
夜が更けても天候の悪さは続き、その天候の中をお客は帰る。みんな、無事に帰宅出来たんだろうか?

7時のニュースで、今日、静岡が31度を超えた夏日と知る。
エイプリルフールのニュースかと感じてしまうほどに、驚きのニュースだった。
今年の夏は猛暑の予想だけど、想像を超える猛暑になるかも知れない。これは恐怖感を伴う予感。

僕の弟子がもうすぐお遍路の旅に出る。24歳でそう決心した彼に敬意をはらう。
さて、僕は何を決心するのか?