4 24

このところ天候はすぐれず、明日も雨という。

夕暮れの名古屋空港は小雨模様で視界は悪い。
僕は妻とふたりで国際線ターミナルの展望台にいて、5時20分発のキャセイ航空の旅客機が
離陸するのを眺めていた。
躊躇することもなく旅客機は5秒ほどの疾走をし、視界から消え、爆音が遠ざかるのを
夢を感じるように感じていた。

人生にはこうした瞬間もある。

4 18

気温は初夏を思わせる。実際に各地で30度を超えて夏になる。

最近、歯が痛かったり、腰が痛かったりと大変で・・・・・・・・。

4 17

月曜日、ある人と喫茶店でコーヒーを飲む。異常はなかった。
火曜日、朝のコーヒーを飲んだ瞬間に激痛が来た。激痛は5分ほどで治まる。
以降熱いものを飲むたびに訪れる激痛が苦痛になる。これは相当にまずい事態です。
激痛は奥歯に来てた。
歯痛がこんなに突然に来るものだとは知らなかった。予兆もない。
水曜日に歯医者に相談に行く。症状を言って、レントゲンを撮る。
此処で歯医者が首をひねる事になる。実は奥歯3本は以前の処置で神経がなかった。
神経がなくても痛む場合もあるそうで、ただそれとは違うらしく、30分ほどあれこれ調べてみる。
結局奥歯ではなく、前歯に近い歯が悪いらしいと、その歯の神経を抜く。
従って次の事態になった。
麻酔が切れた頃から神経を抜いた歯とさらにその奥の歯がうずくように痛み始めた。
うずく痛みは永遠に持続する気配。何ということかと呪いたい気分。呪う相手がいない複雑さ。
で、酒を飲んで寝た。寝れるのは痛みが軽いせいだろうと思う。

本日の朝、歯痛はなく、熱いコーヒーも飲めたので、昨日までは何だったかと不思議に思う。

4 14

4月の半ばになる。もう本当に春ですね。実に気持ちのいい天気。

今日、どこかの雑誌が広告の掲載に電話をしてくる。
先に案内を此処に郵送をしたのでと言っていた。確かにそんな郵便物が来ていた。
読まずに捨てたけどその郵便物を元にした件だった。無論、お断りをしましたけど、その理由さえ、
電話の向こう側の女性は聞いてきた。別に腹も立たないけれど、丁寧に応対したつもり。
断ったのは掲載料金が原因ではないけれど、何で断わる理由に付いての説明をしなくてならんのかと
考えながらの応対でした。
勝手な時間に電話を入れてセールスをする。勝手に広告を郵送して読んだでしょ?などと言う。
読むはずもなく、断れば、理由が欲しい。などという行為は傲慢ですよ。
で、この傲慢なセールスが最近、実に多い。
そういえば、たて続けにホームページ作成の電話勧誘が2件ありました。
電話の向こうからの話をしばらく聞いていると、笑えて来るんだけど、笑わないで、もっともらしく聞いている。
本当に電話セールスは騒々しいほどに話す。騒々しい中に此方も声を入れ、電話を切る。
切ったあとの気分は良くはない。
あのね、相手のある仕事は相手の気分を良くして成立するもんだよ。

昔、此処にクリーニング店のチェーン店の勧誘セールスが来てたことがあった。
ここは店舗だから一部をクリーニングの取次ぎにしてくれないかというセールス。
暇だったので、話を聞いていたら、話はどんどん膨らんで、つまりは一部ではなく店舗全体を
クリーニングの取次ぎ店にしないかと、滅茶苦茶な話になってきた。
話していたのはどうもそのチェーン店の社長らしく、グラフさえ見せたりしたもんでした。
この地域はこうした地域だから、このぐらいの収益があって、どうのこうのと言ったりしていた。
(無論、その人の話していたことは間違いだらけで、当たり前の話ですけど、その人より僕の方が
遥かにこの地域は知ってます。予想収益は希望収益のことで希望は彼の遠い夢みたいなもの。)
話疲れた頃に僕も話ましたけど、そして、帰って貰いましたけど、やはりあの人は何かが根本的に
足りない人だとつくづく思ったりしたものでした。
何で、足りない人かといえば、僕が「革工房」を潰してクリーニングの取次ぎの主になりたいか?とは
聞きもしなかったからです。そうした交渉する基本を考えもしない態度は交渉する人としては
どうしようもないものです。それからさー、自分が収益で仕事をするタイプの人間だからと言って、
誰でもがそうした人間だと断定するのは、やはり傲慢だよ。
はっきりと書いてしまうと、この工房は金額で仕事を選ぶことはない。
(もう少し書いてしまうと、料金を無料にしてしまうことも結構ある。)
ただお客様を選ぶ場合が、ごくまれにあります。10年に1回ぐらいの割合で。

4 12

昨日からの雨は今日の朝になっても止まず、夜にようやく止んだ。
深夜、コンビにまで煙草を買いに歩く。
最近、後方から静かに走り寄る自転車の気配に敏感になったりするのは、通り魔のせいかと苦笑する。

さて、4月も半ばの土曜日で、明日はこの地方の投票日。
つまり選挙なのだけど、本日で選挙運動も終了なので、街には静寂が戻る。
選挙って、何であんなに騒々しいのかと、選挙カーが通るたびに思うのも今日で最後です。

唐突な話ですが、自分が何者かと考える時がある。
よく間違われますけど、僕は鞄屋ではありません。鞄職人でもなく、
従って職人の世界も知らず、工芸の世界も知りません。
芸術には程遠く、さらに店舗経営者でもなく、だから、接客という行為を知らなくて、
また教室は開講してますが、講師という訳でもなさそうで、
つまりはなんだろうかと、よく考えるが分からない。人は適当に呼んでくれるけど。

4 10

戦争が始まり、戦争が終わる。戦争は3週間ほどで終わる。
首都の陥落と支配者の偶像破壊は戦争の終了を実に端的に表現している。
以後、戦後処理という戦争以上の困難な仕事が残る。

この戦争でアメリカの傲慢さと独裁者の無能ぶりには唖然とし続け、国連の存在への無意味さには恐れさえを
感じてしまう。国連という機関は平和な時代に平和を希求する強さがあるにしろ、
平和な時代は戦争という暴力には、どうにも弱い。

話は変わる。戦争があったとしても、野球は始まり、松井はアメリカで野球をし、その報道に興奮をし、
桜は咲き、そして散る。食卓の料理が変わることもなく、家庭は至って平和に過ぎている。
さて、何が主張出来るのだろうか?

4 5

土曜日はいつも雨。夕方になるまで雨は止まず、風も強くふいた一日。寒かった。
この雨と風で桜も散るんだろうな。

仕事部屋を整頓した。あまりに乱雑で生徒が作っていた作品さえ探すのに苦労したせい。

4 3

桜は満開。風に吹かれて桜の花びらが舞うよ。

校庭に咲いた桜を眺め、歩いた。