12 30

仕事場を整頓をして過ごす。

午後3時、何となくおなかが空いて隣の喫茶店でホットドッグを食する。
そういえば、ここではよくホットドッグを注文する。
ここのそれが格別美味しい訳ではなく、何となくの注文で、いつも食べる時にケチャップだらけのウインナーを口からこぼす。
何故かいつもこぼすようにサンドされていて、だから、ここでこれを食べる時は、皿ごと口に運ぶ事になる。

店のママさんが、人がいないね。と言う。
この辺りの人の少なさが最近はさらに少ない感じがして、犬さえ散歩をしない。
今日が12月30日の土曜日というせいかも知れない。ホントに人は誰も通らない。
そんなに人が少ないので、学区の統合の話が出る。
この話は何年も前からの話だけど、何年も前の話が軽いジョブなら、最近出ている話は思いパンチという感じがして、
何だかそんなふうになりそうだ。
とにかく、この近辺には人がいないので、結果的に児童数が少なく、近辺の学区も同じことで、統合は自然な感じがする。
僕は、ここに住んでいるけど、ここの小学校を卒業している訳ではなく、小学校が消えてしまうことには抵抗感はない。

さて、明日は大晦日。
いいこともあって、悪いこともあった年度も明日で終わる。


12 25

クリスマス・イヴ
と書いても、何にもないな。と思っていたんだけど、そうでもなかった。

「藁の棲」での体験教室が24日の開催で3回目になった。
クリスマス・イブの体験教室の話。

僕の体験教室って、多分、半端ではない。
毎回、「藁の棲」での体験教室で、ひとりの体験時間を1時間半程度に予定しているのだけど、これは無視されて、
たいていは3時間ばかりになる。3時間を製作にかければ、確かに満足な作品も出来上がる。
初めての人でも、製作するものにこだわれば、時間的にはそうなるし、場所があれば、それで構わないという僕の態度もある。
そう、構わないんです。誰もがクラフトを体験出来て、クラフトで遊べて、クラフトに満足できれば。
そんな訳で、24日の体験クラフトに来た人は、みんな笑顔で帰っていった。それを見て、僕も笑顔になる。
みんな遠方から来てくれる。また逢えて、一緒にクラフト出来たらいいな。などと考えたりもするのだけど、みんな遠方だな。
だから、無理かも知れないな。だったら、やはり笑顔で別れるしかないのかな。

いい気分のまま、「藁の棲」の前にあるスーパーに行く。これはクリスマスケースがあるかを調べるためで、ついでに価格も調べてみる。
夕方5時を過ぎれば、ケーキは半額セールになっていて、半額処分のクリスマスケーキの山が出来ている。
早速、1番大きなサイズのケーキを買う。「藁の棲」には生ちゃんと藤澤夫妻がいて、一緒にクリスマスパーティをしようよと約束していた。

このパーティが、案の定というか、予定通りというか、まあ、この4人が集まると、多分、余人は入り込めないことになる。
僕の家族すら、入り込めない感じがしてしまう。そう、いつも、何だか、独特の空気が流れ出す。
この4人のおしゃべりの内容は、ある意味では何事かに対して重要であったり、そうでなかったりするけれど、この日の席でも、何事かへの話が出た。
これは、来年2月に名古屋で開催される大きなイベントの企画で、現在、藤澤君がそれに奮闘中で、生ちゃんが横からアドバイスにならないようなアドバイスを入れる。
そんなアドバイスは、藤澤君が無視すればいいのだけど、藤澤君は藁にすがりつく感じで耳を傾ける。
ところで、生ちゃんと藤澤君は、どういう関係なんだろうかと、考え込む時も僕にはある。

この企画については、来月には、僕のHPでも詳しく書きます。

さて、夜も更けると寒くなる。
12月も残り1週間となり、もうじたばたしなくなる。


12 19

日曜日に来た生徒が、ここは安いですね。などと言っていた。安いとは授業料のことで、他に比べれば、安いそうだ。
そうかも知れないし、そうでないかも知れない。
安いついでに書けば、先月、「藁の棲」で体験教室を開催した時は、キーリング製作は無料にしてしまったので、確かに安いとか高い以前の話にはなる。
ついでを続ける。
イベントでの僕のクラフト体験は、300円とか500円で参加出来るので、割安感があるらしい。
利益が出ますか?と聞かれる時もあるけれど、何で利益を出す必要があるのか?という返答で済ます。
大体、イベントでの講師は、僕の生徒さんたちがして、彼らとか彼女たちはボランティアでしていることで、利益を出して、僕が喜んでも仕方がない。
イベントではクラフト体験の講師は生徒さんたちと書いたけど、僕のところに通う生徒さんたちは2時間程度の講習で、クラフト体験の講師が出来るようになる。
そんな教え方を僕はしている。
2時間です。2時間あれば、クラフト体験のインストラクターは可能です。

ところで、インストラクターで連想される仕事を僕はしていない。
僕の教室は他と違いますね。とよく言われるのは、僕にはインストラクターの意識がないせいだろう。
僕には、人を指導して、それをお金に換算することにはあまり興味がなく、他の何かにひどく興味がある。
その興味があることを詳しく書くことは、どうにも難しいのだけど、つまりは人間関係の濃さのことだ。
先生と生徒の関係というよりは、師と弟子の関係とかそうしたもので、そうした言葉で連想される何かにひどく興味がある。
その興味が元になって、人にクラフトを教えている気配が、僕にはある。
師と弟子に金銭関係は必要ないだろう。

12 18

クリスマスまで1週間となる。
クリスマスが過ぎれば、すぐに大晦日を迎えるのだから、いよいよ、今年は過ぎる。
僕は、溜息をつく。

今日の午前は風が強く、我が家の前は枯葉の吹き溜まりの気配がして、配偶者は掃除をする。


午前の生徒は、二日酔いで疲れた感じ。電話をかけてきた生徒は、どうもノロウイルスに感染したと言う。
僕の体調は悪くない。時間があれば、ひたすら睡眠しているせいかも知れない。

12 15

12月も半分を過ぎてしまうと、実にせわしくなる。いつも焦りがあるのだけど、焦りはさらに強まるのが分る。
焦りが強まってもいいことはないので、どうともでもなれと、呑気に構える。

最近、夜にしか通えない生徒が続いて、結果として遅い夕食が続く。
通う生徒は、さらに遅い夕食になる筈で、習うということも大変なことだ。
僕のところに来る生徒は、みんな遠方から来る。遠方から来るということは、往復にそれだけ時間をかけているということで、
それで、半日とか一日は過ぎてしまう。
それを無駄にしないように、みんな熱心で、僕もそれにつられる。ここは少し熱っぽいところかも知れない。

12 11

眼鏡変えましたね。と言う人が、今日、現れた。
そういえば、僕はもう1ヶ月も以前と違う眼鏡をかけている。印象が違っていますよ。と言われたけど、眼鏡に気が付く人もいるんだ。
それとも、気が付いても誰も言わなかっただけかな。

夕方に近い頃、ひとりの生徒が帰り、入れ違いのように別の生徒が遊びに来る。ちょうど休みたかったので、彼と隣の喫茶店に行きおしゃべりなどをして息抜きをする。

最近、変な夢ばかりを見ている。
迷子になる夢だ。知らない町で迷子になる夢だ。
鮮明に覚えている夢の中でいつも迷子になって焦っている。
例えば、こんな夢。
どこかの町のどこかの家にいて、どうもそこが僕の家らしく、それでいて、知らない人がいる。
僕の知らない人なのだけど、その人たちは僕を知っているらしい。どうも僕の新しい家族らしい。
それでいて、僕を無視して食事などをしている。僕も食卓にいて、無言で食事をしている。
食事が終わり、僕は無言ままに家の玄関から外へ出る。
出て、誰かを探す。探したいのは僕の子どもだと気が付いたのは、さっきまで家に僕の子どもがいて、出かけて行ったからだ。
そんなことさえ気が付かないでいた。不安だった。
探しに外へ出て、少し歩いて四つ角に出た。どの方向へ行ったんだろうかと辺りを見る。誰もいなくて、見当を付けて左に曲がる。
それから僕は迷子になる。そもそも知らない町なのだ。子どもがどこにいるかも帰る家がどこにあるかも分らなくなる。

12 7


夕食は鍋だった。
家族と食事をしない親がいるみたいだけど、我が家では信じられない話で、下手をすると3度の食事と1度の夜食が
息子と一緒になる日もある。これ、ホントに下手をするとの話。
そういえば、毎日2度は配偶者の作る食事を食べている。作る方もいい加減、厭きているんだろうな。


疲れてた。疲れを思い出して、食事を連想した。
今日、時間差で4人の生徒が来た。生徒は東海市、一宮市、岐阜県可児市、それから春日井市から来た。
4人が別々の作品を作り、僕は巨大な2個の鞄を作っている。僕の頭の中が混乱しないのが不思議な感じで、
頭の中は混乱はしないけど、疲労はするらしい。腹がへる。


12 5

気が付けば12月も5日に入る。
時間が過ぎるのは、余りに速すぎて、時間にさえ怒鳴りつけたい気分を味わっている。

毎月5日には住職が実家に来る。だから実家に寄るのだけど、実家は寒い。あんまり寒いのでヒーターで部屋を暖める。
今年初めてのヒーター。実家は何であんなに寒いんだろう?

さっきまで、HPで硫黄島で戦い捕虜になった人の手記を読んでいた。読んだ感想は強くある。
ところで、この戦争についての映画がもうすぐ公開される。「硫黄島からの手紙」という題名で、このハリウッド映画の評判は日本ではすこぶるいい。
見るべきなんだろうか?