アンケート結果発表

*1998年封切り映画人気投票結果*




みなさま、おまたせいたしました。1998年封切り映画人気映画投票の結果発表です。1998年11月12日からウェブサイト上でよびかけ、12月20日に投票を締め切らせていただきました。対象作品は原則的に97年12月から、98年11月までに日本で公開された作品、該当作品はそのなかから選ばせていただきました。 →投票用フォームをみる

まず、投票総数ですが、合計51票でした。はじめてのアンケートにしてはまずまずというところでしょうか。投票して下さった方々、本当に貴重な時間をさいてくださって、ありがとうございました。また、「封切り映画」ということで、今年は劇場に足をはこんでいないので、とわざわざメール等でおしらせくださた方が複数。わざわざありがとうございました。来年も無事このサイトが存続し(するつもりですけど)、アンケートが実施できましたら、是非投票してくださいね。いろいろなライフスタイルがあり、また生活環境によっては、封切り映画って、なかなかみづらいものではあります。結果をみていただくとおわかりになるかと思いますが、けっこう日曜洋画劇場系やビデオ作品もはいってきているので、あまり封切りというコトバにこだわらず、つぎの機会はお気軽にどうぞ。集計しづらいので、該当作品は原則的に封切りとしたまでなのです。

まあ、前書きはこれくらいにして。これが結果です! Moviespottingをおとずれるみなさまが選んだ入魂のタイトルは以下の通り。

作品部門
第1位 『フルモンティ』(18票)
第2位 『シューティング・フィッシュ』(11票)
第3位 『ブラス!』(10票)
第4位 『LAコンフィデンシャル』(6票)
同  『普通じゃない』(6票)
第5位 『ブギーナイツ』(4票)
同  『オースティン・パワーズ』(4票)
同  『ガタカ』(4票)

投票形式として、1人3作品までえらべるようになっていました。これがすくなかったとおっしゃる方もおいでになれば、多いとおっしゃる方もいらして。結果、3本でよかったようです。1本目に最大多数ならこれ、というのをえらんでおいて、2、3本目に個人的にひかれた映画をあげてくださった方が多かったからです。

『フルモンティ』 この映画の人気はダントツでした。この映画は昨年末公開だったのですが、そのように不利な条件をなにするものぞの第1位。(もっとも異例のロングランで夏まで公開されていたのはご承知のとおり。)アカデミー賞にもノミネートされたこの作品、失業した男たちの誇り高き悪戦苦闘ぶりに泣き笑いさせられて、まさに文句なし、今年の映画ベスト1です。(誤植がありました。12月28日アップしたとき、13票としたのは、18票のまちがいです。訂正してお詫び申しあげます。)

『シューティング・フッシュ』 かわいいコメディ作品が、ここまで票をのばしたのは、けっこう意外だと思った方もおおいのでは? あとあじのよさが人気のひみつだったようです。あと、ケイト・ベッキンゼイル以下、キャストがとてもキュートでした。

『ブラス!』 これも世評では大変人気のある作品。しかし、メッセージ色の強さが嫌われたのか、おもったほど票がのびませんでした。しかし、助演男優の部をもうけたら、ピート・ポスルスウェイトさんが1位になったかもしれませんね。このストーリーを日本でリメイクしたら、松竹大船調をとおりこしてお涙頂戴になるのは必然。そうはならないクールさがよいところでしょう。ブラスバンドの音楽も魅力的。

『LAコンフィデンシャル』『普通じゃない』 すごいですね。なぜこの2作がならんだのかな。『LA』はハリウッドものとして大健闘。やはりキャスト、脚本、すべて満点のつよみ。ハリウッドものにしては主役がオーストラリアンだったりと、既存のUS俳優にこだわらずに存在感のあるフレッシュな役者をそろえたところが芝居好きの心をおおいにくすぐって第4位。『普通じゃない』は、ユアン主演、ダニー・ボイル監督で本来ならもっと票をのばすべきところだったのでしょうけれど、作品そのものが才気ばしりすぎちゃったためか、万人にはうけいれられずに第4位。ねらいはよかったんですけどね。

『ブギー・ナイツ』『オースティン・パワーズ』『ガタカ』 これはなかなかにすごいラインナップ。ばらけた票のなかで、すくないとはいえ、これだけ票をあつめるのは大変なのです。魅力と意外性の第5位といえるのでは。

得票数をみて、ずいぶんすくないのに上位なんだな、と思われたかたも多いのでは。そう、名前があがった作品だけでじつに68本。多種多様な映画のなかから複数票を集めるだけでけっこうまれだったのです。以下は名前のあがったものです。

得票数4票 『フェイス』
得票数3票 『オスカーとルシンダ』『踊る大捜査線』『仮面の男』『スウィートヒアアフター』『タイタニック』
得票数2票 『アベンジャーズ』『一番美しい年令』『ウィンター・ゲスト』『キャリア・ガールズ』『キューブ』『グッド・ウィル・ハンティング』『この森で、天使はバスを降りた』『ツインタウン』『トレインスポッティング』『ネネットとボニ』『パーフェクト・サークル』『プライベート・ライアン』
得票数1票 『アブノーマル』『イル・ポスティーノ』『ウェルカム・トゥ・サラエボ』『うなぎ』『カルラの歌』『河』『がんばっていきまっしょい』『ガンモ』『GO NOW』『恋するシャンソン』『恋する惑星』『私家版』『シークレット・嵐の夜に』『司祭』『シティ・オブ・エンジェル』『十二夜』『スネーク・アイズ』『スライディング・ドア』『セブン・イヤーズ・イン・チベット』『Taxi』『ティコ・ムーン』『ディアボロス』『トゥ・デイズ』『ドーベルマン』『ドライクリーニング』『バタフライ・キッス』『初恋』『鳩の翼』『バンドワゴン』『ビッグ・リボウスキ』『ビヨンド・サイレンス』『プロバンス物語・マルセルの夏/マルセルの城』『ペダル・ドゥース』『ボクサー』『ぼくのバラ色の人生』『真夜中のサヴァナ』『ミセスダウト』『ムトゥ・踊るマハラジャ』『友情の翼』『LOVE etc...』『レインメーカー』『ワイルドバンチ(オリジナル・ディレクターズ・カット版)』

『フェイス』は、得票数4票でしたが、まだ公開されていない地域も多く、一応上位の選からはずしました。『鳩の翼』もそう。しかし、数週間でもう4票。人気ありますね。

3票集めたタイトルはものすごいくみあわせになりました。大メジャーとアートシアター系の大激突。『踊る大捜査線』以外には主役級で英国人俳優がでているという共通点がかろうじてあります。『踊る大捜査線』、私はみてないのですが、おもしろいらしいですね。邦画で唯一複数票を獲得。

あとはタイトルみてるだけで楽しいです。リバイバルものもけっこうはいってます。『スネーク・アイズ』とか、まだ日本で一般公開されてないようなものもありますね。あなたがあげたタイトルはちゃんとはいっていますか? そして、あらたに気になるタイトル、ありましたか? 

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