寿星梅(梅干し)

 園祖 佐原きくうが梅樹三百数十本を植え、「梅は百花にさきがけて咲く」と酒井抱一が名付けたといわれる百花園。

 その中の老樹を徳川田安候が、隅田川七福神の福禄寿尊にちなみ「寿星梅」と命名され、また、園内で採れる梅干しも「寿星梅」の商標でお土産といたしておりました。

 「お茶きこしめせ 梅干しもそうろうぞ」国文学者加藤千陰が、百花園のために詠んだように、新梅屋敷とも呼ばれた百花園と梅干しは切っても切れない仲です。現在は、公園となったため梅の実は鳥達の餌となり梅干しを作っていませんが、老梅樹をあしらった器に入れてお土産といたしました。

定価 1,000円

 

名菓 百花園

 戦災からの復興を記念してつくられた、麦・抹茶・南京豆の三色の落雁です。麦には、お月見の会を表す「ススキと月」、挽き茶には、源氏香の中から「鈴虫」を借り「虫の音を聴く会」を、南京豆には隅田川を象徴する「都鳥」がデザインされています。

定価 200円

 

  都鳥箸置き

 百花園には、戦前まで「東窯(あずまかまど)」という窯があり、隅田川の土でお土産として都鳥の箸置きや香炉などの焼き物を作ったり、現在で言う楽焼きがおこなわれていました。お土産の「都鳥箸置き」は、当時のものを型どり、つがいで寄り添う可愛い姿が評判となっております。東窯では、乃木大将も自作の酒器を焼き、百花園のひとときを楽しんでいたと言われています。

定価 660円(1つがい)

  都鳥携帯ストラップ

 隅田川に飛びかう都鳥(ユリカモメ)は、在原業平が「名にしおはば いざこととはん みやこ鳥 わが思ふ人は ありやなしやと(伊勢物語)」と詠って以来、「離れていても男女の想いをつなぐ鳥」として江戸っ子に親しまれてきました。

 この陶器ストラップは、百花園開園200年を記念し、「都鳥箸置き」をモデルとし、二人をつなぐ都鳥の想いを携帯電話に込めて作られました。横向きが彼女を気遣う男性です。

定価 1,000円(1つがい)