「アルバム レポート」

「Billy Branch and the Sons of Blues」 2002/12/07up

 ビリーブランチ(Billy Branch)の新譜です。今年のBLUES PARADISE 2002 @ 渋谷AXでのライブは、非常に好印象だったので、期待したアルバムです。

 ハープファンとして、まず、目を引くのは、ジュニアウェルズの専売特許の「Messin With The Kid」ですね。これは、ジュニアとは、また違い、ビリーブランチの豊富で細かいソロフレーズが聴き所でしょうか。これに、メドレーで続く、「Next Time You See Me」と、全体を通して、曲調と雰囲気を含め、楽しめる感じのアルバム構成です。メジャースタンダードが多くカバーされており、B.B.Kingで有名な「The Thrill Is Gone」、Little Bitこと、「I Don't Want Much」、最後は、「Sweet Home Chicago」で締めくくる。

 個人的には、インテリな感じがしてならない、ビリーブランチですが、彼のアルバムの嗜好性や方向性は、明確で分かりやすく、ブルースの流派にこだわらない楽曲をエントリーしてくるので、ブルース(ハープ)のアルバムが初めての方にもお勧めです。

「Billy Branch and the Sons of Blues」
Blue Sun Productions BS1035 http://home.attbi.com/~billybranch/
01 Crank It Uo/Baby, Scratch My Back
02 Shake, Rattle & Roll
03 The Thrill Is Gone
04 Nick's Groove
05 Let's Straughten It Out
06 Messin With The Kid/Next Time You See Me
07 Tribute To The Boogie Man
08 I Don't Want Much
09 Who Done It?
10 Sweet Home Chicago


「BLOW HARP ブルースハープをブロウしよう!」
Blues Harp , Harmonica, 10-Holes , ブルースハープ , ハーモニカ ...