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マウ筋

2008.06.21 (土)

あらゆるアプリケーションにマウスジェスチャを付加
「マウ筋」ver. 1.33
■フリーソフト
■動作環境: Win95/98/Me/2000/XP/Vista
■公式サイト: ピロ製作所
■レジストリ: 使用しない
■対象: 初心者~
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 たとえば、ウェブサイトを見ている時の話である。
 検索サイトで何かを探し、キィワードをたよりにどこかのサイト(ホームページ)に進んだとしよう。ところが、少し見てみるとどうも目的の情報はなかった。もう一度、検索結果のページにもどりたい。
 この時、我々はどうするだろう。
 カーソルをウィンドウ上方にある「←(もどる)」というアイコンまで持っていき、クリックするはずだ。
 では、ネットでの情報探しを終えてウィンドウを閉じる時はどうするか。
 マウスカーソルを右上にある「×」マークまで持っていき、やはりクリックして終了するのが普通であると思われる。
 これをもっと手早くやれないか。そこで生まれたのが「マウスジェスチャ」だ。

 マウスを右クリックしながら、漢字の「一」を右から書くようにスッと左方向へ動かす。
 これで「←(もどる)」のアイコンをクリックしたと同じ効果が現れたらどうか。
 同じように、マウスを右クリックしながら、アルファベットの「L」を描くように下、右とマウスをすべらせていったとする。
 これが「×」マークを押して閉じるのと同じ効果を生んだらどうだろう。
 マウスジェスチャとは、右クリックした状態で決められた図形や記号を描いたとき、決められたアクションを起こそう――という思想の元に開発された。
 考え方としては、格闘ゲームなどのコマンド入力に近いものがあるかもしれない。
 十字キィを「下」→「斜め右」→「右」と押すと同時に「Aボタン」で技が出る、というようなものがそうだ。

 このマウスジェスチャは、一部のアプリケーションで既に実装されている。
 マウスをあっちこっちに大きく動かし何度もクリックするような動作を伴わずとも、軽く手首をひねる程度の手間で色々な操作ができることから、多くのユーザーにたいへん重宝されている機能だ。
 だが、開かれたフォルダを「右クリック」+「↓」+「→」のコマンドで閉じることはできない。実際にやってみてほしい。何も起こらないはずだ。
 フォルダやエクスプローラが「マウスジェスチャ」の機能を搭載していないからである。
 こうした対応していないものに「マウスジェスチャ」の効果を無理やり持たせてしまおう、というのが今回紹介する「マウ筋」である。
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